FSF ヨーロッパの「自由な PDF リーダー」キャンペーン 84
ストーリー by reo
啓蒙組織 部門より
啓蒙組織 部門より
insiderman 曰く、
Free Software Foundation Europe (FSFE) が、新たなキャンペーン「Free PDF Readers campaign」を開始、Windows や Mac OS X、そして「自由な OS」向けの PDF リーダーを配布する Web サイトPDFreaders.org を立ち上げました。
このキャンペーンは、すべてのメジャーな OS 向けにフリー (自由) な PDF 閲覧ソフトの情報を提供することを目的としたもの。PDF 自体は国際的に標準化されたオープンな規格ですが、Adobe Reader に代表されるプロプライエタリ (独占的) な PDF 閲覧ソフトには、特許で保護され自由に使えない機能も搭載されています。FSFE は、このようなソフトはユーザーが自身のプライバシやデータをコントロールする権利を尊重していないとし、オープンな規格にのみ対応しているフリーな PDF 閲覧ソフトを使うべきだ、としています。
Adobeの体質 (スコア:3, 興味深い)
個人的に一番嫌なのは、Adobeって標準化されたオープンな規格とかいうくせに、
てめぇんとこのプログラムがバグってたりして、
規格通りに文章作ってもおかしな表示になっちゃっうことですね。
で、いくらそのことつついても絶対直さない。
しかもみんな基本的にAdobeのプログラム使ってっから、
規格なんかどうでもよくて、ちゃんと表示さえ出来りゃいいわけだ。
で、最終的に文章作る側でAdobeのバグにあわせて文章修正しなきゃならんことになる。
どこが標準化されたオープンな規格だよ!
これはまぁPDFじゃなくて昔開発したPostScriptに関してなんだけどさ、
PDFも同じなんじゃないの?
書いててまんまIEとHTMLの関係と同じなんですね。
そういう意味では、少なくともFFとかChromeのおかげで、
HTMLは標準化が進んでるよね。
オープンソース云々とかとは無関係に、標準化されたオープンな規格が
一つのプロプライエタリな実装に依存する状況は、絶対改善されるべきだと思う。
つ〜かPDFが標準化されたオープンな規格なんて幻想ですよ、きっと。
Adobeでもなんでもいいので (スコア:2, すばらしい洞察)
重くなくて、落ちなくて、再現性のよいのがほしいです。
...まあ、大変なのが分るので、あんまり強く求めてないですが。
ちなみにMac OS Xの表示サブシステムにPDF関係があった気がしますが、OSネイティブだとどうなんでしょうね?
あとは、HTMLではないですが、装飾を消して見る機能があってもいいかも、字をチェックしたくても難しいときがある。
# そして世のPDF生成系は文章の順序よりデザインを優先するのであったorz
アウトプットにはいいけど、編集したくないフォーマットだと思うのでID(ぉ
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:Adobeでもなんでもいいので (スコア:1)
おっと、(任意のOS、ブラウザ)の悪口はそこまでだ。
自己満足なら提供するだけでいいわよね (スコア:2, すばらしい洞察)
Acrobatシリーズがここまで普及した背景は、「ドキュメントの作成しやすさ」よりは「受け取った側がほとんどコストなしで閲覧できること(インストールの手間程度)」から始まったけど、それってどちらかと言えば、ドキュメント提供側が「見てもらえないと困る」ドキュメントを提供するのに、Readerは無料、というビジネスモデルが合致したからなのよね。
でも今はもう、Adobe Readerがデファクトスタンダードになっちゃったから、ドキュメント提供側がAcrobatを採用する動機は「既にユーザー環境にReaderがある(可能性が高い)」ことじゃないかしら。
だとすると、「フリーな」PDFツールを広めるには、ドキュメント提供側にとって「Acrobatをやめてでも使いたくなるインセンティブ」と、ドキュメント閲覧側にとって「新しくインストールするだけの価値」を両方提供できるフォーマットとソフトを両方提供できない限り、劣化Acrobatにしかならないし、ほとんど誰も使わないから「フリーなソフトを公開した」というFSFの自己満足にしかならないんじゃないかしらね?
無料じゃなくて自由 (スコア:1)
今回の場合、「自由」であることがインセンティブですよね。
FSFは自由であることを重視してソフトウェアを選択する人が増えることを望んでると思います。
”一般ユーザだから初めから入ってるソフトしか使わない” で、思考停止することなく啓蒙していこう。自由な代替え品もあるよと。
自由なソフトウェアを公開しただけなら自己満足かもしれませんが、こうやって広報していくのは地道な活動とはいえ評価できるのではないでしょうか。
Re:無料じゃなくて自由 (スコア:1)
で、特許だなんだで大騒ぎになったGIFと、その代替手段として現れたPNGとMNGはどーなりました?
同じようなオチで済めばいいけど、もっと悲惨な結果になるような気がする。
AdobeReaderが無料なだけに。
「なんとかインチキできんのか?」
Re:自己満足なら提供するだけでいいわよね (スコア:1, すばらしい洞察)
こういうの見ると、真綿で包まれてるのが心地よいって分かるよね。
FSFはその真綿を問題視してるんだけど、当のユーザは目先のメリットを優先してFSFの主張を不要とみなすと。
Re:自己満足なら提供するだけでいいわよね (スコア:1)
FSFの主張を不要と見なしているというよりは、優先順位の問題じゃないかしら?
Acrobat独自の(プロプライエタリな)機能を使うメリットが、特定業者に囲い込まれることのデメリットより大きければユーザーはAcrobatを選ぶもの。
FSFから見れば「業務の都合」なんて考えないでしょうし、「フリーなことに意義がある」ならオープンな機能だけを実装するだけ、で目的は達成できるのでしょうけど。
でも実際にはオープンソースを使うインセンティブがなければ誰も使わないし、ましてや、OpenOfficeみたいにやり方次第でコスト削減できるモノなら兎も角、Acrobat Readerみたいに既に無償配布されてるモノと比較しても。
「著作権がフリーである」かわりに「企業サポートもない、機能も負けてる」じゃ、ほとんど誰も使わないと思うのよ。挙げ句に「業務で使ってる機能が実装されてない」じゃ、代替品の候補にすらなれないんじゃないかしら?
それでも作ったことに意義がある、というなら、ほとんど使われないであろうソフトを作って満足するのは、まさに「自己満足」意外の何物でもないじゃない。
Re:自己満足なら提供するだけでいいわよね (スコア:1, すばらしい洞察)
君から見ればFSFのやってることは自己満足なのだろうけど、君の思いは、FSFが渇望する自由なソフトウェアに、何の影響も与えないんだよ。
# 苦労して作ったデータがプロプラなソフトウェアに束縛されるなんて御免だ、と、少なくとも僕は思う。
Re:自己満足なら提供するだけでいいわよね (スコア:1, すばらしい洞察)
>苦労して作ったデータがプロプラなソフトウェアに束縛されるなんて御免
言いたいであろうことは賛成だが、それはリーダーだけをオープンソースで作っても解決しないよ。だから親トピは「リーダーをオープンソース化するだけなら自己満足」だと言ってるんじゃん。
念のため聞くけど「プロプラな仕様」がドキュメントを作る過程のどこで付与されるかは理解してるよな?リーダーで開くときじゃないぞ。
PDF形式(あるいはその代替形式)で作られたデータが、自由に使える技術だけを使って作られていれば、いくらプロプラなリーダーがデファクトスタンダードになっていてもソフトウェアの自由は確保されていると言えるだろうね。
こういった運動が何かのきっかけになれば (スコア:2, 興味深い)
タレコミの文章では『FSFE は、このようなソフトはユーザーが自身のプライバシやデータをコントロールする権利を尊重していない』としか書いていませんが、彼らが危惧しているのはMicrosoftのIEがその普及率でHTTPやHTMLの行く末を左右する可能性があった懸念と同じものがあった…んじゃないかな?と思ってます。
AdobeはこのままAdobe Readerのデファクトスタンダード状態を続ければ、Macromediaを買収した後に自社の名を関したAdobe Flashの更なる普及(それによってFlashでも更なる強固な寡占)や、AdobeのDRM技術パートナー・FileOpen Systems社、PDFだけでなくメールやWordなどでドキュメント保護製品を企業向けに出荷してるAuthentica社などが売ってる高額なDRMツール・DRM技術に関してもAdobeが大きな影響を持つことができるのではないでしょうか(…普通だ…)。
FSFEは大局を見て行動を起こした、のであったら良いのだけれど(でも下火になったら痛い勝利宣言とかしそう…)。でも、Adobeの独占はMicrosoftと同じように、私たちの気が付きにくい『不便さ』を着々と生み出し、気づいたときには取り返しの付かない状況と世界になっていた…Microsoftさえ成し得なかった寡占ができちゃっていた、なんてのは仕事でもプライベートでもPDFを扱う自分にとっては怖いことです。Adobeは嫌いではないので、第二のMicorosoftにはなってほしくありませんし(Microsoftだって嫌いではありませんが)。
ですから、FSFEの今回の運動はきっと一般の人に届くのは難しくて、過去にあった、同じような運動(何があったかな…)の様にどんどん廃れていく可能性が高いんでしょうけど。でも、ホントにちょっとしたムーブメントになって傷跡の1つ、PDF ReaderでのFirefoxと呼べるものでも残せたら良いな…いや、面白いなと思っています。
…こういった活動ってしばらくするとすぐ廃れていきそうに考えてしまうのですが、ズィー・ジオン・コンティニュー・オペレーションみたいに脈々と機会を狙って…なんてあったら燃えます。だから規模が小くとも感心・関心。
Mac (スコア:1)
Mac では標準で PDF ビューワーが付いてるもんで、フリーな実装の必要性を感じたことないし、そもそも PDF 閲覧に外部のアプリケーションがいる、という感覚がないですね。
しかしごくたまに、表示が崩れる PDF を見ることもあって、あぁ Adobe 縛りがあるのかな?と漠然と思っていました。
フリーな実装がデファクト・スタンダードにもし、なってくれたら、そういった(ごく少ないけど)トラブルも減るのかな、と期待はします。. . . が、あんまり需要を感じないなぁ。
たんなるユーザーは、どこもそんなもの (スコア:1, すばらしい洞察)
Windows では標準で Web ブラウザが付いてるもんで、フリーな実装の必要性を感じたことないし、そもそも Web 閲覧に外部のアプリケーションがいる、という感覚がないですね。
フリーな Web ブラウザがデファクト・スタンダードにもし、なってくれたら?・・・あんまり需要を感じないなぁ。
Re: (スコア:0)
印刷やダウンロードが可能になるなら乗り換えてもいいかな?
初期のOSXに付属していたプレビュー.appはWindowsでは制限されていた
pdfファイルの機能をかわすことができた気がする。
最近のプレビュー.appは暗号化できるようになったのはいいけど、
逆に暗号化されたpdfが読めなくなっちゃったんだよね。
昔から読めなかったっけ?
あとJISもダウンロードできなくなった。裏技あるのかなぁ。
具体的に頼む (スコア:1, すばらしい洞察)
>特許で保護され自由に使えない機能
PDFリーダーのユーザーはその機能を自由に使えるよね?
自由に使えないって言ってるのは機能じゃなくてソースや技術で、ユーザーには関わり無い事じゃないの?
>ユーザーが自身のプライバシやデータをコントロールする権利を尊重していない
ソースが公開されてたら、プライバシやデータをコントロールできるの?
なんか違ってない?
Re:具体的に頼む (スコア:2, すばらしい洞察)
FSFが「使う」というときは、ほとんどの場合、「他の開発者がその成果物を用いて新たなプログラムを作る」意味になります。
だからすべての機能が開示されていなければならないし、成果物に対して誰かが独占的な権利を持つことに強く反発しています。
ですので、
>PDFリーダーのユーザーはその機能を自由に使えるよね?
FSFはそんな話はしていないし、そもそもそのような人を「ユーザー」とは見なしていない、ということでよいでしょうか。
Re:具体的に頼む (スコア:1)
>>ユーザーが自身のプライバシやデータをコントロールする権利を尊重していない
>
>ソースが公開されてたら、プライバシやデータをコントロールできるの?
>なんか違ってない?
ソースが公開されていない/オープンになっていないと、
・実はそのアプリケーションはこっそりとプライバシに関わる情報を保持しているかもしれない
・データを暗号化して保持している場合などに、もしそのソフトが利用できなくなった場合にそのデータにアクセスできなくなる
といったことが考えられる、という話でしょう。
Re:具体的に頼む (スコア:1)
>PDFリーダーのユーザーはその機能を自由に使えるよね?
>自由に使えないって言ってるのは機能じゃなくてソースや技術で、ユーザーには関わり無い事じゃないの?
未来においても無料とも限らないし、Adobeがつぶれて配布されなくなるかもしれない。
>ユーザーが自身のプライバシやデータをコントロールする権利を尊重していない
おかしな仕掛けがしていないか、ソースを読むことで監視ができる。配布されてるバイナリが信用できないなら、自分でコンパイルすれば良い。
OSS的な立ち位置だとこんな感じじゃないですかね? 良くも悪くも悲観主義者なのです。
Re:具体的に頼む (スコア:2, 参考になる)
根拠もなく悲観主義になっているわけではないのですよね。
そもそもGPLが成立したのは、Gosling Emacsが突然プロプライエタリ化したことがきっかけなわけで。
たいてい複雑怪奇な規約の類は最初から複雑だったわけではなく、何か問題が起きるたびにそれを解決するために規約を追加して…という手順を繰り返して複雑になっていくわけです。
Re:具体的に頼む (スコア:1)
>未来においても無料とも限らないし、Adobeがつぶれて配布されなくなるかもしれない。
じゃあ、そのとき乗り換えれば良いって思われちゃう。
「もしも」で、今すぐ面倒なことする人は少ない。
>おかしな仕掛けがしていないか、ソースを読むことで監視ができる。配布されてるバイナリが信用できないなら、自分でコンパイルすれば良い。
ユーザーはソース読まないしコンパイルもしない。
結局、他の誰かが不正は無いよと言ったことを信じるしかない。
それが、Adobeかオープンソースの中の人たちかの差。
Adobeよりオープンソースの中の人のほうが信用が有るなら説得力を持つ。
そこんとこどうなんだろ?
無料のソフトで、「問題がおきても責任は取りません」と規約に書いてあっても、故意に損害を与えようと仕組まれた機能があったりすれば、責任の回避は出来ない。
そういう事態が生じたとき、Adobeはそれなりに大きな会社なので、逃げ隠れされたりせずに、責任を追求できる。
それが逆に、そういう責任を追及されるような不正はしないだろうという信頼にもつながる。
オープンソースの場合、もしそういう事態になったとき、誰に責任を取ってもらったらいいのかな?
問題のソースを書いた人か、プロジェクトの責任者だよね。
そう考えると、プロジェクトの責任者は、有る程度公人としての情報の公開が必要なのかもしれない。
Re:具体的に頼む (スコア:1)
ああ、そうか、Ubuntuのリポジトリで配ったアプリに悪意の有るコードが含まれてた場合、Ubuntuが責任取ってくれるわな。
でもUbuntuのページみたけど、住所とか載ってないね。
最低限、責任者の名前と、住所がわからないと、裁判起こしたりするとき面倒かもね。
有料サポートじゃないとそういう情報教えてくれないのかな?
責任は日本チームではなく本家が取るって事になると、それはそれで面倒だから導入の障害になるかも。
他のディストリビュータはどんな感じでしょ?
無料でフリーなPDFリーダーを配布しつつ、責任者を明示してるようなディストリビュータがあれば、乗り換え先として有力な候補になりえると思うのですが。
Re:具体的に頼む (スコア:1)
悪意あるコードで起きた損害が、そのまま損害額の算出に使われるだけだと思う。
というか、そもそも、損害額の算出に無償配布とか関係ないと思うよ。
Re: (スコア:0)
>PDFリーダーのユーザーはその機能を自由に使えるよね?
Adobe製のリーダーなら自由に使えますが、
その他のリーダーでは特許問題があり完全に実装していない(できない)ためユーザーが自由に使えません。
たれこみはこういう意味かな?
Re:具体的に頼む (スコア:2, すばらしい洞察)
>Adobe製のリーダーなら自由に使えますが、
>その他のリーダーでは特許問題があり完全に実装していない(できない)ためユーザーが自由に使えません。
それが問題なら、フリーなリーダーを使っても、問題解決しないのではないか?
解決手段は、みんながAdobeのリーダーを使うことしか無い。
Re:具体的に頼む (スコア:1)
そういう機能を強制するのはリーダー側じゃなくて、PDFの作成側ではないのか?
というか、その「特許に縛られてる機能」は具体的にどれなんだろう?
それが判れば、乗り換えたほうが良いのか、乗り換えても無駄なのか、もっとはっきりするのに。
Re:具体的に頼む (スコア:1, すばらしい洞察)
>そういう機能を強制するのはリーダー側じゃなくて、PDFの作成側ではないのか?
いや、だから、特殊な機能で作られたPDFが見られないいくつかのリーダーでシェアを取れば、
そういう「特殊な機能が入ったPDF」を作っても開ける人が限られるから無意味になって、
特許問題が解決し、それが結果的にユーザーの利益になるっていうこと。
だから周りから固めよう、フリーなリーダーを布教しようってことだ。
全ての人がアドビ製のリーダーを使うか、すべての人がアドビ製をやめるか、
どっちかで解決できるってわけ。
Re:具体的に頼む (スコア:1, すばらしい洞察)
誰でも使える機能だけで高品位のPDFが作れるなら、「リーダー」なんて何でもよくなるわけで。
矛先が違ってる気がするよ。
あまたのPDF Reader (スコア:1)
PDFライタを売っているところや有料だけど個人向けは無料なところが多いわけだが
そういったソフトの比較をしてくれるのだろうか。
Foxit Reader
http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/04/25/foxitreader23.html
Brava! Reader
http://www.bravaviewer.jp/reader.htm
eXPert PDF Reader
http://chienomi.com/lec/expert_pdf.html
PDF-XchageViewer
http://www.docu-track.com/
印刷不可のPDFを印刷 (スコア:1)
印刷不可のPDFファイルを印刷できるようになるんでしたっけ。
love && peace && free_software
t-nissie
そもそもCJKだと popper-data (adobe-cmap)が必要だよ! (スコア:1, 興味深い)
Re:そもそもCJKだと popper-data (adobe-cmap)が必要だよ! (スコア:1, おもしろおかしい)
「バージョン1.0が完成した」と言っている時点で
□□□□□□□1.0□□□□□□ とか表示されているに一票。
DjVu (スコア:1, 興味深い)
プロプライエタリの訳は (スコア:0)
独占的でいいの?何かちがくない?
Re:プロプライエタリの訳は (スコア:1)
GNU式だとプロプライエタリ=独占的、のようです。
http://www.gnu.org/philosophy/categories.ja.html [gnu.org]
Re: (スコア:0)
GNU式だとプロプライエタリ=独占的、のようです。
http://www.gnu.org/philosophy/categories.ja.html [gnu.org]
なるほど、PC-UNIX界においてLinuxはプロプライエタリということか。
Re:プロプライエタリの訳は (スコア:1)
Re: (スコア:0)
まあそこら辺は書いてる人間の意図が何か次第ですが。
#ルビの使われ方と同様
Re: (スコア:0)
>ちがくない
どこの方言??
Re:プロプライエタリの訳は (スコア:1)
オフトピ (-1) ですが。
>どこの方言??
「違い」を形容詞的に使うのは、おそらくは平成以降に作られた、標準日本語の文法表現ですよ。
自然言語は変わっていくのが当たり前だし、使われて定着されればそれが新しい文法になります。
自分が使わないからって、定着しつつあるものを否定するのは無駄だと思いますよ。
Re:プロプライエタリの訳は (スコア:1)
名詞の「違い」は差分を意味していて「違う事」自体は指していないので「違う」を指す時に「違い」の派生を使うというのは筋が通りませんよ。
Re:プロプライエタリの訳は (スコア:1)
筋(論理的整合性)が関係ないとすると、どうやって善し悪しを判断したらいいと思う?
自分で判断できなきゃ権威に従うしかないわけだけど、その権威な人はどうやって判断してると思う?
普及度で判断するのもそれはそれで一つの見解だけど、論理的整合性を判断基準にして「それは不適切だ」という話に対して「誰それが言ってた」というのは話のレイヤというかメタ度が違うのでそもそも話が噛み合わないと思うがな。論理的整合性が判断基準として「かなりの勢いで広まっているように見受けられる」より適切でないという理由を挙げないと反論にはならんよ?
それとも、もしかして、モノワカリノヨサみたいな記号で判断してる?
Re:プロプライエタリの訳は (スコア:1)
言語学者はきちんと普及の度合いを調査していますよ。
いわゆる「権威」な人は、自分が使う・使わない、好ましい・好ましくないの主観で判断してしまいがちですが。
いま「正しい」といわれている学校文法は、昭和の初めに橋本進吉によって作られたものを、戦後すぐに中等教育で採用したもので、60年以上前の日本語をもとにしています。
60年もあれば、文法に何らかの変化があって当然。そういう変化を受け入れるためにも、言語学者は調査や研究を繰り返しているわけです。
文法に「論理的整合性」なんて、ない。
あるのなら、「来る」が変格活用になった理由や、「行く」と「書く」の活用が異なる(「行って」と「書いて」のところ)理由、「よい」「悪い」に「そうだ」をつけると前者だけ「さ」が入って「よさそうだ」になる理由が、論理的に説明できるはず。
#例外? じゃあ、なぜ「違くて」を例外として認めないのか、そこを聞かせてもらう。
Re:プロプライエタリの訳は (スコア:1)
まあ、「違かった」「違くて」「ちげーよ」の類を耳にするようになったのはごく最近ですし、
関東地方の(ある程度の)若年層以外の人には使われていないのではないかと思います。
方言がまともな日本語であるのと同程度にはまともな日本語なのかもしれませんが、今のところまだそのレベルを出ないのではないかと。少なくとも私にはまだ、「ちげーよ」は「ちげえねえ」というもっと昔からある表現と混乱して聞こえます。
#私は西日本の出身なので、関東の人がら抜き表現を使わないことに驚いています。「信じれん」じゃなくて「信じらんねえ」と、音便なのにわざわざ「ら」を入れている、みたいな。
Re:プロプライエタリの訳は (スコア:1)
>そりゃ音便なだけで、活用は同じでしょ (「行きて」と「書きて」)
音便の形が分かれた理由に論理的整合性が見いだせない、という指摘ですが。
Re:プロプライエタリの訳は (スコア:1)
>「ちげーよ」
「違うよ」の崩れであって「ちがくて」の用法とは違います。
>私は西日本の出身なので、関東の人がら抜き表現を使わないことに驚いています。
ほとんど関係ありません。
"ら"抜きも音便も発音の簡略化の側面がありますが、
「信じらんねぇ」を"ら"抜きで発音するのは簡略化されすぎて通じづらいので、さすがに「しんじんねぇ」とはなかなかならないでしょう。
むしろ音便化したからこそ、不自然に残っていると言えます。
私は近畿圏の人間ですが、ほとんど使わないどころか「帰れる」「変えれる」に関するという最も古い(らしい)"ら"抜き言葉を、まだ"ら"を抜かずに使っている人です。
「帰られへん」「変えられへん」とかいう形で。
近畿圏の人なら、この言い回しを変だとはほとんど思いませんよね。
音便の発達が進んでいて、なおかつラ行のリズムが重用で普段"ら"抜きを使う人でも言い回しによって"ら"が入ったりしがちのは、どちらかというと近畿圏だと思うんですけどね。
西日本ということなので、中国・九州と徳島の中心部を除く四国・沖縄になると違ってきますが。
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:プロプライエタリの訳は (スコア:1)
ちなみに可能の"ら"抜き型ですが、この場合は「帰れる」「変えれる」の普及率がもはや非常に高いので、私は「帰れる」が7割ぐらい、「変えれる」は2割ぐらい揺らいで"ら"抜きになってますね。
帰れるの方を抜きやすいのは、日常会話で敬語としての「帰られる」用法が多いから、相手に通じにくくなってきたと心のどこかで意識してるからだと思います。
「変えられる」は、まだそうではないから、比較的ゆっくりしゃべってると自然に"ら"が入りますね。
同系の表現で「行かれる(これで可能の意味)」は、さすがに自分も使いません。
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:プロプライエタリの訳は (スコア:1)
>>「ちげーよ」
>「違うよ」の崩れであって「ちがくて」の用法とは違います。
新形容詞である(?)「違い」が終止形で使われることは現状ないようなので、おっしゃる通りですね。
ただ、形としては「長いよ」→「なげーよ」の類と同じですから、将来本格的に「違い」が形容詞化することがあるなら、この形の活用が同じ語としてまとめられるかもしれないと妄想しました。
>「帰られへん」「変えられへん」とかいう形で。
あれ、そうですね。
地域によってら抜きへの抵抗感がかなり違うような気がしていたので、なんとなく東西の差かと思ってしまいました(ご明察の通り中国地方出身です)。ご指摘ありがとうございます。
ちょっとフォローつける場所が違いますが、「帰る」は五段活用なので、「帰れる」は「変えれる」とは違い「ら抜き」ではない可能動詞として、学校で教えられる文法に入っていると思います。
Re:プロプライエタリの訳は (スコア:1)
そのコメント全てが話のすり替えだなー。斜め上の目的を持ってるコメントに返事するのは面倒だよ。
>言語学者はきちんと普及の度合いを調査していますよ。
だから何?
自らは判断せずに言語学者の言説を権威として引用して何か判断している気になっている事について言ってるんだが、そんな解釈してて違和感とかなかったのか?
>#例外? じゃあ、なぜ「違くて」を例外として認めないのか、そこを聞かせてもらう。
最初の『「違い」を形容詞的に使う』という解釈だと新たに例外を増やす変化になるからだよ。
別の説明ができるならそれを聞いてみる事はできるがな。
まー元々「整合性がない」なんて思ってるんだから、整合性を判断基準にして善し悪しの判断なんてできるわきゃないんだが。
それと、誰がいつ日本語に完全な整合性があるだなんて事を言ったよ。言ってもいない事に反応されても困るな。
Re: (スコア:0, オフトピック)
よく幼児が「血が出た」を「ちががでた」って言うのを思い出した。「血」ではなく「ちが」だと勘違いしているらしい。
Re:キャンペーン名 (スコア:2)
修正しました。ご指摘感謝。
Hiroki (REO) Kashiwazaki