Google認証システムアプリが、約3年ぶりにアップデート

あるAnonymous Coward 曰く、

Google認証システムアプリ「Google Authenticator」が、約3年ぶりにアップデートされた。登録したアカウントのエクスポートに対応したほか、マテリアルデザインをベースとした新デザインを採用。スクリーンショットの取得もできないようにするなどの変更も行われている。

Google認証システムアプリとは、2要素認証に必要なコードを表示するためのもので、Googleアカウントだけではなく、複数のサービスを登録可能となっている。しかし、これまで同アプリは、QRコードの読み込みによる登録はできたものの、自らは設定エクスポート（QRコードの表示）には非対応で、機種変更時などには、2要素認証の移行に手間がかかる要因ともなっていた。

新バージョンでは、登録アカウントのエクスポートに対応する。エクスポート元でQRコードを表示し、インポート先で認証アプリからQRコードを読み込むだけで、すべての設定の移行が完了する。認証システムからのエクスポートについては、複数のアカウントをまとめた専用のQRコードが生成されるため、読み取れるのも認証システムアプリのみとなっている。また、認証システムアプリの登録内容を、同種の別アプリ（たとえば、IIJのSmartKeyなど）に移すためには使えないとしている（Engadget、The Verge、Slashdot）。