和文のオープンソース・ゴシック体フォント「IBM Plex Sans JP」公開 40
使い勝手がよさそう 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
戦国時代だったテキストエディタ界をVisual Studio Codeが天下統一しつつあるそうだ。
Stack Overflowの調査によると、Visual Studio Codeの人気は2018年の35%から2019年には51%に達し、他のエディタが越えられれなかった40%のラインをオーバーしてきたとのこと。また、記事ではVisual Studio Codeを「テキストエディタの進化の最終地点」と評価している。
エディタ戦争というと長らくEmacs vs VI (最近はvim)が語られていたが、これらの「初期のエディタ」は「コピーやペースト、アンドゥなどの機能を利用するのに独自の方法を使うなど、新たに使い始めるにはハードルが高い」と評価している。人気度もEmacsが4~5%、vimが25%程度とVisual Studio Codeには及んでいない。
osはArchLinuxベース
ドックモードの標準DEはPlasma
"
Processor
AMD APU
CPU: Zen 2 4c/8t, 2.4-3.5GHz (up to 448 GFlops FP32)
GPU: 8 RDNA 2 CUs, 1.0-1.6GHz (up to 1.6 TFlops FP32)
APU power: 4-15W
RAM
16 GB LPDDR5 RAM (5500 MT/s)
Storage
64 GB eMMC (PCIe Gen 2 x1)
256 GB NVMe SSD (PCIe Gen 3 x4)
512 GB high-speed NVMe SSD (PCIe Gen 3 x4)
All models include high-speed microSD card slot
Display
Resolution
1280 x 800px (16:10 aspect ratio)
Type
Optically bonded LCD for enhanced readability
Display size
7" diagonal
Brightness
400 nits typical
Refresh rate
60Hz
Touch enabled
Yes
Sensors
Ambient light sensor
Connectivity
Bluetooth
Bluetooth 5.0 (support for controllers, accessories and audio)
Wi-Fi
Dual-band Wi-Fi radio, 2.4GHz and 5GHz, 2 x 2 MIMO, IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Software
Operating System
SteamOS 3.0 (Arch-based)
Desktop
KDE Plasma
"
https://www.steamdeck.com/en/
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wine(Proton)を使ってwindowsゲームも動くものもある(すべてではない、とくにanti-cheatの仕組みが複雑なものはまだ動かない)。protondbなどを見るとよい。
Linux Foundation は7日、Linux 30 周年記念 T シャツデザインコンテストを開始した(応募要項、 The Register の記事)。
応募可能なデザインの形式は .SVG または .EPS で、色数はパントンカラーで最大 8 色。RGB または CMYK のデザインは受け付けられないとのこと。大きさは最大で幅 11 インチ × 高さ 13 インチで、優勝作品がプリントされるネイビーブルーの T シャツを想定した配色にする必要がある。
優勝賞品は Open Source Summit および Embedded Linux Conference (2021/North America 2022/Japan 2022/Europe 2022のいずれか一つ) の入場券および、旅費 (航空運賃と最長 4 泊分の宿泊費)上限 4,000ドル。米国との通商が禁じられていない国の成人なら基本的に誰でも応募できる。
デザインの提出期限は 8 月 6 日で、カンファレンスプログラム委員会と技術諮問委員会のメンバーによる審査ののち、ソーシャルメディアで最終候補 3 点の人気投票が行われる。優勝者の発表は 8 月 25 日。優勝作品は Open Source Summit + Embedded Linux Conference 公式 T シャツとなり、Linux Foundation Store で購入可能になるとのことだ。
オープンソースのオーディオ編集ツール「Audacity」が買収によりプライバシーポリシーが改訂され、その改訂内容からこれではスパイウェアだと非難する声が出ている。Audacityは5月にMuse Groupという多国籍企業に買収され、7月2日にAudacityの公式サイト上にプライバシーポリシーのドラフト案が提示された。その内容によれば、今後のAudacityのリリースバージョンでは個人情報が送信されるようになるという(Audacity デスクトップ版のプライバシーに関するお知らせ、GitHubでの反対コメント、窓の杜、Phone Mania)。
送信されるデータは以下の通りとなっている
またすべての個人データは、欧州経済領域(EEA)のサーバーに保存されるという。その上でロシア政府や米国の外部弁護士と個人データを共有する場合があるとも記載されており、EUと米国・ロシアの規制当局の要求に応じて必要なユーザーデータを提出する可能性が示唆されている。この改訂が実施された場合、Audacityはスパイウェア化するという意見もあり、すぐにフォークするべきだとする意見も出ている模様。
現在はテクニカルプレビューだが、将来的にはこの機能をベースにした商用製品の発売を予定しているという。ただし関数名やコメントは「平易な英語で」記述する必要があるため、日本人プログラマーが活用するのにはまだ難しいだろう。
Huaweiは6月2日、独自OSの最新版となるHarmonyOS 2を発表した(プレスリリース、 発表会動画、 ハイライト動画)。
Huaweiは最悪の事態に備えて独自OSを開発していたが、現在がまさに最悪の事態であり、(Windowsを利用可能なPCを除き)OSを使用する同社製品すべてにHarmonyOS 2を使用することになったようだ。HarmonyOS 2はAndroidベースのEMUIよりも高速に動作するといい、6月1日にはオープンソース版のOpenHarmony 2.0 Canaryが公開されている。HarmonyOS 2.0のベータ版はAndroidのフォークにしか見えないと評されていたが、どうなっただろうか。
HarmonyOS 2はスマートフォンやタブレットPCからスマートウォッチ、IoTなどすべてのデバイスに対応する。スマートフォン・タブレット・スマートウォッチにはHarmonyOS 2搭載デバイスをシームレスに接続して利用可能な「コントロールパネル」が用意される。将来的にはディスプレイを備えるすべてのHarmonyOSデバイスにコントロールパネルを備える計画だ。HarmonyOS 2を活用すべく、Huaweiは既に数多くの家電メーカーと提携しているそうだ。
HarmonyOS 2の発表に合わせ、HarmonyOS 2を搭載する新製品としてスマートウォッチ「Huawei Watch 3」と、タブレット「Huawei MatePad Pro 10.8 / 12.6」が発表された。
既に中国向けの製品情報ではMate 40 ProのOSにHarmonyOS 2と記載されており、Mate X2はHarmonyOS 2にアップグレード可能と記載されているが、100機種近い既存のスマートフォンやタブレットをHarmonyOS 2にアップグレードする計画もあるとのことだ。
C#のコーディング規約として一番権威あるのは本家Microsoftのものだと思われるが、そのページに、いつの間にか「private/internalフィールドには _ プレフィックス」「private/internalなstaticフィールドには s_ プレフィックス」「ThreadStaticの場合は t_ プレフィックス」を付ける必要がある(should)という項目が追加され、C#er達が大混乱に陥っている(C#のコーディング規則、 発端となったツイート)。
C#においては、後発のUnityがプレフィックスを付ける文化を持っている一方、本家のC#においては、プレフィックスを付けずに this. で参照する文化があり、StyleCop.Analyzersなどのスタイルチェックもこれをデフォルトとしている。また、2010年頃のプログラミング書籍では「メンバー変数にプレフィックスを付けるのはIDEが未発達の頃の名残で、IDEが発達した現代では不要」としてプレフィックスを付けないことが推奨されていたと記憶している。
今回の記述はそうしたこれまでの流れと真っ向から対立するもので、Twitter上ではアンダースコア派が歓喜する一方、this派からは大ブーイングが起こっているようだ。ただし、この規約が書かれたのは6年前でそれが今になって反映されただけといったコメントもあるなど、なんでこうなったかはよく分からない。
元となったコーディング規約はオープンソースの.NETランタイム貢献者向けに書かれたものであり、C#開発者一般に向けたものではない。日本語版にはまだ反映されていないが、英語版には「.NET Runtime, C# Coding Style」から取り入れられたものであることが明記され、使いたければ使えばいいという感じになっている。「s_」「t_」の使用はハンガリアン記法を使用しないよう求める.NETの一般的な名前付け規則に反するが、この点は解決されていない。
なお、元のコーディング規約では「this.」について、「どうしても必要な場合を除いて避ける」と記載されている。
Microsoftは10日、eBPFをWindows上で実行できるようにする計画を発表した(Microsoft Open Source Blogの記事、 Phoronixの記事、 The Registerの記事、 BetaNewsの記事)。
eBPFはカーネルソースコードを変更したり、カーネルモジュールを読み込んだりすることなしにLinuxカーネル上でサンドボックス化されたプログラムを実行する仕組み。プログラム可能性や拡張性、敏捷性を提供する革新的な技術として知られており、DoS保護などのユースケースに適用されてきた。eBPFサポートは元々Linuxカーネル上に実装されたものだが、他のOSで利用可能にすることや、カーネルだけでなくユーザーモードのサービスやデーモンにも拡大することへの関心が高まっているという。
Microsoftのebpf-for-windowsプロジェクトはWindows 10/Server 2016以降でeBPFを動作させるもので、開発者が使い慣れたeBPFツールチェーンやAPIを利用可能にすることを目指す。プロジェクトはeBPFのフォークではなく、IO VisorのuBPFやvbpfのPREVAIL eBPF verifierを含む既存の複数のeBPFオープンソースプロジェクトがWindows上で実行できるよう、Windows特有のホスト環境を追加する。プロジェクトは一般に適用可能(Linux固有ではない)なフックやヘルパーをeBPFプログラムでサポートすることを意図しており、eBPFプログラムとやりとりするアプリケーションにソースコードの互換性を提供するLibbpf APIをWindows上で公開するとのことだ。
Free Software Foundation (FSF)は12日、RMSことRichard M. Stallman氏のフリーソフトウェアコミュニティに向けた談話と、Stallman氏の復帰に関するFSF理事会の声明を公開した(Stallman氏の談話、 理事会の声明、 Ars Technicaの記事、 The Registerの記事)。
Stallman氏は2019年、Marvin Minsky氏を擁護する発言がきっかけで強い批判を受け、FSFプレジデントおよび理事職を辞任したが、3月にLibrePlanetのセッション冒頭で理事職復帰をサプライズ発表した。Stallman氏の復帰には強い反対の声も出ており、執行役員などが辞任する事態にもなっているが、FSFはスタッフ・理事のリストにStallman氏を追加したのみで復帰の理由等について説明せず、異論があることについても一切触れてこなかった。
少年時代に同年代の人たちと見えないカーテンで区切られているように感じていたというStallman氏は、自身の態度に否定的な反応を示す人がいることにその後気付いたという。Stallman氏は率直な物言いが人々、特に女性を不快にさせたことがあることを認め、ソーシャルスキルのなさから冷静さを失って人を傷つけたこともあるとして謝罪し、批判はFSFではなく自分に向けてほしいと述べている。
前回の辞任のきっかけとなったMinsky氏擁護発言に関しては、Minsky氏がJeffrey Epstein氏と全く同様に罪深いと結論付けた人への反論だったが、先にEpstein氏を罰を受けるべき連続強姦犯と位置付けていたにも関わらず、発言をEpstein氏擁護と受け取った人もいたという。Stallman氏は人種差別や性差別は体系的なものも含めて糾弾しているが、その逆だと言われて傷付いてもいるとのこと。
誤った非難には怒りを覚えるStallman氏はMinsky氏をよく知らないながらも擁護しており、不当な非難を受ける人がいればMinsky氏に限らず擁護するとも述べている。しかし、Epstein氏の被害にあった女性たちへの配慮が足りなかったのは無神経だったと反省。この出来事から傷ついた人に優しくする方法についていくらか学ぶことができたとし、他の状況でも人に優しくすることができるようになることを望んでいるそうだ。
一方、FSF理事会はStallman氏復帰の理由として、フリーソフトウェアに関する彼の歴史的・法的・技術的識見に比肩するものはなく、その英知が懐かしくなったことを挙げている。Stallman氏は現在も最も雄弁な賢人であり、自由なコンピューティングの献身的な推進者であることに疑問の余地はない。人柄に問題があると考える人はいるものの、過去の過ちを認めて反省していることから、理事会の過半数は彼の行動が改善されたと考えて復帰に賛成したとのこと。しかし、事前にスタッフへ知らせることなくサプライズ発表したことは失敗だったと認めて謝罪している。
私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike