パスワードを忘れた? アカウント作成
13610085 story
Oracle

MariaDBにOracle DB互換機能が搭載される 29

ストーリー by hylom
GoogleのJava-API利用ですら訴えたところだからなあ 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

MariaDB Foundationが5月27日、MariaDB 10.3系で初のstable版となるMariaDB 10.3.7のリリースを発表しているPublickey)。

MariaDB 10.3では新機能はとしてOracle Database互換機能がうたわれており(Changes & Improvements in MariaDB 10.3)、Oracle DB独自の関数や型がサポートされたほか、Oracle DB独自のストアドプロシージャ言語PL/SQLも実行可能となっている。

MariaDBは歴史的経緯からOracleとは対立関係にあるのだろうが、これは訴訟とか大丈夫なのだろうか? ちょっと心配である。

13605458 story
オープンソース

Tesla、オープンソースライセンスに従ってソースコードを公開 16

ストーリー by hylom
ハックムーブメントに繋がるのだろうか 部門より
headless曰く、

Teslaが同社製品で使用しているオープンソースソフトウェアのソースコード公開を開始した(GitHubのTesla MotorsページSlashGearElectrek)。

Teslaは多数のオープンソースソフトウェアを使用しているが、これまでソースコードを公開していなかったため、GPLなどのライセンスに違反していると批判されていた。しかし、最近になって過去にソースコードの公開を要求した人に対し、BuildrootLinuxカーネルのリポジトリをGitHubで公開したことと、その他のソースコードについても公開の準備を進めていることを通知したという。

これにより、セキュリティ研究者などによるバグの発見などが進むことが期待される。2013年からTeslaにGPL準拠を求めていたというSoftware Freedom Conservancy(SFC)では、まだまだ不十分であるとしつつ歓迎のコメントを発表している。

13605440 story
ソフトウェア

旧Eudoraのソースコードがオープンソースライセンスで公開される 79

ストーリー by hylom
まさかのオープンソース化 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

1990年代から2000年前半にかけて特にMacユーザーに人気だったメールクライアント「Eudora」のソースコードがComputer History Museumで公開された(GIGAZINE)。

「Eudora」を発音できたらオッサンの証明完了したとも思える懐かしい響き。発音できるオッサン達はこぞって Eudora への愛と情熱を語ろう(笑

EudoraはQualcommが権利を所有していたが、2006年に開発が停止されていた。Computer History MusiumがQualcommからEudoraの商標やソースコードなどの譲渡を受けての公開となり、ソースコードは修正や再配布が自由なライセンス(3条項BSDライセンスに相当)での公開となっている。

Qualcommは2006年にThunderbirdベースのEudoraをMozillaと協力して開発すると発表していたが 、2013年にはこのプロジェクトは終了していることが明らかにされていた。今回公開されたソースコードはEudoraがThunderbirdベースになる直前のもので、バージョンはWindows版が「Eudora 7.1」、Mac版が「Eudora 6.2.4」とのこと。

13602208 story
GNOME

GNOMEでNautilusからプログラム起動機能を削除する計画、いったん中止になる 41

ストーリー by headless
復活 部門より
GNOMEプロジェクトがファイルマネージャー「Nautilus (ファイル)」からバイナリー/プログラム起動機能の削除を計画し、Commit 3a22ed5bで削除されたのだが、企業やコンテンツクリエイターのワークフローへの影響についてさらなる調査が必要だとしてCommit ce73de0cで復元された。

Nautilusにはデスクトップアイコン表示機能が備わっていたが、6年前にGNOME 3のデフォルトで無効化され、今年3月リリースのGNOME 3.28で削除されている。デスクトップがNautilusの一部でなくなってから長い時間が過ぎており、アプリの配布方法も変化していることからバイナリーやデスクトップファイルを起動する機能も以前ほど有用でなくなった、というのが理由の一つだ。また、Nautilusでは実行許可を持つ.desktopファイルがドキュメントに偽装して任意のコードを実行するCVE-2017-14604のような脆弱性が発見されるなど、セキュリティ面の問題も理由に挙げられている。

しかし、3a22ed5bのコメント欄では、自作のスクリプトを実行しにくくなる、初心者にとってアプリの起動が困難になる、といった反対意見が多く出される。計画を覆すに至る意見は出ていなかったが、Nautilusのコンテキストメニューからバイナリーをプログラムとして実行できるようにすることが別途提案され、こちらを優先することになったようだ。
13593421 story
アナウンス

Vimの公式Webサイト、OSDNでのホスティングに移行 8

ストーリー by hylom
手前味噌 部門より

4月30日より、テキストエディタ「Vim」の公式Webサイト(www.vim.org)がOSDNの提供するホスティングサービス上で運営されるようになった(Vimプロジェクトのアナウンス@shujisadoのTweet)。

Vimの公式Webサイトは以前は米SourceForgeの提供するホスティングサービスを使っていたが、ここ数ヶ月間SourceForgeではネットワークアクセスが遅くなったり、500エラーが頻発する、Subversionリポジトリで一部のコミットが消失するといった技術的トラブルが発生している(Medium)。そのため、OSDNのオープンソースソフトウェア開発プロジェクト向けVHOSTサービスの利用を決めたようだ。

13593296 story
オープンソース

glibcのマニュアル内にあるジョークを巡ってコミュニティとRMSが衝突、RMSが特権を行使 61

ストーリー by hylom
RMSらしい 部門より

GNU Libc(glibc)のマニュアルでabort()関数を説明する項には、「Future Change Warning」として注意事項が掲載されている。これは一見すると意味が分からないが、ジョークとして残されているそうだ。そのためマニュアルからこの項目を削除しようという提案が出たのだが、FSFやGNUの創設者であるRichard M. Stallman(RMS)氏の反対によってこの提案は却下されたという(本の虫LWN.net)。

このジョークについては本の虫の記事で説明されているのでそちらを見て欲しいが、米国には人口中絶(Abortion)のカウンセリングや紹介、支援、中絶の合法化、中絶サービスの支援などに携わる非政府組織(NGO)に対する連邦政府からの資金援助をブロックできる条項があるそうだ。これは「Mexico City Policy」と名付けられているもので、「中絶に関する情報を提供しているNGOには資金を提供しない」というような項目が含まれており、問題のジョークはこれとabort()をかけたというものらしい。

このジョークは1990年代にRMSが追加したものだが、これに対して「人口中絶に関連した悪い経験を持つ人を傷付ける可能性がある」という理由で削除すべきという提案が出ていたようだ。glibc開発者らの議論の結果このジョークについて削除する方向でまとまっていたようだが、RMSがこれに反対したために提案は却下された。

ただ、RMSは現時点ではglibcのメンテナではないため、RMSが口を挟んで提案を却下したことに対しては批判が出ている。これに対しRMSは「glibcはGNU Projectの一部であり、GNU Project全体のポリシーに従ったり、GNU Projectのゴールのために(RMSには)パッケージメンテナに対し指示を出す権限がある」と主張。これは滅多にあることではないが、今回の件はこれに該当する例だとし、変更させたいなら私を説得しろとメールで述べている

13590690 story
グラフィック

GIMP 2.10.0リリース 263

ストーリー by headless
最新 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

GIMPの最新安定版GIMP 2.10.0がリリースされた。GIMPの安定版は2.8以来約6年ぶりのリリースとなる(アナウンスリリースノートダウンロードページOSDN Magazineの記事)。

最近では、Photoshopが月額課金制になるなど、無料ソフトとしてのGIMPの需要は高まっていると思われるが、皆様はGIMPやInkscapeを使っているだろうか。Photoshopやその他のプロプライエタリソフトを使っている方は、どの辺りに利点を感じているだろうか。

画像処理のGEGL移行がほぼ完了したGIMP 2.10.0では高ビット深度処理やマルチスレッド化などが可能になっており、GEGLベースのフィルターが80点以上同梱されている。このほか主な変更点は、カラーマネージメントのコア機能化、テキストツールでのCJKサポート強化などツールの強化、ペイント機能強化、HiDPIサポートなど。また、新しい「Dark」テーマとそれに合わせた「Symbolic」アイコンがデフォルトに設定されている。

13577409 story
ニュース

オランダの葬儀関連見本市に自殺装置が展示される、VRで体験も可能 36

ストーリー by hylom
VRでハードルを下げるというアイデアもありそう 部門より

オランダ・アムステルダムで開催された葬儀関連の見本市に、自殺(安楽死)を行うための装置が出品されたそうだ。また、この装置をVRで体験できるシステムも用意されていたという(AFP)。オランダでは一定の条件を満たした人物に対して安楽死が認められている。

この装置はオーストリアの安楽死推進活動家などによって開発されたもので、昨年に 発表されていたもの。密閉されたポット内に窒素を充填して酸素濃度を低下させることで安楽死させるというものだそうだ。

まだ設計段階だが年内に1号機を完成させる予定。3Dプリンタで製造できるということで、完成後は設計図をオープンソースで公開するようだ。

13574823 story
バグ

脆弱性公表をきっかけにbeepパッケージの不要論が出る 29

ストーリー by hylom
そんなコマンドあったなあ 部門より
headless曰く、

Linuxの「beep」パッケージの脆弱性が先日公表されたのだが、便乗する偽特設ページが出現したり、他の問題も発見されたりした結果、beep不要論まで出る事態となった(Register)。

この脆弱性(CVE-2018-0492)はbeep 1.3.4までに存在し、setuidを設定した場合にローカルでの特権昇格が可能になる競合状態を引き起こすというものだ。偽特設ページはこの脆弱性を「Holey Beep」と名付け、でたらめな内容を織り交ぜた解説のほか、パッチと称するエクスプロイトも公開している。

Debianでは1.3-3+deb7u1(Wheezy)/1.3-3+deb8u1(Jessie)/1.3-4+deb9u1(Stretch)で修正されており、UbuntuでもDebianのパッチが適用されているようだ。しかし、Debianのパッチを適用した状態でも、beepが任意のファイルをrootとして書き込み用に開くことが可能とみられることが報告される。さらに整数オーバーフローの問題も報告された。

これらの問題を受けてoss-secメーリングリストでは、現在はビープ用スピーカーを備えるPCがほとんどない点や、周波数や長さなどの指定はできないものの「printf '\a'」で置き換え可能な点を指摘して、むしろbeepを廃止すべきではないかという意見が投稿されている。

13572308 story
Windows

Microsoft、Windows NT4のファイルマネージャをオープンソース化 43

ストーリー by hylom
これをベースに改造するのも良いかと 部門より

MicrosoftがWindows NT4に搭載されていたファイルマネージャ(WinFile)をオープンソースで公開した(GitHubリポジトリ)。ライセンスはMITライセンス。

ファイルマネージャはWindows 3.xに搭載されていたファイル管理ソフトウェア。Windows 95以降は標準のファイル管理ツールの座をExplorerに譲ったが、しばらくの間はオプションとして別途インストールできた。

今回公開されたファイルマネージャはWindows NT4版をベースに現行のWindowsでコンパイル・実行できるよう修正を加えた上で、いくつかの新機能を追加しているとのこと。もちろん64ビット化もされている。バイナリについては現行のWindowsでコンパイル・実行するための最低限の修正のみを加えたバージョン(「origina_plus」タグ)と、新機能追加版(「v10.0」タグ)の2種類が公開されている。

13557355 story
ハンドヘルド

LG、webOSをオープンソース化した「webOS Open Source Edition」を公開 12

ストーリー by hylom
Palmはどうなるの 部門より
headless曰く、

LGがwebOSをオープンソース化し、「webOS Open Source Edition」として公開した。ソースコードはGitHubで入手できる(ニュースリリースPhoronixThe VergeSlashGear)。

webOSはPalmがPalm OSの後継OSとして開発したLinuxベースのモバイル向けOSで、オープンソース化されるのは今回で2回目となる。1回目のオープンソース化は2010年にPalmを買収したHPによるものだ。HPは2011年にwebOSのオープンソース化計画を発表し、2012年にOpen webOSとして公開した。2013年にLGがHPからwebOS関連資産を買収したことで、以降のバージョンはクローズドソースとなっていたが、Open webOSも著作権表示をLGに変更したうえで引き続きGitHubで公開されている。LGはwebOSを同社のスマートTVなどで使用する一方で、再度のオープンソース化を進めていた。

13548987 story
ハードウェア

エリック・レイモンド、オープンなUPS開発に乗り出す 39

ストーリー by hylom
バッテリー問題は本当に悩ましい 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

オープンソース文化に多大な影響を与えたことで知られるエリック・レイモンド氏が、オープンな無停電電源装置(UPS)の開発を行おうProject UPSideをスタートさせた(Slashdot)。

レイモンド氏は市販されているUPS(無停電電源装置)について、落雷対策などに不可欠ながらも、バッテリーが使えなくなったら本体ごと買い換えさせられるといったことなどに不満を持っていたそうだ。そして、UPS自体の構造はプリンタやスキャナよりも単純であり、Arduinoクラスのマイクロコントローラ、Programmable ROMなどの市販部品と、電気自動車などで使われるようなインテリジェントバッテリ電流センサなど使うことで、長持ちで環境にやさしいUPSが作れるはずだと主張している

その記事を掲載後、同様の不満を持つ人などから大きな反響があったようだ。そういった経緯から、レイモンド氏はUPSをオープンハードウェア・オープンソフトウェア化するということを決めたようだ。現在ブログ上でファームウェアの開発者などの募集をしており、UPSの設計経験者などが集まりつつあるという。また作り出すUPSのアウトラインについても固まりつつある模様。

13546127 story
Chrome

Windows版のChrome 64以降はClangでコンパイルされている 35

ストーリー by headless
移行 部門より
Windows版Google Chromeでは、2月に安定版がリリースされたChrome 64以降でコンパイラーにClangが使われているそうだ(LLVM Project Blogの記事Ars Technicaの記事BetaNewsの記事Neowinの記事)。

Microsoft Visual C++(MSVC)からClangに移行する計画は数年前から進められており、MSVCビルドとClangビルドによるA/Bテストも実施していたそうだ。既に他のOS版はClangでコンパイルされているため、Windows版の移行によりClangへの移行が完了したことになる。ただし、ClangはVisual Studioに加えて使われるもので、置き換えるものではないという。現在もWindows版ChromeではMicrosoftのヘッダーやライブラリ、SDKバイナリを使用しているほか、Windows版Chromeの開発者の多くはVisual Studioを使用しているとのこと。

ClangとMSVCを比較すると、Clangによるビルドは15%遅くなるが、Clangのデバッグ情報出力方法は並列化可能であり、Gomaのような分散ビルドサービスを使用することでMSVCよりも高速になるそうだ。バイナリサイズは32ビットビルドでMSVCよりも大きくなる一方、64ビットビルドは小さくなる。パフォーマンスに関しては、Clangビルドが高速な場合とMSVCビルドが高速な場合があるものの、すべて5%程度の差に収まっているという。また、安定性の差異はみられないとのことだ。
13517016 story
BSD

開発リソース不足という問題に直面するBSD系カーネル 80

ストーリー by hylom
どうしてこうなってしまったのか 部門より

FreeBSDやOpenBSD、NetBSDといったBSD系カーネルの開発者が不足しており、報告されたバグの修正に時間がかかっている状況だそうだ(YAMDAS現更新履歴LWN.net)。

また、開発者リソース不足のため報告されるバグが見つかっていない可能性もあるという。

typodupeerror

普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

読み込み中...