何故BSDはLinuxほど有名にならないのか? 585
ストーリー by wakatono
使えりゃどっちでもOK派 部門より
使えりゃどっちでもOK派 部門より
ozuma 曰く、 "BSDforums.orgの記事によると、Outside Looking In: The BSD Operating Systems と題して、「なぜBSDsは技術的には遜色が無いのに、同じオープンソースOSであるLinuxほどに普及していないのか?」というレポートが掲載されている。その理由としては、インストーラの不親切さ、Linuxに比べてBSDのサービス/技術サポートなどを業務内容とする企業の少なさ、開発者のコミュニティが閉鎖的に感じられること、BSDにはメインストリームが無いこと、等が挙げられている。"
"タレコミ人は現在もFreeBSDを使っているが、それは当時PC-9800シリーズでPC-UNIXを動かそうとする場合の主流はFreeBSD(98)だったから、という単純な理由である。日本は比較的FreeBSDユーザの割合が大きいと聞くが、普段の作業にLinuxを使っている皆さん、何故BSDsを使わないのでしょうか?"
オレはどっちも使ってるなぁ。原因として1つ挙げられるのは「BSDのメディアが付属してくる雑誌が少ない」というあたりかな。インストールしようと思ったときに、周囲に(手軽に)使えるメディアがある率が(BSDとLinuxの)どちらが高いかというと、今だとLinuxという気がする。さて、これ読んでる人はこのあたりどう思うかな?
商業化したのはなぜか (スコア:3, 参考になる)
で、なぜ BSD は商業化しなかったのかについて、 いくつか理由があると思いますが、ひとつは Linux はカーネルしかなかったので各種ソフトをまとめて ディストリビューションを作る必要があり、 その「必要」の部分を企業がやって売り込んだから、ということ。 もうひとつは、BSD はちょうどそのころ裁判をやっていたということ。 さらに、ライセンスの違いというのもあるかな。 BSD ライセンスだと自由すぎて、たとえ使われていても「BSD」の名前が 有名になることにつながらないとか、逆に商品化したときに自社製品の 権利が守りきれないとか。
もちろん、Linux コミュニティは普及のために商業の世界に積極攻勢を かけたのに対し、BSD コミュニティはそうではなかったというのも あるでしょうが。このへん、Linux コミュニティが普及に力を入れたのは、 BSD に対するひけ目というか劣等感があったということが言われることが ありますが、実際のところ、どうなんでしょう?
Re:商業化したのはなぜか (スコア:2, 参考になる)
>
>単純に統治のしやすさの問題ではないでしょうか。
ちょっと文面を読んでいて気になったのですが、ここの「統治」というのは、
誰が誰を統治(コントロール)するということなのでしょうか?
#ディストリビューション配布者がユーザーをコントロールする?
#それとも、ディストリビューションの内容や質をキット編集者が
#コントロールする?
#・・・後者は統治というより管理や制御と言いますよね?
#統治といったら、だいたいはヒトとかが対象になると思うけど、
#対象は誰なんだろう?
>割と長いことFreeBSDと付き合っていますが、FreeBSDのよいところ
>は、ディストリビューションがひとつだ、というところだと思っ
>ています。
FreeBSDでディストリビューションを別に作成してはいけない、という制限は
ない、というのは認識されていますか?
単純に本家が作っているものが便利だったり、別のディストリビューションを
作成するのに手間をかけてないだけだと思うのですが。
#Linuxのディストリビューションの乱立は、個人的にはそのパワフルさに
#感心するけども、労力を分散しているなぁ、と思う面もありますねぇ。
>FreeBSDを商売のネタにするならば、丸ごと買い取る必要が
>ありますし、
え、そんな必要あるのですか??
#過去に五橋研究所が出していたFreeBSDの製品は、FreeBSDがまるごと
#買い取られた結果?
仮に、FreeBSDを組み込みOSとしてやハードウェアのfirmwareとして使用する
製品として売り出したとしても、別にOSを買い取る必要などないと思うのですけど。
#つーか、NetBSDを組み込み機器やルーターのOSに使ってる例って、
#かなりあったと記憶しているし。
単純に著作権表示をきちんとしておいて、GNU productにも気を払って
おけばすむだけではないのでしょうか?
>そのためには、コミュニティのこととか色々と気にしなければ
>ことがでてきますが、Linuxならばそんな必要はありません。
そんな必要がないって・・・GNU product満載のLinuxの方が、気にすべき点は
多いように思いますけど・・・?
---- redbrick
BSDの雰囲気 (スコア:3, おもしろおかしい)
BSD:
Linux:
なんてね。取っつき易さ (スコア:3, 興味深い)
LinuxはRedhat系のLaser5を購入したのですが、インストーラがいろいろ導入してくれて、なんだかよくわからず挫折。FreeBSDはほとんど何も入らないのですが、自分でいろいろ入れられるのでかえってわかりやすく、今ではFreeBSDを使っています。
双方、よく似ているのですが、BSDの方が情報もアプリケーションもよくまとめられていて使いやすいと思います。「ここをみればOK」というのは初心者には取っつきやすいですね。
で、BSDが広まらないのは、出だしが遅れてしまったことに尽きるように思いますね。商用アプリがほとんど存在しないので業務用途に使おうにも、技術者を確保できない一般企業や官公庁では敷居が高いのではないでしょうか。OracleやDB2のような有名なRDBMS、Kylixのような開発環境、あとアンチウィルスソフトがネイティブでBSD対応してくれれば、サーバ用途では次第に普及すると思います。
BSDのメディアが付属してくる雑誌が少ないのは・・・ (スコア:2, 興味深い)
私は、Linuxの方がマスコットがカワイイからじゃないかと思うんですが。
ペンギンと悪魔ですから。
Re:BSDのメディアが付属してくる雑誌が少ないのは・・ (スコア:4, すばらしい洞察)
現在Linuxが一般の人々(こういう呼び方は好きではないですが)にも名前を認知されているのもあり、多数の雑誌に掲載されたり、店によっては専門の棚を用意したりというように、大きな溝を空けられているのはご承知の通りです。 じゃあなぜこんなに両者に違いが出てしまったのかといえば、 私としては、インストーラの違いという説に賛成です。これは一長一短ですが、基本的にLinuxでは最初から多数のソフトウェアを入れてしまって、さぁどうぞとユーザに提示するところも、雑誌や単行本を作る側にしても本にしやすいのだと思います。
それに比べて*BSDは、サーバ用途に主眼を置いているためか、必要なソフトウェアを自分でportsまたはPackageで入れる必要があります。この辺の導入への障壁の差は、初心者にとって、またそれを伝える人たちにとっても、大きな差だと思います。
インストーラ説 (スコア:5, 興味深い)
一方、BSD な人々はあまりに賢すぎるのか、つまづく人々のことを 理解できないことが多いようです。
Re:インストーラ説 (スコア:2, 興味深い)
インストーラ説が言われていますが FreeBSD でインストールに難儀した、という記憶はありません。悪魔本を読みながらだったのでドキュメントに救われただけでしょうか。
逆にインストール簡単と言われてもそれなりに使っていくには一定水準の知識が必要になるワケで、それを考えると手元にしっかりしたドキュメントさえあれば(これが障害なのかも知れませんけど) FreeBSD のインストールがそれほど壁になるとはあまり思えません。
一つあるとすると、実際は違うのかも知れませんが、やりたい事に到達出来るまでにかかる手間が Linux の方が少ないという事でしょうか。情報の整備具合や apt のようなシステムは初心者に優しいと感じます。
最近 FreeBSD もとっぱらって全部 Linux に置き換えようとか考えています。
タコで時間がかけれないので情報蓄積を集中させたい事と、飛び込んでくるトピックは圧倒的に Linux 物が多く、例えば使って楽しげなディストリビューションや組み込みでの話を聞くとモチベーションが出てきます。
ML や /.J を見るくらいでアンテナ立ててないせいもありますが敢えて FreeBSD を使う理由が結局見つからなかった事も。
シンプルで理解しやすい部分もあったのですがそれ求めるなら Gentoo でいいや、とか。
# 手狭な知識の中で色々間違ったこと書いていると思いますがご容赦
Re:BSDのメディアが付属してくる雑誌が少ないのは・・ (スコア:3, すばらしい洞察)
普及合戦の中で(悪く言えば)FUDを使ったネガティブキャンペーンが
成功した、という見方もある。ただの勘違いならしかたないが、
ちょっとよく見れば事実がわかるのにそれをしない不作為は悪意に
等しいと思う。ESRとかESRとか。
/.Jでも、むやみなMicrosoftバッシングには批判も寄せられているし、
Linuxコミュニティもある程度の普及を果たして健全になってきている
とは思うけどね。
そういうのはさておき、BSDとLinuxでは普及に対する熱意が違う、
ってのがいちばん大きいと思う。自分たちが不自由なくいじれて
使えればそれでいい、というのがBSDの人々の大半の考え方で、
BSDLにそれが端的に現れているよね。
Re:BSDのメディアが付属してくる雑誌が少ないのは・・ (スコア:3, すばらしい洞察)
Linuxの雑誌には「Linuxを普及させるにはどうしたらよいか」という趣旨の記事が載っているのに対し、BSDの雑誌はそうでもありません。
これは習慣でもファッションでも宗教でもなんでもそうだと思いますが、何かが広まるための一番大事なポイントは、それを広めることを目的にし、その目標に向かって行動するということです。
良い悪いの話ではなくて、スタンスが違うということですね。
※ちなみにdaemonは悪魔ではありません(daemon != demon)。
それは (スコア:2, すばらしい洞察)
インストール (スコア:2, 興味深い)
初めて*BSD or Linuxを入れようとしたとき
FreeBSDのインストールでこけた人
結構多いいのでは?
デスクトップOSとしてならば
一度使い始め一度環境構築をしてしまうと
ほとんど違いを意識することがない^^;
Re:笑った (スコア:1)
Gentooの方がむずかしかったような気も。
技術的に差がないなら楽ができる方を選ぶ (スコア:2, 参考になる)
比較的多いことが Linux の普及を後押ししているように思います。何か
やりたいことがあったり問題が起こったりしたときに情報源が多い方が
解決しやすいのは明らかです。情報源が多い→使う人が増える→さらに
情報源が増えるという良循環が生まれているのだと思います。ここで言う
情報源には、サードパーティ製のバイナリパッケージや how-to 形式の
ウェブページ、各種 ML のアーカイブなどが含まれます。
個人的には手間要らずのバイナリパッケージが容易に手に入ることが
大きいです。あるソフトウェアの開発者たちが各種のバイナリパッケージを
用意している場合に、その中に含まれている可能性の高い Linux ディストリ
ビューションがあるように思います (例えば Red Hat や Debian がそうです)。
これらの OS を選択しておけば相当楽ができます。また、自分がバイナリ
パッケージを作る側にまわったときには、自分が使っている OS 用の形式を
まず提供することになります。ここでもやはり先に述べた良循環が生まれる
土壌ができています。
最初は情報源の量に差はなかっただろうと思います。恐らくちょっとした
きっかけでわずかな差が生まれ、その差が増幅されて今日に至ったのでは
ないでしょうか。そのちょっとしたきっかけというのが、インストーラの
出来だったりコミュニティの雰囲気だったりしたのかも知れません。
Re:技術的に差がないなら楽ができる方を選ぶ (スコア:2, 参考になる)
FreeBSDにしてみたのはその後ですが、ドキュメント量では多くはないとはいえ、整備されていてまとまっている印象があり、私には理解しやすいものでした。
インストールは make だから package とか ports なんて使わないなあ。だから Linux でも *BSD でもいいんですが、やっぱ *BSD が好きです。
/etc/init.d 方式も優れているんですが、rc.conf に慣れちゃったのでこっちの方が楽というところもあります。init.d は自分でスクリプトを書く時にどうしようもない面倒さを感じます。下手なやつは reload とかないし。
設定ファイルの話では Linux は /etc/sysconfig の構成がわかりづらい。まあこれは慣れの問題なんでしょうけど……(っていうか普通の Linux ユーザは /etc/sysconfig なんて弄らないのか?)
そんなに重要? (スコア:2, 興味深い)
FreeUnix≒Linuxで、Free、Net、Openの各BSDは
ディストリビューションの一つという位置付けではなかろうか。
その意味で、RedHatが突出していて、あとは、
中小のDistroがポラポラと居ると。
DebianとFreeBSDだと知名度的にはいい勝負かな。
BSDがLinuxに比べて知名度が無いのは、
BSD陣営にRedHatのような企業が生れなかった、
逆に言えばそのような企業が活躍する余地も必要も
なかったことが要因ではなかろうか。
だが、しかしですが、知名度ってそんなに必要?重要?
あたしゃ、Debianも使えばRedHatもplamoも
使うし、FreeBもOpenBも使います。
NT,2K,SolarisやUXも使うけどさ。
今回のシステムはFreeBSDが望ましいぞと思えば、
お客を説得します。Yahooで使ってますよと言えば
Linuxが良いって言い張るお客も大概納得します。
知名度とかでは単なるヒガみあいになってしまう。
そういうんでは無いレベルで競ってほしいね。
/**
* でもBSD系で早くJDK1.4が動いて欲しいよう。
*/
超有名人がいないから (スコア:2, すばらしい洞察)
Linus, Bill, Steve, Sakamura 級の有名人が居ないというのは要因として
かなり大きいと思います。OS の顔となる超有名人。
あとはタイミングも大きいかも。Linux がどかんときた頃にはもう FreeBSD
の方はある程度完成度が上がってコミュニティがまったりしていたとか。
# そもそも BSD 系のコミュニティはまったりしているのかも。
# スタート地点が違いますしね。
Re:超有名人がいないから (スコア:2, 興味深い)
「BSDにはおごちゃん [nurs.or.jp]がいないからなあ」
と言ってる人がいたな。
実際、彼の256倍本の「タコ歓迎、なんでもあり」なLinux精神
の訴求効果は高かったと思う。
しかし最近は名前が上がってきたせいか、
「わからない奴は手出すんじゃねえよウゼェ」
みたいな人のほうが増えてるね、日本のLinux界。
単にソフトウエアが多いだけだと (スコア:2, すばらしい洞察)
使えるアプリケーションが多いから、、、、、、
と同じようにLinuxを使う人が多くなったのは
アプリケーションが多いからだと思います。
普及の仕方もいまでは LINUXでないと、Etc、Etc言う
しまつだし。
コミニティーが広がらないのも、大きな理由でもあるかも。
トップのタレコミでは性能的にはBSDがLinuxに追いついたと
ありますが、うち的には、逆だとおもうな
臨界に達したBSD、LinuxだとやっぱりLinuxが
先に落ちるし。
(それを考えるとSunのOSは なかなか落ちなかったなぁ)
AT&Tとの裁判とかCD会社の買収とかあったでしょ (スコア:2, 参考になる)
Linuxがでてきた頃、BSDはAT&Tとの裁判でかなりの期間停滞を 余儀なくされてましたわな。日本ではFreeBSDが強かったですが、欧米ではそれほどでもなかったですし。あの時裁判問題がなければ今頃はBSDが世界を制覇……してたかは割と疑問ではありますが。
あと、Walnut Creek CDROMがBSDiに買収されたかと思ったら BSDiもWind Riverに買収されて [zdnet.co.jp]、しばらくしたらWind RiverがFreeBSD関連部門を手放したり [zdnet.co.jp]と、BSDをバックアップする会社が右往左往してるのも割と問題ではないかと。
Re:AT&Tとの裁判とかCD会社の買収とかあったでしょ (スコア:2, 参考になる)
# Pax Americana への反感という面も無視できないと思うけど、日本人だとそういうのは感じないのかな。
それと、FreeBSD 1.x のころと同時期の Linux (SLS とか、Yggdrasil とか、Slackware 1.x) あたりだとインストーラに大きな差があったわけではないから、インストールの簡便さという意見は違うでしょう。開発者の姿勢は、多少ある。全 BSD が同じとは言わないけれど、たとえば SMP やりませんなんてのが通るようではダメといわれても仕方がない部分もあります。
名前が悪い (スコア:2, すばらしい洞察)
Windowsも2音節
FreeBSDは4音節
日本語だと
りなっくす 5
うぃんどうず 5
ふりいびいえすでい 9
言いにくいし,なにか暗い響きを持っている気がするんです。
しかもBSDと略すと怖いお兄さんが…。
マニュアルっつーか情報源 (スコア:2, 興味深い)
gayazone
歴史的経緯 (スコア:2, 興味深い)
Linux が世に出てまがりなりにも使えるようになり始めた version 0.9? の頃には FreeBSD とか NetBSD とかはまだ存在していませんでした。
その前身は存在していましたが、バグが多くインストーラは存在せず、使えるデバイスも限られおり、当時の普及機種である i386 (16MHz)、4MB メモリ程度では重すぎて使えないなど、初心者には手が出せないものでした。
つまりその頃には PC/AT でまともに使える Free な OS は linux しか存在しなかったので Linux とその他で普及度に格段の差がつきました。この後は、先に世の中に出る ⇒ ドキュメントなどサポート情報が充実する ⇒ 利用者が増える ⇒ 商業化される ⇒ 利用者が増える、のような循環で差が出ていると思われます。
一方で日本国内だと NEC PC-98シリーズでは Linux はまともに動かなくて、先に使えるようになったのが FreeBSD が先なので世界の他の地域に比べて異様に BSD の普及率が高いと。
一旦、使い始めてしまえば大きな差がないので、ほとんどの人はわざわざ乗り換える必要は感じませんし。
新しいもん好き (スコア:1)
あとは、日本人は カリスマ [helsinki.fi] 好きだから、とか。
# そんな私は Cygwin ユーザ
敷居の低さだと思う (スコア:1, すばらしい洞察)
思想的な色があまりなく、企業も含めて全ての人に開かれていて敷居が低かったのが一つの理由じゃなかろうか。一度流れが出来てしまうと、どんどん周りを巻き込んで加速していったと。この周りを巻き込めるというところがBSDとLinuxの違いではないでしょうか?
Re:敷居の低さだと思う (スコア:3, 興味深い)
目指すものが、
BSD - 出来のいいもの。
Linux - 使えるもの。
Mac - かっこいいもの。
Windows - 売れるもの。
K課長:姿勢の違いだよ。
「これ、動かないなぁ」
Windows - Microsoftが悪い。
Linux - 開発してるやつらが悪い。
BSD - お前が悪い。
I主任:教祖の違いじゃない?
一番えらい人。
BSD - カーニハン&リッチー。
Linux - ライナス&ストールマン。
Windows - ベンジャミン・フランクリン。
OSX (スコア:1)
MacOSXはBSDsに入らないのかなあ
Re:OSX (スコア:1)
>>始め、世間的には MacOS は MacOS で BSD 何それ?でしょ。
>>ゆえに Windows, MacOS, Linux, その他という分類になるわけで。
>>
>>というか、*BSD はメジャーになろうという努力を(後発ゆえに
>>そういう努力をした)Linux ほどしてこなかっただけでは?
BSDsの場合、「BSD 何それ?」っていう人たちに対して
「メジャーになる理由」ってあるのかしら。
有る程度「詳しい人たち」の間で「メジャーになる」ことのほうが
重要なのでは?
Re:そうじゃなくてさぁ (スコア:2, すばらしい洞察)
要するに玄人しか存在しないっす。
コマンドを知らなくても (スコア:1)
やっぱりインストーラがグラフィカルであったり、とりあえず
OKボタンだけ押していけばデスクトップ環境まで出来上がって
しまう手軽さがウケてるんじゃないでしょうか。
それにCUIによるコマンドやviといったエディタを使えなくても
ある程度は設定できちゃいますし。Vineでしたっけ?webmin
が最初から入ってるのは。ユーザの裾野が広がると、コマンドを
知らない、設定ファイルの場所も知らない、でもとりあえず使え
ちゃうという要素が重要な気がします。
私はたまたま知人が*BSD使いだったので、他に聞ける人もおらず
FreeBSD使いになっちゃいましが、RHL9の手軽さには正直言って
衝撃を受けました。自分が覚えた時の苦労は一体なんだったのかと。
And now for something completely different...
*BSDは安定性が売りというイメージ (スコア:1)
*BSDはどちらかというと安定性重視でなかなか新しい機能がつかない。
「今日の素敵なプログラムは明日の完璧なプログラムよりも好まれる」法則からいえば
普及度がWindows > Linux > BSD ...
となるのは仕方ないような。
Re:*BSDは安定性が売りというイメージ (スコア:1)
こんなこと言ってますが、あくまでイメージの話で
私はBSDにどんな機能が無くてLinuxにどんな機能があるかよく知らない
Linuxユーザーだったりします
安定性が売りなら機能が少ないに違いないという思い込みがあるんですよねー
頭を冷やしてみました (スコア:2, おもしろおかしい)
が、とりあえずその後の言い争いが継続してしまったということは
結果として頭に血が昇った推測があたってしまったということかなとか思ったり。
もうちょっとましな言い訳を考えるなら、
よく読みかえしてみると#426508 のAC氏は「質問する前に自分で調べてね」と発言されています。
文脈から言ってこのAC氏は*BSDに関して質問を受ける立場の人であろうと推測できなくもありません。
もう飽きたのでこれ以上のお返事は控えさせていただきます。
Re:雑誌での取り上げ方よりも (スコア:1)
BSD 系列の方がよく目にしたような気がするのですが、それは
もう昔の話なのでしょうか?
うちの嫁の言を意訳すると (スコア:2, おもしろおかしい)
BSDは老いたキモオタ
Windowsは全員が使ってるらしい。
Re:うちの嫁の言を意訳すると (スコア:2, 興味深い)
インポじゃないけど。
彼女(サーバ屋の営業)の周りでは、Windows使ってませんって奴が
たまに面接に来るらしいが、その時点でアウトらしい。
「実用的でない、使い物にならん」
そうな。
んで、BSDオタは基本的にオヤジらしい。
昔取った杵柄系か、そんな年でもないのに世捨て人のような仙人系が多いらしい。
Linuxは学生みたいなビギナーちゃんとか、ライトな感覚のプログラマが
PGでは食えなくて「Linuxのメンテならできます」とか言うのが多いらしい。(俺もこの中らしい)
スキル的には、
BSD系キモオタ > Linuxキモオタ
だけど、必要な給料とか、養ってる家族も
BSD系キモオタ > Linuxキモオタ
だそうな。
余談だけど、一番使えないのはMacユーザらしい。まぁ当たり前か。
んでわ、今日は比較的元気なのでギシギシアンアンして寝てきます。
標準シェル (スコア:1)
Linux = bash というのは誤りでしょう。 なにせ Linux はカーネルだけを指すものですから、 標準シェルを束縛するのはおかしな話です。
# まぁ、Slack も赤帽も bash ですけどね。
むしろ中級とかになってくると自分で zsh なり tcsh なりを落としてきて make しちゃうんでデフォルトシェルの違いなんて関係ないと思いますね。
え、ksh? 使ったことありません:-)
Re:そりゃ簡単な質問だ (スコア:2, おもしろおかしい)
^?か^Hかってやつですね。
私は^Hが押しやすくて好きですが、どっちでも大丈夫かな。
Re:ライセンス (スコア:2, すばらしい洞察)
GPLとBSDのライセンスポリシーの違いが両者の普及の
度合いに及ぼした影響は少なからず大きいと思う。
(原文でも言及されてるけど)
GPLはビジネスの人を(いやいやながらの人を含めて)
巻き込めるように設計されていたのに対し、
BSDライセンスは技術者の性善説の枠から積極的に
踏み出ようとするものではなかった。
ひとつの結果論として、そう言える気がする。
Re:ライセンス (スコア:2, 興味深い)
GPLは自分と同じライセンスのソフトウェアを広めるためのものですから、広まるのは当然ですし、そうでなくては目的を達成しているとは言えません。
BSDライセンスはもともと広まることを目的としていません。その割にはかなり広まっているほうだと思います。
Re:Portable (スコア:2, 参考になる)
NetBSD をベースにした製品 [netbsd.org]
#でも私はFreeBSDユーザ
消費の対象となった Linux (スコア:2, すばらしい洞察)
FUD という文化にしろ、Linux は 対 M$ という流れの中で、勝ち目のない同じ土俵に載っけられつつあり、かつ、ドロドロした商業の思惑の中で確実に「消費」の対象となってませんかね。Desktop の土俵じゃあ・・・
一方、distribution 間でのゴニョゴニョ/ ドロドロしたのは前からあったものの、いわゆる Server 用途でも大御所の IBM やら Sun やらまで絡んできては、「UNIX」「X」という存在のように out of control になってきそうで、いつか来た道、に見えなくもない。一方の BSD は一応既にそれを乗り越えてきているし(4.4-Lite んところで FreeBSD 1.x と NetBSD で入れ替えたりとかしたものですが)、Sun が株価が悲惨でも今のところどうにかなっているのは(去ってしまったものの) Bill ら BSD から連綿と続く技術的なコアがあるためではないですかね。Spring とか、ちょっと面白かったし。
LAMP/WINTEL は、まあコストとリスクヘッジを考えにゃいかん CIO みたいなポジションではある程度考慮されるでしょうけども、ほんとのエッジな部分では KAME にしろ(これがほんとにエッジかというと、うーんかもしれませんが)BSD に実装され、そこでの実験や経験やらが LAMP/WINTEL に落ちてきているという構造は依然としてありませんか?
Lisence のあたりは、MacOS X が BSD を持ってきているように、「今世の中は Linux ですよっ」みたいな企業の営業の薄いレベルではなくて、まともに commit する気があるなら BSD のほうが企業にもよいのではないかと。Juniper の JUNOS って BSD based でわ。 まあ Darwin の code も *BSD に feedback されたりしてますしね。これは jhk がいるのが大きいですが。Wind River のスタンスはちょっとなー、ですが、これはビジネスモデルが誤っていたためでしょう。
Linux は、かつて持っていた本来の存在意義が既に無くなったような気がします。それはそれで別にいいのだけど、もう営業のフカシのネタになっちゃってるのは気の毒ですね。
個人で Desktop で Linux を一般人は使わないし、それならまだ MacOS X が全然良いし、Server 用途では企業独自で手を入れないことには、性能・安定性等々のあたりで既存のものを replace するには Linux は厳しい。Xserve も最近は HPC で着実にプレゼンスを上げているし。
BSD に何か反感をもつ Linux ユーザがいるとしたら、それはお門違いでしょう。敵は別のところにいますよ。
Re:消費の対象となった Linux (スコア:2, 興味深い)
で、tuning する余地というのは、kernel 変数いじったり、kernel 作り直したり、source に手を入れたり、とかいろいろレベルがあり、そのあたりをボケーっとしながら書いてしまって申し訳ないです。tuning って使い方に大きく depend しますものね。
具体的にどこに feedback が入っているかというのを挙げるのは、私レベルですと、企業が comitter 雇って CVS に突っ込んだり、そいつを draft/RFC に上げたりとか、いろいろあります、程度までしか細かくは技術的・政治的にも書けませんが、そこは前述の通り企業の考え方や使い方に depend する部分が大きいので、企業で使われている code が必ず CVS に入っているとは限らないと思います。そこは仰るとおりだと思います。ただ、基本的には Server 用途に向けて各方面から手が入れられている、はず、です。
そこで逆に企業にとって disclosure しなくてもいい部分があるので彼らにも都合がいいところがあるだろうというのも前述の通り。
Linux の場合は、基本的には Desktop 向けに tuning されてパッケージで compile 済みなのをズドンで、compile 時の option や最適化レベルが選べなかったり、という点で、いじれる範囲が狭かったりでキツいんじゃないかな。その点、gentoo はいいかもしれませんね。
# 寝ますね
daemonとdemon (スコア:2, 参考になる)
daemon = 精霊・守護霊、という『いい霊』の意味だと思っている人も多いだろうけど、そもそも語源となるギリシャ語のdaemonは単に霊という意味で善悪の区別はない。英語のdemonも元々悪魔の意味はなかったが、中世に聖書での描かれ方から霊=悪、というイメージが定着して悪魔を意味するようになったわけで。
守護霊=いい霊、悪魔=悪い霊、と正反対のニュアンスで訳されてるけど、daemonとdemonは同じものを指すのです。
コンビュータにおいてはdaemonと書くのが一般的なのは確かだけど
こういう説明の辞書もあるわけで・・・
EXCEED英和辞典 [infoseek.co.jp]
Re:人に勧めるときに (スコア:2, 参考になる)
存在だと説明しているんですがね。dRaemonとつづれますし。
Re:多くのBSDな人は (スコア:2, 興味深い)
「X?いらないじゃない、あんなの。コマンドで十分だって」
私にFreeBSDを教えてくれた人の口癖ですw;
And now for something completely different...
Re:メーカー製のサーバー機でサポートされないから (スコア:2, 興味深い)
日本での例ですが, サーバ機を作っている/売っている部門に聞いてみると, *BSDユーザは勝手に検証・構築を行うので箱売り以上の商売にならない. 従ってSI構築による旨味がないのでサポートしない. ということみたいです.
# nVidiaのドライバがgentooの最新カーネルで動かないのでID
Re:Linux is Obsolete (スコア:2, 興味深い)
XP にしても過去の方法論を叩きに叩いてうまくいったし、Sun や Linux は MS 叩いてうまくいった。Rubyは Rubyと他言語の比較 [ruby-lang.org] という記事で他の言語を叩いた。
もちろんこの手の煽りは内容が伴ってないとすぐ見抜かれて無視されるだけですが、おとなしすぎるとダメでしょ。
Re:私の理由 (スコア:2, 参考になる)
それはともかく、*BSD 使っている人が Linux を使わない理由と Linux を使っている人が *BSD を使わない理由は大差ないと思いますよ。同じ PC-UNIX という事で機能/条件面で大差がなく、特に気に食わない部分がない限り OS なんてそう替える物じゃないと思います。
であれば、最初にどちらをインストールするかが重要になると思いますよ。
(昔バイトで FreeBSD/98 のサーバをメンテしていた Debian 使い)