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米ハンフォードの核処理施設、放射性核廃棄物のガラス化計画を早める。しかし新たな問題も

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
ワシントン州東部にある核施設「Hanford Vit Plant」は、2022年に低放射性核廃棄物の「ガラス化」を開始する予定だ。これは「裁判所から命じられた期限より1年早い」前倒しでの作業となる。それでも、このプロジェクトには不穏な空気がつきまとっている。米国エネルギー省(DOE)は、一部の放射性廃棄物を高レベル放射性廃棄物(HLW)からさらに再分類し、より危険性の低い(非HLW)に再分類することを提案している。それが Hanford Vit Plantの長期運用計画にどのように影響するかは不明だ。

Hanfordには、過去の核兵器計画で発生したHLWが約2億1200万リットルほど収容している。何十年もの議論の末、連邦および州の当局者は放射性廃棄物が土壌や地下水を汚染しないようガラス化することに同意した。カラス化は廃棄物を高温溶融装置内で高温で熱し、ガラス形成材料と混合してガラスに取りこむ作業だ。いったん冷却されれば、ガラス化廃棄物は永久的かつ安全に処分することができるという。ただ、ガラス化には高いコストが必要とされる。

また、2022年からガラス化されるのは非HLWであり、より危険度の高いHLWに関しては長期の運用計画が立てられている。それでも期限存在しており、ワシントン州、オレゴン州、連邦政府間の同意判決により、Hanford Vit Plantは2036年までに全施設を完全稼働させることが法的に義務付けられている。DOEは、核廃棄物を再分類する案が採択された場合、運用計画にどのような影響が出るかは提示していない。しかし、核廃棄物の再分類を行った場合、長期の時間が必要なクリーンアップ作業を回避し、数十億ドルを節約できるとしている(IEEE SPECTRUMSlashdot)。
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