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オープンソース

CERN、OSSの統合型プリント基板設計CAD「KiCad」の開発サポートを表明 24

ストーリー by hylom
CADからLHCまで 部門より
silvermoon7 曰く、

欧州では積極的にOSSを作成し、使用する流れがあるようだが、その流れに乗ってCERNがOSSのプリント基板設計CAD「KiCad」の開発サポートを表明した(CERNの「Kicad development」ページ、kicad日本コミュニティサイト「kicad.jp」、CERNによるKiCad開発ロードマップ)。「KiCad」とはクロスプラットフォーム(Windows/Linux/Mac)に対応するオープンソースのプリント基板設計CAD。フランスのGIPSA研究所のリサーチャであり、IUT de Saint Martin d’Hèresの教師でもあるJean-Pierre Charras氏によって開発が開始され、現在では日本語を含む19の言語にも対応し、日本語版のコミュニティサイトも作られている。Launchpad上で精力的に開発が進められ、年に1、2度のメジャーバージョンアップ版のビルドも公開されているが、CERNのサポートにより更に進化するものと思われる。

CERNは過去にフェルミ研究所と共にScientific Linuxというディストリビューションを開発してしまったこともあり、どういう訳でプリント基板CADを開発するのか(LHC内部のハードウェア設計に使用?)は不明だが、既にCERNによるロードマップも公開されている。今後の動向に注目したい。

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  • by taka2 (14791) on 2013年04月19日 18時45分 (#2367041) ホームページ 日記

    トラ技最新号の特集が、1日体験! プロの基板作り [cqpub.co.jp]ということで、過去のトラ技で実績のある回路を使って、「KiCadのインストール」から「ガーバーデータを出力して基板発注」までをかなり実践的に説明されてます。

    KiCadで作った回路のネットリストをLTSpiceに取り込んでシミュレーションしたり、
    自動配線だけは引きはがし再配線ができる高機能ルータで処理させてみたりとか、
    他のツールとの連携もできるみたいで、なかなか便利そうです。

    #私は今まで,回路図エディタ(BSch3V)と基板エディタ(PCBE)とシミュレータ(LTSpice)を使い分けてたので、これが一本化できるかな、かなり楽そうです。ちょっと乗り換えを考えました。

    • by whelp (25685) on 2013年04月19日 19時34分 (#2367069)
      Eagleだと基盤サイズの制限や拙作のMDX-40A用のRML1生成ulpのメンテナンスが面倒に思えてきたところに、
      OmelixがEagleだけではなくKiCadのファイルでも製造依頼できるようなっていたので乗り換え時期でしょうね。
      最近はKiCad向けの部品を公開される方も増えてきましたし、最悪Eagleの部品ライブラリが変換できるのでありがちな部品データを作り直しという手間も抑えられそうです。

      # もっともMDX-40A用のRML1をどうやって生成するかが問題なんですよね・・・
      親コメント
  • by nekonyanko (45835) on 2013年04月19日 21時32分 (#2367141)

    素粒子系の実験といえば、たくさんのディスプレイが並んだ前で画面とにらめっこしているというイメージがありがちですけど、実際には測定器の開発も仕事の一つです。

    これらの測定器はもちろん電子回路を使って読みだすわけですが、出来合いのモジュールなどなく、たいていは自分たちで設計とか試作を行う必要があります。なので、実験の人はある程度のエレクトロニクスの知識があるのが普通です。(最近だと ASIC を作ることも……)
    CERN だけではなく、日本の高エネ研でもエレキ専門のスタッフがいて、これらのお手伝いをしてくれます。

    #さすがに量産は外注に出しますが。

    • by Anonymous Coward

      実験屋は基本的に何でもやらんといけないけど高エネルギー物理だと実際の実験データの解析もしないでエレキだけで物理のD論取れちゃうところもありますね。
      修論なら十分ありだけど物理のD論なんだからせめて何らかのチャンネルの解析しろよと思う。

      CERNは専門の技術者を雇えて、分業も進んでるから良いかもしれんけど日本は圧倒的な人手不足だと思う。
      別々のところで無駄な労力をさかなくするためにもオープンソースが必要。

    • by Anonymous Coward

      CERNのレベルだと電磁波やら熱やらの解析で数百万円以上のCADが欲しくなるのではと言う気がしますが。
      あと、パタン設計以降の段階で、業界的にはガーバーからODB++に移行する流れができつつあるが
      KiCadはODB++乗り気じゃ無いよね。

      • by Anonymous Coward

        大きな加速器施設では加速空胴の設計等で3次元電磁場計算が必要になるので CST や HFSS のサイトライセンス契約しているところが多いです。

  • by Anonymous Coward on 2013年04月19日 18時38分 (#2367037)

    痛パターンの設計が捗る。

  • by Anonymous Coward on 2013年04月19日 18時51分 (#2367046)

    10cm×8cm、いや7.5cmのサイズ制限に合わせるのが辛くなってきたところなんだよ……

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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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