あるAnonymous Coward 曰く、

カリフォルニア大学リバーサイド校の物理学者Allen Mills氏は、ポジトロニウム原子で満たされた中空球状気泡が、液体ヘリウム中で安定することを示す計算を行った。この計算が完成したことにより、医療画像、宇宙船の推進、がん治療に応用可能な、ガンマ線レーザーの実用化に一歩近づくことになる。

ポジトロニウムは、非常に短命で短時間しか安定しない水素のような原子で、物質と反物質の混合物ともいえる。ガンマ線レーザービームを作成するには、ポジトロニウムはボーズ・アインシュタイン凝縮体と呼ばれる状態である必要がある。Allen Mills氏は「私の計算によれば、100万個のポジトロニウム原子を含む液体ヘリウムの気泡は、空気の6倍の数密度を持ち、物質反物質ボース・アインシュタイン凝縮体として存在する」のだという。

宇宙で2番目に豊富な元素であるヘリウムは、非常に低い温度でのみ液体として存在できる。Allen Mills氏によると、ヘリウムはポジトロニウムに対して負の親和性があるとされ、ヘリウムがポジトロニウムをはじくため、液体ヘリウムに気泡が形成されるとのこと（PHYS.ORG、Slashdot）。

あるAnonymous Coward 曰く、

デンマーク・グリーンランドの巨大な氷床の融解が、予想より速いペースで進行していることが分かった。この研究結果は10日、ネイチャーに掲載されたもので、場所によっては最大3キロの厚みがあるとされるグリーンランド氷床では1992年以降、約3.8兆トンの氷が消失し、その結果として海水面が10.6ミリ上昇したという。

氷消失のペースについては、1990年代の年間平均330億トンから、わずか30年間で2540億トンに増加したことが記された。1990年代と比べると約7倍近い融解ペースであるという。この影響により、リーンランドの氷融解（だけ）で、今世紀末までに約1億人が毎年洪水に見舞われることになる。すべての海面上昇の原因を考慮すると、その合計は約4億人となると　論文の共同執筆者アンドリュー・シェパード教授は語っている（AFP、Slashdot）。

headless 曰く、

先日発売されたタワー型の新Mac Proはスペックと価格の高さで話題になっているが、カスタマイズオプションで選択できるキャスター(ホイール)も価格の高さが話題になっている(The Vergeの記事、 SlashGearの記事、 Mashableの記事)。

Mac Proのカスタマイズオプションでは、標準の脚付きフレームをキャスター付きフレームに交換できる。キャスター付きフレームを選択した場合の差額は税別で+44,000円(米国では+400ドル)となる。Mac Proの重量は18kg。設置場所を頻繁に変えるのでなければなくても困らないオプションではあるが、それでもキャスター4個で44,000円は高額だ。なお、日本向けのカスタマイズオプションでは「脚つきのステンレススチールフレーム」とすべき標準オプションが「キャスターつきのステンレススチールフレーム」と記載され、紛らわしいことになっている。

また、新Mac Proにマッチするデザインのディスプレイ「Pro Display XDR」には標準ガラスのモデルとNano-textureガラスのモデルが用意されているのだが、AppleのサポートドキュメントによるとNano-textureガラスの手入れには付属のポリッシングクロス以外を使用してはいけないそうだ。紛失した場合はAppleに問い合わせて交換用のクロスを注文するよう求めている(The Vergeの記事[2]、 SlashGearの記事[2]、 Mashableの記事[2])。

ちなみに、Pro Display XDRと同時に発表された専用スタンド「Pro Stand」とVESAマウントアダプタも価格の高さが話題になったが、日本での価格はそれぞれ税別106,800円と21,800円となっている。

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あるAnonymous Coward 曰く、

https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/3317/
https://www.j-cast.com/2019/12/13375019.html
https://www.cyzo.com/2019/12/post_225072_entry.html
https://togetter.com/li/1441528

TV東京系列の「ガイアの夜明け」というビジネス番組で飲食チェーン「大戸屋」の働き方改革が特集されたのだが、それが根性論ばかりのブラック過ぎる内容であったため炎上、株価が急落し、広報がコメントする事態となっているようだ。

放送では時間外労働を強いられる現場に対して社長が「本気でやってるように見えない」など根性論に終始する無策ぶりを見せるなどしており、視聴者からは密着取材と見せかけた内部告発番組とも評されている。放送の前には会社側のチェックもあると思うのだが、これを見た担当者はヤバいと思わなかったのだろうか…？

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あるAnonymous Coward 曰く、

https://gigazine.net/news/20191213-russian-police-raid-nginx/
https://news.slashdot.org/story/19/12/12/175245

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あるAnonymous Coward 曰く、

https://www.4gamer.net/games/990/G999028/20191213008/
https://www.famitsu.com/news/201912/13188939.html
https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1224274.html

かねてより「Project Scarlett」と呼ばれていた新機種が、初めてお披露目されたようだ。

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headless 曰く、

2019年、iOSがAndroidを上回ってPornhub最大の視聴プラットフォームになったそうだ(Pornhub Insightsの記事、 The Next Webの記事)。

モバイルプラットフォーム上でのPornhub視聴シェアはiOSが前年から8.4ポイント増加して52.8%となった一方、Androidは7.8ポイント減少して46.6%となっている。デスクトッププラットフォーム(PC)ではWindowsが前年から1.6ポイント減少したものの75.5%と大きなシェアを占めるが、デスクトップでの視聴はモバイル・デスクトップ全体の16.3%に過ぎない。モバイルは携帯電話とタブレットの合計で、携帯電話が5.0ポイント増加して76.6%となり、タブレットは1.6ポイント減の83.7%。デスクトップも1.6ポイント減少している。

デスクトッププラットフォームでのPornhub視聴シェアはStatCounterのデスクトップOSシェアと似たような傾向にある一方、モバイルプラットフォームではStatCounterのそれと全く傾向が異なる。今回の変動に関してはThe Next Webの記事ではAppleが以前よりも若干入手しやすい価格のiPhoneを投入したためとの見方を示しているが、Pornhubによればインドでの一部ポルノサイトブロックの影響が大きかったという。インドは昨年の国別トラフィックランキング3位だったが、今年は15位まで後退している。インドではAndroidが圧倒的なシェアを獲得していることから、インドからのトラフィック減少が全体に大きな影響を与えたようだ。

一方、国別トラフィックランキングでは昨年4位だった日本が英国を上回る2位に上昇した。また、日本を含む東アジアと東南アジアでは昨年、多くの国で「Hentai」が最も再生回数の多いカテゴリーだったのに対し、今年は「Japanese」が大半を占めている。

あるAnonymous Coward 曰く、

産経新聞ウェブ版で2019年12月13日に公開された記事（紙面版では地域ニュース欄にモノクロ画像で連載）「滋賀県の通販サイトが苦戦 売り上げ目標の1%未満」において、滋賀県中小企業団体中央会が運営する県内特産品の通販サイト「ここ滋賀ショッピングサイト」が取り上げられたが、この記事に付けられた通販サイトのスクリーンショット画像がツッコミどころ満載と話題になっている（Twitter）。

画像から判るのが、まずWindows VistaでWindows Standardスタイルと思われる9xや2000などで使われた古いインターフェイスでInternet Explorerを使ってサイトを開いていること。タスクバーには「プリントスクリーン」で検索したときにどの検索エンジンでも上位に出てくる（Yahoo!のロゴが見えるからYahoo!を使っているか）、ソニーのVAIOサイトの初心者向けサポートサイトのページ、「Print Screen（プリントスクリーン）の方法が知りたい（画面をコピーしたり、印刷をする方法）」を開いていると思われること、また「無題 — ペイント」の文字も見えるから、Print Screenで画面をとってペイントを使って画像を作っているということも考えられる。また、Microsoft OneNoteのアイコンも見える。

あるAnonymous Coward 曰く、

産総研が転倒を防止する機能を持つロボット歩行車を開発したそうだ。これまでの歩行車は利用者の転倒を防止する機能を備えておらず、利用者が歩行車から手を離して転倒したり、歩行車ごと転倒するリスクがあった。高齢者が転倒して骨折すると回復まで時間がかかってその間筋力が低下してそのまま要介護者になる場合も少なくない。

現時点の試作機はバッテリーを搭載し、幅、奥行き約60センチ､高さ約80~約100センチ。移動用車輪は左右3つずつ計6つ。歩行がたどたどしい利用者の左右の足のそばに車輪を配置し、転倒につながるわずかな力に応じて駆動輪が回転する。実証実験を続けて2021年2月までに実用化を目指すという。実用化すれば、転倒しにくく安全に移動できて高齢者らが安心して使える新しいタイプの歩行車が誕生すると期待されているとのこと。

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あるAnonymous Coward 曰く、

朝日新聞の記事によると、宝島社は、発売されたばかりの「このマンガがすごい！2020」を回収すると発表したそうだ。

同社は不備の内容は公表しておらず、修正や再販は検討中だが、順位の変更はないらしい。

あるAnonymous Coward 曰く、

Intel製マザーボード用のBIOS更新ファイルは、サポートしなくなったものは積極的に削除されているそうだ。すでに多くの古いマザーボード用BIOSが削除されてしまっているという。古い製品用のビンテージドライバを配布している野良FTPサイトは、いまもなお存在してはいる。当然ながらこうした野良サイトのドライバ類を使用して、システムを破壊したとしても、インテルが責任負うことはないだろう。

加えてChromeは、来年登場予定のバージョン82でFTPサイトのサポートを削除する計画であり、FTPサイトへのアクセスは今まで以上に近づきにくくなるだろう。また、古い技術の収集や使用を真剣に考えている人にとっても問題だ。テクノロジー企業は、廃業したり再編、統合などが良く発生する。こうした場合、ソフトウェアリポジトリが影響を受けることがよくあるとしている（VICE、Slashdot）。

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LARTH 曰く、

　川崎重工業は１１日、神戸市中央区の神戸工場で、世界初となる水素運搬船の進水式を行った。同社は岩谷産業などとともに、豪州で採掘した低品位の石炭「褐炭」から水素を取り出し、マイナス２５３度で液化して、神戸市内に建設する貯蔵施設まで運び入れる構想を描いている。運搬船は来年度に実施される技術実証に投入される予定だ。

エネルギーの石油依存の対抗勢力とするにはインフラの整備が不足していると思われるのだが、実証実験から先に進めるのであろうか…。

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