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フォントだけでは決まりません。XFree86 XTerm の実装では、半角用フォントと全角用フォントのふたつを用意して、文字ごとにどちらかを使うというふうになっています。
文字幅が重要なのは、たとえば tcsh の漢字サポート版では、漢字を入力した後に BS キーや ← キーを押すと、2 文字分のカーソル移動コントロールコードが出力され、kterm や rxvt などの動作とマッチするようになっています。つまり、すべてのプログラムで統一した解釈になっている必要があります。
もし現在のその統一された動作が変だから変更しようというのなら、世界中のプログ
もし現在のその統一された動作が変だから変更しようというのなら、世界中のプログラムをそのように書き換える必要があります。
たしかに,readline や curses 等その他多数のプログラムを直すより,xterm ひとつ直す方が楽なのは事実ですが…. でも,その多くのプログラムは,結局「EUC-JP の G1 の 文字はみんな2カラムだ」みたいな前提を置いて動いているわけで,そういうプログラムは UTF-8 対応するときに そういう前提を捨てざるを得ないわけだから,今のうちにそ
それとも,なにがなんでもポンド記号「£」は全角でないといや? UTF-8 になっても?
なんか意図が伝わらなさそうな書き方をしてしまったので補足します.
日本の既存のプログラムを修正しないで動作させようとすれば,既存のプログラムが想定していた前提条件を満足してやる必要があります.そのためには,たとえば,ポンド記号「£」は「全角」でなければなりません.しかし,それは日本の既存プログラムの都合であって,たとえば英国に行けば,日本でポンド記号が使われていたのとは比較にならない規模でポンド記号が使われているわけで,しかも,もちろんそれは「全角」ではありません.そこで,英国の既存のプログラムを修正しないで動作させようとすれば,逆にポンド記号「£」は「全角」であってはならないことになります.
でも,お互いそれは,既存のプログラムがそうなっているという勝手な都合に過ぎないわけで,どちらかを相手に押し付けて済ませるのが正しい解決ではないでしょう.(いや,どちらかと言えば,外国人である日本人が,英国人の文字であるポンド記号に対して強く主張しても受け入れられないでしょうけれど.もちろん,ポンド記号以外にも問題になる文字はあって,それぞれの文字によって関係者の顔ぶれが変わります.)
一方で,既存のプログラムを手を入れることなく使い続けたいという要求は確実にあるわけで,そのために,xterm に互換モードを設けて,既存プログラムを救済するということは可能でしょう.
既存プログラムの救済手段としてある文字が「全角」であるべきかどうかということと, UTF-8 対応の多言語端末プログラムとして xterm がある文字を「全角」で表示すべきかどうかということとは,別の問題として考えた方がいいと思うのですが, 前者の面ばかり強調されるようだったので, 上のように書いたのです. (もちろん,後者の環境で動作するプログラムは,必要に応じてそれなりに修正するわけです.日本のプログラムだけじゃなくて,世界中のプログラムをね.)
XTerm に互換モードを設けて、というのは、UTF-8 で使うのであれば、そういう方法がいいと思います。デフォルトはポンド記号は半角にすべきです。UTF-8 は世界のどこでも使われる予定であり、世界の大部分 (CJK を除く) ではポンド記号は半角だったのですから (CJK な人々は修正を迫られるか互換モードを使うことになります)。現状の XTerm では、デフォルトの動作はそうなっていますが、互換モードは存在しません。というか、デフォルトしかありません。
で、将来、XTerm で EUC-JP などが使えるようになったときにどうするかですが、ポンド記号を半角にして EUC-JP を使ってきた人はいません。EUC-JP でポンド記号を使うときは必ず (世界のどこでも) 全角だったので、ポンド記号が全角になるほうがデフォルトになるべきです。こちらの場合は UTF-8 の場合とは異なり、修正を迫られる人は世界のどこにも存在しません。
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
文字の幅 (スコア:0)
ではないんですかね。従来の US-ASCII:JIS X 0208 =
1:2 が欲しいなら、そういうフォントを使えばいいの
では…
従来の文字幅が欲しいなら kterm を使えばいいわけだし、
どうでもいいじゃないですか。
Re:文字の幅 (スコア:1)
フォントだけでは決まりません。XFree86 XTerm の実装では、半角用フォントと全角用フォントのふたつを用意して、文字ごとにどちらかを使うというふうになっています。
文字幅が重要なのは、たとえば tcsh の漢字サポート版では、漢字を入力した後に BS キーや ← キーを押すと、2 文字分のカーソル移動コントロールコードが出力され、kterm や rxvt などの動作とマッチするようになっています。つまり、すべてのプログラムで統一した解釈になっている必要があります。
もし現在のその統一された動作が変だから変更しようというのなら、世界中のプログ
Re:文字の幅 (スコア:1)
たしかに,readline や curses 等その他多数のプログラムを直すより,xterm ひとつ直す方が楽なのは事実ですが…. でも,その多くのプログラムは,結局「EUC-JP の G1 の 文字はみんな2カラムだ」みたいな前提を置いて動いているわけで,そういうプログラムは UTF-8 対応するときに そういう前提を捨てざるを得ないわけだから,今のうちにそ
Re:文字の幅 (スコア:1)
なんか意図が伝わらなさそうな書き方をしてしまったので補足します.
日本の既存のプログラムを修正しないで動作させようとすれば,既存のプログラムが想定していた前提条件を満足してやる必要があります.そのためには,たとえば,ポンド記号「£」は「全角」でなければなりません.しかし,それは日本の既存プログラムの都合であって,たとえば英国に行けば,日本でポンド記号が使われていたのとは比較にならない規模でポンド記号が使われているわけで,しかも,もちろんそれは「全角」ではありません.そこで,英国の既存のプログラムを修正しないで動作させようとすれば,逆にポンド記号「£」は「全角」であってはならないことになります.
でも,お互いそれは,既存のプログラムがそうなっているという勝手な都合に過ぎないわけで,どちらかを相手に押し付けて済ませるのが正しい解決ではないでしょう.(いや,どちらかと言えば,外国人である日本人が,英国人の文字であるポンド記号に対して強く主張しても受け入れられないでしょうけれど.もちろん,ポンド記号以外にも問題になる文字はあって,それぞれの文字によって関係者の顔ぶれが変わります.)
一方で,既存のプログラムを手を入れることなく使い続けたいという要求は確実にあるわけで,そのために,xterm に互換モードを設けて,既存プログラムを救済するということは可能でしょう.
既存プログラムの救済手段としてある文字が「全角」であるべきかどうかということと, UTF-8 対応の多言語端末プログラムとして xterm がある文字を「全角」で表示すべきかどうかということとは,別の問題として考えた方がいいと思うのですが, 前者の面ばかり強調されるようだったので, 上のように書いたのです. (もちろん,後者の環境で動作するプログラムは,必要に応じてそれなりに修正するわけです.日本のプログラムだけじゃなくて,世界中のプログラムをね.)
Re:文字の幅 (スコア:1)
XTerm に互換モードを設けて、というのは、UTF-8 で使うのであれば、そういう方法がいいと思います。デフォルトはポンド記号は半角にすべきです。UTF-8 は世界のどこでも使われる予定であり、世界の大部分 (CJK を除く) ではポンド記号は半角だったのですから (CJK な人々は修正を迫られるか互換モードを使うことになります)。現状の XTerm では、デフォルトの動作はそうなっていますが、互換モードは存在しません。というか、デフォルトしかありません。
で、将来、XTerm で EUC-JP などが使えるようになったときにどうするかですが、ポンド記号を半角にして EUC-JP を使ってきた人はいません。EUC-JP でポンド記号を使うときは必ず (世界のどこでも) 全角だったので、ポンド記号が全角になるほうがデフォルトになるべきです。こちらの場合は UTF-8 の場合とは異なり、修正を迫られる人は世界のどこにも存在しません。