Windows向けマルチメディアファイル変換ツール「MediaCoder」、「恥辱の殿堂」入り 125
キレる開発者たち 部門より
さまざまな動画/音声形式に対応するマルチメディアファイル変換ツール「MediaCoder」がGPL・LGPL違反を犯しているとして、MediaCoderが利用しているマルチメディアエンコーディングライブラリFFmpegのサイト内にある「恥辱の殿堂」入りするという事件が起きている。
tuneoの日記 曰く、
Mediacoderという、mencoderとかffmpegとかを使っているマルチメディアファイル変換ツールがある。sf.jpでも紹介されたりしている有名ツールだ。
最近コイツと同梱で配っているffmpegやらmencoderにはあれやこれやと手が加わっているらしいのだが、このソースコードを公開していない模様。もちろんffmpegはGNU GPLまたはLGPLで配布されるフリーソフトウェアなので、これは文句なしのライセンス違反と言うことになりffmpegのサイトで「恥辱の殿堂(Hall of Shame)」に入れられてしまった。
この事件、FFmpegのIssue Trackerにタレコミがあったことで発覚したのだが、そこでのやりとりが興味深い。まず、問題として
- MediaCoderのインストーラに含まれているmplayerには独自のパッチが当てられているにもかかわらず、そのパッチが公開されていない
- 非フリーの実行ファイルも同梱されており、これがそれらのライセンスに合致しているかも怪しい
- MediaCoderに含まれているOSSのDLLや実行ファイルのいくつかが暗号化されている
- EULAがおかしい
が報告されているのだが、それに対してMediaCoderの作者であるStanley Huang氏本人が議論に参加し、「確かにmplayerにパッチは当てたが、それを公開しないという意志はない、要望があれば公開する」と発言した。
そのほか、「同梱されているffmpegは自分がビルドしたものではなく、ほかで公開されているものを使っている、暗号化されているファイルはUPXでパックしただけだ、EULAも直す」とStanley氏は状況を説明したのだが、FFmpegの開発メンバーであるDiego氏が「それは事実と異なる、GPLとLGPLを読め」と発言。
それに対してStanley氏は「どこに問題があるのか教えてほしい」と歩み寄りの姿勢を見せるも、Diego氏は「ごたごた言ってないでGPLを読め(意訳)」と強い調子で返答、以後何度か両者のやりとりは続いたものの非常に険悪なムードとなり、結局問題は解決されないままMediaCoderは「Hall of Shame」入りになってしまった。
その後、(議論に関係ない第三者から)「(Stanley氏は)プログラマなんだからライセンスに詳しくなくてもしょうがないのでは? それに対し、ひたすら非難や罵声を投げかけるのはどうなのよ? MediaCoderはよくできてたツールだからここで問題がこじれるのはもったいないよ」などとの投稿があったものの、Diego氏らは強硬な姿勢を崩す気はないようだ。
余計な労力 (スコア:4, すばらしい洞察)
みんな、他人を疑ったり、非難したり、もう疲れただろ。
BSDライセンスとかにしようぜ。
怒るのは当然 (スコア:3, すばらしい洞察)
FFmpegはフリーソフトの世界では標準と言ってもいいほど普及しているわけでしょ?
マルチメディアの世界では大企業が幅を聞かせ、力の無いフリーソフト開発者はなかなか手を出せない中で数少ない選択肢だろ?
ある意味、みんなの共有財産といってもいいくらいだろ?
開発には莫大なリソースがつぎ込まれているわけだろ?
ルールを守らない人間が次々出てくればいずれ開発を継続できなくなるかもしれないんじゃないのか?
有料のソフトを勝手に使うのが犯罪であるのはわかりやすいが、フリーソフトだってものによっては有料ソフトよりはるかに大きなリソースがつぎ込まれていて、開発者はそれなりの金銭とは限らないいろいろな見返りを期待しているわけだろ?
ライセンス違反は立派な窃盗行為であり悪意が無くても怒るのは当然。
フリーソフト作者は財産をいくらむしり取られてもヘラヘラ笑っている聖人だか変人だか分からないような人種だと思われてるのだろうか?
恥辱の殿堂 (スコア:2, すばらしい洞察)
数えてみたら64件もあるんだね。
問題解決よりは一方的な敵認定を楽しんでる人なんだろうな。
Re:恥辱の殿堂 (スコア:1)
しかし、ソフトの用途が特定のジャンルに偏ってるのは何か理由でもあるんですかね?
-------- tear straight across --------
よく見る光景だと思ったら (スコア:1, すばらしい洞察)
名誉毀損? (スコア:1, おもしろおかしい)
「恥辱の殿堂」って表現は、受け取り手よっては名誉を毀損したということになりませんかね。
英語の言語感覚は皆無なので私には分かりませんが。
オフトピ
「ちじょくのでんどう」を変換したら
「恥辱の電動」になった…
Re:名誉毀損? (スコア:1, 興味深い)
言いすぎというか、なんというか。
あくまでビジネスライクに「ライセンス違反しているよ。こうやってね。」って指導すればいいのに。
こういうヒステリックというか、単に罵倒しているのと変わらない方法論で相手に反撃するから「GPL信者」とか「汚染」とか「怖い」ってイメージを植え付けちゃうんだと思う。
GPLの考え方自体はそんな悪いものじゃないと思うけど、こういう尖った行為が逆にGPLの普及を阻害してるんじゃないかな、と思うわけです。
神社でC#.NET
Re:名誉毀損? (スコア:1, 興味深い)
しかしffmpegにも解決済みとはいえlibamrといった前科があるのでffmpeg自身をリストのトップに載せるくらいの配慮は欲しいですね
Re:名誉毀損? (スコア:1)
Re:名誉毀損? (スコア:2)
ライセンス違反にもいろいろありますが、実際に配布をしているのですから著作権者の許諾がない状態で不正にコピーを行ったということになり、立派な犯罪です。 日本国法だと、著作権法第百十九条 [e-gov.go.jp]以降でしょうか。
「リバースエンジニアリング禁止」条項に違反とかだとたぶん民事でしょうけど
Re:名誉毀損? (スコア:1)
タレコミ文だけ見ているとDiago氏が一方的に噛みついているように読めてしまうけど、元リンクを読む限りでは1ヶ月近く続いたStanlay氏の軽口や不誠実な対応にとうとうキレた、、、って印象です。
タレコミ人はちょっとGPLに対して悪感情持ってる人なんじゃないかなと邪推。
それとも言い過ぎというのは恥辱の殿堂の方でしょうか?
どなたか別の方が書いてらっしゃったけど、これは「Hall of Fame」の言葉遊びだからもっとこうオチャラけた「やらかしちゃったランキング」とか「イケテナイ大賞」とかそういうニュアンスなのかと。 イグノーベル賞みたいな感じなのじゃないかな?
ただイグノーベルの方は普段注目の集まらないマイナーな研究をしている人に光を当てるという裏テーマがあるのに対して、Hall of Shameは潤沢な資金を持つ企業に対してGPLという草の根運動を守るためにネットの力を利用するという意図でしょうから担当者が熱くなってしまうのもむべるかな、ですが。
Hall of Shame (Re:名誉毀損?) (スコア:1)
普通の「殿堂」は "Hall of Fame" ですから、単に韻を踏んだだけだと思います。
場合によって名誉毀損になりうるのはまあそうでしょう。
Re:名誉毀損? (スコア:1)
PornView [srad.jp]の事ですね、わかります。
そもそも (スコア:1, 興味深い)
「恥辱の殿堂」を気にする、いやそれ以前に存在を知っている
ユーザーはどれだけいるのだろうか?
要は、どれだけ効果があるのだろうか?
Re:そもそも (スコア:2)
宗教相手にそれを言ってやると火に油を注いで修復不能になるよ('(゚∀゚∩
Re:そもそも (スコア:1)
AVS Video Converter も殿堂入りしていますが、sf などで(ここでもかな)よく広告を見るのでげんなりします。
# DGAVCDec については打開の意思があるという話なので早いところ解決していただきたい一利用者。
# GPL は宗教的で好きじゃないけれど、まだ著作権の有効なイコンを利用しようとして条件つけられるのは当たり前だと思う。
だったら (スコア:1, すばらしい洞察)
そのくらいのことも分からないプログラマってアホじゃないの?
結局ここでも (スコア:1)
Re:結局ここでも (スコア:2)
書きましたので、よろしければどうぞ。 [srad.jp]
一言で言うと「要望があれば公開する」ではバイナリを公開できないということです。
Re:結局ここでも (スコア:1)
GPLって翻訳しちゃダメなんじゃなかったっけ?
つまり日本語に翻訳したものや解説したものはGPLではなくて, GPLではない「何か」にすぎないわけで. GPL側の人がGPLを読め(しかも原文を)というのは, GPL自体がそれを要求しているからってこともあるのでしょうね.
Re:結局ここでも (スコア:2, 参考になる)
翻訳しちゃダメなんじゃなくて、正式版は英語だから翻訳したものはあくまで参考ということ。
GPL以外でもそうなっているものは珍しくないですよ。
正式な翻訳版がある場合でも、「他の言語版と内容に食い違いがある場合は○○語のものを優先」となっていることもあります。スポーツの国際ルールとか。
うじゃうじゃ
Re:マジキチ (スコア:1, すばらしい洞察)
ウィルスに汚染されるのと違って、自作のソフトにGPL関連の物を使用するのを決定したのは作者本人でしょ?
本人がメリットデメリットを理解した上で(或いは理解が不十分のまま)つかっている物を開発に関係して居ない第三者が取り上げて汚染だの被害だのという丸でGPL側に非があるような言い回しをして。
誤用した本人が「タダで使える上に栄誉も自分の物に出来るものだと思ったのに騙された」っていうのならまだ話も分かるんですが(共感は決して出来ないですが) 作者が自身の判断ミスを認めているのにも関わらず全くの外野が汚染呼ばわりでしょ?
こう言う表現を使って他人の印象を操作しようとしている人たちの方が余程、なんらかの思想に汚染されてるような気がする。
Re:マジキチ (スコア:1)
アンチGPL/アンチオープンソースの人たちの言う「GPL汚染」という表現が理解できない。
まあ、汚染は汚染に違いないでしょうね。ただ、その汚染の責任は誰が負うのか、という視点が欠けてるだけで。
タダで使える上に栄誉も自分の物に出来るものだと思ったのに騙された
GPLなコードをコピーしたとして、独自の有用なコードを付け加えたのであれば、栄誉は自分のものにできるんじゃないですか?GPLなコードであっても、作者の名前が知られているものはたくさんあるわけだし。
Re:マジキチ (スコア:1)
あなたはソースコードの盗用を「盗用側が被盗用側から汚染された」というのですか?
ありえないでしょうそれは。
このタレコミ人といい、Ryo.Fといい、偏執的なアンチGPLなんだろうなぁ
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:マジキチ (スコア:1)
このタレコミ人といい、Ryo.Fといい、偏執的なアンチGPLなんだろうなぁ
君は一体何を読んでいるのかね?他人はともかく、Ryo.FはGPLに批判的な意見など今まで一度たりとも書いたことは無いよ。
「汚染」とか、言いたいなら言わせとけばいいじゃない。どう言い繕おうと、悪いのはライセンスも理解せずにコードをコピーした側なんだから。Ryo.Fはそう言う意見を述べているんだが、それのどこが「偏執的なアンチGPL」なのかね?
自分の間違いに気づいたら、謝罪は要らないから、速やかに訂正するように。
Re:マジキチ (スコア:1)
いやいや、汚染って表現は違うでしょ。
そんなところに拘っても何も得るものはないよ。
「汚染」を使おうが使うまいが、責任はライセンスを理解せずにコードをコピーした人にある。それをきちんと指摘すれば十分。
、、、みたいな事を言われたら俺も「とにかくライセンス嫁! 話はそれからだ」って答えると思う。
不確かな仮定を元に何かを言っても無意味でしょう。確認できないわけじゃないんだから。
それこを、「とにかく本文嫁!話はそれからだ」って話。
Re:マジキチ (スコア:3, 参考になる)
最初の投稿が6/10。そのあとディエゴ氏とスタンレー氏の間で幾度か書き込みが続きます。確かにディエゴ氏の書き方は確かに辛辣というか厳しい口調ですがタレコミ文のような喧嘩腰の雰囲気はあまり感じられません。 むしろ人に噛み付き気味の言動が気になるのはスタンレー氏の方。
例えば
msg6413 (view) Author: stanley Date: 2009-07-09.10:45:27
OK, master, we are ignorant people and beg me some time to study your GPL bible.
As far as I know, lots of people just ignore your shame list and live a good life.
I am just here responding actively but got a very unpleasant mood.
なんか人を小馬鹿にしてる感じがします。
で、まだ流し読みの段階ですが少なくとも7/9の時点ではディアゴ氏の求めているソースの開示には応じておらず「EULA変えてみた」とか「GPL読んでみたけどよく理解できない」(何処の部分がどのように理解できないか?などの説明は無し)と言ったディアゴ氏曰く「それとGPL違反の話は関係無い」と言われるような事ばかりを繰り替えしています。
途中からスタンレー氏はほとんど書き込みをしなくなってしまいますが、とにかくディアゴ氏と仲間たちは証拠固めと違反者に対する是正勧告を3ヶ月以上に渡り行い続けてそれでも改善が認められないので恥辱のの殿堂に名を刻んだ、、、と。
Re:マジキチ (スコア:1)
うーん、Stanley氏が登場し、「ライセンス違反はしていない」と主張した直後のDiego氏の発言(2009-07-09.08:31:46)は結構きてると思うんですがね。
(意訳:ここでウソの主張をしないでくれ。おまえのライセンス違反の証拠はすでに集め終わっているんだぞ!)
実際のところは分かりませんが、Stanley氏ははじめは本気でどこが悪いのか分からない、といった感じで、問題がどこかを引き出そうとしていたのに対し、Diego氏が明確な指摘をしなかったからStanley氏キレる、という流れだと感じました。
Re:マジキチ (スコア:1)
○6/10より以前の段階、別のフォーラムでライセンス違反に対する指摘があり、しかもそのトピックスが削除された。
○7/9までに繰り返しソース開示を要求しているが受け入れてもらえない。
○おまけに嘘までつき始めた。
ここまでやらてもこの程度のキレ方ならむしろ穏健な印象すら感じますが、、、
Re:マジキチ (スコア:1)
GPLを正しく理解した上で好ましく思っている人にはそれ以上の啓蒙は必要が無いですよね。
GPLを正しく理解せず、「使い放題? ラッキー」と言うような意味で「好ましく」思っている人に対して警告するため、と考えると、ネガティブな表現になるのもやむなしなんじゃないかと。「アナタのような方々にとって」「アナタ方が汚染と呼びそうな」好ましくない影響がありますよ、と。
Re:マジキチ (スコア:2, 興味深い)
>> 所謂GPL汚染っていうのは
いや,それも全然違うよ….それもX社による単純なライセンス違反じゃん.
いわゆるGPL汚染ってのは,
1. あるソフトウェアを,例えばBSDLで公開・開発している.
2. 開発者が別ライブラリを利用したり,別プログラムからのコード流用をする.その取り込んだコードがGPLだった.
3. 最初の1.の段階ではBSDLだったのに,GPLなコードが混入したせいで,最初の開発者の意図と無関係に*全て*のコードがGPLとなる.
ということ.この 3. の部分の「緩いライセンスだった部分まで一方的にGPLに置き換えられる」ことを指して「GPL汚染」と呼ぶわけ.
(念のため書いておくと,この「汚染」的な部分はGPLで明示的に指示されている条件というか,そもそもこういう効果を狙って設定されているライセンスがGPLだからね.)
上記の例は「元はBSDLだったコードまでGPLになっちゃった」というだけの話なので,関係者がそれを気にしないのあれば何も問題無い.あるいは,この時点でGPLクリーンなバージョンとGPLバージョンにforkするとかいう無理矢理な解決方法も無いわけじゃないはず.
ちなみに,上記のような話は元のソフトがBSDLとかMITLとかみたいな緩い条件のライセンスであればこそ成立する話であって,そのあたりの互換性については,GPL-Compatible Free Software Licenses [gnu.org]に書かれている.つまり,前述のようにGPLは「GPLに汚染されること」を条件として求めているので,ソースが公開されていても,GPLへの変更ができないライセンスのコードとはそもそも共存できないわけ.例えば元のソフトがGPL-Incompatible Free Software Licenses [gnu.org]に挙げられているような「フリー」なライセンスだった場合は,2.でコードを取り込む時点でGPLに対するライセンス違反になる.
Re:マジキチ (スコア:2, 興味深い)
意味が分からないのなら使わなければいいのでは?
自分で開発するなり他の自由になるライセンスで
作られたものを利用すべきだったとは思いませんか?
人は間違えるものですから、最初に指摘された時点で
素直に謝罪とソースの開示を行ってればDiago氏も
追求しなかったと思いますよ。
原文を一通り読んでみましたがStanlay氏の発言は
いづれも挑発的で他者の権利を侵害した事に対する
反省の意志は感じられません。
恥辱の殿堂に名前を連ねるべきなのはソフト名では
なくて作者名かな?
Re:マジキチ (スコア:2, 興味深い)
「自分たちの書いたソフトが登用されている」と相手会社のフォーラムで訴えたらスレッドごと削除され、その後1ヶ月近くに渡って開示要求を突っぱねつづけ、おまけにライセンス違反の否定。
挑発的な言動とおっしゃいますが私的には言うべき事をオブラートに包まずにズバッと言いきった、程度の印象です。これ位の言い回しでもダメ、ライセンス違反するのと同程度のミスって言われると、、、この場合の模範的な対応って一体どうすればいいのでしょう?
Re:おまえこそGPLを読め (スコア:3, 参考になる)
バイナリを渡す相手にソースにアクセス権を追加料金無しで保証すればネットワークで配布して良いと書かれている(GPL Version 3 6d)。
ここで、ソースはバイナリと同じ方法でアクセスできなければならない(同項)。
つまり、ウェブでバイナリを配布して、ソースを希望者にメールで配布とかはダメ。
またネットワークサーバで配布する場合、バイナリとソースを異なるサーバで配布してもいいんだけど、バイナリ配布時にソースの場所についてバイナリの傍に明確な指示を置かなければならない(同項)。
なので連絡先だけ書いておいて「要求されたらソースをアップするつもりだった」というのもダメ。
なので、ウェブでバイナリを配布する場合、バイナリを渡した相手からの要求に係らずソースをアクセス可能にしておかなければバイナリを公開した時点でライセンス違反であり、バイナリの公開を止めなければ著作権の侵害となる(フェアユースなどでなければ)。
# バイナリの公開を止めればソースを公開する必要はないと思う。
Version 2の場合はもっと厳しくて、ソースから作ったバイナリを配布する場合は、ソースを添えて配布するかソースコードへのアクセス権を書面で与えなければならない。
GPLに違反したときにすべきこと (スコア:3, 参考になる)
a. ソースを公開する
(ネットでバイナリを公開しているとき)
他の項目に違反していればそれも解消します。
GPL Version 3の場合、違反を解消すれば、その日から60日より前に権利者から差し止めがなければライセンスを継続して受けられます。
60日間の間も暫定的にライセンスを受けられるため、バイナリの配布を停止する必要はありません。
ただしこれにより「著作権を侵害した」という事実が帳消しになるわけではないので、侵害した分の保障に関して著作権者と交渉しましょう。
b. バイナリの公開を停止する
バイナリの公開を停止し、著作権を侵害した分の保障に関して著作権者と交渉しましょう。
Re:おまえこそGPLを読め (スコア:1)
> Version 2の場合はもっと厳しくて、ソースから作ったバイナリを配布する場合は、ソースを添えて配布するかソースコードへのアクセス権を書面で与えなければならない。
GPL2でも、バイナリと同じ場所にソースをおいておけばOKでは?
mhatta氏による日本語訳(http://osdn.jp/projects/opensource/wiki/licenses%2FGNU_General_Public_... [osdn.jp]によると、
とありますので。
結局、
のどれかを守ればOK、という認識なんですが……(なんだかんだ言って本当にこれであっているか不安ではある)。
Re:おまえこそGPLを読め (スコア:2)
昔に読んだきりで誤解していました。
ご指摘ありがとうございます。
Re:おまえこそGPLを読め (スコア:1, 参考になる)
> 要するにGPLのソフトウェアは、他人に一切尋ねずにGPLを正しく理解した者にしか
> ソースコードの再利用が許されてない、ということですか?
今までの話でわかるように、それがGPL物を凶信する狂信者の主張です。
> 茶化さずに分かりやすく説明していれば
> GPLの普及が一歩進んだでしょうにね
逆に、私はいろいろな場所でシステム開発しますが、その中でGPL物が入り込もうとし
たら親切丁寧にその害悪を説明しています。
先日もGPL物に触れようとした人たちを救うことができました。
特に今回の例のように、ミスしたときに取り返しのつかないような攻撃を信者から
されることを多くの実例を示して説明するとたいがいGPL物を避けてくれます。
今回もよい事例が出ましたので、ノウハウ集に追加したいと思います。
Re:おまえこそGPLを読め (スコア:1)
それが一番ですね。 そもそもこの問題を引き起こしているソフト会社の様に少人数の組織で法務部を持たない、加えてパッケージの販売で利益を上げるビジネスモデルではGPLを利用するべきじゃ無かったんです。
○法務部がシッカリしていれば契約違反が発覚した時点で適切な対応/謝罪を行い、あの開発者が行ったようなノラリクラリとソース開示を拒んだり逆ギレ書き込みを行ってここまで事態を悪化させる事は無かった。
○規模の大きな会社ならそもそも契約違反を行ってまで他者の著作物を盗用する必要は無かったはず。
○ビジネスモデルが広告収入やサポートサービスで収益を上げるようなものならGPL契約の求めるソース開示を素直に受け入れる事も出来たのでしょうが借り物にちょっとだけ手を加えたものを売ろうとしている人に中身を見せろというのはある意味酷な話です。
こういうご時世ですから他人のフンドシでもなんでも利用できる物は何でも利用して収益を上げようというグレーな企業は山の様にあるでしょう。 そういう勘違いでGPLを盗作されては被害者も不孝ですが、加害者側も巡り巡って損失を被るはず。 法治国家では法律と契約は軽視してはならないという基本をぜひ伝えて続けてください。
Re:おまえこそGPLを読め (スコア:1)
要するにGPLのソフトウェアは、他人に一切尋ねずにGPLを正しく理解した者にしか
ソースコードの再利用が許されてない、ということですか?
GPLだろうが何だろうが、ライセンスを正しく理解できないのにソースコードを再利用するのはダメでしょ。
他人に尋ねて疑問が解消できる保証がないのもGPLに限ったことではない。GPL信者の態度の問題とGPL自体の問題は別のもの。
GPL以前にまず一般常識を把握した方がよいのでは?
うじゃうじゃ
Re:だから (スコア:5, すばらしい洞察)
まぁGPLのほうはライセンスとして存在する以上、法的拘束力はあるんだろうが、メンタリティで言えば大差ないからね。
GPLに従いたくないのなら、GPLなコードをコピーせずに製作し、GPLを採用しなければいい。その自由はGPL信者も認めてます。他の宗教を認めない頑迷な信者とは全然違います。
でも例えば、宗教施設を拝観したいのなら、その宗教の基本的な禁忌は知っておくべきですよね。知らずに禁忌に触れてしまったのなら、経典を読んで一昨日おいでって言われても仕方がないと思うけどな。
#この人、本当に高校教師かね…
Re:だから (スコア:1)
応したいから手続きを教えてくれというスタンスの相手に「しらねーよ、資料はあるんだから自分で何とかしろ」と突き放してるなら、当人ならずとも誰か手を差し伸べたら良いんじゃないかとは思う。
んー、GPLに従うのって、そんなに難しいことじゃないと思うんだけど。解説してあるページだって今やたくさんあるよね。
公開したくない部分があるのなら、GPLなコードをコピーせずに作ればいいだけなんだし。
Re:だから (スコア:1)
とはいえ、さすがに抵触した部分を教えてもらえないってのは、
法務に疎い人間からすればおっそろしい話だと思うよ。
裁判で戦うためにわざとそういう事やってる場合もあるけど、
GPLやLGPLって訴訟や弾劾のためのツールなんだっけ・・・?
Re:だから (スコア:1)
万引きとは違うでしょ。商品として置いてないんだから。
道端に「無料」と書いてある箱に入ってる漫画雑誌を持ち帰ったら
事務所に連れていかれた子供、という感じでしょ。
1. 何でその子供は事務所に連れていかれたの?
2. この話題と何の関係があるの?
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:だから (スコア:1)
その比喩もおかしいでしょ? 敢えてこのたとえ話を本題に合わせるなら
「無料で読めるっていうからウチに持ち帰った。飽きたので古本屋に売った。それの何が悪い?」
と図書館員に逆ギレしている人ってところだろうな。
Re:だから (スコア:2)
教師ってのは、その大半が、社会に出たことがない人々なんです。
大学卒業して、すぐ高校なりに戻った訳ですから。
Re:だから (スコア:1)
今時、社会を経験せずに教師になる人って少ないんじゃない?大抵は非常勤講師と他の職業を行ったり来たりしながら教員採用試験を何回か受けて教師になるんだと思うけど。
Re:だから (スコア:1, 興味深い)
#世の中、ハッタリをかます術も必要。
もっとも、それが通用しないというか最初から言葉が通じない相手だから、正解は警備を呼ぶことなのだろうね。
Re:だから (スコア:1, すばらしい洞察)
単に使わなきゃいいだけでは?ソースを流用するのにライセンスを読まないってどこのゆとりだよ。
Re:GPLで公開って書いてあるが (スコア:1)
ところが、だ。
公式ページのFAQ [mediacoderhq.com]には、
Generally you can use MediaCoder for any purpose, as long as you follow the MediaCoder's license agreement.
とあって、そのリンク先 [mediacoderhq.com]は、空っぽなんだね。
少なくとも、GPLだってのは何かの間違いみたいだよ。