そこでrmsが「We have made a very bad mistake. Anyone redistributing those versions is violating the GPL, through no fault of his own.」と言ってミスについてお詫びしているのだが、彼は「自分/FSFが」・または「Emacsに」GPL違反しているとは一言も言っていない筈。メールの件名も「Emacs is not GPL-compliant」ではなく「Emacs distributions are not GPL-compliant」になっています。
UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
訳文誤導の恐れあり (スコア:4, すばらしい洞察)
「ソフトに」GPL違反というのは、他のGPLのコードをGPLの条件に反して取り入れた場合だと思うが、違いますか?
GNU EmacsのようなFSFのプロジェクトの場合は、コードを取り入れる時、文書書いて版権を譲ってもらい形だと思うが、それではGPL違反のしようがありません。GPLを利用してないんだから。
FSFがEmacsを配布しても、版権所有人だからGPLは違反してない。違反するのは、GPLを利用しないと再配布できない方々。そして今回はFSFのミスでその再配布する方々にGPLの条件をクリアする手段が用意されていないことになっていた。
そこでrmsが「We have made a very bad mistake. Anyone redistributing those versions is violating the GPL, through no fault of his own.」と言ってミスについてお詫びしているのだが、彼は「自分/FSFが」・または「Emacsに」GPL違反しているとは一言も言っていない筈。メールの件名も「Emacs is not GPL-compliant」ではなく「Emacs distributions are not GPL-compliant」になっています。