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自治体そのものもオープンソースにしちゃえばいいのに。暇……もとい、熱意のある人間が集まって皆で業務を勝手に動かしていく、というような。
システムの統一(というか、同じシステムの導入)は簡単なんです。問題は、業務プロセスを変えたがらない、前例踏襲、といったあたりかと。様式変更にも規則の改正が必要ですし。# オープンソースではないけどオープン仕様(地域情報プラットフォームとか)はありますよ。# 佐賀だったか長崎だったかは全部公開しているはずだし。
自治体ごとの特色を考慮しなければならない(=カスタマイズする)のは事実です。# 海がない自治体の地籍関係帳票に海岸地目の欄は不要だ。# 沖縄の鉄道用地とかも。
他にも、政令指定都市、ン十万人規模の自治体、1万人に満たない規模の自治体で、同じパッケージは使えないという点もあります。システム全体として求められる信頼性とか性能とかが全然違います。政令指定都市での利用を想定したパッケージを、職員数が二桁の自治体では導入できません。そんな予算はありません。
道州制に反対ではありませんが、きちんと稼働するシステム環境を維持できるか心配です。自治体で動いているシステムは100以上はあります。それを全部安定稼働させるなんて気が遠くなります。まあ、東京都のシステムだったら道州制にも耐えられるかもしれませんが。
関連ストーリーに、自治体がOpenOffice.orgを採用、というのがいくつかあるけど、そんなに珍しいことではないでしょう。某K市では、新規調達するPCにはOOoを入れる(MS Officeは入れない)という方針になってます。某M市では、システムが出力する帳票はOOoドキュメントとして生成され、そこからPDFにしたり見栄えを調整したりしてます。
>某K市では、新規調達するPCにはOOoを入れる(MS Officeは入れない)という方針になってます。>某M市では、システムが出力する帳票はOOoドキュメントとして生成され、そこからPDFにしたり見栄えを調整したりしてます。
それは凄い。どこの自治体ですか?公に行っているものなら、是非情報提供して欲しいところです。
>システム全体として求められる信頼性とか性能とかが全然違います。
逆に考えるんだ。
それってつまり個々のパッケージにスケーラビリティが無い(大きいなら大きいまま、小さいなら小さいまま)ということなわけだが、じゃあなんでLinuxはスケールするのか?と考えるんだ。
結局それは、いろんなスケールのユーザが使ってくれた、という「実績」があるからだ。そしてフィードバックがあったからだ。
実績とフィードバックが有るから使える。使えるからまた実績とフィードバックが貯まる。
仮に同じことが役所業務ソフトで起きたなら、同じようにスケールするソフトになるんじゃないだろうか?
にわとりたまごと言ってしまえばそれまでなので、「じゃあ誰が最初にはじめるんだ?」は悩ましいけども。
>日本のソフトハウスの何割が自治体からの受注で生計立てているのか・・・。
どこからか、「○TTデータをイケニエに自治体共通ソフトウェアを召喚!」という宣言が聞こえた。
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
どうせなら (スコア:0, すばらしい洞察)
自治体そのものもオープンソースにしちゃえばいいのに。
暇……もとい、熱意のある人間が集まって皆で業務を勝手に動かしていく、というような。
Re:どうせなら (スコア:1, 興味深い)
本来なら、すべての自治体で共通で利用できるようなソフトウェアも、各自治体ごとに発注しているというものすごい無駄な体質なわけで。
住民基本、税務、財務、総務・・・ありとあらゆるシステムが自治体ごとに別仕様もしくはカスタマイズで運用されています。まあ・・・オープンソースで基幹システムを開発するというのはいささか危険な気もしますけれどね・・・。
というわけで橋本大阪府知事が声高に叫ぶ「道州制」に一票。きっと州内ですべてのシステムを統一化すれば、それだけで数百億円もの税金は節約できますよ。
Re:どうせなら (スコア:1, 興味深い)
> 住民基本、税務、財務、総務・・・ありとあらゆるシステムが自治体ごとに別仕様もしくはカスタマイズで運用されています。
もっとひどいのが、気象情報のXML化。
同じ仕様のものを、自治体ごとに開発しろ、といわれます。
リファレンス実装すら提供してくれず、ドキュメントもサンプルもほとんどない状態……
Re:どうせなら (スコア:1, 興味深い)
システムの統一(というか、同じシステムの導入)は簡単なんです。問題は、業務プロセスを変えたがらない、前例踏襲、といったあたりかと。様式変更にも規則の改正が必要ですし。
# オープンソースではないけどオープン仕様(地域情報プラットフォームとか)はありますよ。
# 佐賀だったか長崎だったかは全部公開しているはずだし。
自治体ごとの特色を考慮しなければならない(=カスタマイズする)のは事実です。
# 海がない自治体の地籍関係帳票に海岸地目の欄は不要だ。
# 沖縄の鉄道用地とかも。
他にも、政令指定都市、ン十万人規模の自治体、1万人に満たない規模の自治体で、同じパッケージは使えないという点もあります。
システム全体として求められる信頼性とか性能とかが全然違います。政令指定都市での利用を想定したパッケージを、職員数が二桁の自治体では導入できません。そんな予算はありません。
道州制に反対ではありませんが、きちんと稼働するシステム環境を維持できるか心配です。自治体で動いているシステムは100以上はあります。それを全部安定稼働させるなんて気が遠くなります。まあ、東京都のシステムだったら道州制にも耐えられるかもしれませんが。
関連ストーリーに、自治体がOpenOffice.orgを採用、というのがいくつかあるけど、そんなに珍しいことではないでしょう。
某K市では、新規調達するPCにはOOoを入れる(MS Officeは入れない)という方針になってます。
某M市では、システムが出力する帳票はOOoドキュメントとして生成され、そこからPDFにしたり見栄えを調整したりしてます。
Re: (スコア:0)
>某K市では、新規調達するPCにはOOoを入れる(MS Officeは入れない)という方針になってます。
>某M市では、システムが出力する帳票はOOoドキュメントとして生成され、そこからPDFにしたり見栄えを調整したりしてます。
それは凄い。
どこの自治体ですか?
公に行っているものなら、是非情報提供して欲しいところです。
Re: (スコア:0)
>システム全体として求められる信頼性とか性能とかが全然違います。
逆に考えるんだ。
それってつまり個々のパッケージにスケーラビリティが無い
(大きいなら大きいまま、小さいなら小さいまま)ということなわけだが、
じゃあ
なんでLinuxはスケールするのか?と考えるんだ。
結局それは、いろんなスケールのユーザが使ってくれた、という「実績」があるからだ。
そしてフィードバックがあったからだ。
実績とフィードバックが有るから使える。
使えるからまた実績とフィードバックが貯まる。
仮に同じことが役所業務ソフトで起きたなら、
同じようにスケールするソフトになるんじゃないだろうか?
にわとりたまごと言ってしまえばそれまでなので、
「じゃあ誰が最初にはじめるんだ?」は悩ましいけども。
Re:どうせなら (スコア:1)
>日本のソフトハウスの何割が自治体からの受注で生計立てているのか・・・。
どこからか、「○TTデータをイケニエに自治体共通ソフトウェアを召喚!」という
宣言が聞こえた。