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14990355 story
EFF

GitHubから削除された「youtube-dl」関連プロジェクトが復活へ。違反の事実はないと判断 36

ストーリー by nagazou
無罪 部門より
アメリカレコード協会(RIAA)からの要請により、10月23日にGitHubから削除されていたyoutube-dl」プロジェクトが現地時間の11月16日に復帰した。復帰までの経緯はGitHubの公式ブログに記載されているが、日本語ではマイナビの記事が詳しい(GitHubブログマイナビ)。

今回の復帰には電子フロンティア財団(EFF)が一役買っていたようだ。EFFのの弁護団から送られてきた書簡の内容などから、GitHub側はyoutube-dlのライブラリが、RIAAの申し立てはDMCAの第1201条に違反している事実はないと判断。復帰につながった模様(CNET)。

GitHubは今後の方針として、著作権侵害が明らかな場合は削除を行うが、削除の前に所有者に対して問題を修正する機会を与えること、1201条に基づく削除要請は専門チームによりレビューを行い、不当な申し立ては拒否、合法な場合は削除前に所有者に通知を行うとしている(ITmedia)。

あるAnonymous Coward 曰く、

先日話題になった、 RIAA からの DMCA notice によって GItHub から削除された youtube-dl だけど、無事に GitHub へ復帰したみたい。
RIAA が口実にしたテストコードの中にあったミュージッククリップのダウンロードを削除した対応かな。

詳しくは GitHub のブログを参照
https://github.blog/2020-11-16-standing-up-for-developers-youtube-dl-is-back/

情報元へのリンク

14990286 story
スパコン

スパコン富岳のAIスタック、開発者が誕生秘話を公開 30

ストーリー by nagazou
うまくやった感 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

富士通研究所が自社blogにて富岳用ディープラーニングライブラリの内側を公開している(富士通研究所の技術ブログ)。

これがなかなかに面白い内容で、Intelが公開しているx86向けディープラーニング高速化ライブラリをつかってJIT技術で動的にarm命令に変換、世界最高性能を達成したとのこと。普通ならIntelが激怒しそうな内容であるが、同時にIntelと成果をIntelのoneDNNにマージすることが合意され、今後は本家oneDNNがx86向けとarm向けの両方を管理するとのこと。

gihyo.jpでも本件のインタビュー記事が公開、共同開発のサイボウズ・ラボからも内部技術Xbyakの開発者よりコメントが寄せられている

14986729 story
Debian

Debian 11のデフォルトテーマが決定 26

ストーリー by headless
的中 部門より
Debian Projectは12日、Debian 11(コードネーム: Bullseye)のデフォルトテーマ「Homeworld」を発表した(Bits from Debianの記事Phoronixの記事)。

Debian ProjectではBullseyeのデフォルトアートワークを決めるための人気調査を10月下旬から11月上旬に実施したが、5,613人の回答者によるランキングを総合した結果、Juliette Taka Belin氏のデザインによるHomeworldが勝者になったという。Belin氏はHomeworldについて、バウハウス運動のアートスタイルにインスパイアされたテーマだと説明している。

Debianのコードネームは映画「トイ・ストーリー」のキャラクター名から取るのが恒例になっており、Bullseyeは馬のキャラクターだ。Homeworldでは馬の顔らしきオブジェクトが中央に置かれ、文字通りの「bull's-eye (標的)」らしくアレンジされたDebianロゴもみられるが、その関連については説明されていない。

Belin氏はDebian 8の「lines」テーマや、Debian 9の「softWaves」テーマの作者でもある。スラドの皆さんの予想は当たっただろうか。
14977406 story
ソフトウェア

FSF、優先度が高いフリーソフトウェアプロジェクトのリスト更新に向けたフィードバックを募集 57

ストーリー by headless
募集 部門より
Free Software Foundation (FSF)は10月28日、優先度が高いフリーソフトウェアプロジェクト「High Priority Free Software Projects (HPP)」リストの更新に向け、フィードバック募集を告知した(FSFのブログ記事Phoronixの記事)。

HPPリストはコンピューティングにおけるユーザーの自由を実現するため、特に広く使われているプロプライエタリソフトウェアの代替となり得るフリーソフトウェアプロジェクトに関心を集める目的で2005年に始まった。当初4つのフリーソフトウェアプロジェクトで構成されていたHPPリストは更新が繰り返されており、前回2017年の更新では具体的なプロジェクト名のリストから領域別の包括的なリストに変わっている。

FSFではHPPリストに対する提案を随時受け付けているが、今回は2021年1月8日までに寄せられた提案をもとにHPP委員会が検討を行い、3月開催が予定されているLibrePlanet 2021までに新しいリストを公開する計画だ。提案は電子メールで受け付けている。提案内容をそのまま記載して送ることもできるが、ブログやソーシャルメディアに提案内容を書き、そのリンクを送ることが推奨されている。

現在のリストは以下のような内容だ。
14976390 story
X

X.Org Serverは見捨てられたソフトウェアなのか 40

ストーリー by nagazou
開店休業 部門より
headless 曰く、

X.Org Serverは見捨てられたソフトウェア(abandonware)なのか、まだそうでないとしても見捨てる時が来たのか、という話題が盛り上がっている(Phoronixの記事[1][2]deleted code is tested codeの記事The Registerの記事)。

きっかけとなったのはXFree86のmodesetting DDXでアトミックを有効化するマージリクエストに対し、IntelのDaniel Vetter氏がxserverはメインブランチからの定期的なリリースもないabandonwareになっていると懸念を示したことだ。

これを受けてPhoronixのMichael Larabel氏はX.Org Serverのメジャーリリースが2018年5月以来なく、X.Org Server 1.21も当分リリースされないだろうと指摘。Red HatのX.Org Server担当者は長年奮闘しているが未来はWaylandであり、X.Org Serverがabandonwareであることを認める時だなどと主張する記事には300件近いコメント(Phoronixの記事でコメントが100件を超えることは多くない)が寄せられている。

一方、長年xserverプロジェクトのメインテイナーを務めるRed HatのAdam Jackson氏は、xserverをディスプレイのコントロールにのみ使用するなら未来はないことを認めつつ、xserverプロジェクトはXFree86だけではないと反論。xserverプロジェクトにはXwaylandやXwin、Xephyr、Xvnc、Xvfbといった見捨ててはならない価値のあるプロジェクトがあるとして、現状をもっとよく表す表現は「我々はついにXFree86を見捨てられる」だと述べている。

14974282 story
変なモノ

youtube-dl削除でGithub/DMCAがネタ荒らしされる。GitHubのフリードマンCEOは復活へ支援を表明 15

ストーリー by nagazou
かなり不本意だった模様 部門より
アメリカレコード協会(RIAA)からの依頼でGitHubが「youtube-dl」関連プロジェクトを削除したことが反発を受けている。GitHub上にDMCAリポジトリが作成され、その場が荒らされたというかネタというかおもちゃにされた状態となっている。DMCAなのはyoutube-dlがデジタルミレニアム著作権法(DMCA)を根拠に削除要求されたためと思われる。タイトルもRIAAによって修正されましたといったものになっている(github)。

削除された「youtube-dl」関連プロジェクトだが、GitHubのナット・フリードマンCEOは、今回の件で遺憾の意を表明している。youtube-dlの開発者たちのIRCチャットに単身で乗り込んだ上で、リポジトリ復活を支援したいと話したという。企業のCEOがこうした場に飛び込んで、個人的な支援を表明するのは異例(TorrentFreakGIGAZINE)。

同氏はTorrentFreakにもコメントを残している。それによれば「GitHubは開発者を支援するために存在し、私たちは彼らの仕事に干渉することは避けたかった。youtube-dl開発者がDMCAの苦情を打ち負かして、リポジトリを復元できるように支援していきたいと思います」としている。
14973341 story
Debian

Debian Project、次期リリース「Bullseye」で使用するアートワークの人気調査を実施 21

ストーリー by nagazou
ブルーアイズと読み間違える日本人 部門より
headless 曰く、

Debian Projectが来年リリース予定のDebian 11(コードネーム: Bullseye)で使用するデフォルトのアートワークを決めるため、人気調査を実施している(Bullseye Artwork Survey候補リストPhoronixの記事)。

Bullseyeは映画「トイ・ストーリー」に登場する馬のキャラクター「ブルズアイ」から取った名前だという。アートワークは10月15日までの公募で提案されたもので、10月26日~11月9日までのレビュー期間が設定されている。

提案されたアートワークは全部で17点。ブルズアイにちなんで馬をデザインしたものや馬蹄をデザインしたもの、文字通り「bull's-eye (標的)」風にデザインしたものもみられる。人気調査はどれか1点を選ぶのではなく、気に入った順に並べ替えて送信する形式だ。

明確には説明されていないが、気に入った作品は下の「Your choices」に移動してランク順に並べ替え、残りを「Your ranking」内でランク順に並べ替えるということのようだ。送信後に印刷画面でランクが表示されるのは「Your choices」に移動した作品のみだった。スラドの皆さんはどれが好みだろうか。

14964278 story
Windows

Canonicalのエンジニア曰く、WindowsがLinuxカーネルベースになる日は来ないだろうし、そうなるべきでもない 134

ストーリー by headless
and-the-day-is-called-saint-never's-day 部門より
WindowsがLinuxカーネルベースになる日は来ないだろうし、そうなるべきでもないとの見解をCanonicalのHayden Barnes氏が示している(Box of Cablesの記事The Registerの記事)。

Barnes氏の見解はEric S. Raymond氏の主張に反対するものだ。Raymond氏は先日、互換性の進化やMicrosoftの収益構造の変化などを挙げてWindowsがそのうちLinuxカーネルになると主張して話題になった。Barnes氏はMicrosoft MVPでもあり、CanonicalのデスクトップチームでWindows Subsystem for Linux上のUbuntuに関する仕事をしていることから、MicrosoftによるLinuxへの関与に独自の視点を持っているそうだ。なお、Barnes氏の主張はあくまで個人的な見解であり、何らかの未公開情報に基づくものではない点に注意してほしい。

Barnes氏がまず挙げるのは、WindowsのNTカーネルが一定の後方互換性や長期サポート、ドライバー可用性を提供している点だ。それをLinuxも目指してはいるが、実現には数百万ドルの費用がかかる。Microsoftは損失を出すことなくWindowsを長期サポートできるだけの有料顧客を抱えており、費用はLinuxカーネルへの移行を正当化しない。WindowsやmacOSとの競争がLinuxをよりよいOSにしているのであり、もしWindowsがLinuxカーネルへ移行してカーネルがモノカルチャー化すれば望ましくない結果を生むとのこと。
14962163 story
ソフトウェア

Apache Software Foundation、OpenOfficeの20周年を祝う 21

ストーリー by nagazou
なんやかんやで20年 部門より
headless 曰く、

Apache Software Foundation(ASF)は14日、OpenOfficeの20周年を記念するブログ記事を公開した(The Apache Software Foundation Blogの記事Phoronixの記事)。

OpenOfficeのベースとなったStarOfficeは1985年に誕生し、開発元のStarDivisionを買収したSun Microsystemsが2000年7月にオープンソース化を発表。www.OpenOffice.orgでソースコードが公開されたのは2000年10月13日、2002年にはOpenOffice.org 1.0がリリースされている。

2010年にはOracleがSun Microsystemsを買収し、2011年にOpenOffice.orgプロジェクトをASFへ寄贈した。OpenOffice.orgは「Apache OpenOffice」という名称に変更され、2012年に最初の正式版がリリースされている。

当初はOffice互換ソフトの先頭走っていたApache OpenOfficeだが、2015年にはOpenOffice.orgをフォークしたLibreOfficeと比べて開発の遅れが目立ち始め、2016年にはプロジェクト終了を検討するに至る。その後プロジェクトは継続することになったものの、人手不足は続いているようだ。

14948077 story
GNOME

新型コロナ感染症での重症化、ネアンデルタール人由来の遺伝子と関連している可能性 47

ストーリー by nagazou
遺伝子 部門より
3,199人の新型コロナウイルス感染患者を元にした遺伝子研究の結果、感染時に重傷化や入院などに陥りやすい人は、ネアンデルタール人から受け継がれた特定の遺伝子を持つ人が多いことが判明したという。(natureCNN沖縄タイムスAFP)。

国際プロジェクト「Covid-19 Host Genetics Initiative」の行った研究で、ヒトゲノムの染色体23本のうち、3番染色体の特定の場所に存在する遺伝子変異がSARS-CoV-2(新型コロナ感染症)重症例と関連している可能性があることが指摘されている。このことからネアンデルタール人の遺伝子の専門家らが、このDNA鎖を調査し、ネアンデルタール人から欧州人やアジア人に受け継がれたDNA配列と比較して調査を行ったという。

研究チームのマックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボ氏とヒューゴ・ゼバーグ氏によると、この重症化リスクをもたらす遺伝子はネアンデルタール人から受け継がれたもので、この遺伝子を持つ人がCOVID-19(新型コロナウイルス)に感染した場合、人工呼吸を必要とする可能性が3倍に増えるそう。なお南アジア人の約50%、欧州人の約16%がこの遺伝子を持つらしい。
14444560 story
Windows

Windows 10でSwift言語を使用したアプリケーション開発が可能に 58

ストーリー by headless
開発 部門より
Swift Core Teamは22日、Windows版のSwiftツールチェーンイメージ提供開始を発表した(Swift.orgのブログ記事Neowinの記事The Registerの記事Windows Centralの記事)。

Appleが開発したプログラミング言語Swift2015年にオープンソース化され、Linux上でも利用可能になっていた。Windowsへのポートは単にコンパイラーを利用可能にするだけでなく、標準ライブラリとコアライブラリも利用可能とし、Swift言語のみでWindowsアプリケーションやクロスプラットフォームアプリケーションの開発が可能になるとのこと。Windows上で開発を行うには、SwiftツールチェーンイメージのほかにVisual Studio 2019のインストールが必要になる(ダウンロードページGetting Started)。
14416469 story
Ubuntu

Lenovo、30機種近いThinkPad/ThinkStationでOEM版Ubuntuをプリインストール提供する計画 28

ストーリー by nagazou
お安くなりますかね 部門より
headless 曰く、

Lenovoは23日、ThinkPad/ThinkStationのLinuxサポートを全世界で拡大し、Lenovo.comで30近いUbuntuプリインストールモデルを購入可能にすると発表した(プレスリリースPhoronixの記事Ars Technicaの記事Neowinの記事)。

Lenovoは6月にThinkPad PおよびThinkStationを全モデル・全構成でLinux認定済みにすると発表しているが、Linuxのプリインストールはエンタープライズ向けのカスタマイズでのみ提供されていた。今回の拡大により、ThinkPad P/ThinkStationだけでなく、ThinkPad T/X/X1/LシリーズでもUbuntuプリインストールモデルがLenovo.comで注文可能になる。プリインストールされるUbuntuバージョンは20.04 LTSだが、Lシリーズのみ18.04になるそうだ。

LenovoはOEM版のUbuntuをプリインストール提供することで、Linuxを利用するための複雑性を低減し、Webや電話でのサポートも導入していく。Ubuntuプリインストールモデルは全世界で9月からロールアウトを開始し、2021年を通して段階的に拡大していくとのことだ。

14396456 story
ビール

ラベルで食用アルコール使用を強調したハンドサニタイザー製品、米国でリコールされる 14

ストーリー by headless
食用 部門より
旧聞ではあるが、米国でハンドサニタイザー製品を販売するCorgioMedが同社の製品「Leafree Instant Hand Sanitizer」について、ラベルに「EDIBLE ALCOHOL (食用アルコール)」と記載されていたことを理由とする全品自主回収を3日に発表している(プレスリリースSlashGearの記事)。

この製品のラベルは白ベースに緑のアクセントカラーを組み合わせたデザインだが、目立つ位置に「EDIBLE ALCOHOL」というフレーズが赤地に白抜きで入っている。フレーズは2行に分けて記載されており、文字数の関係で「EDIBLE (食べられる)」が強調される形となっている。

米国ではアルコール入りのハンドサニタイザー製品を飲んでしまう事故が相次ぎ、食品医薬品局(FDA)が飲まないよう注意喚起している。FDAではラベルの記載内容を理由として、使用中止を呼びかけるハンドサニタイザー製品のリストにLeafree Instant Hand Sanitizerを8月11日付で追加し、輸入警告リストにも追加していた。さらに、9月1日にはリコールを勧告しており、これを受けて自主回収が発表されたようだ。
14396446 story
ビール

酒税の税率変更、何か準備してる? 153

ストーリー by headless
準備 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

酒税の税率変更を10月1日に控え、酒類販売店の商品棚が増税前の購買を推奨するポップなどで賑やかなことになっている。

改正により350mlあたりの税額はビールが77円から70円へ、麦芽比率が25%以上50%未満の(節税型の)発泡酒は62.34円から58.49円へ減税となり、いわゆる新ジャンルは28円から37.8円への増税となる。税率変更は2020年10月、2023年、2026年と段階的に行われ、ビール系飲料の税率は「発泡性酒類」として350mlあたり54.25円として一本化される予定となっている。このほか、清酒は350mlあたり42円から38.5円、ワイン等果実酒は28円から31.5円へ変わり、2023年10月には「醸造酒類」として35円に一本化される(国税庁 - 酒税関係法令等の改正Money VIVAの記事)。

広く流通しているビール系飲料については、金額差は原材料のコストよりも税率によるところが大きく、今後新ジャンルは縮小していくのではないかという見方もあるようだ。お酒を嗜まれる皆様は、増税前の買い溜めや、減税まで高みの見物など、いかがお過ごしだろうか。

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GNOME

GNOME、バージョニングスキーム変更で次バージョンはGNOME 40に 27

ストーリー by headless
不惑 部門より
The GNOME Projectは16日、GNOME 3.38のリリースに合わせて次バージョン以降のバージョニングスキーム変更を発表した(GNOME Discourseの記事Phoronixの記事[1][2]BetaNewsの記事)。

これにより、来年3月リリース予定の次バージョンはGNOME 40となり、新しい開発サイクルごとに1ずつ増加していくことになる。それぞれの開発サイクルは alpha/beta/rcの3つのリリースを持ち、最初の安定版はマイナーバージョン0、以降の安定版リリースでマイナーバージョンが1ずつ増加する。つまりGNOME 40は開発サイクルの40.alpha/40.beta/40.rcを経て安定版の40.0がリリースされ、以降の安定版は40.1・40.2・40.3というバージョニングになる。さらに次のバージョンは41となり、同様のパターンでバージョンが進んでいくことになる。現在は偶数バージョンが安定版リリース、奇数バージョンがプリリリースという分け方をしているが、現実的な利点を見いだせないため廃止するとのこと。

バージョニングスキーム変更の理由として、3.xリリースが10年近くなってマイナーバージョンがだんだんと扱いにくくなったこと、今後は技術的および設計上の大幅な変更をする計画がないことを挙げている。バージョン40から開始するのは現在のバージョニングスキームに従えば次バージョンが3.40になるためだという。実際には3.38がGNOMEの40番目のリリースにあたるのだが、この件が議題に上るのが遅く、変更が間に合わなかったとのこと。4.0を選ばなかった理由としては、次の開発サイクルでバージョン4.0となるGTKとGNOMEのバージョンが結び付けられることを避けたかったようだ。年月ベースのバージョニングやセマンティックバージョニングに関しては、GNOME向きではないため採用しなかったとのことだ。
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin

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