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XFree86コアチームが解散?」記事へのコメント

  • 今頃になってもまとも(?)な話が出ていないので...

    XFree86 プロジェクトでは、以前から開発の中心を行っている人々の中心でコアチームという存在がありました。この人たちは XFree86 の開発方針について強力な決定権限を持っていた人たちです。

    ところで、コアチームは非公開のメーリングリストを持っており(今回解散を決定したのはこのメーリングリスト上だと思われる)、ここで色々な開発方針などが議論されていましたが、外部からその内容を知ることはできませんでした。こうなると例によって「~~~という変更を入れたんだけど、どうか?」「あぁ、その話ならコアチームのメーリングリストで却下されたよ」みたいなやり取りも見かけられるようになり、精力的に XFree86 開発に取り組んでいた人々にとっては微妙な存在だったようです。

    今は CVS レポジトリが公開されているようですが、以前は開発者の一部にしかレポジトリへの直アクセスは認められていなかったためです。人々はリリースが出てはじめてソースコードを入手し、それをリンクして利用するという形態でした。もっとも現在の一般ユーザのほとんどはパッケージシステムを利用して XFree86 をインストールしているでしょうし、レポジトリの公開はそれほど大きな問題ではなかったかもしれません。しかし XFree86 に手を入れたいと思っている人々にとっては重要なイベントでした。XFree86 の PC98x1 へ移植された方(いわゆる XF98 なプロジェクトの方々)もこのコアチームに加入して作業を行われていたと記憶しています。

    現実問題として、今日このごろはコアチームがまともな活動をしていない点などが主な解散理由のようです。恐らくコアチームには XFree86 において重要な成果をもたらした方々が名を連ねているのでしょうが(そこまでは個人的には知らないので想像です)、ただそれらの方々が現在も活動を続けているかどうかは別の話でしょう。結果として、やる気のないコアチームの方々を権限を握ってしまい、本当に XFree86 を弄りたいと思っている人々を邪魔していたようで。

    それでですが、コアチームは歴史的理由から存在する XFree86 開発者のトップらによって構成されるグループでしたが、これが消滅することにはそれほど問題ない、ということです。 XFree86 プロジェクトと XFree86 コアチームは違う存在なので、コアチームの解散が直接 XFree86 の消滅を意味するわけではないのです(可能性がゼロとは言えないでしょうが)。むしろ私たちが注目すべきなのは XFree86 の将来、どのような人々がどのような開発体制で、 XFree86 をどのような方向に持っていってくれるか、ではないでしょうか。

    # 推敲していないのでめちゃくちゃ書いてたらすいませんなので ID (恥

    Takeshi HASEGAWA

    • by Anonymous Coward on 2004年01月01日 22時00分 (#464551)
      FreeBSDも同様の経緯から、コアチームは選挙で選出した上での任期制という制度になりましたよね。私の記憶では、当時、ほとんどFreeBSDに関わる活動をしていないのに歴史的経緯でコアチームにいる、という立場の人間が増えてきたことや、その他諸々の問題から論争が起きて、最終的にコアチームの選挙制に移行したんだったと思います。
      今回の件も、解散前に次期コアチームの選挙とかをした方が良かったんじゃないかと思うし、もしも発展的解散という意味であれば、そういう引継ぎ的なことをするのが常識だと思います。なのに、現在明らかになっている情報では、いきなり「コアチームは解散しまっす。以上。」みたいな感じになってるあたり、FreeBSDの場合と微妙に裏事情が違うのかなぁ、という気がしなくもないような....
      親コメント

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