オープンソースプロジェクトの商標問題に対応する「オープンソース商標イニシアティブ」が誕生 22
タレコミで知りました 部門より
オープンソース・グループ・ジャパンは11月30日、「オープンソース商標イニシアティブ」(Open source TradeMark Initiative:OTMI)をスタートさせた(– Open Source Group Japan – オープンソース・グループ・ジャパン)。理事長はスラドでもおなじみの佐渡秀治氏。OTMIは、最近顕在化しているオープンソースプロジェクトの商標登録や管理を支援するプロジェクトであるという。
設立の背景としてはPublickeyの記事が詳しいが、国内でもPythonの商標のように、オープンソース関連の商標権を無関係の企業に登録されてしまう事例が増えている。しかし、ボランティア主体のプロジェクト管理者では、弁護士または弁理士などの協力も必要となる商標管理問題に対処することは難しい。また登録するにしても費用も発生することになる。OTMIではそうしたオープンソースにおける商標登録や管理を支援する役割を担うとしている。
公式サイト上では取り組みの方針としては以下のような項目を挙げている
- 1. 商標登録の啓蒙と登録のための金銭を含む支援
- 2. コミュニティ向けの標準的な商標利用許諾ガイドラインの作成
- 3. 係争への積極的介入
- 4. コミュニティからの委託または寄贈を受けて、自ら商標を取得、管理、運用