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GNU is Not Unix

まつもとゆきひろ曰く、RMSは1,000年後の教科書に載る 138

ストーリー by headless
偉人 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

Microsoft主催のイベント「de: code 2016」でゲストスピーカーとして講演したまつもとゆきひろ氏が、1,000年後の未来に歴史上の人物としてリチャード・ストールマン氏は確実に教科書に載るだろうと発言した(Channel 9の動画ページ: 該当部分は12分過ぎ)。

講演は「オープンソースから見たマイクロソフト」というもの。フリーソフトウェアないし自由ソフトウェアの歴史からオープンソースへの系譜を振り返ったまつもと氏は、ソフトウェアの自由が本当に重要であることを強調。たとえば1,000年後のはるかな未来(人類が滅亡していないとして)、ソフトウェア発達の歴史について誰の名前が教科書に載るかということを考えると、ソフトウェアの自由を体現し世界を変えた人としてリチャード・ストールマンは必ず載るのではないかと述べている。一方、Rubyのまつもとはたぶん載らないだろう、リーナスは載るか載らないかわからないとしている。

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  • by caret (47533) on 2016年06月11日 15時51分 (#3028107) 日記
    エリック・レイモンド氏も教科書に載るべきだと思います。
  • by NOBAX (21937) on 2016年06月11日 17時28分 (#3028146)
    猿A「こんなところに石板が落ちているぞ。古代文字が書かれている」
    猿B「どれどれ、解読してみよう。大昔にコンピューターとかソフトウェアというのがあったらしいな」
    • by Anonymous Coward on 2016年06月11日 22時25分 (#3028242)

      実はこの「猿」は現代のコンピュータの末裔であった、というオチを期待。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      コレだと思う。1000年後の世界に現代のコンピューターやソフトウェアのような概念あるのかどうかという疑問が。

      • 何らかの形で、現状の文明を記録したアーカイブは残っていくだろうと思います。
        資源が枯渇しても、資源が本格的に枯渇する前に、後世の文明が容易に識ることが出来るような「単純かつ面積効率の悪い」データ形式で、長期間の保存に耐えるような媒体に書き込まれて、世界の何ヶ所かに拡散されていく。

        その上で、文明史は大まかな姿であれ、千年程度ならば残るんじゃないですかね。

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        • by miishika (12648) on 2016年06月11日 19時10分 (#3028181) 日記
          千年後にはライセンス認証する術を失って、再生できない電子データの「本」や「音楽」が何か所かにアーカイブされているのが関の山だと思う。
          長期間の再生に耐えうる媒体に記録するにも、お金と手間はかかる訳だし。
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  • by esuta (40045) on 2016年06月11日 15時38分 (#3028105)

    その思想、後世に与えた影響の大きさ、という点で適切だと思う
    コンピュータのエラい人はもっともっとたくさんいるけど、
    優れた技術者、教育者というだけでは教科書にのるはきつそう

    日本だと村井純、嶋さん、西さん?

    • by Anonymous Coward

      ほら、流通を握ってPCゲーム業界やOSの自由をつぶしたあの人が...

    • by Anonymous Coward

      孟子とか孔子とかソクラテス(弟子のプラトン クセノポン アリストテレス等に相当するのがリーナス・ベネディクト・トーバルズ)に匹敵するんじゃない?

    • by Anonymous Coward

      金子勇じゃないの?マジで。
      一人のプログラマの力で、良くも悪くも政府を動かすことができることを実証した。

      • by Artane. (1042) on 2016年06月11日 17時59分 (#3028159) ホームページ 日記

        私も、金子氏が最も残るんじゃないかと思います。
        1960年代から2010年代の日本の歴史の一つの象徴として。

        結局、1960年代からの日本の成長とそれを支えるためにどんどん「効率」と「利権維持」に最適化をしていった社会システムの行き詰まり・要は上級国民や海外の資本家が富を私物化する為に、知識や文化を独占して富の収奪をしていると言う現状に対して、意図せずに風穴を明けようとしたけど、結局上級国民と政治の結託の深刻さから敗北していく。と言う流れは、今の安倍政権下で起きてることの多くが、日本の統治システムの行き詰まり・破綻、社会の疲弊と混乱の序章を象徴する流れとして注目されると考えられますからね。

        多分、原発事故やその前後の政権交代の敗北、その後のアンシャンレジュームの強権的な復活と言う物の流れで、「20〜21世紀日本史」を学ぶ人々…多分、今の高校の高学年の一部のクラスや大学の教養課程に当たるでしょうが…にとっては、不可欠なエピソードになっている。

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        • by tho (23328) on 2016年06月11日 18時18分 (#3028166)
          金子勇ってだれだっけ?とググってしまった。すでにどうでもいい。 RMSは別格。でも1000年後までとなると言い過ぎ。 K&Rの方がまだ上なのでは。
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          • by Anonymous Coward

            >  K&Rの方がまだ上なのでは。

            なんでや。プログラマーとしてのRMSやないで。フリーソフトウェア運動の始祖、思想家としてのRMSや。

            • by tho (23328) on 2016年06月12日 4時03分 (#3028299)
              思想家と言われれば難しすぎてわからん。

              怒られそうだけど、RMSによるフリーソフトウェア運動など大したものではないと思っている。
              UNIX的なOSの始祖という意味でK&Rを上げたが、これは不適切だった。K&Rだけではないし、そもそも人物名は大した問題ではない。UNIX系のOSは一時代を気づいた。これは歴史に残る。

              フリーソフトウェアと言うが、GNU以前から存在し、そして、GNUに縛られないフリーソフトウェアも存在する。今やインターネットの普及により、さらに自由になっていると感じる。そのインターネットの普及に関してもUNIXの功績は大きい。

              ストーリーのタイトルからこういう反応になってしまったが、講演でRMSを取り上げたのは適切だったと思う。
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        • by Anonymous Coward

          もし、その流れになるとすると21世紀中に資本主義自体の行き詰まりと崩壊というイベントを経験するんだろうな。
          その後どんな社会になるのか予想もつかないけど、文明法則史学 [bunmeihousoku.com]みたいなの唱えてる人もいるようだし。
          要点としては、こんな所みたい。
          ・文明は西洋優勢の時代と東洋優勢の時代を1600年周期で繰り返す。(つまり800年毎に入れ替わる)
          ・現在は西洋優勢から東洋優勢の時代への移行期。
          ・移行期にはそれまでの社会システムの行き詰まりと再構築やそれに伴う戦乱や民族の移動が増える。

        • by Anonymous Coward

          その場合、主役は金子氏じゃなく日本の社会の方じゃないかな。金子氏は一例に過ぎなくて。
          なんせ、ICT48 [telesa.or.jp]みたいなのをやっちゃうような国だからw

  • by Anonymous Coward on 2016年06月11日 15時57分 (#3028111)

    いや、いまでも載ってるよ。Root Mean Square だけど。

    • by Anonymous Coward

      先に書かれたか、実効値

    • by Anonymous Coward

      一方でコレ [amazon.co.jp]は教科書に載りそうに無いなあ。

    • by Anonymous Coward

      いまある細々としたものは忘れられてしまうような1000年後でも名前が残るほどという意図なんだから、
      「今でも」というのはお門違いだ。

  • by Ooty (29466) on 2016年06月11日 18時09分 (#3028162) 日記
    1000年後に、まだ教科書というものが使われているか?
    その角度からも考えてみてはどうだろうか?
    • by Takahiro_Chou (21972) on 2016年06月11日 19時44分 (#3028191) 日記

      そもそも、人類が、まだ生き残っているか……
      生き残っていたとしても、「戦争における主力兵器は石と棍棒」って状態になってる可能性も……

      親コメント
      • アフガニスタンからパキスタンにかけての、パキスタン政府の制御を外れてる領域での武器密造工場のルポとか、アフリカ等の政府自体が崩壊同然の国での紛争地帯の話を聞いてると、
        比較的簡素な武器…アサルトライフルやRPGのような比較的簡易なロケット弾や、後は自爆テロなどの為の高性能爆薬など…を作るための、旋盤とか化学合成設備なんかは、千年とかのレンジで受け継がれていくんじゃないですかね。

        産業構造が崩壊してる国でも、確かに鉄鋼とか化学原料の調達はある程度の産業国(ったって、多少治安が安定してて日本なんかの比べ物にならないような簡素で時代おくれなプラントがあれば何とか作れる程度の品質を確保できればいいのでしょうが)が必要ですが、
        そこから例えばカラシニコフを作ったり高性能爆薬を作ったりするのは、旋盤とかプレス機とか、後は町工場レベルの小規模な化学プラントがあれば結構なところが出来てしまうというのが実情のようですからね。

        後は、化学兵器なんかも2次被害をある程度許容出来るのならば、そんなに難しいプラントはいらない。と言うのが、第一次大戦から第二次大戦の教訓でもありますしね。

        仮に、今の技術文明が崩壊して、我々の価値基準では「石と棍棒で戦争してる」ような世の中になったとしても、仮に日常生活の物は確かに中世以前のような貧相な物に逆戻りしたとしても、そうであるからこそ、兵器の類を作れる機械は重宝がられて維持・再生産が続けられていくでしょう。

        仮に、その時代の人の教育レベルとして、今のような兵器を新規に設計する事ができなくなっていたとしても、カラシニコフやRPG-7が既にそうであるように、既に出来上がって「枯れて」いる兵器を想像もつかないような貧相な工場設備で手工業的につくり上げる状況が変わるとも思えないですから。
        人には、そういう業がある。

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  • 女性化されてフィクション作品のネタに…とか。

  • by Anonymous Coward on 2016年06月11日 15時30分 (#3028100)

    むしろこっちに賭けたい。仮に滅亡していなくても教科書を用いた集団教育体制(文明)が維持できているかどうか怪しい。

    • by Anonymous Coward

      なにが「むしろ」なのかわからない。

    • by Anonymous Coward

      脳に知識イメージを直接書き込む形式になっているでしょう。

  • by Anonymous Coward on 2016年06月11日 16時27分 (#3028127)

    1000年くらい経たないと教科書に載せる価値ないってこと?
    いや、「歴史上の人物として」という表現は死亡を前提としてるわけだから、あと1000年は死なないと思ってるのか。

    • 単純に分り易く「後世」として1000年といってるだけでしょうに。

      # 今でも載せてるところあるかもしれないし、そうでなくても死んだ直後から載るとも限らないんだから、無理言いすぎ(マジレス

      --
      M-FalconSky (暑いか寒い)
      親コメント
    • ・近現代史という視点で行くと、数十年から五十年後
      ・文明史という視点で行くと、数百年から千年後

      と云う事でしょう。
      それこそ、ギリシャ哲学の偉人達と同じ程度には「当時」(=今)の産業や文明に対して思想的影響を残してるので。

      で、オープンソースというのは、思想的にはRMSの強烈な個性が「布教」していった側面が相当あるのは事実ですが、90年台頭というあの時代にLinusがタネンバウム教授と論争していく過程でLinuxを出して、その改良に非常に多くのパッチや意見を取り入れていく。と言う「寛容さ」をフリーソフトウェアの思想の実践論としてやっていった。と言うのが非常に大きかったと思うんですよね。

      「ストールマンが種を蒔き、Linusが育てた」と言うか。

      どちらかが欠けていても今の文明状況はありえないだろうと言う事があると思うんですが。
      その上で、長期的視点に立てば、冷戦期に政治的隆盛を誇り種が蒔かれ、冷戦後に西側諸国が「勝利」したことで一気に花を開かせた「強欲資本主義」 [sakurai-shoten.com]との対比で語られていくだろうとも思いますので…オープンソースが一部(?)強欲資本主義に取り込まれつつ、取り込まれない形でも根付いていっていると言う、この文明の二面性も含めて。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      むしろ、(10年や100年ならともかく) 1000年も経つと忘れられる可能性があるにもかかわらず、
      1000年後にもまだ忘れずに覚えられているくらい重要な人物、という意味じゃないかな。

    • by Anonymous Coward

      教科書ってのはページ数を一定に保つために何かを追加すれば何かを削除する。
      千年後ストールマンが教科書にのっているってことは千年間ストールマンに関する記述が削除されることなく残り続けるってことだ。
      単にストールマンが教科書に載るのが千年後ってことかもしれんが。

    • by Anonymous Coward

      1000年後、GPLのバージョンはいくつになってるだろうか

      • by Anonymous Coward

        3.1415926・・・はTEXか

      • by Anonymous Coward

        確実に言えることは、TeXのバージョンはπになってるということだ。

        • by Anonymous Coward

          πにはまだなってないだろ。2016年当時よりもπに近付くというべきだ。

          • by Anonymous Coward on 2016年06月11日 18時16分 (#3028165)

            TeXのバージョンが1000年後にπになっていないとすると、クヌース先生は石仮面でもかぶったのですか?

            https://ja.wikipedia.org/wiki/TeX [wikipedia.org]
            >これは更新の度に値が円周率に近づいていくようになっていて、クヌースの死の時点をもってバージョン π として、バージョンアップを打ち切るとのことである[1]。

            #それだけ時間があれば、例の本 [wikipedia.org]も書き上がるだろう

            親コメント
          • by Anonymous Coward on 2016年06月11日 18時26分 (#3028172)

            TeXのバージョンアップは、version 3以降は無理数πに徐々に近似していくこと(version upが続く限りπにはならない)がしられておりますが、
            Knuth教授大先生自身の御聖断により、教授大先生崩御の時点で「version = π」に固定されてバージョンアップが打ち切られることが決定済みなので、
            教授大先生が人知を超える医科学的技術を受けられない限り「1000年後のTeXのバージョンはπだ」は約束された未来です。

            Knuth教授大先生の御聖体からHeLa細胞 [wikipedia.org]のような一部を取り出して培養し続け、
            それをもって「Knuth教授大先生は崩御あそばされておりませぬ」と主張が受け入れられるならば
            1000年後でもTeXのバージョンをπにすることを排除できるかもしれませんが。

            親コメント
          • 今後10数年のうちに、人の寿命を1000年以上に伸ばすテクノロジーが発見されるとでも?
            親コメント
  • by Anonymous Coward on 2016年06月11日 17時59分 (#3028158)

    マルクスだって1000年後も残っているだろう

  • by Anonymous Coward on 2016年06月11日 18時36分 (#3028175)

    「ハロウィーン文書みたいなアンチM$(笑)にとって都合のいい面しか見てないゴミにとってのマイクロソフト」でしょこれ

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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