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やさしい世界
横やりになるが、ちょっと解説。
品質管理の世界には、SWに限らず「不具合を作り込む」という近縁の表現がある。
出荷前までに問題を解消したら、それは世間/市場的には不具合ではないので、出荷とは、(市場での)不具合管理を開始すること、すなわち作り込んだ不具合を世に出す、という捉え方をする。出荷時でなくても、ウォーターフォール型開発の例では、次工程をお客さんとみなすので、上流工程での品質確保とも言ったりする。テストとは、(まだ気付かれていない)残存不具合を洗い出す作業であり、出荷時点でゼロとは限らない、と考える。これを出荷時残存誤りと言うが、言い方を変えると、出荷とは一定数の不具合に目を瞑って世に出す、という意味である。
「Don't squah bugs, free them!」という表現は、こういう品質管理の考え方を端的に表現している。別にGimpに限らず、本質的にはどの会社もそうやって製品の出荷を迎えている。
だから、製造業の人は、やさしい世界と思うより、我が身のことか、と思うのではなかろうか。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
バグは潰すんじゃない……解き放つんだ! (スコア:0)
やさしい世界
Re:バグは潰すんじゃない……解き放つんだ! (スコア:0)
横やりになるが、ちょっと解説。
品質管理の世界には、SWに限らず「不具合を作り込む」という近縁の表現がある。
出荷前までに問題を解消したら、それは世間/市場的には不具合ではないので、
出荷とは、(市場での)不具合管理を開始すること、すなわち作り込んだ不具合を世に出す、
という捉え方をする。
出荷時でなくても、ウォーターフォール型開発の例では、次工程をお客さんとみなすので、
上流工程での品質確保とも言ったりする。
テストとは、(まだ気付かれていない)残存不具合を洗い出す作業であり、出荷時点で
ゼロとは限らない、と考える。これを出荷時残存誤りと言うが、言い方を変えると、
出荷とは一定数の不具合に目を瞑って世に出す、という意味である。
「Don't squah bugs, free them!」という表現は、こういう品質管理の考え方を端的に
表現している。別にGimpに限らず、本質的にはどの会社もそうやって製品の出荷を迎えている。
だから、製造業の人は、やさしい世界と思うより、我が身のことか、と思うのではなかろうか。