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ソフトウェア

PulseAudioが勝手にサウンド設定を変更しないようにするには? 16

ストーリー by headless
無音 部門より
本家/.「Ask Slashdot: Stop PulseAudio From Changing Sound Settings?」より

ヘッドフォンの接続/取り外しや、ドッキングステーションへのドック/アンドックといったハードウェア変更のたびにPulseAudio/pavucontrolがサウンド設定を変更してしまうのを防ぐ方法はないだろうか。Linux版のSkypeで必須になったため、PulseAudioをDebianに最近インストールした。それ以降、ドック/アンドックやヘッドフォンプラグの挿抜を行うたびに、音が出なくなってしまい、pavucontrolで音が再度出るようになるまでミュート状態の切り替えや、ボリュームスライダーをドラッグするなど、適当にいろいろな操作を行う必要がある。ホームディレクトリに空のPulseAudio設定ファイルを作ったり、さまざまなPulseAudioモジュールを無効化したりしてみたが、ハードウェア変更時に起こる問題を防ぐことはできなかった。PulseAudioが勝手に設定を変更しないようにするわかりやすい方法が用意されていないのには、非常にいらいらさせられる。

(ちなみに、システム構成はLenovo X220とDebian jessie、カーネル3.14-2-amd64。古い設定のfvwmを使用している。)

本家/.では、原因がSkype側の設定にあるのではないかというコメントもみられる。皆さんのご意見はいかがだろうか。

11662219 story
オープンソース

揺るがされるオープンソースセキュリティーの理想 119

ストーリー by headless
理想 部門より
本家/.「Confidence Shaken In Open Source Security Idealism」より

いくつかのニュース記事によると、最近オープンソースソフトウェアで発生したセキュリティー問題は、すべて一般大衆に認知されているという。Bloombergの記事では「一時はWebの理想を象徴するものとされたフリーソフトウェア運動をハッカーが揺るがした。ここ数か月の間に大きく報じられたサイバー攻撃では、有志がオンラインで共同作業を行って作り上げる『オープンソース』ソフトウェアの脆弱性が悪用されている。」としている。

オープンソースなら実際のコードを見ることで、悪意を持った機能や明白なセキュリティーホールがないことを確認できるというのは事実だ。しかし、このような理想主義では、コードを確認する時間や知識のない多くの人々の助けにはならない。人々がオープンソースコミュニティーを信頼するしかないとしたら、企業によるクローズソースソフトウェアと大して違わないのではないだろうか。

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著作権

FC/SFC/MD/GB/GBAゲームをプレイできる互換ゲーム機「RetroN 5」にOSSライセンス違反疑惑 25

ストーリー by hylom
エミュレータ関連のライセンスは色々面倒ですよ 部門より
insiderman 曰く、

NES(ファミコン)/SNES(スーパーファミコン)/Genesis(メガドライブ)/ゲームボーイカラー/ゲームボーイアドバンスのゲームをプレイできる互換ゲーム機「RetroN 5」において、オープンソースのエミュレータがそのライセンス規約に反する形で使われているという疑惑が出ている模様(Game*Spark)。

オープンソースのエミュレータ関連ライブラリおよびそのフロントエンドを開発するRetroArchプロジェクトが明らかにしたもので、非商用でのみ利用が認められている「Genesis Plus GX」や「SNES9x Next」のコードに類似したコードがRetroN 5に含まれていたという。また、GPLv2やGPLv3のソフトウェア由来のものと思われるコードも含まれているが、それらについて一切RetroN 5側でのライセンス表記はない模様。

いっぽうRetroN 5の開発元であるHyperkin側は、ソースコードを公開する意図はあったが迅速に実行できなかったと述べ、ソースコードをリリースしたこと、そして今後はHyperkinが独自に加えたパッチなどをアップストリームに還元することなどを声明で明らかにしている

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Debian

Debian、デフォルトのデスクトップ環境をGNOMEに戻す予定 54

ストーリー by headless
復帰 部門より
本家/.「Debian Switching Back To GNOME As the Default Desktop」より

Debianは2015年にリリースを予定しているDebian 8.0 Jessieで、デフォルトのデスクトップ環境をGNOMEに戻す。この決定はさまざまな条件を検討した結果だが、アクセシビリティーとsystemdの統合が主な理由だという。Debianでは2012年にデフォルトのデスクトップ環境をGNOMEからXfceに変更している。

デフォルトのデスクトップがXfceに変更された理由は、GNOMEではインストールCD1枚目に収まらなかったためとされているが、今回Debian Liveチームはイメージサイズを問題にしていないとし、Debian CDチームは意見を表明しなかったという。そのため、デフォルトのデスクトップ環境を決めるうえでサイズは問題にならないと判断したようだ。

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オープンソース

Linus Torvalds曰く、systemdは特に問題ない 25

ストーリー by headless
キレてないですよ 部門より
さまざまな技術的な物事に対してきつい意見を言うことで知られるLinus Torvalds氏だが、Linuxの世界で批判の多いinitシステムのsystemdに対する意見は特にないそうだ(iTWireの記事本家/.)。

iTWireのインタビューでsystemdに触れたTorvalds氏は「派手な意見をたくさん期待しているかもしれないが、そんなことはない」とし、「個人的にはsystemdに問題があると思わないし、実際のところメインのデスクトップとノートパソコンで使っている」とも述べたという。systemdがUNIXが理想としたシンプルさとはかけ離れているのではないかという質問に対しては、現在でもUNIXの「1つのことをうまくやる」モデルを理解することには価値があるものの、複雑なシステムや主要なアプリケーションの設計や動作とは異なっており、現実の多くを説明できないことは明らかだとの考えを示したとのことだ。
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OS

MINIX 3.3.0リリース 24

ストーリー by headless
最新 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

MINIX 3.3.0が16日、リリースされた(リリースノートマイナビニュースの記事本家/.)。

今回のリリースの特徴は初めてARM(Cortex-A8)がサポートされたことだ。BeagleBoardシリーズの3つのターゲット(BeagleBoard-xMBeagleBoneBeagleBone Black)をサポートする。また、NetBSDとの互換性がさらに高くなっているとのこと。

教育も大きな目的の一つであるMINIXにとって、$55程度から手に入るBeagleBoardで動作するようになったことは意義深いと思われる。

11552883 story
グラフィック

BlenderのWindows用IME対応パッチ、テスター募集中 25

ストーリー by hylom
ご協力を 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

オープンソースの3DCGソフトウェアのBlenderにWindows用IME対応パッチが作られ、現在テスターが募集されている(Blender.jpの記事)。このパッチは次々バージョンの2.73以降に入る予定となっている。

Blenderは昔から日本語に弱かったものの、最近では嬉しいことに日本語名や日本語パスも使えるようになり、日本語環境や日本製のソフトウェアとの互換性を増している。しかし、LinuxではXIM経由での暫定的な日本語入力をサポートするようになったものの、Windowsでは未だにIMEを使うことができなかった。このパッチが取り込まれれば、一層Blenderの利用が広がることだろう。

テストビルドは http://graphicall.org/?keywords=d765 よりダウンロード可能。IME周りは複雑であり、環境による問題が起こりやすいため、バグを見つけたら報告願う。

11548898 story
BSD

OpenBSD向けにsystemd互換ラッパーを開発する動き 39

ストーリー by hylom
systemdの普及の裏で 部門より
i12bhdn 曰く、

ある学生が、systemdに対するシステムコールを受けとり、その振る舞いをエミュレートするD-Busデーモンの開発に取り組んでいるという。systemdはBSDプラットフォームをサポートしていないが、この「エミュレータ」はBSD環境でsystemd互換のシステムを提供することを目的としているという(PhoronixFreeBSD Wiki Graphicsにおけるxorg-server、DBus、systemdに関する現状解釈)。

Phoronixの記事を「ざっと」流し読みした限りでは、学生開発者のIan Sutton氏がメンターのAntoine Jacoutot氏とLandry Breuil氏による指導のもと、Google SOC2014でこのプロジェクトを遂行した、とのことです(Google SOCの当該プロジェクト)。

自分にはとても手がけられないもので、どなたかがやってくれればな、とおそるおそる願っていましたが、手を挙げた方がいらっしゃって本当にありがたいです。

11539842 story
apache

Apache Software Foundation、BitCoinでの寄付受付を開始

ストーリー by hylom
匿名でOK 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

Apache Software Foundation(ASF)が、ビットコインでの寄付受付を開始した模様(Slashdot)。

ASFはApache HTTP ServerやTomcat、Cassandraなど、さまざまなオープンソースプロジェクトに対し支援を行っていることで知られており、またその支援のための寄付をAmazonやPayPalなどさまざまな経路で受け付けているが、今回寄付ページには新たにBitcoin Addressやそれを参照するためのQRコードが追加されている。

11515981 story
オープンソース

Qt、いわゆる「TiVo化」対策としてLGPLv3を採用へ 50

ストーリー by hylom
ただ乗りは許しません 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

既存のQtモジュールはLGPLv2.1およびGPLv3ライセンスを採用しているが、今後これに加えてLGPLv3ライセンスも採用するという。新しく追加されるモジュール類はLGPLv3でのリリースになるようだ(Qt BlogTranslating FreedomSlashdot)。

一部デバイスベンダーが LGPLv2.1の抜け穴を悪用し、TiVo化を行ってユーザーによる修正や独自アプリケーション作成を禁じるといった問題が起きていたことへの対応であるようだ。

11420608 story
ソフトウェア

FOSSのドキュメントが残念な状態で知りたいことがわからなかったら、どうやって解決する? 111

ストーリー by headless
残念 部門より
本家/.「Ask Slashdot: What To Do About the Sorry State of FOSS Documentation?」より

何年も前から趣味ではパソコンをあまり使わなくなっていたが、再開することにして驚いたのはオープンソースプロジェクトのドキュメントが変わっていないことだ。ソフトウェアはこの10年で大きく変化したが、ドキュメントは変化に追い付いていない。私が探しているものの多くはずっと前のバージョン用のものであったり、何年も前に私が趣味でパソコンを使っていた頃とまったく同じものであったりもする。たとえばUbuntu 14.04でLightDMを使用する場合、設定ファイルの構造がすべて変更されているにもかかわらず、高度な設定の説明は以前のバージョンのUbuntu用のままで、最新リリースには対応していない。実際にいくつかの機能を設定するのは10年前よりも難しくなっている。TLDPは10年近く古いものになっており、ディストリビューションが断片化しているためにあるディストリビューションに適用可能な回答が他のディストリビューションに適用できない例も増えている。特定のプロジェクト専門のWebフォーラムであっても、回答のない質問であふれ、質問とは無関係なディスカッションになってしまったり、「ドキュメントを読め」といった回答で終わってしまうこともある。FOSSの高度な設定などについて知りたいときは、どこで調べるといいのだろうか。

11355057 story
ソフトウェア

オープンソースプロジェクトに関するニュース、どこで収集(または共有)している? 26

ストーリー by headless
発見 部門より
本家/.「Ask Slashdot: Where Do You Get (or Share) News About Open Source Projects?」より

6月18日でfreshmeat.net/freecode.comが更新を停止したが、スラッシュドットの皆さんは新しいプロジェクトや既存プロジェクトの更新に関する情報をどこで得ているのだろうか。あなたがプロジェクトマネージャーなら、プロジェクトの存在を知らない人にも更新を告知できる場所はどこだろう。Freshmeat/Freecodeにはスクリーンショット(コンソールアプリケーションやユーザーインターフェイスのないアプリケーションも例外ではなく、すべてのプロジェクトに必須の要素とされていた)を見てプロジェクトのホームページに移動するといった、プロジェクトを探索・発見するツールがすべて用意されていた。RSSフィードを購読していた数年前には、このようにして面白いプロジェクトを見つけることもあった。存在を知っているプロジェクトであれば、プロジェクトのニュースレターやフィードを購読することで置き換えが可能だが、プロジェクトを新たに発見することはできない。また、フリー/オープンソースプロジェクト向けのメジャーなホスティングプラットフォーム(GitHub、Launchpad、SourceForge)で、興味のあるプロジェクトを見つけるのに特に役立つツールを用意しているのはどこだろう。

11354809 story
EU

仏トゥールーズ、Microsoft OfficeからLibreOfficeへの移行で100万ユーロの経費削減 74

ストーリー by headless
削減 部門より
フランス・トゥールーズでは、自治体のパソコンで使用するオフィススイートをMicrosoft OfficeからLibreOfficeに移行することで100万ユーロの経費削減に成功したそうだ(欧州委員会 — Joinupの記事本家/.)。

トゥールーズがオープンソース政策の主要プロジェクトとして、トゥールーズ市およびトゥールーズ都市圏の自治体で働く1万名のうち、数千名が対象となるLibreOfficeへの移行を決めたのは2011年。プロジェクトは2012年に開始され、1年半かけてデスクトップパソコンの90%がLibreOfficeに移行した。トゥールーズではオフィススイートのライセンス費用が3年ごとに180万ユーロかかっていたという。移行に当たっては開発が必要な部分もあり、80万ユーロの経費がかかったものの、最初の3年間で100万ユーロが削減できたとのこと。担当者はフリーソフトウェアの導入にも費用はかかるが、職員の使用するアプリケーションの一定数以上を置き換えることができれば、効果的な経費削減ができると述べている。なお、LibreOfficeでは実現できない「フリーソフトウェアでは成熟度の低い機能」を必要とする一部の職員については、並行してMicrosoft Officeを数年間は使い続けることが認められているとのことだ。
11294464 story
Google

AdobeとGoogle、日中韓に対応したオープンソースフォントを公開 27

ストーリー by hylom
決定版となるか 部門より
take-ash 曰く、

Adobe Systemsは7月16日、漢字・かな・ハングルなどを含む日中韓3カ国語に対応するオープンソースフォント「Source Han Sans」をリリースした。東アジア地域の多言語を同一のオープンソースフォントでサポートするのは初めて(ITmediaTechCrunchSourceForge.JP Magazine)。

Adobeの「Typekit」のほか、SourceForgeGitHubから無償でダウンロードできる。また、Googleは同フォントをオープンソースフォント「Noto」ファミリーの「Noto Sans CJK」として公開した。

東アジア一帯で広く使われている漢字、日本語かな、韓国語ハングル文字に加え、アルファベットやギリシャ、ラテン、キリルの各文字も収録し、OpenTypeフォーマットとしては最大数となる6万5535文字を収録。中国語は繁体字と簡体字で別フォントを用意し、台湾や香港でも広く利用できる。また、7種類のウェイト(太さ)や異体字にも対応している。各国のフォントは同じスタイルでデザインされており、同時に使っても統一感が損なわれないことを特徴としている。

米Googleや各国のフォントメーカー(日本:イワタ、韓国:Sandoll Communication、中国:Changzhou Sinotype)の協力のもと、総勢100人以上のチームで3年以上かけて開発。Adobeが独自で進めていたオープンソースフォントプロジェクトをGoogleが支援し、開発費用やテスト、フィードバックを担う形で協業してきた。

ライセンスはApache License、version 2.0に準拠しており、誰でも無料で利用できる。

11290709 story
BSD

FreeBSD 9.3-RELEASE、登場 9

ストーリー by hylom
静かなリリース 部門より
shinshimashima 曰く、

FreeBSDの9.x系列の最新版となる9.3-RELEASEがリリースされました(アナウンスSourceForge.JP Magazine)。

新機能や変更点はアナウンスやリリースノートを参照してもらうとして、今回は目玉っぽいものがまったく見当たらないような。個人的にはmergemasterの際、uid/gidにunboundが追加されてびびったんですが、普通にBIND9が残っていますね(さすがにこのレベルの変更をコンマ1レベルの更新で取り込まれちゃかなわん)。

また、バグっぽい仕様として、公式のパッケージ形式はPKGngに変更されましたが、9系列のインストーラであるbsdconfigはPKGngに未対応のため、インストール時にパッケージが選択できないようです(なら、なんでISOイメージにパッケージ入れておくんだろう?)

ほかに重要なのは、偶数バージョンの9.2-RELEASE・releng/9.2は発表から1年の2014年9月末にサポート期限(EoL)が来ますが、奇数バージョンの9.3は2年後までサポートされます。releng/9.2を使用している人はreleng/9.3にアップデートしましょう。変更点少ないんでほとんどトラブルなくアップデートできるし。

あと、今回のリリースの最大の特徴は、とにかく無風のリリースだったこと(一応途中でkmemのバグで9.3-RC3-p1が出るなんてこともあったけど)。スケジュールは一切遅延しなかったし、TODOも空っぽのまま。こんなリリース過去にあったっけ?

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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