アシタバから老化防止化合物が発見される

あるAnonymous Coward 曰く、

これまでもアシタバの葉は健康にいいとされてきたが、オーストリア・グラーツ大学らの研究で本当に「細胞の老廃物」除去作用を促す役割があることが分かったそうだ。アシタバが促す健康作用は「自食作用（オートファジー）」と呼ばれるプロセスで、アシタバに含まれる物質「4,4'-ジメトキシカルコン（DMC）」によって誘発されているのだという。この作用によって「無用な物質、特に凝集タンパク質などの細胞老廃物」が除去されるとのこと。

体の加齢が進む中で、良好な健康状態を維持するためには、この掃除作用が極めて重要だという。細胞が損傷した部分を適切かつ効率的に除去できないと、それが蓄積してがんなどの病気の原因となる恐れもあるためだ。ネイチャーに掲載された論文には、DMCの長期投与により、モデル生物の寿命の中央値が約20％延長したとしている。

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