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オープンソース

GPLの採用率、加速度的に減少中 104

ストーリー by hylom
スマートフォンブームの影響もあるかも 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

GPLおよびその派生ライセンスであるLGPLやAGPLの採用率が加速度的に減少しているそうだ(ITworld本家/.)。

オープンソースソフトウェアのうち、GPLライセンスが採用されているのは約57%で、今年6月の61%から減少している。この傾向が継続した場合、2012年9月にはオープンソースソフトウェアのうちGPLを採用するのは50%以下になると予測されるという。

これはベンダーがGPLライセンスよりも自由なライセンスによるコミュニティアプローチを採用していることの現れとのことで、MITやApache(ASL)、BSD、またMs-PLといったライセンスが最近のトレンドであるそうだ。

この減少傾向はGPLv3が正式リリースされた2007年から始まっているとのこと。なお、元記事ではGPLv3の登場により「オープンソース支持者の好むGPLv2」と「フリーソフトウェア支持者の推奨するGPLv3」といった構図が生まれ、両者の溝が深まっていったこともGPL離れの一因となっている、との説を紹介している。

「GPL離れが進んでいる」というのは、Black Duck Softwareの調査から分かったとのこと。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by DesKwa (35996) on 2011年12月19日 19時16分 (#2068625)

    PC-UNIXのシェアでは負けたけど、ライセンス採用率では勝つぞ!by BSD

    割合を見るとまだまだっぽいですが。

  • サーバーで実行するWebアプリケーションの場合、GPLを適用してもソースコードを公開する義務がないから、とかじゃないかな。
  • by Anonymous Coward on 2011年12月19日 18時35分 (#2068603)

    若者のGPL離れ(ドヤァ

    • Re:早い者勝ち (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2011年12月19日 22時51分 (#2068740)

            r ‐、
            | ○ |         r‐‐、
           _,;ト - イ、      ∧l☆│∧   良い子の諸君!
         (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l   若者の○○離れとよく耳にするが、
          |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)  当時群がっていたのは今のジジババ共だ!
         │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|  今の若者は、離れるも何も
         │  〉    |│  |`ー^ー― r' |  最初から近づいてすらいないな!
         │ /───| |  |/ |  l  ト、 |
         |  irー-、 ー ,} |    /     i
         | /   `X´ ヽ    /   入  |

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  • by Anonymous Coward on 2011年12月19日 21時15分 (#2068693)

    10年以上も言い続けてきたことがやっと理解されるようになってきたか。

  • その昔、ソフトウェアのソースコードはほとんど公開されておらず、ソフトウェアを志す、学生、技術者はソフトウェアの動きを知ることはできない暗黒の時代があった。

    これが、GPLのような公開を義務付けるライセンスの登場により、人々は公開されたソースコードを基に知恵を吸収できるようになり、新たな技術や革新的なソフトウェアの創造における源泉として人々に支持されることになった。

    たとえ、採用率がさがろうが、これまでGPLが成し遂げてきた貢献は失なわれるものではなく、GPLの「公開されることでソフトウェアの発展に寄与しよう」というメッセージは多くの支持者を得て(他のライセンスに代わられる形になるかもしれないけど)これからも続くでしょう。

    暗黒時代の再来なく、ソフトウェアの発展が続く善き社会であり続けますように。

    • by Anonymous Coward on 2011年12月20日 23時41分 (#2069307)

      若くしてGPLに傾倒しない者は情熱が足りない。
      年を取ってGPLに傾倒している者は知能が足りない。
      なんてね。

      実際、共産主義と同じく役割を果たし、そして役割を終えたと思いますね。
      現在の修正資本主義が共産主義無しには語れないように、他のOSSライセンスの興隆も先鞭のGPL無しにはありえないでしょうから。

      # 人類の歴史ってハイブリッド化の歴史だなー

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  • by Anonymous Coward on 2011年12月20日 14時28分 (#2069071)

    同じような機能のソフトのソースがBSDライセンスとGPL、両方で公開されてたら、
    殆どBSDライセンスの方を選択しますよ。
    将来、自分のソース使い回す時ですら足枷になりかねないし。

  • by Anonymous Coward on 2011年12月19日 18時34分 (#2068602)

    の違いって何? 誰か分かりやすく解説してくれ。

    • by Anonymous Coward on 2011年12月19日 19時59分 (#2068655)

      "フリーソフト"は和製英語だそうです。wikipediaのページ [wikipedia.org]
      でもって、"フリーソフト"に対応する英語としては"Freeware"と"Free Software"があって、
      前者は「free as in "free beer"」すなわち「無料ソフト」、後者は「free as in "free speech"」すなわち「自由なソフト」です。

      さらに、"Free Software"は「Free Software Foundationが承認したライセンス [gnu.org]を採用しているソフトウェア」を指します。
      一方、"Open Source"は「Open Source Initiativeが承認したライセンス [opensource.org]を採用しているソフトウェア」を指します。
      それぞれの団体が認証するライセンスは、それぞれの団体の掲げる定義(Free Softwareの定義 [gnu.org],Open Sourceの定義 [opensource.org])に則るものでなければなりません。

      でもって、例えばBSDやGPLは両団体に承認されているため、それらのライセンスの元に公開するソフトウェアはFree SoftwareであってかつOpen Sourceです。
      GPL=Free Softwareではないですし、コピーレフト(派生ソフトがソース公開の義務を持つ)=Free Softwareでもありません。

      実例を挙げると以下のような感じ?
      ・Vectorとかで公開されてるタダゲー -> ○Freeware ×Free Software ×Open Source
      ・Ubuntu (無償,GPL) -> ○Freeware ○Free Software ○Open Source
      ・パッケージ版のRedHat(有償, GPL) -> ×Freeware ○Free Software ○Open Source
      ・Vz Editor(有償,ソースコード付属だが改変禁止) -> ×Freeware ×Free Software ×Open Source

      これ以降は個人的な疑問なんですが、Free SoftwareであってOpenSourceでないとか、その逆のライセンスってあるんでしょうか…?
      この図 [gnu.org]とかを見ると存在しうる感じなんですが、実例に出くわしたことがないです。

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      • フリーソフトウェア - Wikipedia [wikipedia.org]
        コレを見るかぎりFree SoftwareであってOpenSourceでない、は存在しないようだけど
        逆は普通(というか今回挙げられているライセンスはまさにコレ)
        Free Software∈OpenSource
        ということでいいのかな?

        親コメント
      • フリーソフトウェア∈オープンソースではないし、オープンソース∈フリーソフトウェアでもありません。その図の通り、次の4つの状態がありえます。

        1. フリーソフトウェアでありオープンソースである
        2. フリーソフトウェアであるがオープンソースではない
        3. フリーソフトウェアではないがオープンソースである
        4. フリーソフトウェアではないしオープンソースではない

        最初と最後の例は沢山あります。3番目ではApple Public Source Licenseのバージョン1.xが有名な例で、オープンソース・イニシアティブは認めたものの、フリーソフトウェア財団は認めなかった。当時は議論になったもので、フリーではないソフトウェアライセンス [gnu.org]やThe Apple Public Source License に関する我々の考え [yamdas.org]、OSI による APSL の解説 [yamdas.org]を参照してください。

        2番目の例は知りませんが、たぶん優秀な法律家が知恵を絞ればそういうライセンスを作り出すことができるとは思います。(そういうライセンスを作るメリットはないと思いますが)

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      • by Anonymous Coward on 2011年12月20日 7時04分 (#2068841)

        "Freeware" には当時商標が取られていたのであえて「フリーウェア」という言い回しを避けた結果導入された和製英語が「フリーソフト」です。そういう経緯を知らなければ「フリーソフトウェア」を「フリーソフト」と略したくなるのは自然なことですから意味の曖昧さが生じたわけですね。

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      • by Anonymous Coward

        > さらに、"Free Software"は「Free Software Foundationが承認したライセンス [gnu.org]を採用しているソフトウェア」を指します。

        フリーソフトウェアのFSFによる定義は http://www.gnu.org/philosophy/free-sw.ja.html [gnu.org] です。
        これを満たしていればオレオレライセンスでもかまいません。

      • by Anonymous Coward

        そうです、このGNUの図みたいのが欲しかったんです。フリーソフトウェア(無償という意味ではなく、FSF的な意味での)とオープンソースソフトウェアは包含関係にないようですね。なかなかややこしい。

    • by Anonymous Coward

      フリーソフト=無償ソフト
      オープンソース=ソースコードが公開されている

      • by Anonymous Coward

        誤:フリーソフト=無償ソフト
        正:フリーソフト=配布にあたりソースの無償添付をネズミ講方式で派生物にまで義務付けるソフト

        • いや、元コメのほうが正。
          正:フリーソフト=無償ソフト
           →ソースコード無しでバイナリ配布のみでも無料ならフリーソフト。Windowsだと窓の杜やVectorによく落ちてる。

          > 呉:フリーソフト=配布にあたりソースの無償添付をネズミ講方式で派生物にまで義務付けるソフト
          正:GPL=配布にあたりソースの無償添付をネズミ講方式で派生物にまで義務付けるソフト
          オープンソースの一種であるGPLを悪意を持っての説明だね。
          BSDやApacheライセンス等、改変したソース配布の義務の無いオープンソースもある。
          オープンソースそのままの意味でソースコードを開示すれば良いと思いそうだけどそれだけでなくて、誰でも自由に使えるというような定義も含まれている。

          例えば、ソースは公開したけど勝手に配布するなだとか、改変して配布しちゃだめとか条件をつけたらそれはもうオープンソースとは呼べません。

          詳しくはWikipedia
          http://ja.wikipedia.org/wiki/ [wikipedia.org]オープンソースの定義

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        • by Anonymous Coward on 2011年12月19日 19時26分 (#2068633)

          誤:フリーソフト
          正:フリーソフトウェア

          フリーソフトウェア = 誰でも自由に利用できるソフトウェア
          (GPL等の)コピーレフトライセンス = 配布にあたりソースの添付をネズミ講方式で派生物にまで義務付けるライセンス

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    • by Anonymous Coward

      オープンソース=著作権の放棄が根底にある。自由に勝手に使ってください。
      フリーソフト=著作権の堅持が根底にある。おれのものはおまえのもの、おまえのものもおれのもの、全部強制的に公開してやる!

      実際は、各種オープンソースのライセンスには、フリーソフト的要素が含まれてますね。
      本来は対立するものではなくて、フリーソフトはオープンソースの一種なのだけど。
      オープンソースのなかで逆ジャイアニズムの主張が強いグループが、フリーソフトという感じです。

      未来永劫、派生ソースがオープンであるために、著作権を使ってがんじがらめにしてるのがGPLです。
      自由は束縛。面白いね。

      • by Anonymous Coward

        スラドにいてこの理解ってのはどういうことなんでしょうね。
        オープンソースとフリーソフトウェアの混同はありえるけど、オープンソースが著作権放棄って何を見てそう思ったんだろう?

  • by Anonymous Coward on 2011年12月19日 18時37分 (#2068604)

    これが全てでしょう

    • by Anonymous Coward on 2011年12月19日 19時06分 (#2068618)

      「金にならない」より、「GPLを使っていると高い金を出して作った成果物が法的にパーになる可能性がある」のほうが適切ではないかな。
      MIT/BSD/Apache系ライセンスの場合にはこういうことは起こらない。

      親コメント
      • 「GPLを使っている」って、どういう意味よ?
        開発したソフトウェアをGPLで公開するって意味? GPLで公開されたソフトウェアのソースコードを自身のソフトウェアに取り入れるっていう意味?

        後者なら言葉足らずで「そういう懸念があるためGPLで公開されたソフトウェアが取り入れられなくなってきている。それ故、人気が出にくい、GPLライセンスのソフトウェアの開発が減ってきている」とまで言わないと採用率減少の理由にはなっていない。
        けれど、そこまで言い切るには根拠が薄い。ライブラリのように他ソフトウェアに取り入れられること前提のものならともかく、そうで

        --
        1を聞いて0を知れ!
        • by Anonymous Coward on 2011年12月19日 20時56分 (#2068683)

          仕事でGPLライセンスのライブラリを使うかどうか検討したことがあるけど、
          一番の問題は、どうすればライセンスに抵触しないのか、どうやった場合に法的なリスクがあるのか問い合わせる先が無いこと。
          外部のコンサル入れて金かけて調べさせる手もあるけど、100%正確とは言えないし困った。
          結局そういう問題から、多少金出しても市販のライブラリの方が扱いやすいから採用は見送った。

          GPLのライセンス形態がどうのというよりも、あの長々とした条文が故に誰も保証できないってのが最大の問題。
          簡潔なライセンスであれば法務部が答えを出せる。

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          • by greentea (17971) on 2011年12月19日 21時46分 (#2068708) 日記

            GPLのライブラリなら、基本的には、リンクさせたらGPLにしないといけないって回答が一般的だと思われるけど。
            確かにライセンスが長く複雑なため、しっかり理解した上で利用するのが難しいってのはあるかもしれんね。

            例外条項つきのGPLに従うとか、自身がGPLに例外条項をつけて配布するってのも高度な知識が要りそう。
            そういう意味で、シンプルなライセンスに流れてるというのなら、ありうるかもしれません。

            --
            1を聞いて0を知れ!
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  • by Anonymous Coward on 2011年12月19日 19時14分 (#2068623)

    あの長々としたライセンス条項(全部理解してる人いるの?)に沿うよりも
    MITライセンスみたいな簡潔なライセンスや
    ApacheライセンスみたいなASFの真似してればいいライセンスが選ばれるのは当然じゃないでしょうか。

    • by SteppingWind (2654) on 2011年12月19日 22時05分 (#2068718)

      長々としているだけじゃなく, 翻訳まで拒否していますからね. 英語圏以外じゃ古代文字で記述された呪印と変わりないような気も.

      いっそのことS式あたりで記述してもらえれば, 機械的に処理できるかも.

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      • by ruto (17678) on 2011年12月20日 13時22分 (#2069035) 日記

        ライセンス文書で特定の言語版のみを正式な文書とするのは珍しくないと思います。
        参考訳という扱いであればgnu.orgから第三者による翻訳へのリンクがあります。
        逆に正式な日本語翻訳を提供しているオープンソフトウェアライセンスってそんなにないんじゃないでしょうか。

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  • by Anonymous Coward on 2011年12月19日 19時26分 (#2068634)

    たれ込み中にある数字で見ると直線的といった方が良さそうに思える。
    そもそも減少することに対して加速度的と表現すると0で止まらずにマイナスに落ち込んで行きそうな感じがする。

    • by Anonymous Coward

      別に二次で近似できるわけじゃなく
      減少の割合が激しいことをただ単に
      「加速度的」と呼んでるだけのような

      「等速的に」と言ってもピンと来ませんしね

      • by Anonymous Coward

        英文記事を見れば分かるとおり declining faster than ever (かつてなく早く減少)とか the rate of disuse is actually accelerating (廃止率が実際加速している)という表現なので、単に減少の度合いが激しいということじゃないですね。

    • by Anonymous Coward

      身近な重力加速度は下に向かって加速しますが、間違いでしょうか?

    • by Anonymous Coward

      私もそこは引っかかった。かつてない早さで減少が、イイ気がする。

  • かつてLinuxが盛り上がるために、GPLライセンスは大きな役割を果たしたと思う。
    でも今は昔と違って、商用ソフトウェアに権利を取られないようガチガチに身を守る時代ではなく、
    だれでも携帯アプリを開発して、店頭に並べられる時代になって、
    商用化と折り合いの悪い、教条的なGPL系のライセンスは敬遠されるようになったってことなのかな?

    • もともと、商売とは折り合わなかったわなぁ。
      もちろん商売にも使えるし実際にそうしている企業もあるけど、Linuxが盛り上がってきた頃にRedhat社が注目を浴びてた理由に、商売のしにくいオープンソースなLinuxで商売してるからってのも大きかったと思うよ。

      商用化と折り合いが悪いって言うけど、他のソフトウェアに取り入れられるためのソフトウェア(ライブラリなど)ならともかく、アプリのようなそうじゃないソフトウェアなら、GPLに限らずオープンソースライセンスは商用化と折り合いが悪い。
      なので、オープンソースライセンスの中で特別にGPL系だけが減っている理由にはならないんじゃないかな。

      --
      1を聞いて0を知れ!
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      gistとかでちっこいコードも共有するようになったので
      GPLと折り合いがつかなくなった説を上げてみる

      #めんどくせぇ、CC0だ!

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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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