独外務省、使用OSをLinuxからWindowsに戻す 192
ストーリー by hylom
ITスキルが高くないとLinuxは難しいのかもしれない 部門より
ITスキルが高くないとLinuxは難しいのかもしれない 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
ドイツ政府は、外務省にて使用されているデスクトップOSをLinuxからWindowsに戻すことを明らかにした(本家/.記事)。
独外務省は2001からサーバをLinuxに移行し始め、デスクトップフトウェアにもFirefoxやThunderbird、OpenOfficeなどのオープンソースソフトウェアの使用を2005年より進めてきたという。
オープンソースの利用は、特にサーバ関連においては価値が認められるとしながらも、トレーニング面やプリンタやスキャナなどのドライバ周りにおいては、適応および応用の面のコストが予想よりも大きかったとのこと。2007年頃には「コスト削減の可能性」が謳われていたが、具体的な数字は明らかにされていないとはいえこれも「限られた範囲でしか実現されなかった」とのこと。また搭載されていない機能やユーザビリティの欠如、互換性の乏しさなどにおいてユーザからの苦情も挙がっていたとのことだ。
Windowsを殺せない理由 (スコア:3, すばらしい洞察)
競合プラットフォームがWindowsを殺せない理由はこれなんだな。
なんだかんだでMSはUIを良く研究しているし、互換性に対する執念は凄まじい。
XPの反省からVista以降はセキュリティも強化されている。
UIは別物に変わるから慣れたユーザーからは苦情が出るけど、あれはあれでMSR辺りで研究した成果なんだろう。
Vistaは互換性問題で散々叩かれたけど、他のOSが互換性で良い評判だという話もない。
脆弱性だってPwn2Ownで真っ先に落ちるのはMacだし、Linuxは攻撃を試されない事もある。
Windowsは確かに落とされているが、他と比べて脆弱というわけではない。
適材適所 (スコア:3, 参考になる)
なだけじゃないかと。
メールとネットしかしない人ならLinux + Firefox + Thunderbird で十分だろうし
私も普段はこの構成にちょっとプラスしたもので十分。
しかし、仕事となるとMS Officeやらイラストレータのデータとか周辺機器との接続とか考えるとWindowsとかMACになってしまう。
もちろんやろうと思えばLinuxでも出来るけど、コストと手間を考えると難しいかも。
2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:1, 参考になる)
Background: German Foreign Office drops Linux [h-online.com]
一旦 Windows XP に戻した後、順次 Windows 7 と Office 2010 の新システムに移行だって。そこでまた現場は混乱するような気がしてならないんだが、そういう移行コストは勘案されないのか。
ところで Linux.com に IBM オープンシステム開発担当バイスプレジデントのDan Frye氏スペシャルインタビュー [linux.com]によれば、「Linuxを取り巻く市場環境の中に4つの大きな傾向」のひとつに
が挙げられています。ドイツ外務省はデスクトップLinuxの進歩が待てなかった稀な例にすぎないことを期待したい。
# (自動更新だけど)毎月の Windows Update が煩わしく感じる OS/2ユーザーなのでID
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:3, すばらしい洞察)
Linuxに移行して当然みたいな論調が痛々しい
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:4, すばらしい洞察)
混在運用のデメリットやら一括以降のメリットがあるから全台戻すことに決定したのでしょう。
半々にするほうがメリット大きいならそうしてますよ。
彼らは主義や宗教でLinuxからWindowsに戻ったのではなく、
WindowsもLinuxも経験した上でWindowsに戻す決定をしたのですから。
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:1)
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:2, おもしろおかしい)
>私はここ数年自宅のメインPCをUbuntuで利用していますが、
>それで困るのはエロゲが動かないことだけです。
そういう人々のエネルギーでWineは改良が続けられています。
# と信じている俺です
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:2, すばらしい洞察)
>PCの要求スペックもLinuxに比べかなり高いです。
そーですかねーーーーーー?
Windowsのライセンス、意外と安いですよね。
無料なCentOSとかUbuntuよりは高いかもしれないけど、RHELなんかよりはるかに安い。
要求スペックも、非力なATOMで最新のWindows7が軽く動いたりもしますけどね。
>なので機能的に不足がなければ、大幅なコストダウンが見込めるため、
>経営者から見れば「Linuxに移行して当然」です。
だから、コストダウンが見込めるというのは当初から「それは誤り」と指摘する
声があった通り、実際にはコストダウンにはならなかったという結果です。
一部の限られた部分でしかコストダウンは実現されなかったと。
そんな目先のコストダウンしか見ず、周辺や後から出てくるコストアップを
考えもしない経営者は失格でしょう。
>今回のケースは主にドライバ関連がネックになったようなので、
>特別なドライバを必要とする場合のみWIndows端末を利用するようにすれば、
>解決できそうな気がします。
ユーザの評判も悪く、コストダウンにもならない。それにもかかわらず無理して
WindowsとLinuxを使い分ける意図が全く理解できない。
Linuxを使うための理由を無理やり考えているみたいですね。
>私はここ数年自宅のメインPCをUbuntuで利用していますが、
>それで困るのはエロゲが動かないことだけです。
その程度のレベルの低いユーザが、さもわかってるかのように言っても
説得力はないですよ。
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:1)
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:1, すばらしい洞察)
今時、5万円以下のPC(勿論Windows入り)でも十分にWindows7が動きます。
DELL等であれば、OS部分はせいぜい5000円以下です。
それに、まともな組織であれば、PC監視ソフトだの、アンチウイルスだの
いろいろ一元管理しているはずです。
これをLinuxデスクトップにも対応させたり、同等品を用意するのですか?
どう考えてもコストに見合うとは思えません。
そういう部分に気付けないなら、あなたは経営者ではなく個人事業主なのでしょう。
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:1)
>特別なドライバを必要とする場合のみWIndows端末を利用するようにすれば、
デスクトップはWindowsとLinuxのデュアルブートになってたみたいよ>独外務省
# メインはOS/2といいつつ、今Windows XPでコメント書いているwID
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:1, 興味深い)
>デスクトップLinuxの進歩が待てなかった
ちゃんと進歩してから分相応の喧伝をした方が良いと煽りじゃなく思う。
いまより全然使いにくかった時代にLinuxの側がしていた無理な持ち上げ(KDEやGnomeがあるからMacやWindowsと大してかわらないとか、gimpがあるからphotoshopはいらないとか、OpenOfficeがあるから…とか)を信じて騙されたと感じ悪印象と共に挫折して行った人たちが結構いるんじゃないか。
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:2, すばらしい洞察)
> でも、Windows ほどわずらわしくないんだよね。たいてい2~3分で終わる。
>どうして Windows ってアップデートにあんなに時間がかかるんですかね。
Linuxディストリビューションでは、たいていは
「ディストリビューションが提供してるリポジトリの範疇でしかユーザーはカスタマイズしない」
という前提で動きます。
なのでアップデートの挙動も
「全部置き換える。動かなくなるのはユーザーが悪い」
「自前でいろいろ入れずリポジトリから入れろ」
「せめてパッケージ管理のやり方に沿ってパッケージ作ってから入れろ」
などと要求されます。
Windowsの場合はそうではないので、アップデートする際には
本当にアップデート対象である状態なのか、アップデートして大丈夫か、
逆に動かなくなるとわかってるアプリ群はないのか、などきっちり調べようとします。
その効果がどのくらいかはまた別の話として
そのためにどうしても時間がかかることになります。
その辺、見えづらいところで
Winodowsなりにがんばってるところは多々あります。
Linuxに乗り換えようとした自治体や企業は
あとからそれに気づいて驚くのですが。
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:2)
> 本当にアップデート対象である状態なのか、アップデートして大丈夫か、
> 逆に動かなくなるとわかってるアプリ群はないのか、などきっちり調べようとします。
仰るとおり、これを linux でやってるのが dpkg や rpm などのパッケージマネージャですね。
両者とも基本的には同じような事をやってるはずなんだが、PC の挙動を見てると、
Windows update ってこの作業をサーバ側でやってないかい? 想像だけど。
だから、
> そのためにどうしても時間がかかることに
なるのでは? linux のようにローカルで依存関係のデータベースを持てばもっと
早くなるんじゃないかなあ?
# 想像なんで識者のツッコミよろしく
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:2)
linux のようにローカルで依存関係のデータベースを持てばもっと早くなるんじゃないかなあ?
Linux でもパッケージシステム以外から入れたパッケージがある場合、ライブラリがアップデートされた時なんかに動かなくなりますよね?(libc まわりとか…)
Windows の場合、Microsoft が関知している以外のアプリもすべて見ないと駄目なので時間がかかるのではないかと思いますよ。
あと、Windows7 以降になったら WindowsUpdate の時間は結構短縮されているんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょうね。
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:1, 参考になる)
>これって具体的に何をやってるんでしょうか?
>依存関係の検証程度はLinuxのパッケージ管理システムでもやってますが、
>「動かなくなるアプリが無いかをきっちり調べる」ってどういう動作を指すのでしょうか?
その辺はあきれるほどいろいろやってる(ようだ、も含む)のですが、
たとえば
本当はすごい「Windowsの互換性維持」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060427/236520/ [nikkeibp.co.jp]
Windowsの互換性テクノロジの仕組み(前編)
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/tutor/wcompat01/wcompat01_01.html [atmarkit.co.jp]
あたりを参照ください。
実際には、小さなパッチ程度の場合
静的に配信されている互換性データベースの更新程度
(もしくはそれも不要)ですませている場合が多くあります。
IEの更新やサービスパックとかになると実際どうやっても動かない
(と、その時点では判断されている)ものも出てくるので
そういうのを使っていると、アップデートのときに警告されたりします
例:「この更新を適用すると、〜との互換性が失われます。更新パッケージがあるならそれ入れてください」みたいな(うろ覚え
ただ、自分が見たのはiTunesかなんかとPowerDVDかなんかの2回だけですので
実際どのくらいレアケース(特例?)なのかはわかりませんが・・・・
「きっちり」と書いたのは言い過ぎでした。
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:1)
未だUbuntu関係のブログを見てもmake installして/usr/local/以下にインストールしろっていうTIPSが結構ありますし、
おっしゃる通り、大抵のディストリはリポジトリにユーザーが介入する余地はほとんどありませんが、
違います。依存性を管理することと、公式リポジトリによって自由が制限される(ように感じる)ことは大した関連はありません。
パッケージを容易に自作できるディストリでは、ローカルで依存性を管理しつつ、自由にカスタマイズが可能です。
それができないのは単に管理システムが悪いのです。
Re:2011年にLinuxからWindowsXPに移行した後 (スコア:2)
> ユーザビリティとは、あくまで使う人にとっての「わかりやすさ」と「使いやすさ」。
> これらが「Linux?Windowsと何が違うの?」という層のユーザーにも受け入れられる
> レベルにならない限り、普及なんてありえない。
そういう層には、Ubuntuのリポジトリから探して追加するだけのほうが楽で
Windowsみたく自分であちこち探してダウンロードしてインストールなんてできないよ。
まぁUbuntuのリポジトリも英語が多くて説明が足りない感じはしますけどね。ゲームならなんとなく雰囲気でいけるけど。本とかで紹介があれば自分で探して入れやすいでしょうね。
OS/2ならWindows Updateに悩まされないですけどw (スコア:1)
>Win98SE辺りにすればWindows Updateには悩まされないと思うよ(^^;;;
今更DOSに戻りたくありませんが、居室の隅っこに転がっているPC-98NXは98SEマシンだなw
>ubuntu辺りだとWindows Updateどころではない頻度でアップデートマネージャがモジュールの
アップデートを要求してくるぞ。
>Windowsほどうっとうしく思わないけど
やっぱり鬱陶しいですよね>Windows Updates。ちなみにOS/2を15年以上使っていますが、OSに対するセキュリティアップデートなんか一度もないです。その辺は 98SE と根本的に違うところ(爆笑)
それで日記 [srad.jp]に書きましたが、ある意味Ubuntuより素敵な環境ですw
ただ今更 Warp3.0 or 4.0 の CD なんか探しだしても、インストールがうまくいかないに一票。2000年対策だの、8.4GB超のHDDに対応するパッチだの、TCP/IP 4.2 にするまでの果てしない FixPak の山が待っているのですからお止しなさいなw
ところで今ヤフオクにAuroraコンビニエンスパッケージ(WSeB 4.5x) [yahoo.co.jp]が出ていますが、\75Kですか。いまやこれの最終FixPak5ですらIBMから入手不可というのに、そんな金を費やすなんてばかげています。
でまあ現状OS/2を使う現実的な解は、ちょっとお金を出してeComStation2 RC 日本語版 [youtube.com](でも動画にあるWritingHead/IM32や一太郎5は使いたくないけどw)を手に入れるですよ。ちょっとACPI周りやFlash10が鬼門ですが。A(^_^;;;
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
部門名 (スコア:1, すばらしい洞察)
Linuxの貧弱な部分が浮き彫りになっただけでしょう。
Re:部門名 (スコア:3, すばらしい洞察)
Linuxに限らず、オープンソースのソフトウェアの多くが同じ問題を抱えていると思います。
周辺機器との連携、ユーザビリティ、知識の集積のマニアックさ、互換性の無さ……
そしてそういった欠点を指摘する声を馬鹿にして受け入れない古参ユーザー。
狭いマニアのコミュニティで使うだけならそれで問題ないですが、
「ITスキルの高い」人しか使えないことが正しいというのであれば、役所など一般的な職場への普及など到底無理ですね。
一部で導入されて話題になり、しかしそこで「やっぱダメだこれ」という結論になって全体へは広がらないでしょう。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:部門名 (スコア:1)
LinuxのディストリもMac OS Xも、オープンソースのソフトウェアをまとめて自社技術で味付けしたもの、という点は同じです。
(味付けした部分をオープンソースにするかどうかは別の話)
例えば問題となってるプリンタ部分はどちらもオープンソースのソフトウェアであるcupsを使っているので、Linuxでは問題視されてMac OS Xではあまり問題視されていないとしたら、オープンソースのソフトウェアそのものの問題ではないと思います。
ディストリベンダが商売下手であるとか、デスクトップ利用を主要顧客と考えず力を入れていないとか、そういう話ではないでしょうか
ITスキルがある人は自分でコンパイルしてタダでなんでもできるけど、ITスキルがなくても金さえ出せば簡単に使えるものを提供するのがベンダの役割じゃないですかね。
Linux内蔵のNAS、ビデオレコーダ、携帯電話(Android含む)など単機能組み込み製品は既にそうなってると思いますが。
Re:部門名 (スコア:1)
>「ITスキルの高い」人しか使えないことが正しいというのであれば、役所など一般的な職場への普及など到底無理ですね。
その「ITスキルの高い」にも疑問符が付くのだよね。
ごちゃごちゃやっているオレ偉い!..な馬鹿だけとも言う。
コンピュータ相手にごちゃごちゃやっている閑があるなら、仕事しろよ..ということでしかない。
コンピュータに対して一般ユーザが仕事のための入出力以外で必要とされる工数割合がWindowsなみにならないとね。
なので、OS云々もあるけど、Officeソフトウェアの使い勝手やらの問題も高かったりするけど、Linuxはそれ以前で頓挫しちゃっている。
>「やっぱダメだこれ」という結論になって全体へは広がらないでしょう。
たぶんにビジネスを甘くみているだけではないかなぁ?と思うんですよ。
Re:部門名 (スコア:1, 興味深い)
>ドライバ周りやユーザビリティがタコ過ぎるのに、ITスキル云々とか的外れ。
ドライバまでいくと仕方ない部分も大きくなりますが、
ユーザビリティに関しては
利用者自身によるカスタマイズの積み重ねを要求するなら改善できる部分もあるだろ、
なんて論調も成立するでしょう。
代表例はEmacsとかviとかその辺。
最初は「なんだコレ」と思った人が多いでしょう。
その1年後には
「そのくらいカスタマイズもできないなんてスキル が低い!!」みたいな人になるわけですが。
その問題は、カスタマイズを積み重ねすぎると「オレ環境」になってしまい
その「オレ環境」で効率よく作業が行えたとしても
それはそれで局所化や属人化につながるということです。
結果として、ある程度以上大規模な組織は
「デフォルトは無難に使いやすそうな感じの軽く調整されただけの環境。
そこからのカスタマイズは原則として禁止で誰でも同じやり方をしろ。
自前でアプリ入れたり何か変更したけりゃ申請してこい」
とかになっていきます。
Linuxがその域に達するのはまだまだずっと先でしょう。
Re:部門名 (スコア:2, すばらしい洞察)
オープンソースのソフトウェア(OS含む)でよくある現状
・そのソフトウェアの素人が理解できる形で情報が公開されていることがほぼない。
・そのソフトウェアに詳しい人も滅多にいない。
・さらにトラブルが発生したときに対処できるレベルの知識を持っている人は世間では極レア。
なのでそういう人がいない場合には些細なことでも納入業者に問い合わせなければならなくなる。
・そのソフトウェアのデフォルト状態が不便。
・カスタマイズすれば快適というが、カスタマイズのためのインターフェイス自体が不便で手間がかかる。
それに、ユーザー個人がカスタマイズしてしまうと他者にとって不便になるので組織での使用には向かない。
・カスタマイズでは対応できない不便な点がある。
しかも何代もバージョンアップ重ねても改善されないで残っていたりする。
・いろいろなサービスがそのソフトウェアに対応していない。
・そのソフトウェアに対応したドライバが手に入らない周辺機器も珍しくない。
・しかしそういった声は素人のタワゴトとして無視されたりする。
これらは「Windowsと違うのをどうにかしろって話」ではないオープンソースソフトウェアの現時点での欠点でしょう。
もちろん、全ての点が全てのオープンソースソフトウェアに当てはまるわけではありませんが、
一般に広めたいなら、これらの負の要素はなるべく改善されなければなりません。
専門知識のない人がそれなりに扱えないような物は一般には広まりませんから。
Linuxの欠点を指摘されて「おまえのITスキルが低いからだ」といって切り捨てる姿勢は、
昔のマイクロソフトが不具合を指摘されて「仕様です」といって切り捨てていたのと同じことではないでしょうか?
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
短くまとめよう (Re:部門名 (スコア:4, 興味深い)
外務省のデスクトップOSに求められるのは、「やりたい仕事が出来ること」であって「カスタマイズが出来ること」じゃないから、で良いのでは。
多少不便でも安くなるならと思ったけど、多少じゃなくてこりゃどうにもならんわ、ってことでしょう。
テレビが見たい相手に「イヤ簡単だよ、まずアンプの電源を入れてビデオ側でチャンネルを選んでテレビの電源入れてビデオ1にするだけなんだから。音量はアンプで弄ってチャンネルはビデオだし、簡単でしょ?わからないのはお前が悪い」という友人を思い出したのでID :-P
Re:短くまとめよう (Re:部門名 (スコア:2, おもしろおかしい)
いや、アンプとテレビの電源入れる順番が逆だ。
それに、アンプの電源入れる前にボリュームをゼロにしろって言ったろ?
思い出すならちゃんと思い出せ。
Re:部門名 (スコア:1)
>カスタマイズ性が上がっていることが、そのままで使いにくいことを前提にしちゃダメだ。
ふたつの面で問題かもね。
カスタマイズ性を高くしないと使えないという側面。
カスタマイズで互換性が失われるという側面。
>そのままで、まあまあだいたい多くの人にとりあえずちゃんと使いやすいレベルになっている
そして多くがとりあえずちゃんと使えるのがWindows系オフィススイーツという事実。
Re:部門名 (スコア:1)
ところで Linux ディストリビューションのひとつ、Chrome OS は X と決別してるので GUI 周りは期待できるかも。Chrome OS に移行するっていう選択肢もあったように思えるがは時期的に遠かったのかもしれん
LAN 直結型の自立型プリンタ/スキャナってのはどうなんだろう
Re:部門名 (スコア:1, 興味深い)
最近,「Xが悪い」という意見をよく見かけるのですが,具体的にどこが悪いのでしょうか?
Gnome/KDE や GTK+/Qt ,その他ウィンドウマネージャやアプリケーションが悪いというなら分かるのですが,X自体が良くない理由が思いつきません.(特に,一般的なオフィスアプリケーションユーザにとって)
もちろん, Compiz みたいな 3D デスクトップ環境があまり安定していないとか, nvidia ドライバでマルチディスプレイ (TwinView) しているとスクリーンを個別に回転できないとか,細かな問題はありますけど.そういった事で困るのは,それこそ geek くらいではないでしょうか.
Re:部門名 (スコア:2, 興味深い)
また、ウィジェットレベルの操作はもたつき感が否めません。やはり windows の方が使いやすい。KDE や GNOME などのウィンドウマネージャはすごく頑張っているなと感心しますが、それは X サーバに乗っかっており、そこから X クライアントであるオフィスアプリケーションなどと通信して動作するものだから限界もあるでしょう。二十年以上前のプロトコルで実装されているのだから今やいろいろ不都合もあうような気がします
Re:部門名 (スコア:1)
・Windows ではウインドウシステムとウィンドウマネージャが一体化しているのに対し、X では分離している
・Windows ではグラフィックドライバの出来がいいが X では(以下略)
・X はサーバとクライアントが分離している(これは最近最適化されているらしい)
・X の設計古く、そのまま
・X はルックアンドフィールを受け持たないので、今時の複雑な見栄え、操作性を実現しようとすると、ウインドウマネージャは KDE や GNOME のように肥大化せざるをえず、結果重たくなる
このように思っておる次第であります
Re:部門名 (スコア:1, すばらしい洞察)
詳しいことは知らないけど、下手に現地の業者を公館内に入れられないから、基幹部分は本国からの派遣にやってもらうにしても、プリンタとかスキャナとかの設定などは現地職員自らにやってもらうしかない。そのときに面倒臭いのは嫌だよね。
市町村レベルだと、地元の業者で済むし、大企業ならITセクションがある。そこが大きな違いなのでは。
Re:部門名 (スコア:3, 興味深い)
営業時代に某Nウェー、某お米の国、某パプア君とかにPCやプリンタ納品して
ドライバ設定/共有設定して回った事があるんですが、大使館レベルでも結構私たち現地業者入れますよ。
(当然大使館員の立ち会いはありますが。)
ただ当然ドイツ語版Linuxのサポート頼める所は限定されそうなので
そのあたりの選定は面倒かもしれませんね。
#お米の国は爆発探知+手荷物検査ありましたw
Re:部門名 (スコア:1)
そして結局Windows並みにお金のかかるRedHatェ……
Re:部門名 (スコア:2, 興味深い)
>直接は関係ないけど、AndroidのAPIがどうなるのかは興味あります…
LinuxとAndroidでは依存関係を考慮するプラットフォームの実装ポリシーがだいぶ違います。
LinuxやWindowsは、昔ながらの
「原則として同じモジュールがバージョンをアップを重ねていってもアプリ群との整合性は取れるよう努力し続ける。
アプリ側もAPIが変わっちゃったらそれに対応できるようバージョンアップを重ねる」
ですが、
Androidでは、たとえば.Net Frameworkのように
「Android 1.5、1.6、2.1、2.2、・・・のそれぞれのAPI群に対応できるよう、モジュール側も各バージョン用全部いれれとけばいい」
という感じになりました。
で、実際のところでいえば
Android 1.6のAPIセットが現時点ではほぼ盤石で、そこから2.1の間で微妙に変わったところだけ考慮、
として作り込んでおけば
ゲームやマルチメディア系アプリ以外はほぼ問題なく作り込めます。
Android 1.6のAPIセット自体の賞味期限切れ(=サポート放棄)がいつになるかはわかりませんが。
Re:部門名 (スコア:1, 参考になる)
#ただしSP3以降導入前提。
無論全部が全部というわけにも行かないでしょうが、プリンタなんかはネットワーク共有などの需要があるのと
ドライバのフレームワークが共通になるのとで、XPを無理に切り捨てなくて大丈夫、と言う状態。
Re:部門名 (スコア:1, すばらしい洞察)
よくある技術者側からの勘違い。
[道具を理解しよう]なんていうスタンスは、普通の人には無いんだよ。
PCがうまく動かない時に、[何で動かないんだろう?]なんて探究心が出てくる奴は、例外中の例外なの。
みんなは[動かないーむきー!]ってサポートを呼びつけるの。
OSS界隈が[ITスキル]なるものに責任転嫁してるけど、ユーザの自助努力に甘えてる、ってのが現実。
タダより高いものは無い (スコア:1)
つまり (Re:タダより高いものは無い) (スコア:1)
Linuxの後にWindows、これはお勧めだ。WindowsのあとにLinux、これはやめとけ。
#日本MSさんへ 何か贈りたくなったらこちら
#ご連絡先
世の中の流れも味方しなかった? (スコア:1)
このまま世の中全体がLinuxに流れてくれれば環境はよくなる!コストもどんどん下がるはず!
とふんで導入したが、予想以上についてこなかった?
もうね、勘弁してください (スコア:1, 興味深い)
こういうのの発端というか火元は少ないんだろうけどね。
何かで見聞きした偉いさんとか、ちょっと変なIT担当者とかが
いかにOSSを使用することが素晴らしいか、
どこどこの製品なりに金を使うことがいかに馬鹿らしいかをよく物を知らない人には説得力をもって話をしちゃう。
湿っぽいところは全部、そこは努力ですよ、何とかなりますよみたいな話になる。
うちの場合も上から半分宗教みたいな感じで一気呵成と突き進んだわけだが、
結局目も当てられない状態になって、あげくうち発起人はお前らが低脳だからだといわんばかりに文句垂れ流して逃げだしたわけだけど。
使う側全体のスキルが十分で運用サイクル全体で本当に問題ないとか、
本当のコストより本当のメリットが大きい、目的に沿うなら別に良いんだろうけどね。
役所はコストコストいうのなら、しがらみで国内メーカーの訳のわからない価格のPC買わずに
世界大手のエントリーレンジなりのPCを団体契約で買えばそれだけで1台あたり10万位予算浮くんでしょ?
事務用ソフトウェアだってボリュームライセンスなりで買えば1つあたりのコストなんてたかだか知れてるでしょ?
あほらしい。
古い関連ストーリー (スコア:1, 参考になる)
古すぎると関連ストーリーには出せないんでしょうか?
単純に「ドイツ」で検索をかけても最初のページにこれらが出てきました。まあご存知の通りミュンヘンはその後ドタバタを繰り広げたわけですが。
Re:Mac OS Xにすればよいのに (スコア:2, すばらしい洞察)
どんなにOSが優れていようと、サポートライフサイクルが不明なままでは導入できないな。
Re:Mac OS Xにすればよいのに (スコア:2)
例えば今回の事例に沿って。
#あまり建設的な意見が返って来ないタイプの問いかけだとは思ってます。
Re:Mac OS Xにすればよいのに (スコア:2)
要はOfficeが使いたいって事だと思われるので、Mac版のOfficeがあっても結局はレイアウトが崩れる等で問題になるのでダメでしょう。
Re:Mac OS Xにすればよいのに (スコア:1, すばらしい洞察)
しかも製品更新の時期だと希望する機種がしにくくなるし、
そもそも希望する機種の選択肢も少なくて、
過去のテクノロジーは簡単に斬り捨ててしまうでしょ?
それにAppleはアプリケーションやその上に乗るデータの
流通まで管理しようとしているよね。
仮に技術的に優れているのだとしても米国外の役所が
一番選択しちゃいけないものじゃないかな。
それとも一つの会社にもっと束縛されることが人類の幸せに
つながると思っているの?
グダグダして前になかなか進まない民主主義より、
スパスパものごとを分かりやすく切り分けてくれる独裁者様の方がいい、
というのはドイツ的には意識的に避けたいのではないかと。
日本もいっしょだけどね。
Re:Mac OS Xにすればよいのに (スコア:1)
全員、手を下ろして目を開けろ。
じゃあ、山田以外は帰ってよし。
山田は職員室にちょっと来なさい。