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昔、Tru64 on AlphaServerを使ったことがありますが、 あれがすごいのは、クラスタ構成のマシンの両方から同時に共有ディスクを mountできたところだと思っています。
それを実現するキモはメモリ空間の一部をクラスタで共有する高速メモリチャネルだったはずです. このメモリチャネルはAdvFS以外にもOracleのバッファなんかでも利用されていて, クラスタ構成時の性能向上に一役買っていました. つまり構造的には最近のIAサーバのクラスタよりもはるかに結合が密な, SMPに近いものと考えてよいと思います.
それだけにこのメモリチャネルのハードはシステムの信頼性の根幹だったりします. まあ滅多にトラブルことは無いのですが, DECの人の「大丈夫」を信頼してここだけ多重構成にしなかったら, 故障して大騒ぎということが1回だけありました. 本番前の開発期間中のことだったので助かりましたけど.
実は、今のIAサーバでもファイルシステムをAdvFSにしたら共有ディスクが 両方からmountできるとかだと、踊り出すくらいうれしいですが。
ネットワークの性能も当時のメモリチャネルに近いものがありますし, FreeBSDのgeom_gate [seichan.org]の様にネットワーク越しにデバイスを共有する仕組みなんかも整備されてきているので, 可能性としてはありだと思います.
HP-UX標準のファイルシステムVxFS(JFS)をはじめ、一般的なファイルシステムは、複数ノードからの同時マウントが可能な設計になっていないからだ。 これに対してCFSは、共有ストレージに接続する複数のノードから同時にマウントできるよう設計されたファイルシステムである。各ノードのユーザやアプリケーションが並列にアクセスしても、ファイルやファイルシステムの整合性を維持できる。
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
Tru64のファイルシステムのすごいところは (スコア:5, 参考になる)
あれがすごいのは、クラスタ構成のマシンの両方から同時に共有ディスクを
mountできたところだと思っています。
つまり、ハードと一体で威力を発揮するものと思っているので、
AdvFSだけ公開されても今ひとつうれしくないような気がします。
#Tru64/AlphaServer終焉時のHP営業の方も「あれだけは移行プランがない」と言ってくれました。
実は、今のIAサーバでもファイルシステムをAdvFSにしたら共有ディスクが
両方からmountできるとかだと、踊り出すくらいうれしいですが。
Re:Tru64のファイルシステムのすごいところは (スコア:4, 興味深い)
それを実現するキモはメモリ空間の一部をクラスタで共有する高速メモリチャネルだったはずです. このメモリチャネルはAdvFS以外にもOracleのバッファなんかでも利用されていて, クラスタ構成時の性能向上に一役買っていました. つまり構造的には最近のIAサーバのクラスタよりもはるかに結合が密な, SMPに近いものと考えてよいと思います.
それだけにこのメモリチャネルのハードはシステムの信頼性の根幹だったりします. まあ滅多にトラブルことは無いのですが, DECの人の「大丈夫」を信頼してここだけ多重構成にしなかったら, 故障して大騒ぎということが1回だけありました. 本番前の開発期間中のことだったので助かりましたけど.
ネットワークの性能も当時のメモリチャネルに近いものがありますし, FreeBSDのgeom_gate [seichan.org]の様にネットワーク越しにデバイスを共有する仕組みなんかも整備されてきているので, 可能性としてはありだと思います.
Re:Tru64のファイルシステムのすごいところは (スコア:2, 興味深い)
> mountできたところだと思っています。
複数のサーバから一つのボリュームを同時にマウントできるのは今時の「クラスタファイルシステム」ならばフツーに持ってる機能じゃないですか?
# 昔はTru64がパイオニアだったんでしょうか。
> 実は、今のIAサーバでもファイルシステムをAdvFSにしたら共有ディスクが
> 両方からmountできるとかだと、踊り出すくらいうれしいですが。
Linuxで使えるオープンソースのクラスタファイルシステムならOCFSとかGFSなんてのがあるみたいですけど。
Re:Tru64のファイルシステムのすごいところは (スコア:1, 参考になる)
GFSっていうと、Red Hat Global File System [blogspot.com]だったり、Googole File System [ariel-networks.com]だったりしますね。クラスタの文脈だと、前者かな、とは思いますが、後者って事も。
Re:Tru64のファイルシステムのすごいところは (スコア:1)
それはそうなんですが、それだけだとTruClusterが哀れなので補足します。
TruClusterが独特だったのは、/ を含めた全部のディレクトリがクラスタノ
ード間で共有されているということです。ノード1でtouch /hogehoge すれば
全ノードで/hogehogeを触ることができます。何の役に立つかは別として、
かなりアグレッシブな印象を受けました。
当然、カネールイメージなどはノード固有のファイルなので、コンテキスト
ベースのシンボリックリンクを使ってごまかしてました。例えば、ノード1
でls /standを実行すると、実際にはls /cluster/1/standが実行されるとい
うようなイメージです(例としたパスはでたらめです)。
一般ユーザであれば、クラスタ環境であることを忘れて作業できるという
のが設計目標だったのでしょう。
# 現在世の中に出回っているクラスタファイルシステムについては無知なの
# で、このくらい当たり前だよ、ということだったらごめんなさい。
Re:Tru64のファイルシステムのすごいところは (スコア:1, 参考になる)
で、Veritasとどれだけ関連があるのかは分かりませんが、HP ServiceguardのCFS(Cluseter File System) [hp.com]では、 ということなので、「クラスタ構成のマシンの両方から同時に共有ディスクをmount」ということも、今では実現できているんじゃないかな?
でも、買収した会社の技術を捨てて外部の技術を持ってくるというもったいないことをするくらいなら、可能な限り手元にある技術を生かしたほうがいいと思うんだけどね。
Re: (スコア:0)
なので残念ながらAdvFS単体ではそういう効果はありません。