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今から十数年前くらい、オープンシステムがもてはやされはじめた時に、それまでの汎用機やオフコンとの違いをだすために、パッケージソフトウェアを選んで使うという方法論が注目を集めたんですけどね。オフコンとの違いとしては、ハードウェアとは、別系列のソフトウェア・ベンダーの製品でも、OSやミドルウェアが合えば使えるということでした。売り文句としては、「業界のベスト・プラクティスを反映しています」というのが、パッケージソフトの常套句でした。とはいっても、多くのパッケージソフトって、一般消費者向けのワープロみたいなものと違って、一品ものに近いレベルで、なおかつデータ形式もブラックボックスだっりして、カタログ通りのものはなかなか無かったと思いますが。
パッケージという名称なのにビジネスロジックが皆無という、強烈な製品がありました。実体は、いくつかのライブラリ*だけ*でした。(フレームワークですらなかった)
# つまり、実質は受注開発。。。詐欺だと思います
販売方法がライセンス形態、サポート契約の体系、導入済み顧客の実稼動システム上の一部を利用して別の導入先向けに丸ごとコピーなど先進的な図書館システムが極北だという意見もありましたね。もっともlibrahack事件の事案はオープンシステムではないらしい。パッケージの語の意味するところは売り手側の説明に都合のいい部分の凸包の性質というオチだったのでした。
// 何だこれは!?と寄ってたかって調べていくといろいろ面白いことが明らかになっためりるたん。
> パッケージの語の意味するところ
開発してもらうと、そこだけ無形資産として償却する経理処理が社内で発生するので、パッケージのカスタマイズと称して、つまりは開発して、パッケージとして調達すれば単純に定率なりで償却できるとか。 開発工数積算が適切かとか事前の稟議が必要なはずなので、パッケージで買うというのは開発より手間暇かかる雑な仕事がかなり省けるんじゃないかと思います。
> 仕事に合わせてITシステムを作る時代は終わった、これからはお仕着せITシステム内蔵のビジネスロジックに合わせて仕事する時代だ、ってことですね。
ちゃんと要求仕様を定義する事が出来ず、まともに使えないシステムを人月掛けてオーダーメイドするぐらいなら、吊るしで売られてるシステム買ってきて身体(組織)の方を合わせた方が合理的じゃないの?とは思いますねw
特に、「不合理ながらも旧来のシステムに合わせてやりくりした結果の組織・ルール・メソッド」を、システム刷新の際に無判断で引き継ごうとしている「偉い人」を見ると、アホか、と。旧来のシステムの制約が無くなるんだから、合理的に再構築するチャンスだろうが。そもそも、その現状の不合理を新システム構築を請け負うSIに完全に説明できる自信があるのか。自社の人間でさえ、断片的で不十分な理解しかしてないと言うのに、
>特に、「不合理ながらも旧来のシステムに合わせてやりくりした結果の組織・ルール・メソッド」を、>システム刷新の際に無判断で引き継ごうとしている「偉い人」を見ると、アホか、と。アホなんですよ。でも、一緒に思考停止しないと会社で冷や飯を食う羽目になる。老人たちの思考停止に付き合って気に入られながら、うまいタイミングで方向修正を促せるのが、最高に優秀な日本のサラリーマンというテンプレートは、不幸なことに今後も変わらないと思う。
もう日本のあちらこちらで組織の寿命が来ていると思うのだけれど、図体さえ大きければ、わりと旧態依然の体制のままでも日本の企業はゾンビ状態で生き残ってしまう。その穴を埋めるベンチャー企業が現われるなりして、新陳代謝が進めばいいのに。
再構築は、いじめと一緒で、致命的なほど圧倒的な差がある時は、やった方が得ですが、それなりの差でもやった方が損するのでは無いでしょうか?
そして、吊しにせよオーダーメイドにせよ、圧倒的な差が提示できなければ、現状維持になってもおかしくないです。
>自社の人間でさえ、断片的で不十分な理解しかしてないと言うのにだったら、吊しのギャップフィットも無理では?
システムの一番の売りは、明示的で無い、陰画的な部分にあったりする事もよく有り、再構築はどんなやり方でもそれを確実に壊します。(例:WindowsやOfficeの新版)
もちろん費用的、性能的に致命的なほど圧倒的な差がある時は、その様な陰画的な部分を爆散させてでも遂行するでしょうけど、OracleもIBMも他社も、そこまでの差を提示できなくなっているのが現状だと思います。
> 少数の人がコンピュータを使って大多数の人の仕事を奪う
かつて、みずほ○行さんは振込処理の夜間バッチを少数の人がミスって、とんでもねー人たちの仕事を奪ってしまいましたとさ。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
ITの逆襲 (スコア:3, 参考になる)
この手のコンピュータが人間の仕事を奪ってくシリーズがどこまで行き着くのか楽しみです。
# より正確には「少数の人がコンピュータを使って大多数の人の仕事を奪う」かな
オープンシステムがパッケージソフトウェアを広めたんだけど (スコア:2)
今から十数年前くらい、オープンシステムがもてはやされはじめた時に、それまでの汎用機やオフコンとの違いをだすために、パッケージソフトウェアを選んで使うという方法論が注目を集めたんですけどね。
オフコンとの違いとしては、ハードウェアとは、別系列のソフトウェア・ベンダーの製品でも、OSやミドルウェアが合えば使えるということでした。
売り文句としては、「業界のベスト・プラクティスを反映しています」というのが、パッケージソフトの常套句でした。
とはいっても、多くのパッケージソフトって、一般消費者向けのワープロみたいなものと違って、一品ものに近いレベルで、なおかつデータ形式もブラックボックスだっりして、カタログ通りのものはなかなか無かったと思いますが。
Re:オープンシステムがパッケージソフトウェアを広めたんだけど (スコア:2)
自分が入ったプロジェクトは、ちょうど入った時に上で喧嘩始めてしまって方針すら怪しくなって仕事が来ない状態に・・・。
八ヶ月喧嘩が続いた後に、一旦中止となりプロジェクト解散となりましたよ。
Re:オープンシステムがパッケージソフトウェアを広めたんだけど (スコア:2)
パッケージという名称なのにビジネスロジックが皆無という、強烈な製品がありました。
実体は、いくつかのライブラリ*だけ*でした。(フレームワークですらなかった)
# つまり、実質は受注開発。。。詐欺だと思います
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:オープンシステムがパッケージソフトウェアを広めたんだけど (スコア:2)
販売方法がライセンス形態、サポート契約の体系、導入済み顧客の実稼動システム上の一部を利用して別の導入先向けに丸ごとコピーなど
先進的な図書館システムが極北だという意見もありましたね。もっともlibrahack事件の事案はオープンシステムではないらしい。
パッケージの語の意味するところは売り手側の説明に都合のいい部分の凸包の性質というオチだったのでした。
// 何だこれは!?と寄ってたかって調べていくといろいろ面白いことが明らかになっためりるたん。
Re: (スコア:0)
> パッケージの語の意味するところ
開発してもらうと、そこだけ無形資産として償却する経理処理が社内で発生するので、
パッケージのカスタマイズと称して、つまりは開発して、パッケージとして調達すれば単
純に定率なりで償却できるとか。 開発工数積算が適切かとか事前の稟議が必要な
はずなので、パッケージで買うというのは開発より手間暇かかる雑な仕事がかなり省
けるんじゃないかと思います。
Re:ITの逆襲 (スコア:1)
> 仕事に合わせてITシステムを作る時代は終わった、これからはお仕着せITシステム内蔵のビジネスロジックに合わせて仕事する時代だ、ってことですね。
ちゃんと要求仕様を定義する事が出来ず、
まともに使えないシステムを人月掛けてオーダーメイドするぐらいなら、
吊るしで売られてるシステム買ってきて身体(組織)の方を合わせた方が合理的じゃないの?
とは思いますねw
特に、「不合理ながらも旧来のシステムに合わせてやりくりした結果の組織・ルール・メソッド」を、
システム刷新の際に無判断で引き継ごうとしている「偉い人」を見ると、アホか、と。
旧来のシステムの制約が無くなるんだから、合理的に再構築するチャンスだろうが。
そもそも、その現状の不合理を新システム構築を請け負うSIに完全に説明できる自信があるのか。
自社の人間でさえ、断片的で不十分な理解しかしてないと言うのに、
Re:ITの逆襲 (スコア:1)
>特に、「不合理ながらも旧来のシステムに合わせてやりくりした結果の組織・ルール・メソッド」を、
>システム刷新の際に無判断で引き継ごうとしている「偉い人」を見ると、アホか、と。
アホなんですよ。でも、一緒に思考停止しないと会社で冷や飯を食う羽目になる。
老人たちの思考停止に付き合って気に入られながら、うまいタイミングで方向修正を促せるのが、
最高に優秀な日本のサラリーマンというテンプレートは、不幸なことに今後も変わらないと思う。
もう日本のあちらこちらで組織の寿命が来ていると思うのだけれど、
図体さえ大きければ、わりと旧態依然の体制のままでも日本の企業はゾンビ状態で生き残ってしまう。
その穴を埋めるベンチャー企業が現われるなりして、新陳代謝が進めばいいのに。
Re: (スコア:0)
再構築は、いじめと一緒で、致命的なほど圧倒的な差がある時は、やった方が得ですが、それなりの差でも
やった方が損するのでは無いでしょうか?
そして、吊しにせよオーダーメイドにせよ、圧倒的な差が提示できなければ、現状維持になっても
おかしくないです。
>自社の人間でさえ、断片的で不十分な理解しかしてないと言うのに
だったら、吊しのギャップフィットも無理では?
システムの一番の売りは、明示的で無い、陰画的な部分にあったりする事もよく有り、再構築はどんな
やり方でもそれを確実に壊します。
(例:WindowsやOfficeの新版)
もちろん費用的、性能的に致命的なほど圧倒的な差がある時は、その様な陰画的な部分を爆散させてでも
遂行するでしょうけど、OracleもIBMも他社も、そこまでの差を提示できなくなっているのが現状だと思い
ます。
Re: (スコア:0)
> 少数の人がコンピュータを使って大多数の人の仕事を奪う
かつて、みずほ○行さんは振込処理の夜間バッチを少数の人がミスって、とんでもねー
人たちの仕事を奪ってしまいましたとさ。