FreeDOS 1.3 リリース 43
リリース 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
GitHubは14日、README.mdファイルなどで用いられているMarkdown構文で図を描くことができる「Mermaid」と呼ばれる記法に対応したことを発表した(公式ブログ, Publickeyの記事, Gigazineの記事, Codezineの記事)。
Mermaid記法を用いると、テキストから、フローチャート、シーケンス図、クラス図、ステート図、ER図、ガントチャート、パイチャート、ユーザージャーニーなどの図を自動生成することができるという。具体的には例えば以下のような構文で、A→B/C→Dのようなフローチャート等を書くことができる。
```mermaid
graph TD;
A-->B;
A-->C;
B-->D;
C-->D;
```
その他にも各地に既に多くのサンプルが上がっているが、これまでMarkdownに図を埋め込む場合は、別途画像ファイルを生成してそれを参照するしかなかったので、これがMarkdown内で完結するのは大変便利であろう。この手のテキストから図を生成する仕組みは他にもPlantUMLなどが存在するが、GitHubの採用を受けて今後はMermaidが主流になっていくかもしれない。
.NET が 2 月 13 日に 20 周年を迎えた (特設ページ、 The Register の記事、 On MSFT の記事、 Windows Central の記事、 ライブイベント動画)。
Microsoft は 2002 年 2 月 13 日に VSLive! Conference を米サンフランシスコで開催し、.NET Framework を統合した Visual Studio .NET を正式リリースした。2014 年には .NET Framework のコアライブラリ .NET Core をオープンソース化し、2016 年には互換環境 Mono を開発していた Xamarin を買収。幅広い環境での利用が可能になった。
20 周年を記念して Microsoft は 2 月 14 日にライブイベントを開催したほか、記念壁紙なども公開している。
送信側の大企業が、OSSがなにかもわからず、依存関係にあるライブラリの連絡先に他の企業に送るようにサポートを求めるメールを送ったのが原因とみられている。なおこれに対して、作者のステンバーグ氏は「サポート契約を結んでいただければ、喜んですべて速やかにお答えしますよ」との返答を返したという。
週間2000万ダウンロードのNPMパッケージcolor.jsと、同250万ダウンロードのfaker.jsの作者が、故意に自身のライブラリを破壊してNPMの最新版として公開したとみられる事件が発生、OSSの使用をめぐる大騒動となっているようだ(Bleeping Computer、ソフトアンテナ、The Verge)。
なお、昨年のnote記事によれば、作者は2020年10月に住んでいたアパートが火事になりほぼすべての財産を失い寄付を募っていたそうだが、集まらなかったのかその後に「失礼ながら、私はもうFortune 500(およびその他の小規模企業)を私の自由な仕事でサポートするつもりはありません」「これを機に、私に6桁の年間契約書を送るか、プロジェクトを中止して他の人にやってもらうか、どちらかにしてください」とサポートをやめる旨の発言をしていたという。
中国の政府系メディアが報じたところによると、中国の規制当局は22日、EC大手アリババ・グループのクラウドサービス子会社「阿里雲(アリババ・クラウド・コンピューティング)」との情報共有パートナーシップを停止したという(ロイター、GIGAZINE、WSJ)。
注目すべきはその理由で、「同社が発見したlog4jの脆弱性をApache Software Foundationに報告した一方、すぐに政府に報告しなかったため」だという。中国の法律では、企業は発見から48時間以内に政府に新しい脆弱性を報告する必要があるとのことで、確かに法律違反ではあるようなのだが、IT業界ではOSSの脆弱性はまず開発元に連絡して対策、というのが当然と思われるので、これは違和感を覚える話である。
Free Software Foundation (FSF) は 16 日、運営の透明性や倫理性、責任性を向上させるため、2 つの方策を導入すると発表した (ニュースリリース、 Phoronix の記事)。
2 つの方策は理事会のメンバーの責任を明確にする合意書と、意思決定等における基本理念を提示する倫理規定からなる。合意書では理事会のメンバーとして責任をもって行動するといった 20 条の項目、倫理規定ではスタッフに嫌がらせをしないといった 13 条の項目が挙げられており、これらに理事会のメンバーは従う必要がある。
FSF は 3 月、RMS こと Richard M. Stallman氏 の理事職復帰をめぐって大きく揺れ、運営チームのメンバー 3 人が辞任する事態となった。今回の方策はコンサルタント主導で 6 か月にわたって行われた運営見直しの最初の成果とのことだ。
「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」