OpenSolarisはオープンソースコミュニティを築けなかったのか 37
ストーリー by nabeshin
単純利用者は増えたようだが 部門より
単純利用者は増えたようだが 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
本家ストーリより。古くからのLinux開発者であるTed Ts'o氏は、OpenSolarisの理事候補であるJohn Plocher氏の「Sunはアプリケーション開発を後押しするコミュニティが欲しかったが、実際にはカーネル開発に注力したコミュニティができてしまった」との発言を自身のブログで取り上げ、OpenSolarisの欠陥について語っている。曰く、SunはOpenSolarisがオープンソースであると言うかもしれないが、オープンソースライセンスでリリースされていても、本当のオープンソース開発コミュニティがないため、実態が伴っていない。OpenSolarisは開発者の数が非常に少ないうえ、プロジェクト設立から3年たった現在でも、開発のために適したツールを揃えるのに苦戦していると指摘している。Ts'o氏は、Sunが元々カーネルエンジニア・コミュニティの発展を推進する意図はなかったか、あったとしても低い優先度であったのではないかと見ているようだが、/.J諸氏はどのような見解をお持ちだろうか?
そりゃ (スコア:2, 興味深い)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
OpenSolarisでしか動かないアプリを作るの? (スコア:1, 興味深い)
アプリを作りたい人はOpenSolarisのコミュニティでやる必要が無いような。 それともアプリをOpenSolarisでも動くようにしたい人達が集まることを期待したのだろうか。
Re:OpenSolarisでしか動かないアプリを作るの? (スコア:2, すばらしい洞察)
実際にカーネルやるほうが楽しいんだが。
Re:OpenSolarisでしか動かないアプリを作るの? (スコア:1, 興味深い)
最も普及していて手軽に手に入る環境上でアプリケーションを作るだけです。カーネルのソースコードをオープンソースにしたからって、アプリを作る人にとって
何がおいしいのかさっぱりわかりません。
Re: (スコア:0)
オープンソースの実体として (スコア:1, 興味深い)
オープンソースの実体として、オープンソースライセンスとオープンソース開発コミュニティがセットで存在しなければならないとすると、OpenSolarisに限らずかなりのオープンソースソフトウェアが批判対象となってしまうのではないでしょうか。どうにもこうにも視野の狭い批判に思えるなぁ。
Re:オープンソースの実体として (スコア:2, 興味深い)
そうでないとすると、何がOSSのメリットなの?
Re:オープンソースの実体として (スコア:2, 興味深い)
「いざとなったときに、自分で手を入れて使えること」じゃないんですか?そしてこれが、主のメリットであって、「オープンソース開発コミュニティ」の方は副次的な話だと思うのですが。
Best regards, でぃーすけ
Re: (スコア:0)
yukichi氏はユーザ視点からじゃなくて、公開する側のメリットについていってるんだと思いますが。
それともソース公開側ってそんなところを訴求点にしてるんですかね?
還元しないといけないGPLのようなライセンスであればソース公開した方にもバックポートできるメリットがあるだろうけど、
そういう人が増えれば、それはもはやオープンソースコミュニティといってよいでしょうに。
#改変して自分だけでウマウマするような狭い人は、いやだな。
Re: (スコア:0)
要らないから機能をつぶすとか、個別環境特化とか
よく分からないけどこうしたらバグらないからとりあえず対処しましたとか
そんなのはクローズドで使ってる分には公開する意味無いし。
#というか、その手の方が格段に多いのでは?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ここで新たな観念が出てきましたね。メリットが無ければオープンソースを選択すべきではないということですか? なにやら私が思っているオープンソースの観念とあなたが思っているオープンソースの観念にはかなりの溝がありそうです。
普及には役立ってると思う (スコア:1, 興味深い)
OpenSolarisはカーネルがオープンソースになった場と見れるので
カーネル開発が主なのはまあ仕方がないと思う。
アプリケーション開発に関して言えば、別にOpenSolarisで加速される
とは思えないのだが、一体どういう意味なのだろう?
ドライバのことを差しているのか?
使い勝手という点では、従来からLinuxに対するSolarisの弱みである
バイナリディストリビューションを強化する動きはゆっくりながらも進んでいるという印象。
Nexentaも頑張っていると思うが、昨年発表されたIndianaは注目している。
少しずつではあると思うが、Linuxを入れるというユーザのalternativeとして
Solarisを検討する向きは増えていると思う。
Solarisにとってアプリケーションよりもまずは、
ユーザが増える事が大事なんじゃないですかね。
失礼、x86版中止で失ったユーザを取り戻す事が大事、ですね。
# あれがなければ・・・と今でも・・・・
Re:普及には役立ってると思う (スコア:1, 参考になる)
>Solarisを検討する向きは増えていると思う。
そうですね、非Sunのアーキテクチャに「alternativeとして」乗せるOSとして実績が足りない。
Linuxが91年に作られブレイクまで8年を要した事を思えば、フリーOSとしての歴史は始まったばかりとさえ言える。
しかも、なまじっか完成していて「チャレンジングな開拓部分」が少ないためLinuxより歩は遅くなるのも当然。
iPodがWindowsユーザーを取り込んでからブレイクしたように、Solarisはx86サーバで実績が出来てから、
初めて必要に迫られて参加しあうコミュニティが出来上がってくるって感じじゃないだろうかと。
「痒いところ」を訴えるタコなユーザーがLinuxを育てたとよく言われるように、
Solarisにもタコなユーザーが増えないことにはモチベーションが上がらないと思われる。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re:普及には役立ってると思う (スコア:1, 興味深い)
パッケージが古いのはDapperベースだから。まさにOpenSolaris+Ubuntuです。
たぶん開発版について行くリソースがなくてLTSを選んで利用しているのでしょう。
デバイスドライバ (スコア:1)
セミナーで話していて、PC用の無数のハードウェアのデバイスドライバを
サンがお金を出して中国で作っていたそうです。
OSの開発だとデバイスドライバの開発が地味で大変だと思うけど、そこが
コミュニティーで作られなかったのがよくなかったのかも。
*BSD/Linux では自分のハードウェアを動かすために自分でドライバ書いた
訳だけど。
Re:デバイスドライバ (スコア:2, すばらしい洞察)
理由はいろいろあると思うんですが、個人的には
Solarisはカーネルデバッガもコアダンプ機能も標準装備ですし、 DTraceを使えばユーザ空間からドライバの挙動を監視できるし、 ベンダ謹製の仕様書だって完備されているし、 バージョン依存性・プラットフォーム依存性がわりと少なくて、 ドライバいじり自体は面白いと思うんですけどね。
Re:デバイスドライバ (スコア:1, 興味深い)
動いたという事で満足してしまい、全然コミットしてくれない方々が多いのは秘密よ。
Re:デバイスドライバ (スコア:1, 興味深い)
ちょっと成果物を公開したら、すぐに/.Jなり2chなりはてななりで重箱の隅をつつくように叩かれるからでは。
Re:デバイスドライバ (スコア:1)
また、Solarisの世界では有名なNICドライバの作者様(たぶん日本人)がUNIX板に登場したこともありますが、神降臨!な流れになってたように記憶しています。
それから、仮に叩かれたとしたって、技術的な問題を指摘されているのだとしたら、傾聴する価値はあると個人的には思いますけどね。「伽藍とバザール」で言う、「目玉の数」になることには違いありませんから。
オープンソースとサンは、 (スコア:1)
サンは、なぜだかオープンソースやフリーウェアでホゲホゲしていた子達と、仲良くできなかったんじゃ。
あの時、なぜ、サンはオープンソースを敬遠したんだったかのう。今となっては、思いだせんが。
オープンなソラリスというのも、どうも、しっくりこない気もするんだがの。
(オープン)ソラリスは親にソックリだ。親に似すぎて、あまりに大きく宙返りをして地面に激突することのないことを祈っている。…なんてなぁ(笑)
えっと、 (スコア:0)
「成果物が優れている」だけで開発者が寄ってくるとも思えないんですが。
いくつかのプロジェクトに知り合い(日本人)はいるけど、OpenSolaris関係はよく知らないので...
Darwinも (スコア:0)
Re: (スコア:0)
昔からLinuxユーザの中には素で「Linuxの方が元祖Free PC-UNIXだ」と勘違いしてる人がいますが,それは完全に誤りです.Linusも「もしも当時FreeBSDやNetBSDの存在を先に知っていたら,自分でゼロからOSを作ったりしないでそっちに参加してた(=だから,知らなかったことは結果的にラッキーだった)」と言ってますし,例えばマトモなレベルでsocket通信やX11が使えるようになったのもFreeBSDの方がちょっと先だったりというように,当時のLinuxは個人のお遊びOSからの脱却に苦労しているレベルで,*BSDは(伝統的UNIXというだけの意味では)既にかなり実用的なレベルに達していました.
さらに言えば,昔から「Linux以外のPC-UNIXなんて消えちゃえばいいのに」みたいなことを言うバカがいますが,Linuxは(貴方が「三流」と主張する)SoralisやFreeBSDなど他のOSについて,そちらが先行している部分の設計を大いに参考にしてますね.
Re: (スコア:0)
いわゆるBSDのほうが歴史が古いというのは解るのですが、(Free|Net)BSDでなく386BSDあたりとの比較のほうが正しいのでは?
GNU Projectが火をつけた(と思ってます)1991~95年くらいのFreeOSムーブメントが分かってれば「元祖」だのなんだの下らない話だとわかると思うんですけど、まあ幸い私は『昔からいる「Linux以外のPC-UNIXなんて消えちゃえばいいのに」みたいなことを言うバカ』に遭遇してないから気楽なことを言えるのかも。
それはそれとして、コミュニティを築けなかったというにはまだ時期尚早な気が...。もうちょっと生暖かく見守ってもいいと思います(見守るだけ)
Re: (スコア:0)
技術的根拠が示されずモデされるのは残念。
「言わなくてもわかるだろ」とか言わないように。
おもしろおかしく説明してのレスだろうと。
気づくのが遅くて激しく後悔ですよ。
./erの見識はその程度かと。
WindowsにもOpenSolarisにも失礼ですよ。
Re:Linux憎しで集まるような連中はしょせん三流 (スコア:1, おもしろおかしい)