FOSSのドキュメントが残念な状態で知りたいことがわからなかったら、どうやって解決する? 111
残念 部門より
何年も前から趣味ではパソコンをあまり使わなくなっていたが、再開することにして驚いたのはオープンソースプロジェクトのドキュメントが変わっていないことだ。ソフトウェアはこの10年で大きく変化したが、ドキュメントは変化に追い付いていない。私が探しているものの多くはずっと前のバージョン用のものであったり、何年も前に私が趣味でパソコンを使っていた頃とまったく同じものであったりもする。たとえばUbuntu 14.04でLightDMを使用する場合、設定ファイルの構造がすべて変更されているにもかかわらず、高度な設定の説明は以前のバージョンのUbuntu用のままで、最新リリースには対応していない。実際にいくつかの機能を設定するのは10年前よりも難しくなっている。TLDPは10年近く古いものになっており、ディストリビューションが断片化しているためにあるディストリビューションに適用可能な回答が他のディストリビューションに適用できない例も増えている。特定のプロジェクト専門のWebフォーラムであっても、回答のない質問であふれ、質問とは無関係なディスカッションになってしまったり、「ドキュメントを読め」といった回答で終わってしまうこともある。FOSSの高度な設定などについて知りたいときは、どこで調べるといいのだろうか。