Twitter、iOSアプリ向けにアプリのテキスト編集コントロールをオープンソース化 5
帯に短したすきに長し対応 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
Googleがサードパーティ製ChromiumベースブラウザーでChrome専用の非公開APIの使用制限を計画していることについて、Chromeの使用を強制するものだとFedoraのChromiumパッケージのメインテナーが批判している(FEDORA-2021-48866282e5、 The Registerの記事)。
Chromeの非公開APIはGoogleアカウントを通じたデータ同期機能やClick to Call機能などを利用可能にするものだ。Googleはサードパーティの使用を意図したAPIではないなどとして、3月15日以降アクセスに制限を設ける計画を先日発表した。しかし、FedoraメインテナーのspotことTom Callaway氏によると、Googleは2013年にAPIキーを通じ、これらの機能へのアクセス権限をChromiumパッケージのビルダーに提供していたのだという。これにより、オープンソースのChromiumブラウザーはChromeとほぼ同じ機能を得られていた。
そのため、API使用制限はセキュリティ上の問題を解決するためではなく、Chromeの使用を必須としたいだけだとCallaway氏は批判する。大幅な機能低下につながる変更を受けて、Callaway氏はChromiumパッケージのメインテナーを続けるかどうかについても思い悩んだそうだ。しかし、すべてのユーザーがこれらの機能を必要とするわけではないことや、後継メインテナーが同じ問題に突き当たることを考慮して当面は続けることにしたとのこと。
Googleによるアクセス制限は3月15日だが、Callaway氏は先日リリースしたChromium 88のパッケージでAPIアクセスを無効化した。これには時期尚早とのコメントもみられるが、Callaway氏はこのことを事前に知っておき、Chromiumを使い続けるかどうか検討した方がいいと考えているようだ。代替としてGoogleの機能をフルに活用したいならプロプライエタリなChromeを使用すればよく、後で機能制限がかからないFOSSなブラウザーを使いたければFirefoxがあるとも述べている。
久々に泣いた。確かに泣いた。
昨年末からcurrentに入った変更によって
current起動時の画面が真っ黒になってしまうと
いうことで、多くの人がのた打ちまわっている。
freebsd-currentメーリングリスト上でこのメールからのスレッドで
阿鼻叫喚が見られる。ひー、ぎゃー、あーっひゃひゃひゃひゃー。泣き。
ワークアラウンドは/boot/loader.confにscreen.textmode=1を追加すること。
snapshotのdisk1.iso(20210107)からvirtualbox vm上にインストールして確認した。
オープンソース・グループ・ジャパンは11月30日、「オープンソース商標イニシアティブ」(Open source TradeMark Initiative:OTMI)をスタートさせた(– Open Source Group Japan – オープンソース・グループ・ジャパン)。理事長はスラドでもおなじみの佐渡秀治氏。OTMIは、最近顕在化しているオープンソースプロジェクトの商標登録や管理を支援するプロジェクトであるという。
設立の背景としてはPublickeyの記事が詳しいが、国内でもPythonの商標のように、オープンソース関連の商標権を無関係の企業に登録されてしまう事例が増えている。しかし、ボランティア主体のプロジェクト管理者では、弁護士または弁理士などの協力も必要となる商標管理問題に対処することは難しい。また登録するにしても費用も発生することになる。OTMIではそうしたオープンソースにおける商標登録や管理を支援する役割を担うとしている。
公式サイト上では取り組みの方針としては以下のような項目を挙げている
- 1. 商標登録の啓蒙と登録のための金銭を含む支援
- 2. コミュニティ向けの標準的な商標利用許諾ガイドラインの作成
- 3. 係争への積極的介入
- 4. コミュニティからの委託または寄贈を受けて、自ら商標を取得、管理、運用
先日話題になった、 RIAA からの DMCA notice によって GItHub から削除された youtube-dl だけど、無事に GitHub へ復帰したみたい。
RIAA が口実にしたテストコードの中にあったミュージッククリップのダウンロードを削除した対応かな。
詳しくは GitHub のブログを参照
https://github.blog/2020-11-16-standing-up-for-developers-youtube-dl-is-back/
富士通研究所が自社blogにて富岳用ディープラーニングライブラリの内側を公開している(富士通研究所の技術ブログ)。
これがなかなかに面白い内容で、Intelが公開しているx86向けディープラーニング高速化ライブラリをつかってJIT技術で動的にarm命令に変換、世界最高性能を達成したとのこと。普通ならIntelが激怒しそうな内容であるが、同時にIntelと成果をIntelのoneDNNにマージすることが合意され、今後は本家oneDNNがx86向けとarm向けの両方を管理するとのこと。
gihyo.jpでも本件のインタビュー記事が公開、共同開発のサイボウズ・ラボからも内部技術Xbyakの開発者よりコメントが寄せられている
X.Org Serverは見捨てられたソフトウェア(abandonware)なのか、まだそうでないとしても見捨てる時が来たのか、という話題が盛り上がっている(Phoronixの記事[1]、 [2]、 deleted code is tested codeの記事、 The Registerの記事)。
きっかけとなったのはXFree86のmodesetting DDXでアトミックを有効化するマージリクエストに対し、IntelのDaniel Vetter氏がxserverはメインブランチからの定期的なリリースもないabandonwareになっていると懸念を示したことだ。
これを受けてPhoronixのMichael Larabel氏はX.Org Serverのメジャーリリースが2018年5月以来なく、X.Org Server 1.21も当分リリースされないだろうと指摘。Red HatのX.Org Server担当者は長年奮闘しているが未来はWaylandであり、X.Org Serverがabandonwareであることを認める時だなどと主張する記事には300件近いコメント(Phoronixの記事でコメントが100件を超えることは多くない)が寄せられている。
一方、長年xserverプロジェクトのメインテイナーを務めるRed HatのAdam Jackson氏は、xserverをディスプレイのコントロールにのみ使用するなら未来はないことを認めつつ、xserverプロジェクトはXFree86だけではないと反論。xserverプロジェクトにはXwaylandやXwin、Xephyr、Xvnc、Xvfbといった見捨ててはならない価値のあるプロジェクトがあるとして、現状をもっとよく表す表現は「我々はついにXFree86を見捨てられる」だと述べている。
Debian Projectが来年リリース予定のDebian 11(コードネーム: Bullseye)で使用するデフォルトのアートワークを決めるため、人気調査を実施している(Bullseye Artwork Survey、 候補リスト、 Phoronixの記事)。
Bullseyeは映画「トイ・ストーリー」に登場する馬のキャラクター「ブルズアイ」から取った名前だという。アートワークは10月15日までの公募で提案されたもので、10月26日~11月9日までのレビュー期間が設定されている。
提案されたアートワークは全部で17点。ブルズアイにちなんで馬をデザインしたものや馬蹄をデザインしたもの、文字通り「bull's-eye (標的)」風にデザインしたものもみられる。人気調査はどれか1点を選ぶのではなく、気に入った順に並べ替えて送信する形式だ。
明確には説明されていないが、気に入った作品は下の「Your choices」に移動してランク順に並べ替え、残りを「Your ranking」内でランク順に並べ替えるということのようだ。送信後に印刷画面でランクが表示されるのは「Your choices」に移動した作品のみだった。スラドの皆さんはどれが好みだろうか。
Apache Software Foundation(ASF)は14日、OpenOfficeの20周年を記念するブログ記事を公開した(The Apache Software Foundation Blogの記事、 Phoronixの記事)。
OpenOfficeのベースとなったStarOfficeは1985年に誕生し、開発元のStarDivisionを買収したSun Microsystemsが2000年7月にオープンソース化を発表。www.OpenOffice.orgでソースコードが公開されたのは2000年10月13日、2002年にはOpenOffice.org 1.0がリリースされている。
2010年にはOracleがSun Microsystemsを買収し、2011年にOpenOffice.orgプロジェクトをASFへ寄贈した。OpenOffice.orgは「Apache OpenOffice」という名称に変更され、2012年に最初の正式版がリリースされている。
当初はOffice互換ソフトの先頭を走っていたApache OpenOfficeだが、2015年にはOpenOffice.orgをフォークしたLibreOfficeと比べて開発の遅れが目立ち始め、2016年にはプロジェクト終了を検討するに至る。その後プロジェクトは継続することになったものの、人手不足は続いているようだ。
未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー