次期SteamOS、カーネルがLinux 4.1ベースに 14
更新 部門より
brewmasterはDebian jessie(8.x安定版)ベース。これまではLinux 3.18 LTSベースのカーネルを使用しており、大幅な更新になるという。また、AMDとNVIDIAのグラフィックカード用ドライバーが最新版に更新されたほか、一部のキーボードやマウスが誤ってジョイスティックデバイスとして認識される問題に対処するため、ブラックリストを追加したとのことだ。
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
ハッカーによるジープの遠隔操作問題や、フォルクスワーゲンの排気ガス試験不正問題について、ソフトウェアのオープンソース化を義務付けることで解決できると主張する専門家もいる。しかし、この考えに対してBen Cotton氏は疑問を呈している(OpenSource.comの記事、 Slashdotの記事)。
オープンソースでも意図しないバグが発見されずに存在し続けることはHeartbleedやShellshockの脆弱性で明らかになっている。オープンソース化によるソフトウェアの公開精査には明確なメリットがあるが、コードの可視性は品質を保証するものではないとのことだ。
ただし、オープンソース化により実際に動作しているソースコードの内容を確認する手段が得られることは、自動車がオープンシステムとなり、携帯電話やモバイルインターネットサービスに接続するようになっていくにつれ重要性を増していくとのことだ。
10月18日にOpenBSD 5.8がリリースされた(OpenBSD journal、OSDN Magazine)。
通常Open BSDは5月および11月の1日にリリースされるが、今回はソースツリー構築から20年目の18日がリリース日となった。
影響の大きな変更としては、sudoがport/packageのみの提供となり、代わりにdoasというシンプルなコマンドが用意された。また、fileコマンドが書き直され、その過程で簡便な権限制限の仕組みとしてpledge(旧名 tame)が導入された。現在pledgeは積極的にユーザランドでテストされているので5.9では広く活用されるはずだ。
「第10回 日本OSS貢献者賞・奨励賞」の受賞者が発表されました。
日本OSS貢献者賞の受賞者は、岡島順治郎氏(レイヤファイルシステム aufsの開発)、奥一穂氏(HTTP2サーバH2Oの開発をリード)、亀澤寛之氏(Linuxカーネルにおけるcgroups等の開発)、古橋貞之氏(MessagePack、Fluentd、Embulk等の開発を主導)。
日本OSS奨励賞の受賞者は、鯵坂明氏、江木聡志氏、榎真治氏、奥村隆一氏、猿田浩輔氏、末永恭正氏、細田真道氏、宮下剛輔氏、吉田真也氏、国土地理院情報普及課。
授賞式は10月24日、「オープンソースカンファレンス 2015 Tokyo/Fall」内で開催されます。皆さんの活躍や功績を称えるためのも、ぜひ足を運びましょう。
自衛隊武器学校・土浦駐屯地開設63周年記念行事で、10式戦車の砲身横にワインを入れたワイングラスを設置した状態で車体姿勢変更などを行うデモが公開された(YouTube)。
動画では主砲身のたわみを検出するためのものと思われる砲先端右横の光学センサー機構カバー上に、ワインを4分の1ほど注いだワイングラス2個を置いたうえ、長距離照準自動追尾を働かせ、油気圧走行懸架機構による前後左右への車体姿勢変更と左90度の超信地旋回、車体姿勢変更とそこからの復帰を行い、その間ワイングラスが落ちない・倒れない・零れない演技を成功させている。
現状の主力戦車=MBTは、その主砲をいかに運搬し敵装甲車両に指向砲撃するかが、事実上の存在意義である。自衛隊の装備する最新MBTは「10式戦車」(三菱重工業製)であり、その主砲44口径120mm滑腔砲(日本製鋼所製)の「行進射撃」や「スラローム射撃」を可能にする、高度な砲安定機構を有する。
今年の富士総合火力演習では10式戦車の履帯が外れてその信頼性に土を付けたが、幾分なりとも回復できたのではないだろうか。
NetBSDの最新版で、15回目のメジャーリリースとなるNetBSD 7.0がリリースされている(アナウンス、 OSDN Magazineの記事、 マイナビニュースの記事)。
目立つ機能追加としてはLuaカーネルスクリプティング機能によるカーネルモジュール開発や、sshなどネットワークデーモンに対して動的に侵入から保護するblacklistdの追加。利用者が直接触れる部分としてはLinux 3.15からポートされたDRM/KMSの導入によってx86システム上でIntel/Radeonでの描画が高速化されている。また、ARMについてはRaspberry Pi 2など各種ARMボードへのサポート追加、マルチプロセッサ対応などが挙げられる。その他の詳細は上記アナウンスを参照されたい。
HPが10月5日、オープンソースのネットワークOS「OpenSwitch」を立ち上げた(ZDNet、OSDN Magazine)。
Linuxをベースとするハードウェアスイッチ向けOSで、コミュニティによる開発が全面にアピールされている。パートナーにはHPだけでなくBroadcomやIntel、VMwareなどのロゴが並んでおり、対応ハードウェアリストとしては、HPのAltolineスイッチ2機種およびEdge-Core社のスイッチ2機種が挙げられている。これ以外の製品への対応については不明。
Open vSwitchと名前は似ているが、ものとしては全然違う点には注意したい。
日本OSS推進フォーラムでは、OSS開発・普及への貢献者を表彰する「第10回 日本貢献者賞・奨励賞」の候補者推薦を10月6日まで受け付けている(日本OSS推進フォーラムの告知)。
日本OSS貢献者賞には OSS開発分野とOSS普及促進分野の2つの部門があり、日本OSS奨励賞ではおおむね最近1年間に特に優れた成果を出した個人・グループが対象となる。OSSに貢献する方々を広く知ってもらうためにも、まずは身近なOSS貢献者を推薦してみるのもよいのではないだろうか。
ちなみに、第9回の日本OSS貢献者賞の受賞者は、海外浩平氏(セキュリティ機能強化)、成瀬ゆい氏(Rubyの多言語化に関する仕様策定と実装)、羽鳥健太郎氏(小江戸らぐ)、藤野圭一氏(Apache Tomcat)、特別賞に高橋信頼氏。日本OSS奨励賞では、池田大輔氏、小沢健史氏、田籠聡氏、辻川竜宏氏、早川輝氏、松尾隆利氏、松本亮介氏、盧亦愷氏が選ばれている。
LibreOfficeおよびOpenOfficeで今年2月に発見された脆弱性について、LibreOfficeはすでに対応が完了しているにもかかわらず、OpenOfficeではまだ脆弱性が修正されていないという(TeleRead、divabot)。
問題の脆弱性は、CVE-2015-1774として報告されているもの。細工されたHWP形式(韓国でシェアの多いワードプロセッサ「アレアハングル」が利用するファイル形式)ドキュメントを読み込ませることで、任意のコードが実行される可能性があるという。HWP形式ファイルだけでなく、HWP形式ファイルに.docなどの拡張子を付けたものでも発生するとのことで、比較的影響は大きい。
LWN.netの7月8日付け記事によると、LibreOfficeはこの問題はバージョン4.3.7で修正したが、OpenOfficeは対応としてHWP形式ファイルのサポートを行う共有オブジェクトの削除をユーザーに提示し、さらに今後リリースが予定されているバージョン4.1.2では修正するとされたものの、実際にはまだ何も作業が進んでいないという(現時点でもバージョン4.1.2はリリースされていない)。
このような状態であることから、TeleReadやdivabotではOpenOfficeの利用を止めて、LibreOfficeに移行すべきと述べている。
90年代から開発が続けられており、長年Linuxのブートローダーとして親しまれてきたLILOの開発が、今年12月で終了するという(LILOのWebサイト)。
開発チームのコメントは次の通り。
I plan to finish development of LILO at 12/2015 because of some limitations (e.g. with BTFS、GPT、RAID). If someone want to develop this nice software further、please let me know ...
GRUBではなくLILOを愛用してきた身としては寂しい限り。
アマゾンジャパンは、Amazon.co.jpで販売されているすべてのワインを一定の温度帯で保管、または管理するための「定温倉庫」を稼働した。それと同時に、配送時にも温度管理を行う「保冷お届けサービス」も開始された(RBB TODAY、INTERNET Watch、ITmedia、Markezine、ZUU Online)。
定温倉庫は、ワインの品質や風味を保つため、20度を目安とした一定の温度帯で保温される。ただし、高価なワインは倉庫内のワインセラーで17度の温度と70%の湿度で徹底的に管理される。
保冷お届けサービスは、有償で定温倉庫から出された後の発送時にも温度管理を行うもの。1回につき税込み300円。このサービスは夏季での利用を推奨している。
フリーソフトウェアに関する活動やクリエイティブ・コモンズの設立などで知られるハーバード大学法学教授ローレンス・レッシグ氏が、米大統領選挙への出馬を条件付きで表明したという(ビデオニュース)。
レッシグ教授は「市民平等法」の制定に向けた運動を行っているとして、もしこの法の制定を公約として掲げる候補が現れなかった場合に自身が出馬するという。また、「lessigforpresident.com」というサイトで活動のための資金募集も行っており、現時点で約3600人から約38万ドルの寄付が集まっている。
吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人