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2018年5月のオープンソース人気記事トップ7
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グラフィック

GIMP 2.10.0リリース 263

ストーリー by headless
最新 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

GIMPの最新安定版GIMP 2.10.0がリリースされた。GIMPの安定版は2.8以来約6年ぶりのリリースとなる(アナウンスリリースノートダウンロードページOSDN Magazineの記事)。

最近では、Photoshopが月額課金制になるなど、無料ソフトとしてのGIMPの需要は高まっていると思われるが、皆様はGIMPやInkscapeを使っているだろうか。Photoshopやその他のプロプライエタリソフトを使っている方は、どの辺りに利点を感じているだろうか。

画像処理のGEGL移行がほぼ完了したGIMP 2.10.0では高ビット深度処理やマルチスレッド化などが可能になっており、GEGLベースのフィルターが80点以上同梱されている。このほか主な変更点は、カラーマネージメントのコア機能化、テキストツールでのCJKサポート強化などツールの強化、ペイント機能強化、HiDPIサポートなど。また、新しい「Dark」テーマとそれに合わせた「Symbolic」アイコンがデフォルトに設定されている。

13593296 story
オープンソース

glibcのマニュアル内にあるジョークを巡ってコミュニティとRMSが衝突、RMSが特権を行使 61

ストーリー by hylom
RMSらしい 部門より

GNU Libc(glibc)のマニュアルでabort()関数を説明する項には、「Future Change Warning」として注意事項が掲載されている。これは一見すると意味が分からないが、ジョークとして残されているそうだ。そのためマニュアルからこの項目を削除しようという提案が出たのだが、FSFやGNUの創設者であるRichard M. Stallman(RMS)氏の反対によってこの提案は却下されたという(本の虫LWN.net)。

このジョークについては本の虫の記事で説明されているのでそちらを見て欲しいが、米国には人口中絶(Abortion)のカウンセリングや紹介、支援、中絶の合法化、中絶サービスの支援などに携わる非政府組織(NGO)に対する連邦政府からの資金援助をブロックできる条項があるそうだ。これは「Mexico City Policy」と名付けられているもので、「中絶に関する情報を提供しているNGOには資金を提供しない」というような項目が含まれており、問題のジョークはこれとabort()をかけたというものらしい。

このジョークは1990年代にRMSが追加したものだが、これに対して「人口中絶に関連した悪い経験を持つ人を傷付ける可能性がある」という理由で削除すべきという提案が出ていたようだ。glibc開発者らの議論の結果このジョークについて削除する方向でまとまっていたようだが、RMSがこれに反対したために提案は却下された。

ただ、RMSは現時点ではglibcのメンテナではないため、RMSが口を挟んで提案を却下したことに対しては批判が出ている。これに対しRMSは「glibcはGNU Projectの一部であり、GNU Project全体のポリシーに従ったり、GNU Projectのゴールのために(RMSには)パッケージメンテナに対し指示を出す権限がある」と主張。これは滅多にあることではないが、今回の件はこれに該当する例だとし、変更させたいなら私を説得しろとメールで述べている

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ソフトウェア

旧Eudoraのソースコードがオープンソースライセンスで公開される 79

ストーリー by hylom
まさかのオープンソース化 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

1990年代から2000年前半にかけて特にMacユーザーに人気だったメールクライアント「Eudora」のソースコードがComputer History Museumで公開された(GIGAZINE)。

「Eudora」を発音できたらオッサンの証明完了したとも思える懐かしい響き。発音できるオッサン達はこぞって Eudora への愛と情熱を語ろう(笑

EudoraはQualcommが権利を所有していたが、2006年に開発が停止されていた。Computer History MusiumがQualcommからEudoraの商標やソースコードなどの譲渡を受けての公開となり、ソースコードは修正や再配布が自由なライセンス(3条項BSDライセンスに相当)での公開となっている。

Qualcommは2006年にThunderbirdベースのEudoraをMozillaと協力して開発すると発表していたが 、2013年にはこのプロジェクトは終了していることが明らかにされていた。今回公開されたソースコードはEudoraがThunderbirdベースになる直前のもので、バージョンはWindows版が「Eudora 7.1」、Mac版が「Eudora 6.2.4」とのこと。

13610085 story
Oracle

MariaDBにOracle DB互換機能が搭載される 29

ストーリー by hylom
GoogleのJava-API利用ですら訴えたところだからなあ 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

MariaDB Foundationが5月27日、MariaDB 10.3系で初のstable版となるMariaDB 10.3.7のリリースを発表しているPublickey)。

MariaDB 10.3では新機能はとしてOracle Database互換機能がうたわれており(Changes & Improvements in MariaDB 10.3)、Oracle DB独自の関数や型がサポートされたほか、Oracle DB独自のストアドプロシージャ言語PL/SQLも実行可能となっている。

MariaDBは歴史的経緯からOracleとは対立関係にあるのだろうが、これは訴訟とか大丈夫なのだろうか? ちょっと心配である。

13602208 story
GNOME

GNOMEでNautilusからプログラム起動機能を削除する計画、いったん中止になる 41

ストーリー by headless
復活 部門より
GNOMEプロジェクトがファイルマネージャー「Nautilus (ファイル)」からバイナリー/プログラム起動機能の削除を計画し、Commit 3a22ed5bで削除されたのだが、企業やコンテンツクリエイターのワークフローへの影響についてさらなる調査が必要だとしてCommit ce73de0cで復元された。

Nautilusにはデスクトップアイコン表示機能が備わっていたが、6年前にGNOME 3のデフォルトで無効化され、今年3月リリースのGNOME 3.28で削除されている。デスクトップがNautilusの一部でなくなってから長い時間が過ぎており、アプリの配布方法も変化していることからバイナリーやデスクトップファイルを起動する機能も以前ほど有用でなくなった、というのが理由の一つだ。また、Nautilusでは実行許可を持つ.desktopファイルがドキュメントに偽装して任意のコードを実行するCVE-2017-14604のような脆弱性が発見されるなど、セキュリティ面の問題も理由に挙げられている。

しかし、3a22ed5bのコメント欄では、自作のスクリプトを実行しにくくなる、初心者にとってアプリの起動が困難になる、といった反対意見が多く出される。計画を覆すに至る意見は出ていなかったが、Nautilusのコンテキストメニューからバイナリーをプログラムとして実行できるようにすることが別途提案され、こちらを優先することになったようだ。
13605458 story
オープンソース

Tesla、オープンソースライセンスに従ってソースコードを公開 16

ストーリー by hylom
ハックムーブメントに繋がるのだろうか 部門より
headless曰く、

Teslaが同社製品で使用しているオープンソースソフトウェアのソースコード公開を開始した(GitHubのTesla MotorsページSlashGearElectrek)。

Teslaは多数のオープンソースソフトウェアを使用しているが、これまでソースコードを公開していなかったため、GPLなどのライセンスに違反していると批判されていた。しかし、最近になって過去にソースコードの公開を要求した人に対し、BuildrootLinuxカーネルのリポジトリをGitHubで公開したことと、その他のソースコードについても公開の準備を進めていることを通知したという。

これにより、セキュリティ研究者などによるバグの発見などが進むことが期待される。2013年からTeslaにGPL準拠を求めていたというSoftware Freedom Conservancy(SFC)では、まだまだ不十分であるとしつつ歓迎のコメントを発表している。

13593421 story
アナウンス

Vimの公式Webサイト、OSDNでのホスティングに移行 8

ストーリー by hylom
手前味噌 部門より

4月30日より、テキストエディタ「Vim」の公式Webサイト(www.vim.org)がOSDNの提供するホスティングサービス上で運営されるようになった(Vimプロジェクトのアナウンス@shujisadoのTweet)。

Vimの公式Webサイトは以前は米SourceForgeの提供するホスティングサービスを使っていたが、ここ数ヶ月間SourceForgeではネットワークアクセスが遅くなったり、500エラーが頻発する、Subversionリポジトリで一部のコミットが消失するといった技術的トラブルが発生している(Medium)。そのため、OSDNのオープンソースソフトウェア開発プロジェクト向けVHOSTサービスの利用を決めたようだ。

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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

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