空気を呼吸して推進する新しい航空機が開発中。疑似通信衛星としての運用を目指す
タレコミ by taraiok
taraiok 曰く、
英ハイランズ・アンド・アイランズ大学(UHI)の研究者たちは、空気を呼吸して推進力を得る新しいタイプの航空機を開発中だ。実用化されれば無線ネットワーク用の疑似衛星として使用可能でIT業界に「革命」をもたらす可能性がある(BBC、Press and Journal、slashdot)。
この新型航空機の試作機は「Phoenix」と名付けられており、飛行船と新型推進器を組み合わせたもの。一般的なエンジンを不要でエネルギーは自給自足でき、長期間空中に滞在したまま運用できる。外見は飛行船に翼を加えたような形で翼部分にソーラーパネルを搭載。大きさは全長15メートル、翼幅は約11メートル、120キログラムほどだ。この航空機の推進装置には可変浮力推進力という方式が採用されている。
ソーラーパネルでコンプレッサを動かし、本体内のブロックに圧縮した重い空気を取り込む。重い空気を取り入れると高度を下げることができる。高度を上げるときは重い空気を排出する。こうした上限運動を繰り返し、さらに翼の揚力も活用することで、イルカのように前進できるということらしい。しかし、空気は水よりもはるかに密度が低いことから飛行法則はかなりトリッキーであるようだ。
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