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オープンソース

SGI、OpenGLライセンスをフリーなライセンスに変更 10

ストーリー by hayakawa
これでOpenGLを安心して(?)使えるようになりますね 部門より

binsmax 曰く、

SourceForge.JP Magazineの記事によると、SGIがFSFとの交渉の結果、SGI Free License BGLX Public Licenseの 改訂が行われ、それによりOpenGLのライセンスがFSF的なフリーなものに変更されたとのことである。

以前のライセンスの問題点は、知的財産権に抵触するコードの配布を禁じていること、配布者に輸出関連法に従うことを求めていること、知的財産侵害の恐れがあることを利用者が知った場合に配布者に通知することを求めていることだったわけだが、この問題はある程度公然視されていたにも関わらず放置されていた。それがやっと問題を認識し、SGIも本来からの主旨だったフリー化を達成したようである。

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  • by hibirth (19787) on 2008年09月27日 10時37分 (#1427152)
    元記事読みましたが、
    > ライセンスの変更を求めるためにみんなで怒りのファックスをSGIに送ろうか
    とか、
    > SGIに猶予を与える必要がある
    とか、ってのはいったい...

    いくら俺ルールに合わないからって、あまりにもひどすぎるかと。
    S以前のフォントの件とかもそうですが、GPL違反に対しての叩き方と
    ダブルスタンダードもいいところですね。

    コミュニティのメンバではあっても成果物の提供側に回っていない人だったら
    全方位「クレクレくん」ってことになりそうだし、本人にとっては
    ダブルスタンダードではないのかも知れませんが。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月25日 11時41分 (#1425687)

    以前のライセンスの問題点は、知的財産権に抵触するコードの配布を禁じていること、配布者に輸出関連法に従うことを求めていること、知的財産侵害の恐れがあることを利用者が知った場合に配布者に通知することを求めていることだった
    各国の法律に従ってライセンスが有効か無効か決まるのに、輸出関連法に従わないってのはあり得ないんじゃ…
    ライセンスにどう書いてあろうが、たとえば米国から AES 等の強い暗号アルゴリズムを使用しているソフトウェアを北朝鮮に輸出すると違法だよね?
    • by n_ayase (36873) on 2008年09月25日 11時46分 (#1425691) ホームページ 日記
      元記事によると
      > 「利用者に何らかの法律違反があったとしても、それは政府の管轄であり必要なら訴追されるだろう。それについて、ソフトウェア・ライセンスがとやかく言うべきではない」
      という話のようです。
      --
      神社でC#.NET
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年09月25日 11時55分 (#1425695)
      >各国の法律に従ってライセンスが有効か無効か決まるのに、輸出関連法に従わないってのはあり得ないんじゃ…
      >ライセンスにどう書いてあろうが、たとえば米国から AES 等の強い暗号アルゴリズムを使用しているソフトウェアを北朝鮮に輸出すると違法だよね?

      (´-`).oO(元記事読んで反応してるんだろうか)

      第2の問題も、SGI Free License B第6節とGLX Public License第7節に由来する。どちらのライセンスも、コードの配布者に輸出関連法に従うことを求めているが、Smithによると、ライセンスで違法を許容することができないのはもちろんだが、この文言では利用者に二重の危険性を強いることになるという。輸出関連法に抵触するとOpenGL関連ソフトウェアの配布権も失うことになるからだ。「利用者に何らかの法律違反があったとしても、それは政府の管轄であり必要なら訴追されるだろう。それについて、ソフトウェア・ライセンスがとやかく言うべきではない
      ライセンスを利用してフリーソフトを作る人間が、そのフリーソフトを輸出するとは限らないのだから、
      こういう文言を入れられると意図しない使われ方に責任を負わなければいけなかったと言っているだけでしょう。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        フツーに
          輸出における問題に対するペナルティは
          輸出関連法で(その国の司法に)与えられるのだから
          ライセンス上で更にペナルティを課す必要が無い
        っていってるだけでしょ。

        > ライセンスを利用してフリーソフトを作る人間が、
        > そのフリーソフトを輸出するとは限らない
        であれば輸出しない作成者にはそもそもこの件は関係ないわな。
        # ネット経由だろうが輸出は輸出だから、
        # 「輸出しない作成者」状況として何を想定してるのかは知らんが。

        どう読んでも
        > 意図しない使われ方に責任を負わなければいけなかった
        なんて話ではないわけだが。

        で、
        > (´-`).oO(元記事読んで反応してるんだろうか)
        ってのは自戒?
    • by Anonymous Coward
      昔PGPで暗号の輸出に関して同様に引っかかったとき、規制の対象外であった書籍の形でソースコードを国外に出して、その書籍を元に入力し直すことでクリアしたというケースがあったと思いますが、このときも確か一旦国外に出た後は米国の法律の規制の外で再配布は出来たと思います。
      ライセンスに規定しなくても輸出規制法で取り締まれるというのは、持ち出した該当者には対応できても、持ち出されたソースコード自体をコントロールすることは出来ない気がしますが、その辺はどのようにして回避するのかな。
      もちろん、気にしないってのも選択肢ですけどね。
      • Re:法律とライセンス (スコア:2, おもしろおかしい)

        by user2ch (31474) on 2008年09月25日 13時41分 (#1425749)
        そんなんで抜けられるのなら、書籍が規制の対象になったとしても今度はアルファベットビスケットの
        並びでソースコードを国外に持ち出すとか出来そうですが?
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          今後もしソースコード輸出規制の法律つくるなら, 書籍とかメディアを直接指定するんじゃなくて,
          電子ファイル, 印刷物,またはその他情報を復元できるいかなる手段を用いての国外への輸送に関してこれを禁ずる.
          みたいな文言になるんじゃないかな.
          COCOM規制のときはどうなってたんだろか.
          • by ogino (1668) on 2008年09月25日 23時48分 (#1426141) 日記

            今後もしソースコード輸出規制の法律つくるなら, 書籍とかメディアを直接指定するんじゃなくて, 電子ファイル, 印刷物,またはその他情報を復元できるいかなる手段を用いての国外への輸送に関してこれを禁ずる.
            みたいな文言になるんじゃないかな.
            政府や軍の利害に関わる書籍の出版や販売の権利は民主主義の根幹です。ですから、PGP ソースコードや暗号アルゴリズムの出版を禁止しようと思ったら、つまり「お国」のためにならない言論を国外に漏らすな、ということですが、法律を作る前に合衆国憲法修正第1条(和訳 [wikipedia.org])の改正が必要と思われます。

            合衆国議会は、国教を樹立、または宗教上の行為を自由に行なうことを禁止する法律、言論または出版の自由を制限する法律、ならびに、市民が平穏に集会しまた苦情の処理を求めて政府に対し請願する権利を侵害する法律を制定してはならない。
            親コメント
        • by Anonymous Coward
          アルファベットビスケットには"{}"とか"()"とかがないからなぁ…。
          あ、バイナリを16進で表記すればよいのか!
typodupeerror

吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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