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ふと思ったんだが指し手から元のプログラムを推測できるなら、同じ局面では同じ結果が返って来る物なのだろうか。制限時間で思考を打ちきる場合は別にして、相手の思考時間の長短で手を変えてくるとか、敢えて悪手を選んで相手を混乱させるとかの機能は実装されていないのだろうか。
>敢えて悪手を選んで相手を混乱させるとかの機能は実装されていないのだろうか。
相手が人間だったらそういう姑息な手も効果は薄いが「ある」だろうけど、相手がコンピュータだったら不利局面に自ら陥る利敵行為にしかならない。
>相手の先読みを無効にする効果はあるかもよ。
それ、意味がない。「相手の読みを外すために、自分の読みでは劣勢となる手を選ぶ」時点で単なり利敵行為。逆に言えば、「自分が劣勢になる手を元にした無駄読み」前提なわけだから、コンピュータ相手としては意味がないってことになる。相手が切り捨てた手を再度検索の原点にするだけで、すでに劣勢でそこから読み負けを拡大するという悪手でしかない。
>でもチェスでは全幅探索が当たり前なんだったっけ?
目の前1手か3手レベルは全検索で、そこで評価がダメなのを捨てるというのはチェスに限らない。そこで、劣勢にしておいて読み比べというのが、戦略として終わっているってことです。
>読みはソフトごとに違うので、ワンチャンスの可能性はゼロではないと思います。
ゼロでないとして、それが有意な確率であることをどう読むかだね。
>敗勢の時に勝負手を発見して、
勝負手という概念はそもそもないからね。必然手/最善を読み、それを粛々と指す。
>相手がそれを読みきれず次の一手を発見できなければ逆転の目がある
コンピュータでは、基本、発見していない手順は少なくて、ある手の効果が低いということでそこで捨てるわけです。前提として発見という意識は、コンピュータ将棋ではないと思った方がいいですよ。
>頓死覚悟の逆転を狙うような感じ。
詰めの読みは結構高度で確実。頓死筋があると、読みが収斂されちゃい、まさに利敵行為でしかないわけな。
>たとえば9手必死なら相手は読めないと判断するケースがあってもいいと思います。劣勢になって、しかも相手が読めないで、自分が読めているというケースは、ありえなくないけど、そんなことをするよりはもっとましな手があれば、それを選択するだろうね。
>勝負手というのは、ハイリスクハイリターンの手、という意味なので実装は不可能ではないはずです。
相手が王手筋にとびだしてくれることを望むに近いことですね。基本、ハイリスクな手を刺さなければいけないなら、それを指す。
>コンピュータ将棋には数手先で読みを打ち切る水平線効果がある
それについては、読み先の評価で基本、打ち切る先は相当先になります。
>仮に水平線の向こう側で頓死するとしても、それに気づかなければ、
自分は気づいていて、相手が気づかないというのは、劣勢になったとしたらそれはムシがよい考えにすぎませんよ。
>読みの深さに自信のあるプログラムは相手の水平線効果の限界を弱点として利用できる、
水平線がずっと先だから、劣勢になったという事実の裏打ちのひとつであるわけです。その局面だけ、自分が相手より読んでいるという考え方は、ヘタレなギャンブラーさんが「最後の一発になれば逆転するんだ」と言っているに等しいわけです。
>考えられる気がします。
つまりは、なぜ負け込みになるかを考えないとだめなわけですよ。
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人生unstable -- あるハッカー
ゆらぎは無いのか (スコア:0)
ふと思ったんだが指し手から元のプログラムを推測できるなら、同じ局面では同じ結果が返って来る物なのだろうか。制限時間で思考を打ちきる場合は別にして、相手の思考時間の長短で手を変えてくるとか、敢えて悪手を選んで相手を混乱させるとかの機能は実装されていないのだろうか。
Re: (スコア:1)
>敢えて悪手を選んで相手を混乱させるとかの機能は実装されていないのだろうか。
相手が人間だったらそういう姑息な手も効果は薄いが「ある」だろうけど、
相手がコンピュータだったら不利局面に自ら陥る利敵行為にしかならない。
Re: (スコア:2)
相手の先読みを無効にする効果はあるかもよ。
#でもチェスでは全幅探索が当たり前なんだったっけ?
Re: (スコア:1)
>相手の先読みを無効にする効果はあるかもよ。
それ、意味がない。
「相手の読みを外すために、自分の読みでは劣勢となる手を選ぶ」時点で単なり利敵行為。
逆に言えば、「自分が劣勢になる手を元にした無駄読み」前提なわけだから、
コンピュータ相手としては意味がないってことになる。
相手が切り捨てた手を再度検索の原点にするだけで、すでに劣勢で
そこから読み負けを拡大するという悪手でしかない。
>でもチェスでは全幅探索が当たり前なんだったっけ?
目の前1手か3手レベルは全検索で、そこで評価がダメなのを捨てる
というのはチェスに限らない。そこで、劣勢にしておいて読み比べ
というのが、戦略として終わっているってことです。
Re: (スコア:0)
読みはソフトごとに違うので、ワンチャンスの可能性はゼロではないと思います。
敗勢の時に勝負手を発見して、
その手を指すと最善手で迫られたら10手後に必死をかけられて負けだけど、
相手がそれを読みきれず次の一手を発見できなければ逆転の目がある、
というとき、それをソフトが選択するのが正解の場面もありそう。
最善の粘りではなく、頓死覚悟の逆転を狙うような感じ。
Re:ゆらぎは無いのか (スコア:1)
>読みはソフトごとに違うので、ワンチャンスの可能性はゼロではないと思います。
ゼロでないとして、それが有意な確率であることをどう読むかだね。
>敗勢の時に勝負手を発見して、
勝負手という概念はそもそもないからね。
必然手/最善を読み、それを粛々と指す。
>相手がそれを読みきれず次の一手を発見できなければ逆転の目がある
コンピュータでは、基本、発見していない手順は少なくて、
ある手の効果が低いということでそこで捨てるわけです。
前提として発見という意識は、コンピュータ将棋ではないと
思った方がいいですよ。
>頓死覚悟の逆転を狙うような感じ。
詰めの読みは結構高度で確実。
頓死筋があると、読みが収斂されちゃい、まさに利敵行為でしかないわけな。
Re: (スコア:0)
たとえば9手必死なら相手は読めないと判断するケースがあってもいいと思います。
勝負手というのは、ハイリスクハイリターンの手、という意味なので実装は不可能ではないはずです。
コンピュータ将棋には数手先で読みを打ち切る水平線効果があるので、
仮に水平線の向こう側で頓死するとしても、それに気づかなければ、
その筋を発見することができません。
読みの深さに自信のあるプログラムは相手の水平線効果の限界を弱点として利用できる、
と考えられる気がします。
Re:ゆらぎは無いのか (スコア:1)
>たとえば9手必死なら相手は読めないと判断するケースがあってもいいと思います。
劣勢になって、しかも相手が読めないで、自分が読めているというケースは、ありえなくないけど、そんなことをするよりはもっとましな手があれば、それを選択するだろうね。
>勝負手というのは、ハイリスクハイリターンの手、という意味なので実装は不可能ではないはずです。
相手が王手筋にとびだしてくれることを望むに近いことですね。
基本、ハイリスクな手を刺さなければいけないなら、それを指す。
>コンピュータ将棋には数手先で読みを打ち切る水平線効果がある
それについては、読み先の評価で基本、打ち切る先は相当先になります。
>仮に水平線の向こう側で頓死するとしても、それに気づかなければ、
自分は気づいていて、相手が気づかないというのは、劣勢になったとしたらそれはムシがよい考えにすぎませんよ。
>読みの深さに自信のあるプログラムは相手の水平線効果の限界を弱点として利用できる、
水平線がずっと先だから、劣勢になったという事実の裏打ちのひとつであるわけです。
その局面だけ、自分が相手より読んでいるという考え方は、ヘタレなギャンブラーさんが「最後の一発になれば逆転するんだ」と言っているに等しいわけです。
>考えられる気がします。
つまりは、なぜ負け込みになるかを考えないとだめなわけですよ。