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地球

デリーメトロが開業20周年

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
日本の協力で作られたインドのデリーメトロが開業20周年を迎えた。
もともとの設置目的は渋滞と大気汚染対策だったが、女性に対する性犯罪が多いインドでは女性の社会進出に貢献しているという。
インドでは女性のバスでの移動はリスクがあり、女性が働ける場所に距離の制約があった。
デリーメトロには日本にもある女性専用車が導入されていたり、男女の駅警備員を配置したりして、女性の安全な移動に貢献している。
デリーメトロは総事業費約1兆7,377億円のうち、半分を日本の円借款で賄っているだけでなく、多数の日本企業が関わっている。
当初は工事労働者の安全意識が低く、頭を守るヘルメット、遠くからでも存在や属性が分かる安全ベスト、つま先を金属で保護した安全靴の「安全3点セット」着用が徹底されなかった。
ヘルメットをかぶらないどころか、普段着だったり、はだしだったり。建設会社が3点セットを労働者に支給しても、「汚してしまったらもったいない」と自宅で保管する者さえいたという。
そこで3点セットをつけない労働者は現場から追い出したという。
他にも現場と一般歩行者を分けるフェンスがなく、高所作業用の足場も竹製だっりした。
また、時間を守ることへの意識が低く、インド初の地下鉄コルカタメトロの場合、1972年12月に着工したものの、路線17キロが完成するまで20年以上かかった。
それが工期厳守の考えを徹底し、インド人も「KOKI」という日本語を頻繁に使うまでになったという。
あまり知られていないが、日本にとって最初の円借款の供与国はインドだった。これまでに国別最多に当たる累計6兆9,783億円(22年11月末時点)の円借款を供与したという。

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