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2024年のオープンソース人気記事トップ3
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ソフトウェア

Haier、オープンソースのプラグインに削除要請を送ってコミュニティの反発を受ける 23

ストーリー by headless
反発 部門より
Haier Europe がオープンソースのホームオートメーションソフトウェア Home Assistant 用のプラグイン作者に削除要請を送ったが、コミュニティに強く支援された作者の反論を受けて方針転換を余儀なくされたそうだ (削除要請タイムラインFAQThe Register の記事)。

1 月 15 日付で削除要請を送ってきたのは Haier Europe の Security and Governance Department という部署で、プラグインが同社のサービスを認められていない方法で使用して同社に著しい経済的損害を与えたと主張していた。プラグイン「hon」および「pyhOn」の作者 Andre Basche 氏 (Andre0512) は Haier がオープンソース・オープンスマートホームコミュニティを支持せず、同社のブランドに忠実なユーザーを落胆させることは非常に悲しいとしつつ、近日中の削除を約束する返信を送った。

ただし、すぐに削除はせず、削除要請について Readme に記載したバージョンのリリースHome Assistant フォーラムでの告知などを行った結果、コミュニティから Haier への強い反発が起こる。GitHub ではコードを削除されにくくするためのフォークが急増し、Wikipedia 英語版でストライサンド効果の例として一時挙げられる事態にもなっていた。

Basche 氏はこのようなコミュニティの支持を背景に反論を開始
  • プロジェクトが使用規約のどの項目に違反するのか
  • 認められていない方法とは何か
  • 著しい経済的損害とは具体的に何ドルか
  • プロジェクトがいつ Haier の知的財産を侵害したのか

といった質問を添え、適切な合意点を見つけられないか検討を求めた。

1 月 19 日には Haier US が Haier Europe とは独立しており、米国で使用するオープン IoT プラットフォームの SmartHQ は Home Assistant との統合を妨げることはないと宣言。Haier Europeも同日、同社のエコシステムをオープンにしてIoTプラットフォームの統合を可能にするすべての機会とソリューションを検討していると述べるブログ記事を公開、翌日にはIoTおよびエコシステムの責任者から対話を持ち掛けるメッセージが届いたとのことだ。

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アナウンス

OSDNのミラーコンテンツ、当面は維持 32

ストーリー by nagazou
とのこと 部門より
headless 曰く、

スラドとともに閉鎖となる OSDN だが、どんな逆風にもめげず悪を切り裂く風切ジャケットを 装備する男ことファウンダーの佐渡秀治氏がミラーサイトの状況をまとめている (OSDNのミラーコンテンツ 2023/11/19)。

OSDN のリリースファイルやソースコードは全世界の公開ミラーサイトへミラーリングされていたが、国内で残っているのは JAISTIIJ のみのようだ。ミラーサイトに置かれているソースコードは本体サイトでダウンロード要求があった一部のデータのみだが、1 月初旬に旧 OSDN 社の社員が全リポジトリアーカイブを取得し、ミラーサイトに置く準備を進めている。これらのミラーサイトでは現状を維持してもらえる見込みだが、いつまで維持するかの取り決めはないとのこと。

また、Software Heritage と ArchiveTeam はすべてのリポジトリを archive.softwareheritage.org と archive.org に、ウェブサイトとサブドメインを web.archive.org に保存すべく作業を進めている

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ソフトウェア

オープンソースとは何か? Open Source Definition逐条解説書が公開 17

ストーリー by nagazou
拡大解釈は増えた 部門より

スラドの創設者としても知られる佐渡秀治氏が22日、「オープンソースとは何か? Open Source Definition逐条解説書」を公開した(Shuji Sado)。

冒頭部の説明を要約すると、

このオープンソースという用語は自由ソフトウェア(Free Software)の代替として企図され、いまでは当たり前の存在となっている。しかし、この用語が指す意味の範囲を意図的あるいは意図せずに拡大解釈しようとする動きや、言葉の意味を理解しないままにオープンソースの状態にあるソースコードの利用行為を行うことも珍しいことではなくなってきている。このため、オープンソースに関する理解を深められるよう「オープンソースの定義」を逐条的に解説していく目的で執筆されたとしている。なお、内容的には八田真行(mhatta)による「オープンソースの定義」の日本語訳に基づいて解説がおこなわれているとのこと。

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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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