Oracle、「オープンソースを使うとコストが上がる」などと主張 109
ストーリー by hylom
FUDか否か 部門より
FUDか否か 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
Oracleが米国防総省に向けたホワイトペーパー「The Department of Defense (DoD) and Open Source Software」にて、「オープンソースソフトウェアを使うとTCO(総所有コスト)が上昇する」との主張をしていたそうだ(本家/.)。
ホワイトペーパー内では、オープンソースソフトウェアは商用ソフトウェアと比べて劣っているなどとも述べられているほか、コミュニティベースの開発モデルについても非難しており、「商業的企業は金銭的なインセンティブのために欠点が少なく、ドキュメントが整備されたプロダクトを作ろうとするが、政府によって支援されたコミュニティではそれが欠けている」などとも述べられているという。
Oracleってどういう立場なんだろう (スコア:5, 興味深い)
OracleってLinuxディストリビューションも作っているし、OSSの製品も作っているけど、いったい何をどうしたいんだろう。
早くオープンソースから足を洗ってMicrosoftみたいに儲けたい、という事なのかな?
640GBはすべての人にとって未来永劫充分なメモリだ。
Re:Oracleってどういう立場なんだろう (スコア:2)
いくつかポジションはあると思いますね。
・目障りなら買ってしまえ、そして飼い殺しだ
MySQLやBDBなど
・コントロール出来るOSSが欲しい
MiracleLinuxなど
・おまけで付いて来た
Java、StarOfficeなど?
残念ながら、どれも当初計画とは乖離した形で進んでいるようで。
Re:Oracleってどういう立場なんだろう (スコア:1)
オラクルの言う「オープンソースソフトウェアを使う」というのは、会社ごと買収することなのかな。
Re:Oracleってどういう立場なんだろう (スコア:4, おもしろおかしい)
> オラクルの言う「オープンソースソフトウェアを使う」というのは、会社ごと買収することなのかな。
なるほど、確かにコストがかかるなw
Re:Oracleってどういう立場なんだろう (スコア:1)
> オラクルの言う「オープンソースソフトウェアを使う」というのは、会社ごと買収することなのかな。
そうだと思う?てか、ボクのコメントから、どの様にしてこの様な意見が飛び出て来たのか、非常に興味があります。
もう少し考えてみたらどうだろう。そんな難しい話じゃないから。
Re:Oracleってどういう立場なんだろう (スコア:1)
世の中には皮肉を理解出来ない人間がいるということです。
# と理解出来ない人に言う
Re:Oracleってどういう立場なんだろう (スコア:2, 興味深い)
米国務省へのホワイトペーパーでしょ?
でOracle案件どころかOracle本社が関わる様な案件。
だとすれば妥当なコメントだと思うけどな。
OSSを使って要件を満たすためのコストを考えれば、自社リソースオンリーで纏めた方が早くて安いってのは十分ありえるだろ。
OSSって乱暴に言えば「動けば良い」的に使うと安い。
でも厳密な運用を行おうとすればするほどコストは上がり、意外と簡単に商用ソフトにTCOでは逆転されるものだよ。
Re:Oracleってどういう立場なんだろう (スコア:1)
自分とこの「オープンソース」にはこれ以上お金を掛けたくないだけかも。
きっと売り上げには貢献していないんでしょうね。
「オラクルとオープンソース」
http://www.oracle.com/jp/technologies/open-source/index.html [oracle.com]
建前はこうだけど、本音は・・・
Re:Oracleってどういう立場なんだろう (スコア:1)
まぁオプソ事業をやりたくてやってるというよりは、時代の流れに逆らえなくて仕方なく手を出してる&飼い殺しって印象だしなぁ
Re:Oracleってどういう立場なんだろう (スコア:1)
>> オラクルはユーザーに対し、選択肢、柔軟性、コンピューティング・コストの削減を約束します。
こう見えてしまった・・・
Re:Oracleってどういう立場なんだろう (スコア:1)
ホワイトペーパーを眺めたが、OSSを評価版的な位置付けにしたい模様。だから、飼い殺し状態が理想なんだよね。
更に、手持ちのOSSをパーツとして使いつつ、プロプラ部分の既得権益を最大限活用出来る形でシステム設計の主導権を握る方針らしい。
でもって、ホワイトペーパーから滲み出てたのは、「飼い殺しならうちがやるからOSSに注ぐ予定の税金をよこせ」って感じかな?
ま、単なる部品屋に成り下がりたくないってのは、今の企業規模からすれば当然かと。
-- Buy It When You Found It --
Re: (スコア:0)
> OracleってLinuxディストリビューションも作っているし、OSSの製品も作っているけど、
このへんをDoD向けにやってると思ってる人かな?
Re: (スコア:0)
OSSでカネを取って、今回の主張の実例としたいんでしょ。
MariaDBが気にくわないとハッキリ言えばいいのに (スコア:4, すばらしい洞察)
折角苦労して買収した MySQL が、MariaDBの登場で
お釈迦になったのを逆恨みしてるだけですね。
この際、はっきり言ってくれれば良いのに。
そしたら、みんな、MySQLを捨てて MariaDB にすっきり入れ替えて終わります。
Re:MariaDBが気にくわないとハッキリ言えばいいのに (スコア:2)
折角苦労して買収したOOoが、LibreOfficeの登場で以下略
歴史は繰り返す…
一人以外は全員敗者
それでもあきらめるより熱くなれ
Re: (スコア:0)
結局オラクルって、根っからのプロプライエタリ主義者なんだよなぁ。
フリーソフトウェアの上手い飼い方をわかってなさすぎるっつーか、手中に収めては逃げられての繰り返しで何やってんだよと…。
Re: (スコア:0)
>手中に収めては逃げられての繰り返しで何やってんだよと…
オラクルがクッパ、オープンソース製品がピーチ姫という事でよい?
#なんか、もっといい例えがある気がするんだが....
Re: (スコア:0)
> 折角苦労して買収した MySQL が、MariaDBの登場で
> お釈迦になったのを逆恨みしてるだけですね。
そうかなぁ・・・?
Oracleの場合、自社製品に欠けている機能と顧客とを自社ラインに組み込みたいが為に
競合他社を買収するってイメージが強いので(で、元の製品やサービスは用済み次第フェードアウト)
ある程度の元製品の信奉者の離反は想定内のような気がするけど。
本音 (スコア:2, すばらしい洞察)
Oracle、「オープンソースを使うと(Oracleが買収にかける)コストが上がる」などと主張
オープンだろうがクローズだろうが (スコア:2)
使い慣れないもの使うとコストは上がるもんよ
# まぁランニングコストとか継続的にかかるものとかもあるから一概に言えませんが
メンテがいい加減 (スコア:1)
ある著名OSSを使っている中堅企業で、独自のプラグイン開発を行いました。
開発の際の資料は公式コミュニティのサイトにある情報のみ。
市販の書籍はありません。
ネットで得られる情報だけで作成できるのですからコストは低く抑えられるだろうと思ったら、公式サイトの最終情報更新は2年前。
さらに、APIのマニュアルを目次からたどっていこうとすると、ことごとくリンク切れで404NotFound。
もう情報もネットにちりばめられたキャッシュから拾い集めるという地道な手探り開発しかできず、とても苦労しました。
オープンソースはこのようにメンテナンスが放置される無責任なものがありがちなので、採用時にはよく検討すべきだと思いました。
導入コストが安いという理由で選んだのにメンテが放置され、自力で直す必要が出てから逆に高コストになるなんてバカバカしいです。
もちろん全部のプロジェクトがそうとは限らないので、検討時に注意すべきということです。
Re:メンテがいい加減 (スコア:2)
もし、これまでメンテしてた人がいなくなっても、
ソース等は全部あるんだから、使いたい人がメンテすればいいじゃん。
ってのがOSSなわけで。
他人がタダでメンテし続けてくれることに期待するのは勝手だけども、
そうじゃなかったからって、『無責任』とか言っちゃうのは何か違うんじゃないか?
Re:メンテがいい加減 (スコア:1, 参考になる)
よく2ちゃん掲示板にソースコード貼りあって、7行でテトリスが動いたとか、俺はぷよぷよ動いたとか、私はマインスイーパーですぞ、とかやって遊んでる連中に、
「おい! 3年前のこのテトリス! 全然メンテしてないじゃないか! 動かなくなってるぞ! メンテしなさい! 無責任だぞ!」
とか言ったらキチガイ扱いされると思う・・・
「知るかよ・・・てめーで直せよ・・・」みたいな。
何気なくツイッターに書いた putStr "Hello World" ってソースコードに対して、
2、3年後に「おい! putStr の仕様が変わったぞ! ところで2、3年前のあのコードをメンテナンスしないのか? 無責任だろ!」とか言われたら凄くウザいと思う・・・
Re: (スコア:0)
オープンクローズ関係なく、なにがしかを採用する時によく検討しなきゃいけないのはあたりまえでしょう。
自分が考えなしなのを人のせいにする愚かさに気づくべきです。
Re: (スコア:0)
君は何でそんなに攻撃的なんだ。
嫌なことでもあった?
Re: (スコア:0)
OSSを攻撃する者はすべて愚か者に見えてるんでしょ。
Re: (スコア:0)
傍から見てるとどっちも正しいと思うけどね
導入に慎重になるべきなのも、AC氏が愚かなのも。
Re: (スコア:0)
職場で馬鹿やって糾弾されたときも「なんでおこなの?嫌な事あったの?」で切り抜けられると思ってんのか
匿名のネットでくらい正面から反論してみろよ
Re: (スコア:0)
元気いいねえ、何かいい事でもあったのかい?
Re: (スコア:0)
当たり前の事を言っているように見えるけど、あなたにはこれが自分を攻撃しているように聞こえるのですか?
Re: (スコア:0)
いやいや、
> オープンソースはこのようにメンテナンスが放置される無責任なものがありがちなので、
この一文が余計でしょ。
何の貢献もなしにお客様面かい? (スコア:1)
プロプラだとサポート打ち切りだのサポートやってる会社自体がなくなっただのみたいにどうしようもなくなるパターンがあるだろ。
F/OSSだとソースがあるだけマシ。てかソース読まないの?
Re: (スコア:0)
>オープンソースはこのようにメンテナンスが放置される無責任なものがありがちなので、
いやいやいや
クローズドソースで売り切り放置だったり、「仕様です」でFixしてもらえなかったり、「非公開です」で内部不明なまま
使い続けなければならない状況と比較してどうなのか教えて欲しいですね。
オープンでもクローズドでもメンテが行き届いているもの同士を比較したいならそれもかまいませんが。
Re:メンテがいい加減 (スコア:1)
当の Oracle 社の保守契約だが、更新するたびに数パーセント値上がりする。
保守を止めてしまうと再加入時にそれまでの期間の全額を払わなければならない。
つまり、年々増え続ける削減できない予算なんだが。
これも通しやすいか?
Re:メンテがいい加減 (スコア:1)
いろんな特約を付けた終身生命保険みたいなものですね。
数年前自宅待機が1年続いたところでわたしは更新を断念してもとの契約ごと解除しました。
日本では、あながち間違った主張でもない (スコア:1)
というのも日本のオプソ周りのボッタクリ屋は皆
・仮にあるプランの契約が年100だったとすると、プロプラならソフト込みでその値段だが、オプソだとソフト無料なのに90とか余裕
・その癖、なにかあると「それはオプソなんで」を銀の弾丸のように使い回し、どうにもならないアピール
・で、顧客は最終的にプロプラプランに戻るか他社に流れる
これの繰り返し
こんなのは、どこぞの団体のMS-Office → OpenOffice → MS-Officeの流れを見るまでもなく、今迄何度も繰り返されてきたこと
1995~2000年頃に流行ったLinuxバブルなんかも良い例
だいたいからして、オプソを主軸にしてる某坊主にしても○RAにしても何から何までプロプラ屋の後追い
最近は認定試験まで初める始末
だから
オプソってのは、使い続けることに我慢を強いられるけど大して安くない
むしろ一度変えてしまうと、また元に戻す時に尋常じゃなく金かかる
少なくとも日本では、このような常識がまかり通っている
ゆえにOracleが「オプソを使うと金かかる(ドヤァ」とかのたまっても、場所が日本ならばあながち間違ってない
もっと言えば、日本においては正論
# こんな企業ばっかだから、どこぞのオプソ連中に「てめーら俺等の成果物使ってたんまり儲けてんだからもっと寄付金寄こせ」とか槍玉に挙げられるんだよ
# その癖、そんなこと言われようもんなら「何いきなり金の話してんの? 金の無心とかドン引きするわ」みたいな論調しか出てこないしよ
# なんかもう色々と終わすぎだろ日本
Re: (スコア:0)
ソフトウェア内製率が低い日本ではオープンソースのありがたみも導入者には感じられないですね
Re:日本では、あながち間違った主張でもない (スコア:1)
>オラクルレベルだと手詰まりになることはまずないとは思いますけどね。
なるほど。
つまり、大事なことは、「ユーザーが多い」ことであり、
「OSS vs プロプラ」の話は本質的でないということですね。
Total Costと言うものはだな (スコア:0)
全人類で考えたら±0なのだ。
ダウト (スコア:0)
全人類の支出と収入を足すとゼロになるが、支出の合計はゼロじゃない。
Re: (スコア:0)
コストというものはお金だけじゃないんだよ。
たとえば費やした時間もコスト。
あなたがどれだけ無駄に時間を浪費したとしても、そのコストは、他の誰かの時間を増やすことにはならない。
Re:Total Costと言うものはだな (スコア:2)
動機が趣味だから (スコア:0)
開発動機が趣味だから、やーめたに対して特段のペナルティーもないしね。
ドキュメントが不備というのは当てはまるケースは大変に多いよね。
ドキュメント不備を補うプロフェッショナルサポートというのも
理屈では可能だけど結局できてないし。
ただ昔からいわれてることで何をいまさらではある。
社外に出すコストと、社内で消費するコスト (スコア:0)
#また神託か、で済ますのも何なので
コスト論が出たとき、外注業者に丸ごと支払って手元から消えて無くなるコスト
同じコストを計上しても、社内や身内と言える人が消費したコスト
大雑把にこの二つがあると思うんだが、この2つって数字にして比較すれば同じだが、実際は得られる対価が異なってくるよな
社内で消費した場合、その仕事が生んだノウハウや技術は手元に残るから。さらには社員の雇用を守ると言った視点が出てくるとなおさら。
そうやって考えた場合、単純に総コストだけで比較はできないと思うんだ。
うちの会社の場合、社外の100のコストと、社内の120のコストはだいたい等価とみなされる。
3割違ってようやく外部に出そうって話になる。場合によっては二分の一程度まで安くならないと社外に出さないことも。
Re: (スコア:0)
自分の読み方がこの世の全てだと思っている人ですか?
ちょっと違う切り口に出会うと途端に思考停止
ダブルスタンダード (スコア:0)
TCOの上昇は疑問(個人的経験でいえば採用・運用プロセスなどの使い方が問題でOSSを適切に使えばTCOは低く抑えられると思う)だが、品質・インセンティブの指摘は当たっていると思う。
しかし、目的は同じだとしても実現する方法が異なるのだからお互いにメリット、デメリット、課題があるのは当然でこの話が注目される・残念な理由の核心は品質・インセンティブではなくOracleのダブルスタンダードな態度なんでしょうね。
OracleってOSS界隈で基本的に嫌がらていれるイメージで”少し”かわいそうな気もするけど・・・。
エンジニア1人月は100万円 (スコア:0)
商用ソフトウェアの値段なんて、メンテも含めた人件費から比べたらたいした金額ではありませんので、
OSSだからコストが下がるとはいえませんが、別に上がるとも思いませんね。
Re:エンジニア1人月は100万円 (スコア:1)
まともに使えるエンジニアだと100万円台後半から200万前後のような気がする. 100万円で見つけられないことも無いだろうけど, ハズレをつかむ可能性が一気に上がりそう.
Re: (スコア:0)
> エンジニア1人月は100万円
なおボラクルでは、1人月400万円になります。成果物の保証はせず、技術支援のみです。
「OSSを選ぶ方が賢明だ」英公共テレビ局のビッグデータ導入記 (スコア:0)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1308/07/news018.html [itmedia.co.jp]
HadoopとNoSQLをdisった舌の根も乾かぬうちにそれをパクって商売すると発表したオラクル