産総研、高齢者向けの転倒防止機能があるロボット歩行車を開発

あるAnonymous Coward 曰く、

産総研が転倒を防止する機能を持つロボット歩行車を開発したそうだ。これまでの歩行車は利用者の転倒を防止する機能を備えておらず、利用者が歩行車から手を離して転倒したり、歩行車ごと転倒するリスクがあった。高齢者が転倒して骨折すると回復まで時間がかかってその間筋力が低下してそのまま要介護者になる場合も少なくない。

現時点の試作機はバッテリーを搭載し、幅、奥行き約60センチ､高さ約80~約100センチ。移動用車輪は左右3つずつ計6つ。歩行がたどたどしい利用者の左右の足のそばに車輪を配置し、転倒につながるわずかな力に応じて駆動輪が回転する。実証実験を続けて2021年2月までに実用化を目指すという。実用化すれば、転倒しにくく安全に移動できて高齢者らが安心して使える新しいタイプの歩行車が誕生すると期待されているとのこと。

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