386BSD 2.0が公開されていた? 21
ストーリー by hylom
突然登場 部門より
突然登場 部門より
FreeBSDなどの祖先であり、初めてPC/AT互換機で動作したとされるBSD系UNIX「386BSD」のソースコードがGitHubで公開されている(ソフトアンテナブログ、Slashdot)。
Slashdotによると386BSDの最後のリリースは1994年で、最後の一般リリース版のバージョンは0.1だったのだが、公開されているリポジトリには「0.0」「0.1」「1.0」「2.0」といったブランチが作成されており、また8月5日には「Upgrade to 386BSD 2.0」なるコミットも行われている。
Mach386はBSDには入らない? (スコア:2)
mtXinu [wikipedia.org]が出していたMach386はやっぱりBSDの仲間に入れてもらえないのかな。
Re: (スコア:0)
bsd-family-tree [freebsd.org]
2.0 というより 386BSD 1.1 って感じ (スコア:1)
入手手段があった 1.0 と diff して追加行は5000行未満で
カーネル・ユーザーランド込みのOSフルリリースとしては非常に少ない。
変更もスタイル修正的な奴とか、デバイスドライバのマイナーな修正がほとんどで、
マシン独立部で唯一の機能追加は動的カーネルモジュール関係と思われる
usr/src/kernel/kern/subr/rel.c
のみ。
1.0 がリリースされた 1994年に対し、追加ファイルのコピーライトは 1995年。
というわけで 386BSD 2.0 というより 386BSD 1.1 って感じだなあ。
github にコミットした人は、
作者の William Jolitz でも奥さんの Lynne Jolitz でもなくて Ben Jolitz って名前の人なので、
家族か親族がお倉入りになってたコードを公開したのかな?
Re: (スコア:0)
息子さんみたいだね。
https://jolitz.telemuse.net/ [telemuse.net]
今回 (スコア:1)
フロッピー回覧はないんですかそうですか
Re: (スコア:0)
さすがにFDは... Walnut Creek で CD-ROMを買いましょう。
Re: (スコア:0)
FUNIXからダウンロードしてたのを思い出した。
今日のカレイ臭 (スコア:1)
386BSDがまだ出たての頃、USENETにデイリーで流れるパッチを当てまくって、あるパッチでネットがいきない10倍速くなったり、たまに毒饅頭くらって振り出しに戻ったり、ついにパッチキットが出るまで、阿鼻叫喚のまさに「祭り」状態。
まぁ楽しかったなぁ。
ところで (スコア:1)
386BSD(98)はいつ頃になるんでしょうね。
Re:ところで (スコア:1)
暑くて眠れない夏の夜をもっと経験した頃、でしょうか?
Re:ところで (スコア:1)
正確を期して引用し直すと:
“あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー”
// ここにも説明しづらい(というか説得に手間がかかる)疑問符ががが。。。
今さら公開されても歴史的な価値しかないわけだが。 (スコア:0)
Jolitz夫妻は386BSDをどうしたかったのかねぇ。
Re:今さら公開されても歴史的な価値しかないわけだが。 (スコア:2)
歴史的な価値だけとは限りませんよ。たしかLinuxはi386サポートをやめたはずなので、i386で動くUNIXとして(やっぱり歴史的な価値しかない)。
// コンパイラはどうしよう。
Re:今さら公開されても歴史的な価値しかないわけだが。 (スコア:1)
Jolitz夫妻は386BSDをどうしたかったのかねぇ。
最初のリリースはWikiPによれば1992年。
商用化されたかされないかの時期の「インターネット」を跨いだ、顔も知らない多数の開発者による大規模開発の「モデルケース」自体がまだなかったはず(Linuxの開発が始まったのが1991年)。
なので、「どうしたかった?」といわれても、「目の前のPCで動かしたかった」くらいしかなさそう。
ちなみにLinusも、「ソフトウェアってのは目標を満たすと、急速に(hackする)興味を失うものと気づいた」とか書いてたような(おぼろげ)。
Re: (スコア:0)
しなかったならしなかったで、「自身でもう触らないのなら公開すべきだ」とか言うのだろ?
Re: (スコア:0)
> しなかったならしなかったで、「自身でもう触らないのなら公開すべきだ」とか言うのだろ?
誰がそんなことを?
そもそも夫妻は 386BSD 0.0 と 0.1 を公開してくれてる。
Re: (スコア:0)
ねーよ。
皆が無いと思ってた物が実はあったんですってストーリーだから。
Re: (スコア:0)
> だから何?
本文に書いた通りの個人的な疑問ですよ。
当時は個人的なプロジェクトだからほっといてくれ、という風にとったんだけど、
開発は継続していたならなぜ今成果を公開するのか。
彼らの立ち回りによっては違う未来もあったかもしれないので。
ライセンス問題 (スコア:0)
Net/2ベースのコードが含まれてると公開できないんじゃなかったっけ?
#インストールしてみると、スワップパーティションが4メガバイトしかないので、パーティション切り直そうとすると、disklabelがバグっててコアダンプするという…。
Re: (スコア:0)
> Net/2ベースのコードが含まれてると公開できないんじゃなかったっけ?
訴訟が和解に至ったときの和解条件がそれでした。
訴訟になった理由は、Bell研時代のUNIXの知的財産が部分的に含まれているというものだったんですが、
そのBell研時代のUNIXが、現在ではOSSライセンスで利用できるようになったので、この制限はもはや
効力を失ったと考えて良いはずです。
Calderaのおかげですね。
ライセンス: http://www.tuhs.org/Archive/Caldera-license.pdf [tuhs.org]