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アップル

App Storeで提供されているiPhoneアプリにGPL違反が発覚 118

ストーリー by hylom
GPLなコードを使ってそうなソフトは他にもありますが… 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

AppleのApp Storeで提供されているiPhone/iPod touch用ソフト「Mocha Remote Desktop」がGPL違反をしているとの報告があったそうだ(gpl-violations.orgのMLに投稿されたメール)。 Mocha Remote DesktopはiPhone/iPod touch向けのRDPクライアントで、無料のlite versionと、5.99ドルの有料版がApp Storeで公開されていた。

投稿されたメールによると、Mocha Remote Desktopが含まれるiPhoneのバックアップ(iPhoneをPCやMacに同期する際に、自動的にiPhoneのバックアップがPCやMac内に保存される)をgrepして調べると、GPLのRDPクライアント「rdesktop」で使われているグローバル変数やいくつかの関数の名前と同じ文字列が検出されるそうだ。

これを受けてMochaSoft側は、Mocha Remote DesktopのApp Storeでの公開を中止し、さらに今後公開予定の新バージョン(こちらはソースコードを書き直しており、rdesktopのコードとは関連がない)については、RDPのプロトコル周りのソースコードをBSDライセンスで公開するという旨のメールをメーリングリストに投稿している。

(つづく...)

しかし、GPLのソースコードを利用したソフトウェアは、その派生物すべてをGPLで公開する必要があり、今回の対処では不十分である。そのためメーリングリストでは「該当するアプリケーションをダウンロードした人はソースコードを受け取る権利がある。ただ単に公開を停止すればよい、というものではない」や「これはApp StoreのGPL違反の氷山の一角にすぎない」といった反応が投稿されている。

しかし、「フリーソフトウェアの理念にそぐわないiPhone SDKの利用規約」にあるように、GPLv3ライセンスに基づくソフトウェアはApp Storeの規約に反するうえ、開発者がiPhone SDKを使用する際にはソースコードの共有などを禁止する契約に同意する必要がある。そのため、iPhone向けのソフトウェアをiPhone SDKを利用して開発したり、App Storeで配布する限り、GPLは利用できないことになる。

Mac OS X用のソフトにはGPLのものも多いため、いつかはこんな出来事が発生するとは思っていたが、これを受けてApp Storeで公開されているアプリケーションの「GPL狩り」が進むかもしれない。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 便利なライセンス? (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2008年09月24日 22時21分 (#1425463)
    バレたら開示すればいい。
    GPLってそんなライセンス条項でしたっけ??
  • > GPLのソースコードを利用したソフトウェアは、その派生物すべてをGPLで公開する必要があり

    > GPLv3ライセンスに基づくソフトウェアはApp Storeの規約に反するうえ、開発者がiPhone SDKを
    > 使用する際にはソースコードの共有などを禁止する契約に同意する必要がある。

    完全に矛盾しちゃうわけですが、こういう場合はどんなオチをつけることになるんでしょうね・・・。

    # お金で解決、しかないのかなぁ?
    --
    神社でC#.NET
    • by Anonymous Coward on 2008年09月24日 19時09分 (#1425348)
      ごっちゃにして考えるからややこしいのであって、それぞれ別々の契約(?)と考えて、

      ・MochaSoftのGPL違反 → ソースを公開
      ・MochaSoftのiPhone SDK利用規約違反 → Apple(?)との間で損害賠償なりなんなり。

      というの形で解決が一番妥当なのではないかなー
      親コメント
      • iPhone SDKのソースはAppleが許可しない限り公開しようがないから、GPLに従うっていう解決方法は無いね。
        結果、著作権侵害となるので、あとはGPLなコードの権利者との交渉になる。
        最悪の場合、裁判で損害賠償を請求されるだろう。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2008年09月24日 22時15分 (#1425457)
          GNU General Public License v2.0 [gnu.org]:

          However, as a special exception, the source code distributed need not include anything that is normally distributed (in either source or binary form) with the major components (compiler, kernel, and so on) of the operating system on which the executable runs, unless that component itself accompanies the executable.
          そこでiPhone SDKはオペレーティングシステムのコンポーネントだから公開しなくて良いという説を。
          iPhone SDKのコンポーネント自体がMocha Remote Desktopの実行形式に付随してたらダメだけど。
          親コメント
    • Appleにお金を払ってSDKをGPLで公開
      Free software foundationにお金を払ってGPL公開をしなくても良いようにしてもらう

      どっちも無理そう
      --
      AVG anti-virus data base out of date
      親コメント
    • by marinkarin (10618) on 2008年09月24日 19時03分 (#1425344)
      iPhone SDKのシバリはもうすぐ緩められるんじゃないかという噂ですね。そうしないと書籍なんかも出せなくなっちゃうし。
      GPLについては,Stallmanはこういう状況を望んでGPLを作ったわけじゃないんと思うんだけど,どうなんだろう。単に「ソース公開できないなら使わんでくれ」って言いたかっただけじゃないのかなあ。「GPLなライブラリ使っているんだからソースだせ全部出せあれも出せこれも出せ」って不毛だよね。「すまん間違えた」って言ってるなら許してあげても(あー分かります。"ばれなきゃそのまま使おうとしたじゃないか!"とかそういうやつね)。
      「ばれたらひっこめればOK」だと,GPLの強制力が反故にされちゃうか。
      親コメント
    • by a2lg (36523) on 2008年09月24日 19時04分 (#1425345)
      GPL にはソース公開を強制する能力はありませんし、
      このような場合は単に GPL 違反として公開を停止するだけかと。なので、

      「該当するアプリケーションをダウンロードした人はソースコードを受け取る権利がある。
      ただ単に公開を停止すればよい、というものではない」

      みたいな批判は的外れということになりますね。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        GPL汚染 [wdic.org]という言葉もあるぐらいで、能力はともかく強制しようとします。
        • by Anonymous Coward
          GPLのコードを他のライセンスで汚染させることって
          出来ないんでしょうか。
          • ソースコードを公開するかしないかが問題なんでしょうが、たとえば、
            「このライセンスのコードを混入させたらソース全部を非公開としなければいけない」
            というような俺様ライセンスを考えた俺頭いいんじゃね? とか思っても、
            GPLのコードに混ぜたらどうなるかといったら、既に公開されているGPLのコードは
            もう公開されているので非公開にはできないというオチで。
            つまり論理的に欠陥がある。

            GPLなコードを使用して非公開にしたかったら、コードの原著作者に別ライセンスでの
            利用許可を取るしかない。でもそれだとGPLなコードを「汚染」することはできませんな。
            親コメント
          • by Anonymous Coward on 2008年09月24日 20時43分 (#1425396)
            GPLは共存できないライセンスのコードを混入するような改変を禁じていますので,そういう行為はGPL違反です.
            親コメント
      • by Anonymous Coward
        アプリをダウンロードした人の使用権はどうなりますかね。
        GPLの有効性を問う争いに利用者まで巻き込むのは可哀想。

        App Storeに返金機能がついたら利用者は救われるだろうか?
        • by Anonymous Coward on 2008年09月24日 19時56分 (#1425376)

          GNU GPLv2 の日本語訳 [osdn.jp]より引用。

          『プログラム』を実行する行為自体に制限はない。
          (第0節、第2段落より)

          というわけで、ただ実行するだけなら問題はなさそうです。
          個人的なバックアップなどに関しても著作権法上でそのような行為が許可されているはずなのでこれも問題なさそう。

          # モロバレだけど AC

          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年09月24日 21時28分 (#1425424)
    有名なのは、Wordpress for iPhoneとか。
    NDA的にはNGっぽいですが。。

    http://iphone-dev.g.hatena.ne.jp/takuma104/20080813/1218617572 [hatena.ne.jp]
  • これ真っ先にダウンロードしたソフトなんですけど・・
    買おうとちょうど昨日思い立ったのに、今見たらもう無かった。
    これはVNCにしろとの天啓か・・。

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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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