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OS環境が悪いのか、OfficeスイートのUIが悪いのか?はたまた両方なのか?純正Ofiiceのマクロが互換製品では動作しないってのは、機能面ではなくセキュリティ面の課題だってことが整理されていないのでは?
セキュリティ面の課題もあるけど、習得コストの問題もあると思う。
なにしろデスクトップ環境として見たらLinuxに比べればWinodwsが圧倒的に普及してるし、LibreOfficeに比べたMS Officeも然り。それは「教えられる人が多い(その分競争が働くのでコスト的に低くもなる)」「解説書が豊富に出版されている」「ネットで検索したら情報が得られやすい」等、色々な理由で加速する。
というのを前提として。LibreOfficeの開発元は「開発者(技術者)が陥りがちな視野狭窄」にはまっているように見える。それは「ユーザーの目的はソフトを使うことではなく、それによってアウトプットを得ることだ」ということ。特に役所の事務員なんて業務が円滑に進めばいいし、それができる方法を支持するのは当然なわけで、前述の理由で習得コストが低いMS Officeを使いたがるのは当たり前の話。IT技術者であれば案件の性質や顧客ニーズを加味してどんな製品・ソリューションを使うか、みたいな検討をするけど、そのノリで一般事務員が動いてくれることを期待するのは間違いだし、そこからくる「Windows/MS OFficeに戻す」動きに技術者としての視点で異を唱えても空回りするだけ。もっと端的に言えば「MS OfficeやLibreOfficeより習得が簡単で作業が効率化できる何か」が出てきたら、どっちも即座に捨てられるだろう。そういうレベルの話なんだよね、これ。
その観点で考えると、「OSSの普及のためにユーザーを増やす」というのは良いことだけど、その先陣を切るのがお役所の末端ユーザー、というのはいただけない。それは役人に無駄な習得コストを背負わせて税金を無駄遣いする行為と誹られても仕方が無いことだから。むしろ長期的な視点に加え、経営者の責任である程度リスクを負った投資できる一般企業のユーザーを増やしていく形のほうが向いている。
でも、どちらにしても、そのために必要なのは「MS系ソフトウェアと比べて問題ない程度のコストで、金を払えば使い方を教えてくれたりサポートしてくれる安定した企業」だよ。今回の件だって、そういう企業があって機能してれば「MS Officeに戻さないと」なんて話は現場からは出ないだろうから、現場から戻そうという動きが起きること自体がサポートが機能してない証左だ。そんな状況を解決すればOSSは普及するだろうし、それがなければどれだけ政治的な方向でプッシュをかけても代替存在になるなんて無理だ。どこかで頓挫するに決まっている。(どちらかといえばサーバー分野だけど、そういうサポートをきちんとしてる会社があるRed Hat LinuxやPostgres SQL等なんかはバッチリ普及してるでしょ)
「MS系じゃない業務に支障がある」という懸念に対して投げかけるべきはある程度の金を媒介としたサポート体制であり、理念ではない。まずそこからスタートしない限り、LibreOfficeはいつまでたっても主力にはなれないと思うなぁ。(金を払わないボランティア有志によるナレッジ拡張やサポートは一見OSSの利点に見えるけど、それは「責任を伴わないものだから打ち切られたときのリスクを誰も担保できない」という最悪の爆弾を抱え込んでいることを理解すべき)
お金を出せば、LibreOfficeのサポートを提供している企業はあるでしょ。英国のCollabora社とか、日本ならアイクラフト社とか。
出したお金が足りなくてサポートが不十分だったのか。サポート会社が無能で出したお金に見合ったサポートを受けられず、職員がMS Officeを望んだのか。あるいは契約すらしていなくて、「LibreOfficeにすればライセンス料が浮いて節約になる!」程度の認識だったのか。
どれにしても「サポートが十分に行われているなら、職員がわざわざMS Officeに戻したがる」なんて事は起きない。だって面倒なだけじゃん、従来業務に加えて移行のための業務もある程度やらされるんだから。「戻したがる」事態が起きるのは、そういう移行のための面倒を加味してもなお、LibreOfficeだときちんと使えない(サポートが足りてない)状況だからなんでしょ?
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
問題点がボケている (スコア:2, 興味深い)
OS環境が悪いのか、OfficeスイートのUIが悪いのか?はたまた両方なのか?
純正Ofiiceのマクロが互換製品では動作しないってのは、機能面ではなく
セキュリティ面の課題だってことが整理されていないのでは?
Re:問題点がボケている (スコア:0)
セキュリティ面の課題もあるけど、習得コストの問題もあると思う。
なにしろデスクトップ環境として見たらLinuxに比べればWinodwsが圧倒的に普及してるし、LibreOfficeに比べたMS Officeも然り。
それは「教えられる人が多い(その分競争が働くのでコスト的に低くもなる)」「解説書が豊富に出版されている」「ネットで検索したら情報が得られやすい」等、色々な理由で加速する。
というのを前提として。LibreOfficeの開発元は「開発者(技術者)が陥りがちな視野狭窄」にはまっているように見える。
それは「ユーザーの目的はソフトを使うことではなく、それによってアウトプットを得ることだ」ということ。
特に役所の事務員なんて業務が円滑に進めばいいし、それができる方法を支持するのは当然なわけで、前述の理由で習得コストが低いMS Officeを使いたがるのは当たり前の話。
IT技術者であれば案件の性質や顧客ニーズを加味してどんな製品・ソリューションを使うか、みたいな検討をするけど、そのノリで一般事務員が動いてくれることを期待するのは間違いだし、そこからくる「Windows/MS OFficeに戻す」動きに技術者としての視点で異を唱えても空回りするだけ。
もっと端的に言えば「MS OfficeやLibreOfficeより習得が簡単で作業が効率化できる何か」が出てきたら、どっちも即座に捨てられるだろう。そういうレベルの話なんだよね、これ。
その観点で考えると、「OSSの普及のためにユーザーを増やす」というのは良いことだけど、その先陣を切るのがお役所の末端ユーザー、というのはいただけない。それは役人に無駄な習得コストを背負わせて税金を無駄遣いする行為と誹られても仕方が無いことだから。むしろ長期的な視点に加え、経営者の責任である程度リスクを負った投資できる一般企業のユーザーを増やしていく形のほうが向いている。
でも、どちらにしても、そのために必要なのは「MS系ソフトウェアと比べて問題ない程度のコストで、金を払えば使い方を教えてくれたりサポートしてくれる安定した企業」だよ。今回の件だって、そういう企業があって機能してれば「MS Officeに戻さないと」なんて話は現場からは出ないだろうから、現場から戻そうという動きが起きること自体がサポートが機能してない証左だ。
そんな状況を解決すればOSSは普及するだろうし、それがなければどれだけ政治的な方向でプッシュをかけても代替存在になるなんて無理だ。どこかで頓挫するに決まっている。(どちらかといえばサーバー分野だけど、そういうサポートをきちんとしてる会社があるRed Hat LinuxやPostgres SQL等なんかはバッチリ普及してるでしょ)
「MS系じゃない業務に支障がある」という懸念に対して投げかけるべきはある程度の金を媒介としたサポート体制であり、理念ではない。まずそこからスタートしない限り、LibreOfficeはいつまでたっても主力にはなれないと思うなぁ。
(金を払わないボランティア有志によるナレッジ拡張やサポートは一見OSSの利点に見えるけど、それは「責任を伴わないものだから打ち切られたときのリスクを誰も担保できない」という最悪の爆弾を抱え込んでいることを理解すべき)
Re: (スコア:0)
お金を出せば、LibreOfficeのサポートを提供している企業はあるでしょ。
英国のCollabora社とか、日本ならアイクラフト社とか。
Re:問題点がボケている (スコア:1)
出したお金が足りなくてサポートが不十分だったのか。
サポート会社が無能で出したお金に見合ったサポートを受けられず、職員がMS Officeを望んだのか。
あるいは契約すらしていなくて、「LibreOfficeにすればライセンス料が浮いて節約になる!」程度の認識だったのか。
どれにしても「サポートが十分に行われているなら、職員がわざわざMS Officeに戻したがる」なんて事は起きない。
だって面倒なだけじゃん、従来業務に加えて移行のための業務もある程度やらされるんだから。
「戻したがる」事態が起きるのは、そういう移行のための面倒を加味してもなお、LibreOfficeだときちんと使えない(サポートが足りてない)状況だからなんでしょ?