9月13日、Samba 4.0初のRC版(Samba 4.0.0 rc1)が本日発表されました。Windows Server 2003相当のActive Directory機能やWindows Serverとの複製機能などが一番の目玉でしょうか(リリースノート)。またLDAPからKerberos、DNSまで独自実装するという意気込みです。α版からDomain Controllerとして実用環境で稼働していたという触れ込みでしたが、私も是非これから試してみようと思います。開発者のMLでは早速バグ報告が上がっていますが……。
だんだん (スコア:0)
社内サービスコントローラ化してるのか
# つか、DNSとかセキュリティ的に狙われまくりなものまで...Netbiosネーム(?)解決のためなのかもしれんが
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:だんだん (スコア:1)
Active DirectoryはDNSに深く依存しているので対応必須
Re:だんだん (スコア:5, 参考になる)
3.xでもWinのADをDNSサーバとしたり、NTPのサーバとしないと、AD連携できません。依存率高いですよね。
#なぜかNTPがWinのADと連動できず、今日1日死んでた、しかも解決せず。
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:だんだん (スコア:1)
Re: (スコア:0)
LDAPとかDNSとか、わざわざSMBが担うようなものなの?
もう少しコンポーネントごとに分けといてもいいと思うんだけど…
Re:だんだん (スコア:4, 参考になる)
DCにするとDirectoryサービスがないとだめ、DNSがないとADがだめ。
なので必要。
(3系ではDC用途にDirectoryサービス必須じゃないですけどね。)
alphaの頃に個人的に訳した時はBIND使ってたのに独自実装に切り替えたんですね。
Betaの HOW TO読んでた時も気付かなかったなぁ。
# yes, fly. no, fry.
Re: (スコア:0)
SMBはActive Directoryの機能のほんの一部にすぎないよ。
Re: (スコア:0)
多分元ACさんはSMB=Sambaという認識なんだと思いますよ。
つまりSambaの略称がSMBだと思っているんだろうと思います。
UNIXの精神…… (スコア:0)
Windowsファイル共有という、Windowsの中でもコアな部分を実装し続ける内に、いつの間にか考え方までWindows的になってしまった良い例ですね。
LDAP、Kerberos、DNS、NTP、etc...etc.........
既存のものを利用せず、自ら再実装してそれを使う。
時刻を同期する為にNTPd、LDAP認証の為にOpenLDAPを利用するのではなく、全てをSambaでこなす。
なんというWindowsアプリ……
Cyrus SASLとDovecotのSASLのように、他のアプリからもLDAP認証やNTPとして互換性があって代用として使えれば良いけどね。
考え方の芯の部分までWindowsになっていると、そこら辺も独自規格になってそうな嫌な感じ。
あと数年はSamba 3.6が現役ってなことになりそう。
# 放っておいたらIISまで実装しそうな勢い。
# それどころかMS Mail Serverまで実装したりして。
Re:UNIXの精神…… (スコア:4, 興味深い)
他の方も言ってますが、3.x系はOpenLDAP使ってましたね。
DNSもalphaの段階ではbind使っていたようです。
(kerberosはalphaの段階から内臓していたみたいですね)
使わないのではなくてなにか理由があって止めたとも考えられますね。
そもそもですが、
Windowsファイル共有という、Windowsの中でもコアな部分を実装し続ける内に」
という見方がまちがっていますね。
http://wiki.samba.org/index.php/Samba4 [samba.org]
One of the goals of Samba4 is to implement an Active Directory compatible Domain Controller.
既存のファイル共有に使うのであればたしかに当分3.x系で充分かもしれません。
# yes, fly. no, fry.
Re:UNIXの精神…… (スコア:2)
OpenLDAPのクライアント動作仕様がいけてないから独自実装に大いに賛成します。
タイムアウトとレコード0件を区別できないのは勘弁してほしい…
DNS も DDNS の設定が DNS サーバーによるため面倒臭すぎるので統合してくれると構築がとても楽になります。
Kerberos 連携もひと手間かかるところが、統合されることで構築がとても楽になります。
結果的に、従来の(バッド)ノウハウが不要になることで、新規ユーザーが入り込みやすくなるところがいいですね。
Re:UNIXの精神…… (スコア:3)
>DNS も DDNS の設定が DNS サーバーによるため面倒臭すぎるので統合してくれると構築がとても楽になります。
>Kerberos 連携もひと手間かかるところが、統合されることで構築がとても楽になります。
まったく同意見だけど、それらの機能を他のアプリでも使用するとなると、一般的なソフトウェアで構築していた方が楽かも知れない。逆にバッドノウハウが増えてしまう可能性もあるし。
Re:UNIXの精神…… (スコア:1)
その内 Samba で Windows アプリケーションが動かせるようになりそう。
#それなんてWINE?
TomOne
Re:UNIXの精神…… (スコア:1)
以前は、OpenLDAPとかと連携する機能があったみたいだけど、
なくなっちゃったし。
既存プロダクトが提供する機能よりも、もっと高度なものを実装したいと思った時に、折り合いがつかなかったと思うわ。
[samba-jp:21368] Samba4 から OpenLDAP のサポートがなくなるかも
http://cgi.samba.gr.jp/mailman/archives/samba-jp/2011-April/002630.html [samba.gr.jp]
Re: (スコア:0)
考え方云々の良い例って他にもあるかのような口ぶりだけど、何があるんでしょう?
Re: (スコア:0)
UNIXとCで書かれたプログラムって、他からの再利用なんてろくすっぽ考えてちゃいないのが一般的じゃないですか?
独自実装は色々ありますけど、主に自分たちのプロダクト群から呼び出すもので、第三者呼び出しはあまり配慮されていない様子で。。
COM+とかのほうが、よっぽど再利用できるよう頑張って考えられているような気がします。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
『UNIXとCで書かれたプログラム?』と『COM+』は比較できるようなモノだったんですか?
MS信者脳のなせる業にしか見えないですけど。
Re: (スコア:0)
基本的な入出力がテキストなので、複数のプログラムを自由に機能を組み合わせて作業をするのがUNIXの文化です。
またUNIXには「一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け」という精神があるのですが、これも一つのプログラムに異なる機能を詰め込んでしまうことで他のプログラムと組み合わせにくくなるのを嫌ってるからです。
グルー言語の多くがUNIXが発祥なのも上記のような文化が背景にあるからですね。
Re: (スコア:0)
NIH症候群はオープンソースの世界で一般的ですが…
Re: (スコア:0)
もともとオープンソースの世界はすでに製品があるのに自ら再実装してるものが卓越してると思いますが?
Re: (スコア:0)
ぼ、ぼくが一番うまく**を書けるんだ!
Re: (スコア:0)
再実装した機能が単体で(sambaが無くても)使えるようになっているかどうかがポイントではないですかね。
Re: (スコア:0)
実装が収束して枯れていくのも良い事ですが、新しいプロジェクトが発生して多様化していくのも良い事です。
使えない/使わないなら淘汰されるでしょうし、良い機能ならスピンアウトしたり他プロジェクトへポートされるかもしれません。
本体が肥大化すれば、コアだけスピンアウト するかもしれません。
システム設計がMSなので結合度が高くなるのは仕方ないと思いますよ。
Re: (スコア:0)
1個インストールするだけでいいなら楽でよろし
Re: (スコア:0)
そして設定ファイルが地獄の沙汰に。
Re:UNIXの精神…… (スコア:2)
一般的に, モノリシックな実装で機能を増やしたソフトウェアが安全になった試しがないですよね.
# sendmailがその代表選手だろうけど
Re: (スコア:0)
おいタネンバウムLinuxの悪口はやめろ
Re: (スコア:0)
もうやめて!DeleGateのライフはゼロよ!
Re: (スコア:0)
すでにあるけどね。
Re: (スコア:0)
それが単に項目の一対一対応に過ぎないならば、管理者の負担は変わりませんよ。ファイルの整合性が保証されるくらいで。
Re: (スコア:0)
自前で調整するほうがやりやすかったんでは?
Re: (スコア:0)
各アプリケーションがそれぞれ自前で全機能を揃えることで、
アプリケーションの容量が増大し、ディスク容量を占有するようになります。
これは、ディスクの大容量化への需要を創出するという、大切な仕事をしているのです。
需要を創出しなければ、経済は停滞します。
Re: (スコア:0)
>既存のものを利用せず、自ら再実装してそれを使う。
GNUの精神を否定しましたね。
Re: (スコア:0)
てか、Sambaそのものを否定している。
Re:UNIXの精神…… (スコア:2)
Unixサーバ(など)で動作するという大きな違いがあるので、SambaがWindows Serverの単純なコピーというわけではないでしょう。
Re: (スコア:0)
別OSを用意するあたり更なる否定だよね。
> SambaがWindows Serverの単純なコピーというわけではないでしょう。
タイヤの最発明以外何者でもない。
Re: (スコア:0)
それを言ったらCP/MやUNIXがすでにあるのにMS-DOSを発明したほうこそが否定だろ。いくらなんでもこじつけがすぎる
Re: (スコア:0)
MSの方は再発明も自前で全部まかなうことも否定して無いでしょう。
えらそうに「UNIXの精神」とか言って悦に入るのを笑っているだけだよ。
Re: (スコア:0)
家庭向けNAS製品への影響は? (スコア:0)
NTFSのACLを完全サポートだそうですが、Windowsからファイルのプロパティを開いて読み取り専用に設定などといったことができるようになるのでしょうか?
Re:家庭向けNAS製品への影響は? (スコア:1)
さらに4.xではSMB2がサポートされている [wikipedia.org]のでLinux BOXなNASが更新版を提供すれば最近のWindowsでの速度向上が期待できますね。
# でも他のツリーにあるマンモス化が影響しないか心配。機能削除版バイナリとか作れれば問題ないか。
SMB2のサポートは3.6.0(3.5.0)から (スコア:3, 興味深い)
さらに4.xではSMB2がサポートされている [wikipedia.org]ので
[samba.org]http://www.samba.org/samba/history/samba-3.5.0.html [samba.org]
にあるように、3.5.0で実験的な実装がされ、
[samba.org]http://www.samba.org/samba/history/samba-3.6.0.html [samba.org]
にあるように、3.6.0で正式にサポートされました。
ですので、4.xから、というわけではないです。