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GNU is Not Unix

RMS、LibrebootのGNUプロジェクト離脱を認める 47

ストーリー by headless
gnuexit 部門より
Richard M. Stallman氏が5日、Librebootに別れを告げるメッセージをGNUメーリングリストに投稿し、昨年9月から続いていたLibrebootのGNUプロジェクト離脱をめぐる論争が決着した(Stallman氏の投稿Phoronixの記事OSDN Magazineの記事)。

LibrebootはオープンソースのBIOS/UEFIであるcorebootのダウンストリームで、基本的にはハードウェア初期化用としてcorebootに含まれるバイナリーブロブを除去したものとなる。Librebootは昨年5月に正式なGNUプロジェクトになったが、メインテナーのLeah Rowe氏は9月、あるFree Software Foundation(FSF)従業員が性転換者であることを理由に解雇されたと批判してGNUからの離脱を宣言する。Rowe氏の批判は、FSFやGNUが存在に値するとは考えられないといった手厳しいものだ。

Stallman氏FSFは性転換者であることが解雇の理由ではないと説明したが、Rowe氏は複数の元FSF従業員(解雇された従業員とは別人)の証言などを添えて両者が嘘をついていると批判。解雇やいじめにかかわったFSFメンバーの辞職または解雇を求め、FSFに対するボイコットや他のプロジェクトのGNU離脱を呼び掛ける事態に発展する。

一方、GNUではいったんGNUプロジェクトになったプロジェクトの離脱は認められないとし、Rowe氏がメインテナーを降りてLibrebootをフォークしたとも主張していたという。

それから4か月が経過し、Stallman氏はプロジェクトとGNUの関係は恒久的なものであるとの見解を維持しつつも、3つの理由でLibrebootのGNU離脱を認めている。1つ目の理由はLibrebootが長期にわたってGNUパッケージに含まれていたわけではないこと、2つ目はRowe氏がLibrebootをGNUパッケージに追加した開発者自身であること、3つ目はGNUのもとでLibrebootの開発を続ける意思のある主要な開発者がいないことだという。

これらの理由によりGNUではLibrebootの開発継続を中止するとし、LibrebootはGNUパッケージではなくなったが、今後もフリーソフトウェアであり続けると締めくくっている。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2017年01月07日 13時09分 (#3140473)

    ここは1つ「Stallmanが女に性転換すれば離脱はしない」ぐらいの和解案を出してあげなきゃ

    ・・・・きもちわるい(´・ω・`)

  • by Anonymous Coward on 2017年01月07日 12時07分 (#3140449)

    プロジェクトの支配権を自分だけのものにしたかったら、
    GPLにしてはいけない。
    それからプロジェクト名は自分が商標登録すること。
    そうしないと、他人が「これは俺のプロジェクト」と言うのを止められない。

    • by Anonymous Coward on 2017年01月07日 15時06分 (#3140522)

      GPLを適用することとGNUプロジェクトにすることは違います。
      その区別がついていないために頓珍漢なことを書いていますよ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      GPLは自由の強制。そう、絶対的な自由。ただし、自由をやめる自由は無い。

      • by Anonymous Coward

        いったん「自由だよ」と言っておいて、
        ある日突然「自由じゃなくなった(から金を寄越せ etc.)」ってのは認められないよ、
        ってことでしょ。

        それなら最初から「自由だよ」って言わなければいいだけの話。

        • by Anonymous Coward

          金をとる自由はないのか

          • by Anonymous Coward

            そんな風に後だしで金を取るようなライセンスを採用したソフトウェアなんて普及しないよ

            • by Anonymous Coward

              GPLのバージョ2まではたしかできる。3以降はできない。でも企業に人気なのは2まで。まあ最近はGPLのシェアが落ちてんだけど。

              • by Anonymous Coward on 2017年01月07日 20時48分 (#3140648)

                GPLv3以降でも、お金を取るようなものとのデュアルライセンスは可能ですよ。たとえばQtがそうなっています(一部LGPLv3ですが)。

                企業にGPLv2が人気なのは、そっちではなく、GPLv3の特許関係の条項のためでしょう。

                親コメント
          • by Anonymous Coward

            GPLな物を有料で売っても何も問題ありません。
            再配布が自由なため、それだけではわざわざ買う人がいないだけです。

            他人のコードが入って無ければ商用ライセンスとデュアルライセンスに出来ます。
            実際にQtはそうしてます。

    • by Anonymous Coward

      > プロジェクトの支配権を自分だけのものにしたかったら、

      ならオープンソースにしなければいい。

      • by Anonymous Coward

        MITかBSDLにしておけってこった

        • by Anonymous Coward on 2017年01月07日 17時05分 (#3140572)

          ソースコードを公開するならその辺のライセンスよりはGPLのほうがコントロールが効くんじゃないかな。その辺のライセンスだと第三者が自分が作ったソフトを改良したうえで互換品として販売。ソースコードは非公開なんてこともできる。GPLならその場合でも公開されたソースコードを取り込むことができる。もちろん無視してもいいが。
          まあ自分でコントロールしたいならソースコードは非公開にすべき。極端な話リバースエンジニアリングを考えると実行ファイルの配布も避けないと。

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      ソフトウェア共産主義だからねえ

    • by Anonymous Coward

      ソフトウェアの本体は、ソースコードではなく、それをメンテしてる人達、コミュニティなんだよ。

      • by Anonymous Coward

        そのコミュニティの方針を一個人が認めるとか認めないとか言って決めるのは非常に違和感あるわけですが。
        ま、ソフトウェア共産主義シーア派はそうだ、ということなら別に止はしない。

  • GNUか、ダーク(キカイダー)か、イスラム教か、共産主義か。

  • by Anonymous Coward on 2017年01月07日 15時27分 (#3140529)

    で結局、性転換者へのハラスメントは事実なの?

    • by Anonymous Coward

      マイノリティが(無関係な)処遇を差別と叫ぶのは世界共通

      • by Anonymous Coward

        まあマイノリティが差別的な扱いを受けがちなのは事実ですし、マイノリティの人が差別に過敏になってしまうのは責められないんですが、結果としてマイノリティの人が叫ぶ「差別だ!」という主張はあまり信用できなくなってしまうんですよね。

        不幸なことです。

        • by Anonymous Coward

          こういうこと言う人、どうせ何を見せられてもマイノリティの言うことは信用できないって言うでしょ。そう言うのがかっこいいから。

    • by Anonymous Coward

      いじめがありその加害者の名前が挙げられてるけど、そのことへの反論みたいのはないっぽい
      それからすると事実かなという気はする

  • 高河ゆん希望

  • by Anonymous Coward on 2017年01月08日 10時36分 (#3140747)

    若き日の活動は尊敬しているけど、Linux の名前に GNU をつけさせよう論争 [wikipedia.org] あたりから FSF と RMS は権力欲しがり屋にしか見えない。

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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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