パスワードを忘れた? アカウント作成
2016年のオープンソース人気記事トップ10
12910905 story
オープンソース

Apache OpenOffice、プロジェクトの終焉を協議 57

ストーリー by hylom
また一つSun(そしてOracle)の遺産が消える? 部門より

Apache OpenOfficeが、プロジェクトの終了を検討しているという(いくやの斬鉄日記OpenOfficeの開発メーリングリストへの投稿)。

開発が停滞しており、バグや脆弱性に迅速に対応できていないことが理由。現在議論が進められており、まだ確定したわけではないようだ。なお、プロジェクトが終了したとしてもソースコードは従来通り公開されたままになるため、有志がバグや脆弱性対応を行う事は不可能では無い。

OpenOfficeの開発体制については、昨年にも脆弱性対応が迅速に行えていないことが話題になっていた

12809296 story
GNU is Not Unix

まつもとゆきひろ曰く、RMSは1,000年後の教科書に載る 138

ストーリー by headless
偉人 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

Microsoft主催のイベント「de: code 2016」でゲストスピーカーとして講演したまつもとゆきひろ氏が、1,000年後の未来に歴史上の人物としてリチャード・ストールマン氏は確実に教科書に載るだろうと発言した(Channel 9の動画ページ: 該当部分は12分過ぎ)。

講演は「オープンソースから見たマイクロソフト」というもの。フリーソフトウェアないし自由ソフトウェアの歴史からオープンソースへの系譜を振り返ったまつもと氏は、ソフトウェアの自由が本当に重要であることを強調。たとえば1,000年後のはるかな未来(人類が滅亡していないとして)、ソフトウェア発達の歴史について誰の名前が教科書に載るかということを考えると、ソフトウェアの自由を体現し世界を変えた人としてリチャード・ストールマンは必ず載るのではないかと述べている。一方、Rubyのまつもとはたぶん載らないだろう、リーナスは載るか載らないかわからないとしている。

12846320 story
ソフトウェア

DropboxがJPEG画像をロスレス圧縮できるツールを公開、平均22%サイズを縮小できると主張 100

ストーリー by hylom
mozjpegで圧縮後これで圧縮するとどうなるのだろう 部門より
insiderman 曰く、

DropboxがJPEG画像をロスレス圧縮するツール「Lepton」をオープンソース(Apache License 2.0)で公開した(OSDN Magazine)。

LeptonはJPEG形式画像ファイルを圧縮するツールで、圧縮後は「.lep」という拡張子の独自フォーマットファイルに変換される。.lep形式に変換することで、平均22%ファイルサイズを縮小できるという。また、.lep形式ファイルからJPEG形式に復元した場合、オリジナルのJPEG画像とバイト単位でまったく同じものが生成されるという。

技術的な詳細についてはDropboxのTech Blogで紹介されているが、8×8ピクセルのブロック単位で処理を行うというJPEGのエンコード方式に注目し、その端をうまく処理することで圧縮を行うという技術のようだ。

JPEGよりも圧縮率が高いとうたう画像フォーマットはいくつか提案されているが、普及しているJPEGを置き換えるには至っていない。そのため、こういったアプローチでストレージ容量の削減を狙うというのは良いアイデアだと感心した。

12946711 story
Google

GoogleのオープンソースフォントNoto、800以上の言語に対応 67

ストーリー by headless
豆腐 部門より
Googleはすべての言語をカバーすることを目指すフォントファミリー「Noto」を5年にわたって開発しており、フォントやツールをオープンソースで公開している(Google Developers Blogの記事Google Noto FontsGitHub - Google Internationalization9to5Googleの記事The Next Webの記事)。

Notoは指定された文字を表示するフォントがない場合に表示される「豆腐」をなくすことを目指すもので、「No more tofu」が名前の由来だという。2014年にNotoのWebサイトが公開された際の対応言語は570言語で96フォントだったが、現在では110フォントに増加。Unicode標準のすべての記号を収録しており、800以上の言語に対応する11万以上の文字を収録しているとのこと。

各フォントには複数のスタイルやウェイトが用意されており、すべてのフォントを一括ダウンロードするほか、個別にダウンロードすることも可能だ。なお、日本語を含むCJKフォントはサンセリフ系のみでセリフ系はない。ライセンスはフォントがSIL Open Font Licenseで、ツールやスクリプトはApache License Version 2.0となっている。

当初は日常使われる言語で豆腐をなくすことを目指していたNotoだが、今後は希少言語の歴史や文化をデジタル化する際にも使われることになる。また、Unicode標準に新しい文字が追加された場合には、Notoにも追加されていくとのことだ。
13111097 story
OS

FreeDOS 1.2がリリースされる。5年ぶりの新バージョン 28

ストーリー by hylom
古くて新しい 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

MS-DOSと互換性のあるオープンソースOS「FreeDOS」の開発・提供を行うFreeDOSプロジェクトが12月25日、FreeDOSの最新版となる「FreeDOS 1.2」をリリースした(FreeDOSプロジェクトのブログマイナビニュースSlashdot)。

FreeDOS 1.2では新しいインストーラが導入され、インストール作業が容易になっているという。このインストーラではデフォルトでは適切な設定でインストールが行えるようになっており、またFreeDOSに慣れているユーザー向けに細かいカスタマイズ機能も備えられている。また、設定ツールの改良によってネットワーク接続がより容易になったほか、新しいユーティリティツール類やオープンソースのゲームなども提供される。

FreeDOS 1.2はFreeDOSのダウンロードページよりダウンロード可能で、ISOイメージ、USBメモリイメージ、フロッピーイメージのインストーラが提供されている。

12973895 story
OS

「まったく新しいOS」を開発するプロジェクト「Minoca OS」がスタート 66

ストーリー by hylom
新OSブーム? 部門より

「まったく新しい汎用OS」を目指す「Minoca OS」というプロジェクトがスタートしたそうだ(OSDN Magazine)。

Minoca OSはMinoca社が開発するOS。当初ソースコードは公開されていなかったそうだが、このたびGPLv3でソースコードが公開されたという(OS news)。POSIX互換性を備えつつ、サイズやメモリ消費量を削減しているという。

対応アーキテクチャはARMとx86で、Raspberry Pi向けのイメージやx86 PC向けのイメージが公開されている。

12780848 story
ソフトウェア

イタリア軍、LibreOfficeへ移行することで最大2900万ユーロを節約できると主張 91

ストーリー by hylom
文書作るだけなら問題無い 部門より
taraiok 曰く、

イタリア軍は昨年Microsoft Officeをオープンソースのオフィススイートに切り換える方針を発表していたが、イタリア国防省によると、これによって最大で2900万ユーロを節約できる見込みだという(SOFTPEDIASlashdot)。

計画では、2017年までに全体の70%に当たる75,000人を対象にLibreOfficeへ切り換える予定だという。これは現在使用しているMicrosoft Officeライセンスの利用期限を考慮したスケジュールであるとしている。残りの約25,000人については2020年までに切り換える計画だそうだ。

この計画に基づき、イタリア軍ではすでに5,000台のPCにLibreOffice環境を構築しているが、深刻な問題には遭遇しなかったとしている。なお、こうした動きは他のヨーロッパ諸国にも波及しつつあるとしている(SOFTPEDIAの別記事)。

13000038 story
ロボット

comma.ai、開発終了を宣言した自動運転システムをオープンソース化 44

ストーリー by headless
公開 部門より
comma.aiは11月30日、開発終了を宣言していた自動運転システムをオープンソース化した(comma.aiのアナウンスGitHub/commaaiThe Vergeの記事Ars Technicaの記事VentureBeatの記事)。

comma.aiでは先進運転支援システムのDIYキット「comma one」を開発し、製品化に向けた路上テストなども実施していた。しかし、10月に米運輸省道路交通安全局(NHTSA)から安全性を懸念する書状とともに詳細な資料の提出を求める特別命令が届いたことから、comma.ai 設立者のGeohotことGeorge Hotz氏は、当局との交渉で時間を無駄にしたくないとして開発終了を宣言した。

GitHubでは自動運転ソフトウェア「openpilot」のソースコードやハードウェア「neo」の設計資料などが公開されており、comma.aiのWebサイトでも研究資料が公開されている。これらを使用することで、2015年にBloombergがリポートした実験を再現可能になるとのことだ。
12934172 story
オープンソース

継続が危ぶまれていた「Apache OpenOffice」、開発再開 28

ストーリー by hylom
延命の是非 部門より

人員不足に起因する脆弱性修正の遅れなどによってプロジェクトの終了が協議される事態になっていたApache OpenOfficeだが、当面は開発が継続されることになった模様(窓の杜Apache OpenOfficeの公式ブログ)。

公式ブログによると、まずは現在公開されているバージョンのバグ修正版となるバージョン4.1.3がリリースされる予定で、続いてそれに続くマイナーアップデート版となるバージョン4.1.4がリリースされるとのこと。また、新機能を含む新バージョンのリリースについても行う予定だそうだ。

12929874 story
UNIX

PC-BSD、「TrueOS」に「進化」することを発表 39

ストーリー by hylom
PC-BSDはどうなるのか 部門より

PC-BSDが「TrueOS」への取り組みを強化することを明らかにした。従来は「PC-BSD for Servers」を「TrueOS」と呼んでいたが、今後はデスクトップ版も「TureOS」という名称で提供されるようだ。すでにWebサイトも公開されている(gihyo.jp)。

TrueOSはFreeBSDのCURRENT版をベースにローリングリリースを行っていくのが特徴で、毎週パッケージやインストール用ISOイメージが更新されるという。また、デスクトップ版とサーバー版の2種類が提供されるようだ。ただし、まだいまのところベータ版というステータスの模様。

typodupeerror

最初のバージョンは常に打ち捨てられる。

読み込み中...