FreeBSDでELFのprebinding処理パッチが利用可能に
ストーリー by Oliver
耳が尖ってないELF 部門より
耳が尖ってないELF 部門より
BSD 曰く、 "Matthew N. Doddが 関係者にあてたメールによると、FreeBSD -CURRENTで利用できるELFのprebindingパッチを実現したとのことだ。性能評価はまずまずであり、今後に期待できるようだ。元々NetBSDにおいてBang Jun-YoungがRelCacheとして作成したものを移植しようとしたが、多くの問題が発生したようだ。prebinding はメモリ上に再配置可能な実行ファイルやライブラリを、前もって割付けておくことで起動を早める技法である。静的リンク処理と動的リンク処理の中間的な位置を占め、両者の長所を取り入れようとしている。ただし、現在は2つの制約があり、ライブラリの数及び配置順序は変えられない。性能測定の一例として、動的リンクの20%程度のオーバーヘッドで済む場合も報告されている。システム的には複雑性を増すが、性能向上には効果的なので、今後の機能改善に期待したいと思う。"
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