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オープンソース

オープンソースソフトウェアが職を奪う? 51

ストーリー by hylom
トラブルが発生したらどうするの 部門より
danceman 曰く、

英国内の学校法人に対して、学習管理システムをオープンソースソフトウェアに移行することで費用削減を実現できることを提唱し続けてきたJohn Spencer氏がブログ上で、オープンソースへの移行がIT技術者の就職先を奪うことになっている状況を認めていたとのこと(本家/.COMPUTER WORLD UK記事)。

氏によれば、学校法人はオープンソースソフトウェアによるICT環境を整えるまでの間、ソフトウェアのインストール、認証設定、フィルタリング、バックアップ、セキュリティー、ストレージなどを行うのに多くのIT技術者の助けを必要としていた。しかし一旦環境が整った今、学校側はこうした技術者を雇う事をやめてしまったのだという。

また今後はWeb2(Webを通じてさまざまなアプリを利用するWeb 2.0のことだと思われる)技術が学校ICTを独占するようになり、その果てに英国内の学校におけるIT技術者の職が多く奪われることになると氏は予想している。

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  • 環境が整ったら要らなくなる?

    コンピュータを使うためには、
    ハードウェアの管理メンテナンスが出来る人
    ソフトウェアの管理メンテナンスが出来る人
    実際の操作運用ができる人
    は常に欠かすことはできないんだけどねぇ。

    それらはWEB2.0だって変わることはないはずなんだけど。

    数年もすればハードウェアは壊れるし、
    アプリケーションそのものも適切なアップデートが実施されなければどうなることやら。

    #数年後には大変なことになって「結局OSSは高く付いた!」とか言い出しそうです。

    • by Anonymous Coward on 2011年11月29日 18時35分 (#2058174)

      組織内の「ちょっと詳しい人」を管理者という名の生贄にする

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      壊れた(問題が起こった)時に雇えばいいんじゃん?
      派遣みたいに使い捨て契約で

      必要ない時にまで雇っておく無駄なコストかけらんねーよってことでしょ

      • by Anonymous Coward

        バックアップなどなども込みで作りあげちゃったから人がいらないのだろうし、そう考えると必要になるときは復旧どころじゃないレベルで壊れたときなのではないかと。

        規模によってはクラウド運用でも間に合う気もするし

    • by Anonymous Coward

      そもそも、本来のコンピューターのあるべき姿って、
      自己診断しながら自律した運用をしていくことだと思うので、
      わざわざ人間が常駐して、介在することがおかしい。
      故障を検知して修理するのは、メーカーにまかせればよい

      • by Anonymous Coward

        それは夢を見過ぎ。
        そもそも論で言うならコンピューターはコンピューティング(計算)の機械であるので
        条件の入力と結果の確認は人間が行うもの。人間が介在することを前提とした機械ですよ。

        確かにコンピュータの行き着く先に、人工知能なりロボットなりがいるのは間違いないけれど
        「診断」や「判断」をコンピュータに任せるには今の技術では足りないものが多すぎる。

      • by Anonymous Coward

        そういうセリフはHAL9000でも作ってからほざけ。

  • オープンソース系は素人だけで運用できるほどに先進的なんでしょうか。
    それが可能なほど完成されたシステムであるなら、宿命ですが…

    オープンソースに飛びつくのが導入費をケチるような顧客ばかりで、
    (今のところ動いているので)ついには保守費までケチりだしたという流れに見えます。
    何年かして障害が発生したときに見直しされるんじゃないでしょうか。

  • by Ryo.F (3896) on 2011年11月29日 18時23分 (#2058167) 日記

    もしこれらが非OSSで構築されてたとしたら、IT技術者は職を失わなかったのかな?

    • by Anonymous Coward

      動作しなくて、プロジェクトが放棄され、IT技術者は職を失う

    • by Anonymous Coward

      プロプラの場合はソフトウェアとサービスもセットで、メンテ要員のIT技術者もセットで必要になるから・・とか?
      OSSの場合はサービスの部分だけ切り捨てられますよね

      • by Ryo.F (3896) on 2011年11月29日 20時02分 (#2058228) 日記

        それはプロプライエタリかOSSかには関係ないんじゃない?
        運用・保守・その他サービスの重要性を顧客に理解させられなかったのが悪いのであって。
        プロプライエタリでも、「保守イラネ」みたいなことを言い出す顧客って、居ないわけではないしね。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          でもプロプラなら「保守イラネ」って言われたらその時点で契約終了、ソフトの使用も終了ってできますよね
          OSSの場合はソフトは残るので、保守は別のツリーのコメにもあるように「ちょっと詳しい人」が引き継ぐという選択肢も出てきてしまうわけで、そう言う点では不利なのでは

          • by shibuya (17159) on 2011年11月29日 20時35分 (#2058260) 日記

            電源再投入ですぐに動いて使える状態で保存されている、みたいなムシのいいことを想像されているようですが、甘いのではないでしょうか?一度打ち捨てられたOSSなソフトウェアを使える状態に原状回復するにはタダ働きかそれなりのコンサルティング費用が必要になると思われます。風浦可符香 [wikipedia.org]が作品中で「可能性はあります」 [kumetan.net]と言っているのとどっこいどっこい?

            親コメント
          • by Ryo.F (3896) on 2011年11月29日 20時48分 (#2058267) 日記

            でもプロプラなら「保守イラネ」って言われたらその時点で契約終了、ソフトの使用も終了ってできますよね

            サービスならともかくですが、ソフトウェアだと、そう言う形態の契約は必ずしも一般的ではないのでは?

            親コメント
            • by Anonymous Coward

              サービスならともかくですが、ソフトウェアだと、そう言う形態の契約は必ずしも一般的ではないのでは?

              パソコン向けリテールソフトではなく、業務用に使われるような保守付き契約で導入するようなソフトウェアの場合には
              ソフトウェアライセンスが使用期限付きで発行・起動時に認証されるようになっており、
              仮に契約を切った場合には使用期限を過ぎたらライセンスの期限が延長されないため
              自動的に起動できなくなるように仕込まれている、
              というのは珍しくありません。

              むしろそのほうが仕様本数に関するライセンス契約違反を早期に阻止できて管理が楽だったりもします。
              (要するにネットワークフローティングライセンスの話ね)

              • by Ryo.F (3896) on 2011年11月29日 23時15分 (#2058339) 日記

                そう言う形態の契約は必ずしも一般的ではないのでは?

                <<略>>
                というのは珍しくありません。

                要するに、「必ずしも一般的ではない」んですよね。

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                一般的かどうかは正直、このストーリーとはあまり関係ないんじゃないですかね?
                学校法人のICT環境で、というのは一般的なのでしょうか

  • by Dobon (7495) on 2011年11月30日 1時08分 (#2058385) 日記

    環境構築に技術者を雇っていたけれど、構築が完了して保守フェーズに入ったから余った人材を解雇した。

    当たり前の事を問題視されても困るのですが……どこが問題なのでしょうか?
    --
    notice : I ignore an anonymous contribution.
    • by love-m4 (10412) on 2011年11月30日 11時42分 (#2058510) 日記

      タレコミの書き方がアレなのかもしれないんだけど。

      > 学校法人はオープンソースソフトウェアによるICT環境を整えるまでの間、

      「整えるまでの間」っつうのが、
      OSSによる構築期間じゃなくって、
      OSS構築前のプロプラ環境の時代を指しているのでは?

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2011年11月29日 18時04分 (#2058154)

    OSS で片付く程度の仕事に貴重な人材を浪費する必要が無くなったことを喜ぶんだ。
    もっと有意義な事業でバリバリ働いてもらおうぜ。

    • プログラムの製作の価値が無くなった、商品の価値は無くなった訳ではない、という事なんだと思うな。
      タダで作る人は沢山いるから、あとはそれを組み合わせて商品として完成させる所に価値が出始めている。
      もはやITに価値は無いんだと思うけれども、ITを使った何かの価値がどんどん増しているんだと思うよ。

    • by Anonymous Coward

      そうだよな。
      逆に考えればIT技術者分の費用削減を実現できている訳なんだし、喜んでしかるべきだよ。

    • by Anonymous Coward

      有意義な事業?経営層は「そこはあなたの領域ではない」と思うかも・・・

  • by Anonymous Coward on 2011年11月29日 18時13分 (#2058162)
    「産業革命で機械に職を奪われる。」
    そうかも???

    「IT革命でコンピュータに職を奪われる。」
    教育や保守で、逆に人が増えたかも?
  • by Anonymous Coward on 2011年11月29日 18時24分 (#2058168)

    仕事をなくすと増えた余暇を満喫できるのではなく食えなくなる

    • by Anonymous Coward

      いまや世界は供給過多で8割の人間が生産すれば、残り2割の人間まで養えるようになった。
      しかしあふれて失職した2割が購買しなければ、8割のうちさらに2割が失職する。
      2割に対して、声を張り上げて買ってくれと叫ぶか、8割が少しずつ我慢して無償提供するかしかない。
      行動ターゲティングのプライバシ問題もここに帰結するのよね。買ってくれ買ってくれと。

      しかしオープンソースの無償コントリビューターが労働の価値をゼロにすると言うのは、うーんどうかな?

      • > いまや世界は供給過多で8割の人間が生産すれば、 > 残り2割の人間まで養えるようになった。

        元コメの主旨に反対ではないが少し意見を。

        日本についていえば 農業従事者数は人口の 3% に満たない。 [maff.go.jp]

        その他の一次産業従事者数に役所の胡散くさいカロリーベース自給率を鵜呑みにして 2 や 3 を掛け、これらの流通と小売業者と彼らの使う設備を扱う製造業者まで組み込んでも 8 割にはならないと思う。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          お前がアレなTPP問題でさんざん踊らされてる、統計の読み方も知らない頭でっかちの机上論馬鹿になのはわかったけど、完全にオフトピックじゃねえか。

          特定のキーワードに反応するbotじゃないんだからさ、もうちょっと文章というか内容を読めよ。

          • by Anonymous Coward

            え?
            かつて人類は食料生産だけに生産人口の大半を食われてたが、技術革新で現代では1%の労働者で足りるようになって他の産業が発展したって話は文明人の常識だよね?

  • by Anonymous Coward on 2011年11月29日 18時40分 (#2058177)

    火を使った時から人類の地獄は始まったんだお。
    一斉に止まるしかないんだお。
    でも誰も信じられないから止まらないんだお。
    もう誰にも止められないんだお。

  • by Anonymous Coward on 2011年11月29日 18時41分 (#2058179)

    社内システム部の危機を言うなら、オープンソースでもインストールベースでやるなら設定、カスタマイズ、保守するプロは必要だし。プロプライエタリとの比較でそう変わるわけじゃない。
    ベンダー側の縮小を嘆くなら、バザールモデルの不安定感は散々あげつらわれてて決してOSS有利ってわけじゃなし。たかが元記事の学校一つくらいがOSSに流れた程度で論じることではないかと。

    本当に職を奪ってるのは後者のWeb2.0的なやつ、ハードもソフトも全部ベンダー持ちかつ、徹底的に省力化と分業化が図られてるSaaSくらいなもんじゃないのかね?
    (開発者&メンテナとコールセンターとサーバーのハード保守にきれいにわけられてしまい、後者になるほど派遣の単純労働者のやることに...)

  • by Anonymous Coward on 2011年11月29日 18時59分 (#2058184)

    ソフトウェアが有料だろうが、無料だろうが、メンテは必要だと思うけど。

  • by Anonymous Coward on 2011年11月29日 19時33分 (#2058208)

    本来であれば、人間は社会生活において完全に自由ではありません。
    家族からの血縁関係、学校や職場の人間関係、
    それまでの蓄積、それらから生まれる責任など。

    オープンソースはそれらを一足飛びにしがちですね。
    本来なら信用できる人がそれなりの対価を得てやるものかな、と思っていた物事が
    「誰か知らんが誰かがやってた。流用すれば安くなりそう」だったり。
    ではその「知らん誰か」はどんな関係や蓄積、責任のもとに存在してるの?が
    まったくわからないままだったり。

    個人的には、逆オークション制に近いのかなと思っています。
    それも入札する側には一切審査なしでどんな主体でもノーチェックで入札できてしまう、
    入札者は本来の価値を無視した安売りに走っているダンピング者かもしれないし、
    市場を破壊するのが目的なのかもしれない。
    もしかしたら悪意がある者かもしれない。

    でもとりあえず安くするためにそれを使おう、というなら、
    売る側も買う側も同じ穴の狢になるしかないですね。

    • by Anonymous Coward

      金以外で価値を評価する方法を忘れてしまった人の恐怖心ってやつですね。

  • by Anonymous Coward on 2011年11月29日 20時07分 (#2058232)

    オープンソースがソフトウェアの無償と等価ではないことは分かるけど、現実的にオープンソースコミュニティに貢献しつつ、業務を遂行している現場を、いまだかつて見たことがない。
    いろいろな職場での経験上、オープンソースソフトウェアは「ただ、利用している」だけ。

    で、思うのが、ソフトウェア生産の対価。生産したコードをオープンソースとして公開した場合、事実上そのコードを直接対価に変えられない。オープンソースとして公開したコードで、サービスを提供してその対価を得るという方法しか、事業を成り立たせることができない。

    で、自分の場合は、サービスを生業にすることに興味が持てないわけですよ。
    コードを書きたい。コードを書くことで生きていけたらいいのにと思うけど、もう無理かなと。クローズドソースソフトウェアが良いとは言わないけど、オープンソースソフトウェアによって、サービス指向な世の中に移行する引金を引いた気がする。

    • by Anonymous Coward

      会社はオープンソースソフトウェアのソースを売ることはできなくなっても、
      プログラマがソース書くことでお金がもらえなくなるわけではないのでは?
      オープンソースソフトウェアを作りながらプログラマを雇っている会社はあるよ。

      • by Anonymous Coward

        「雇われている」ならね。

        # 現実的に、ソフトウェアの販売で食っていくことは難しい

        • by Anonymous Coward

          ああ
          秀丸の成功神話よもう一度、か

    • by Anonymous Coward

      え、今そこそこ規模が大きくて企業でも使われてるOSSって
      どこかの企業か、きちんと金を集められる組織が開発の中核になってるほうが多いんじゃない?

      つまり、むしろオープンソースへの貢献を業務にしてる人たちが、業務で使えるレベルのOSSを
      支えてるように見えるんだけど。

  • by Anonymous Coward on 2011年11月29日 21時44分 (#2058305)

    意味がわからない。
    専任技術者が必要なくなった主要因は、一般職員のリテラシ向上と、ソフトウェアそのもののメンテナンスフリー化じゃないの?

    オープンソースじゃなかったら素人でもメンテナンスできるほどソフトウェアは進歩しなかったってことか?
    その程度の奴らなら勝手に失業してろとしか言いようがない。

  • by Anonymous Coward on 2011年11月29日 22時49分 (#2058329)

    >などを行うのに多くのIT技術者の助けを必要としていた。しかし一旦環境が整った今、学校側はこうした技術者を雇う事をやめてしまったのだという。
    これ読んだら
    http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/itpropower/admin-kun/018/adminkun018.html [atmarkit.co.jp]
    これを思い出した。
    正常時には必要ないけどいざとなると

  • by Anonymous Coward on 2011年11月30日 1時20分 (#2058392)

    いまどきのオープンソースを利用して作ったシステムだったら、平均以上の頭脳の持ち主なら、問題が起きても簡単に解決できるけどな。
    特に公務員は、金を使うだけじゃなく、知恵を使って欲しい。予算確保して業者に丸投げなんて事を続けたら、財政が破綻するよ。日本国のようにな。

    まあ、最近の日本じゃ、平均以上の頭脳の持ち主はIT業界には進まないから、IT業界の人間には俺の話はピンと来ない事かな?

    • by Anonymous Coward

      ごめん。
      誤>IT業界の人間には俺の話はピンと来ない事かな?
      正>IT業界の若者、および、技術の分からない部下の言いなりの管理職には、俺の話は同意できないかな?

      • by Anonymous Coward

        変なこと言ってごめん。
        俺が間違っていた。

    • by Anonymous Coward

      > いまどきのオープンソース
      ってなんだろう。IT業界の私にはピンと来ない。
      例えば、Asteriskとかのこと?これはもう古すぎる?

      > 特に公務員は、金を使うだけじゃなく、知恵を使って欲しい。
      この部分、公務員を、コンサルや、SIerに置き換えても正しいかも。

      それより学校にIT技術者の職があるということに驚いた。
      まだ原文読んでないけど、職=仕事≒案件というミスリードなのかな?

  • by Anonymous Coward on 2011年11月30日 22時27分 (#2058889)

    いいことじゃないか

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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