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オープンソース

OSSのNoSQLデータベース「Redis」、一部拡張モジュールが非OSSに 14

ストーリー by hylom
気持ちは分かる 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

AWSやAzureでマネージドサービスも提供されるなどNoSQLサーバーとして広く使われている「Redis」だが、開発元のRedis Labsは22日、これまでAGPLで提供していた同社開発の拡張モジュールを、今後はクラウド事業者による商用利用に制限のかかるCommons Clause条項付きのApache 2.0ライセンスに移行することを発表した(プレスリリースOSDN MagazineZDNetRegister)。

移行の対象となるのは「RediSearch」「Redis Graph」「ReJSON」「Redis-ML」「Rebloom」などの拡張モジュールで、コア部分には引き続きBSDライセンスが採用される。Redis Labsでは変更の理由として「クラウド事業者はほとんどこれらのオープンソースプロジェクトに貢献していない」と述べており、クラウド事業者によるフリーライドに耐えかねた事を吐露している。Redis Labsは自身でもRedisのマネージドサービスを提供しており、こうした競合他社に圧迫されていることが伺える。

なお、商用利用に制限がかかる事から新ライセンスはOSSライセンスとは適合しなくなっている。これに対して、OSS界隈では反発の声もあるようだ。

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  • ライセンスはとりあえず商用なら0円で使用可能とかして
    おけばいいじゃないの。
    そして時期を見てシレッと金額上げる。
    便利なものならせめて拡張モジュールぐらい
    しっかりお金払わないと作る方だって嫌になるでしょう。

  • by Anonymous Coward on 2018年08月29日 15時43分 (#3470549)

    AGPLの最後のバージョンからフォークされるだけじゃろ。フォーク版はAmazonとMicrosoftがスポンサードするわけだ。

    フリーライドが嫌なら初めからOSSにするなとしかいえない。
    Oracleのように、堂々と自社ソフトウェアに、その価値に見合うと信じるプライスタグをつけて販売すればよい。

    Oracleが自らの著作物に関する当然の権利を主張しただけで悪者扱いされるような幼稚で腐った業界だが、
    そいつらへのご機嫌取りのためにOSSにすることを選んだのも自分自身の選択じゃろ。

    • Re:敗北しか見えない (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2018年08月29日 20時01分 (#3470738)

      善意を信じて始めたが、現実に失望して悪態ついて撤回。

      それは初めからOSSでなかったら得られなかった教訓ですからねえ。
      「だったら最初から〜」なんて意味のない捨てゼリフで何か変わるでなし。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2018年08月29日 17時27分 (#3470623)

      価格決定はもちろんベンダの権利だけど、
      StandardOneのライセンスを廃止し、導入済みのところに追加ライセンス購入できないだけでなく、追加分だけでなく既存のOneをSE2に買い替えろと言われたのは忘れない。
      うちみたいな零細なんかもう相手にしないんだろうけど、こっちだって願い下げだ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      OSSであることを前提に貢献した人もいるでしょうしねー。
      パッチ送るだけじゃなくて検証してバグがあったら再現性確かめて報告するのも立派な貢献だし。
      Oracleはともかくフォークでしょうね

    • by Anonymous Coward

      競合が自社OSS使って全く同じサービス提供してるのは耐えられない、という事情は分かるけれど、まあフォークされて終わりだよなぁ。
      Redis Labsには可哀想だけど、今更どうにもならないと思う。

      でも、競合による商用利用が限りなく面倒くさそうなAGPLにしてたのにこんな事態になるとは、夢にも思わなかったんだろうな。

    • by Anonymous Coward

      高値や値上げなどに一切文句を言わず黙って言い値で買い続けてくれる業界ってどこじゃろ。

  • by Anonymous Coward on 2018年08月29日 16時20分 (#3470568)

    開発元ならアドバイザー契約なり導入支援なりで取り入ったり、なんならまとめて事業売却ということもできたろうに、上手くいかなかったのかしら

  • by Anonymous Coward on 2018年08月30日 0時59分 (#3470896)

    AGPLならクラウドベンダーが自前でした改善を強制的に公開させられるのだから、せっかくだから貢献しようと思うベンダもいるはず。
    それでなお貢献がないというのなら、もはやクラウドベンダーはみな現状のコードベースに満足していて、改善する必要に迫られていないのでは?そうなるとAGPL版から非OSS版に移行する動機もない。商機は本当に残っているのか?

    • by Anonymous Coward

      AGPLならクラウドベンダーが自前でした改善を強制的に公開させられる

      からこそ、ベンダーが貢献したくないのだと思う。
      企業にとって、AGPLはGPL以上に危険。

      • by Anonymous Coward

        それをいったらフリーライドすらできない。危険と思わずに不用意に使われてしまっていて、そして実際それでうまくいってしまっていたから収益化できなかった。

  • by Anonymous Coward on 2018年08月30日 3時11分 (#3470927)

    OSSのライセンスは大概無保証・"AS IS"だと明記されてるからライセンス変更は当然仕方ない。
    誰も読まない規約に忍ばせたとかとは話が違う。
    価値があればフォークするだけの話だろうね。
    ただ、OSSはただ無料で公開というだけでなくコミュニティーから利益を得てるんだから俺がタダでやってやってるのにという理屈は通らない。遠慮なしに権利は行使される。
    それも仕方ないね。

  • by Anonymous Coward on 2018年08月30日 11時40分 (#3471133)

    #906920 - redisearch: "Apache 2.0 with Commons License" violates DFSG §6 - Debian Bug report logs [debian.org]

    ライセンス変更を受けて、拡張モジュールの各種ディストリビューションからの削除が始まった模様。面倒な…。

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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